2017年12月に配信されたPS4/Xbox One/Switch「Human Fall Flat(ヒューマン フォール フラット)」を今回はレビューします。
PS4/Xbox One/Switch「Human Fall Flat(ヒューマン フォール フラット)」は夢の中に入り込んだ「ボブ」を操作してゴールを目指す3Dアクションパズルゲームです。
ダウンロード専売で、価格は約1,500円。
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目次
良いところ
物理演算で処理された超リアルな箱庭マップ!
本作の舞台となる夢の世界は中規模の箱庭マップとなっています。
凄いのが、あらゆるオブジェクトが物理演算処理で動くこと!
なので、衝突、慣性、重力などあらゆる物理現象が本物そっくりで処理されるんです!
本作ではそんな箱庭マップを探索し、ゴールを目指すことになります。
そこで問題になってくるのが操作キャラの「ボブ」なんですが、これがかなりの曲者なんです!w
操作キャラは骨格が無いのかフニャフニャしており、移動するだけで体がプルプル震えて”ふらっと”します。思わず触りたくなってしまうくらい←
なので、他のゲームとは違って思うように動かせず、操作感覚にはかなり癖があるんですね。
手を使った様々なアクション
フニャフニャした操作キャラの「ボブ」ですが、大きな特技があります。
それは握力!
ボブは握力が非常に強く、握ったものはプレイヤーがボタンを放さない限りずーっと握り続けます。
この点に関しては非常に万能で、例えば高い段差に登る時には役立ちました。
また、あらゆる物を掴んで投げたり振ったりすることもできるので、仕掛けを作動させる時も役立ちます。
本作ではこの能力と物理演算処理を組み合わせた謎解きがふんだんに盛り込まれていて、とても没入感のある体験が出来ました!
現実世界と同じ原理で作られているので、物理法則に詳しい人ほど有利に進められる作品だと思います。
攻略の自由度が高い
物理演算処理で動くパズルアクションゲームと言えば攻略の自由度!
すべてがアナログのため解法は必ずしも一つとは限らず、思わぬ抜け道を発見することもあります。
そのため1周クリアだけでは見えてこないものがあり、2周、3周すると新たな発見があるんです!
脇道もいくつか用意されていますし、リプレイ性は高く感じられました。
マルチプレイで箱庭マップがみんなの遊び場に変貌!?
なんと本作、最大8人でのオンラインマルチプレイに対応しているんです!
そのため最大8人でステージを一緒に攻略することができるんですが、それ以上に面白いのがふざけ合うこと!
本作は物理演算で処理されているためオブジェクトとの干渉次第ではとんでもない現象が発生します。
その確率は人数が多ければ多いほど高まるので、8人同時プレイなんかしたらさあ大変!
誰かがふざけ始めて怪奇現象が多発してカオスな空間になります。でも、それが面白いんですよね♪
PS4/Xbox One「Goat Simulator(ゴートシミュレーター)」辺りのノリが好きな人はハマるかも!?
ちなみにローカルでも2人同時プレイに対応しています。さすがに3人以上では無理ですが、身近な人と気軽に楽しめるのは嬉しいですね♪
※Switch版はローカル通信プレイの場合は最大8人で楽しめます。
惜しいところ
操作キャラがフニャフニャしているせいで酔う
う・・・気持ち悪い・・・
1時間ほどゲームをプレイしていると3D酔いを起こしてしまいました。
3Dアクションゲームではほとんど酔わない僕が一体、何故・・・。
考えてみたんですが、操作キャラの「ボブ」がフニャフニャしているため”ふらっと”動くのが問題に感じました。
あとはフレームレートの低下。
本作はあらゆるものが物理演算処理で動くためかフレームレートが低下しやすく、移動したり、カメラを動かす時によくカクつきます。
こんなにも簡素なグラフィックでカクつくので、相当処理に負担が掛かっているんでしょうね・・・
※あくまでもXbox One版の話になります。
物理演算処理ならではのアナログ感
物理演算処理によるアナログ感は大きな魅力です。
しかし、それが仇となることもあると思うんですよね。
本作でもその点は変わらず、アナログだからこその曖昧な判定にあらゆる局面で苦戦しました。
例えば投石機を使って岩を飛ばすにしても方角、角度だけではなく岩を入れる位置にも気を配らないといけませんからね。
時には解法が分からず、物理の法則に頼って何十分も掛けて強引に突破せざるを得ない状況に陥ったこともあって気が遠くなりました。
それでいて後半のステージからは異常なくらい全長が長くなるのでキツかった。
前半のステージは10分以内にクリア出来たのに、後半のステージは2時間以上掛かることもありましたからw
もちろん周回プレイをすることで大幅に短縮出来ますが、前述の3D酔いとアナログ感による落とし穴によって1周目は苦い思いを味わってしまいました。
全体のまとめ
物理演算処理をふんだんに使った3Dのアクションパズルゲーム。
この手のゲームは珍しくありませんが、操作キャラにまで物理の法則を持たせて”ふらっと”しているところが珍しく感じました。
そのため操作には慣れが必要で、かなり人を選ぶ作品だと思います。
ただ、物理演算処理をふんだんに使っているからこその魅力は確実に存在するのは確かで、マルチプレイのカオス感と相まって人によっては大ハマリするポテンシャルを持った作品。
個人的には3D酔いで頭が”ふらっと”してしまい、少々苦い思い出となりましたが、一部で人気になるのも納得です。
3D酔い必至で頭が”ふらっと”する物理の法則が楽しめるみんなの遊び場!
こんな人には特におススメ。
・バカゲー好き。
・パズルアクションゲーム好き。
こんな人にはおススメできない。
・3D酔いしやすい人。
・パズルアクションゲームが苦手な人。
ヒューマン フォール フラット/お気に入り度【60/100%】
プレイした時間・・・約8時間
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このゲームはよゐこのインディーでお宝さがしで知りました。
有野さん曰く「ふにゃべぇの大冒険」ですねwww
(日本でローカライズする場合はこっちのタイトルの方がとっつきやすかったかも(^^))
このゲーム、8人同時プレイができたのか!?
そうそう、有野さんのプレイで知名度を上げたんですよね。そのためかeショップのランキングでも上位に入っています。
Switch版は最近、アップデートで最大8人でのオンラインマルチプレイに対応しました。これは大きな追加要素です♪
このゲームはまだやったことないのですが、各種レビューや動画を見て、おもしろそうだなー。とは思っています。でも何人かでやった方が盛り上がりそうですよね。
物理演算のゲームはいろんな解決方法があって楽しいのですが、なぜ成功したのか、なぜ失敗したのかわかりにくいことが多々あるんですよね。
このゲームは動画映えしますからね~。それでジワジワと人気を集めているんじゃないかと思います。
解法がアナログになると成否が分かりにくいというのはありますね。この点はコラム記事で掘り下げたいです。
このゲームは弟とプレイ済みです!まだ最後までクリアはしてませんけども、笑いの止まらない作品でしたね~!あのふらつく感じとキャラのどうしようもない感じがまたなんとも・・・。
これは兄弟でマルチプレイするとめちゃくちゃ盛り上がりそうですね!w 想像しただけで笑えてきますwww
あのふらつく感じはマルチプレイを視野に入れるとむしろ利点になりますよね。
このゲームは、自由度が高いパズルと奇妙なボブの動きが思わぬ展開を生み出す
所が中々に面白いゲームでしたね!
序盤のチュートリアルステージは至って普通の物理系パズルでしたが、城についてからが本番でしたね!しかし、その肝心の城ステージはどうやって解いたか覚えていない…!なんか無理矢理突破したような気がしますが。
このゲームの自由度の高さは記事に貼られた水のステージで思い知らされました。ネタバレかも知れませんが、まさかいかだ以外の乗り物をスキップ出来るとは…!
ボブの動きに関しては、この動きがゲームを混沌の渦に巻き込んで行くんですよ…!兄とマルチプレイをした時は工事現場が大惨事になりましたね。特に、道中で何度か兄を奈落に引きずり込んだのは酷かった!画面分割の2人でこれなのにこれがインターネットで8人になるとどうなってしまうのか…。想像しただけで恐ろしいッ!w
後、一人でプレイした時に最終ステージの二番目の仕掛けに頭を挟んで出られなくなったのはどうしようもない感じがあって大爆笑しましたね。
カメラの酔いやすさについては、自分はチュートリアルである山ステージの隠しルートで酔いました。カメラの動きにボブの動きが合わさって酔っちゃうんですよねー。
今作は個人的に発売元に驚いたんですよね。今作を販売したテヨンジャパンは今まで主に3DSで(こんな物があったのか…。)と思わされる何とも言えない作品をローカライズしていたので、まさかSwitch参入第1弾でこんなビッグタイトルを持ってくるとは思わず本当に驚いてしまった。ココがローカライズしているタイトルでは、タロミアもオススメですね!
初めてプレイした時、何故、ボブがあんなに変な動きをするのかと思っていましたが、ストーリー上の設定だけではなく、マルチプレイなどで思わぬ展開を生み出すための策だったんですね!
おっしゃる通り本作はマウンテンステージを越えたあとに挑戦出来るキャッスルステージからが本番だと思います。あそこからステージのボリューム感が一気に増しますよね。
水のステージは色んな乗り物が出てきましたが、僕はボートを無理やり引っ張ってその後は大きな船を操作していきましたw 他にも解法があるようで気になります。
最終ステージはテコの原理がフルに活用されましたね。あそこで頭を挟んでしまいましたかw そういう時はチェックポイントからやり直したら良いけど、そのシーンは激写したくなりますw
発売元は意識していませんでしたが、テヨンジャパンですか。このメーカーは3DSで不思議でマイナーなゲームをよく発売している印象です。
そんな中、本作は比較的メジャーなタイトルなので、そういう意味では意外性がありますね。
タロミアはノーマークだったので調べてみました。ローグライクアクションゲームのようで、これはローグレガシーが好きな僕でもハマりそうな予感!?
ノーマークでしたけどこの記事を読んだら興味が出てきてみんなでワイワイプレイできる環境ではありませんがプレイしてみたくなりました、そしてeショップで半額セールしてたから購入しました、物理演算を生かしたゲームに興味がありますので楽しんでいきます
おお!それは嬉しいです!
Switch版はどんな感じなのか分かりませんが、最初は操作感に手こずると思います。
何とかそのハードルを超えて楽しんでください♪