アサシン クリード ブラザーフッド スペシャルエディション/PS3 / Xbox 360 (Z指定)
2010年12月に発売されたPS3/Xbox 360「アサシン クリード ブラザーフッド」を今回はレビューします。
PS3/Xbox 360「アサシン クリード ブラザーフッド」は潜入アクションゲームPS3/Xbox 360「アサシン クリードII」の続きを描いた作品です。
目次
良いところ
豊富な寄り道要素
「アサシン クリード ブラザーフッド」のメインパートでは広大なマップを縦横無尽に駆け回り、ストーリーを進めて行く事になります。
この辺は過去の作品と大差ありません、が!ストーリー進行の合間にできる寄り道要素が前作から更にパワーアップして、遊び要素の数が凄い事になっています。本作のサブ要素を具体的に書かせて頂くと・・・。
・スリなどランダムで発生するサブイベントを攻略する。
・秘密の場所(ダンジョン)を探索して宝を手に入れる。
・ボルジアの塔を破壊する。
・ビューポイントを探す(周辺のマップが分かるようになります)。
・お金を払って店舗を復興する。
・街でアサシンの弟子を探す。
・アサシンの弟子にミッションを頼んで育てる。
・武器、防具、服装、アイテムなどをお店で購入する。
・フィールドに隠された数多くの旗、羽、宝箱を探す。
・いくつか用意されたギルドチャレンジを達成する。
オープンワールドゲームと言えばマップが広い半面密度はイマイチだったりする事が多いのですが、本作の場合は全然そんな事は無く、マップ画面にはサブ要素が発生する場所のマークがギッシリと並んでいます!
あまりにもサブ要素が多く、しかも多くの要素がしっかりしたものなので、メインミッションを進めたくてもサブ要素がマップ画面に表示されるからなかなか進めれない!と困った事になりました(笑)
多彩なミッション
今回からサブミッションではありますが、機関銃が乗った馬車、戦車、大砲を使ったシューティング要素が強いミッションが加わり、よりミッションのバリエーションが増えた気がします。
メインとなるミッションも破壊表現の強化などによってより動きのあるものが増えて、潜入重視とは言え地味な印象はだいぶ無くなりました。
あと、ほぼ一本道のダンジョンを探索するサブミッションもよりストーリー性が上がって面白くなっていますね。
1作目ではミッションがパターン化していましたが、本作では本当に頑張っています。単調さはかなり薄れていますね。
オリジナリティがあるマルチプレイの導入
今作から新たにオンラインプレイ専用のマルチプレイが導入されました。
基本的な目的は他のプレイヤーをこっそりと暗殺してスコアを稼ぎ、合計ポイントを競う事ですが、より高いスコアを獲得するには高度なテクニックで暗殺をしなければならないので結構奥が深いです。
FPSのマルチプレイに多いレベル制、アンロック制、スキル要素も採用しており、やや粗削りな面はあるけど意外と長く遊べて、初めて導入された要素としては凄く頑張っています。一時期フレンドの方とスカイプでの音声通話でめちゃくちゃ盛り上がりましたね。
前作の良い所を引き継ぎ
・殺し屋になれる快感。
・オープンワールドとは思えないハイクオリティなグラフィック。
・日本語音声、英語音声の切り替えが可能(さらにはイタリア音声・字幕も収録!)。
前作で良い点だった上記の部分は今作でも引き継いでいます。
充実のデータベースによってメインのストーリーが途中で分からなくなることも無いし、街をうろついている多くの住人も主人公の取った行動(目の前で暗殺とか)によってリアクションを取ってくれるので、殺し屋になった快感を味わえました。
グラフィックのクオリティも相変わらず高く、中世の建造物も上手く再現されていて海外旅行に行った気分を味わえます!
マニュアルの充実
本作には1人用モード、マルチプレイモード共に操作やルールを覚えられるトレーニングモードが用意されています。
さらにデジタルマニュアルも収録されているので凄く親切に感じました。ゲームプレイ中にもガイドが入りますし、初心者への配慮に隙を感じません!
惜しいところ
緊張感に欠ける
今回から味方が雇えるようになっています。
そのため指定した敵を簡単に倒す事が出来たり、連続で敵を一撃で倒せてしまう技が追加されたため、敵を倒す爽快感が増えた半面、戦闘難易度が大幅に下がって緊張感に欠ける内容になってしまいました。
ステルスアクションゲームで敵が弱いってのはちょっとね。前作でも多少のゴリ押しは出来ましたが、今作ではもっとできるようになっています。
序盤が今一つ
序盤は前作から完全にストーリーが繋がっているうえに一本道のため、盛り上がりに欠ける内容となっています。前作未プレイの方は完全に置いてきぼりにされるかも。
メインとなる過去パートに移ってからはある程度今作で完結されるので、前作未プレイでも全く楽しめないって事は無いと思いますが。
シリーズの悪い点も相変わらず
・癖のある操作性。
良い点だけではなく、悪い点でも前作から引き継いでいる点はありました。
ロード時間中は相変わらず専用の画面でキャラクターを操作できるのは良いのですが、やっぱりちょっと長いですね。何度もミッションに失敗した時は嫌になって来ます。
癖のある操作性も相変わらず。ダッシュ中壁にぶつかって壁を登ろうとしたりとか、逃走中にそんな事があるともどかしさを感じてしまいます。
全体のまとめ
「アサシン クリードII」をベースに数多くの要素が追加され、I→IIほどの大進化はないものの、凄く遊び応えるのある内容になっています。
戦闘難易度が低いためステルスアクションとしての楽しさは少し薄れていますが、それを補って余りあるくらいサブ要素が多く、しかも作り込まれた物が多いので自由度が高いアクションゲームとして個人的には凄く楽しめました!
ゲームクリアの面で寄り道の必然性が無くっても、本編に負けないくらいイベントやサブミッションが作り込まれていて、リアクションが豊富なのでついやってしまうんですよね。あと、トロフィー/実績の存在も大きいのかも(笑)
マルチプレイも面白く、こんなゲームをよく1年で出せたのかと感心してしまいました。2010年に発売されたオープンワールドアクションゲームではこれが一番面白かった!
こんな人には特におススメ。
・箱庭アクションゲーム好き。
・新鮮に楽しめるマルチ対応ゲームを探している人。
こんな人にはおススメできない。
・アクションゲームが苦手な人。
・戦闘を重視している人。
アサシン クリード ブラザーフッド/お気に入り度【90/100%】
プレイした時間・・・約25時間
※当ブログでこれまでにレビューしたタイトルの一覧はこちら をご覧下さい。
おもしろそうです。まあ、cero Zなので
できませんが・・・
PS3ほしいなあ・・・
だけど、PS3はちょっとグロいゲームが
多いですかね~?
なんか、ぼやきみたいになってすみません
>でらこさん
CEROはZですが、グロくは無いですよ。
ただ、そこら中にいる人を暗殺が出来る関係でZなんですよ。
もちろん対象年齢に達していない場合、
購入はおススメしませんが・・・。
海外ゲームはリアル系が多いので、
そう言うゲームが多いPS3はそうですね・・・。
CEROのDやZのゲームが多いです。