【レビュー】はたらくUFO (Switch) [評価・感想] UFOキャッチャーとバランスゲームの面白さを見事に融合!

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は2020年10月に配信されたSwitch「はたらくUFO」のレビューをしていきます。

本作は宇宙からやってきた謎のUFOが主人公のパズルアクションゲームですが、まずはひとこと言わせてください。

このゲーム、UFOキャッチャーとバランスゲームの面白さを上手く融合しています!

クレーンを操作してぬいぐるみなどを掴んでいく「UFOキャッチャー」

崩れないように物を積み上げていく「バランスゲーム」

UFOがバイトをしてお金を稼ぐという設定にすることでそれぞれが持つ面白さを融合させている印象で、ゲームを終えてからもしばらく経つと無性にプレイしたくなります。

ミニゲーム的な小粒感はありますが、やり込み要素も多く、HAL研究所らしい作品です。

ここからはそんなSwitch「はたらくUFO」の良いと思った点から書いていきます。

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このゲームを3行で説明すると?
  • UFOを操作して物を掴んで指定された場所まで運んでいく。
  • 各ステージで課題をこなすと「メダル」が貰える。
  • Switch版は2人協力プレイや「エンドレスのせのせ」「たからじま」といった新モードが追加された。
初リリース日 2020年10月28日
対応ハード Switch
ジャンル パズルアクション
価格 980円(税込)
推定クリア時間 2~3時間
発売元 任天堂

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良いところ

物を掴んで運ぶ楽しさ

本作で特筆したいのが、物を掴んで運ぶ楽しさです。

操作することになるのは、空中を自由に飛び回れるUFOの「ジョブスキー」。

彼は下部からクレーンを出して物を掴むことができます。

各ステージではその特性を活かして指定された物を特定の場所まで運ぶことになるので、UFOキャッチャーのような楽しさがあると思いました。

面白いのが、掴んで運ぶ物には物理の法則が備わっていることです。

重心が傾いたら倒れたり、崩れたり。

見かけによらずリアルな挙動となっています。

この特性はゲーム性の向上に繋がっている印象で、本格的なUFOキャッチャーを楽しんでいるかのような感覚を味わえます。

何気に凄いのが、UFOの操作感がしっくり来ることです。

ぼくはUFOを操作したことはないんですが、空中を移動する時の慣性とか、物を掴んで運ぶ時の重量感とか、「これだ!」って感じでしっくり来るんですよ。

プレイヤーにそう感じさせるのってめちゃくちゃ難しいことだと思うので、裏では相当な試行錯誤をしたのではないでしょうか?

物を積み上げていく楽しさ

ステージによっては指定された高さまで物を積み上げていくのが目的となっています。

前述の通り掴んで運ぶ物には物理の法則が備わっているので、バランスゲーム的な楽しさもあると思いました。

「今回は右側に置いたけど、次は左側に置いてバランスを取ろう」

積み上げていくのが目的のステージではそんな駆け引きを味わえます。

特にSwitch版で追加された「エンドレスのせのせ」では崩れない限りは永久に続くので、どこまで積み上げていけるのかを存分に楽しめました。

UFOキャッチャーの要素にバランスゲーム的な楽しさを盛り込むとは!?

これも物理演算エンジンが備わっているからだと思うので、シンプルな見た目とは裏腹に作り込まれています。

探索型2Dアクションゲーム的な楽しさ

ストーリークリア後には「たからじま」に行けます。

このステージではダンジョンを攻略して奥に潜むボスと戦うことになるんですが、探索型2Dアクションゲーム的な楽しさがあると思いました!

というのも道中では7個の宝箱が隠されているからです。

それぞれパズルを解かなければ入手できないようになっているので、同じHAL研究所のゲームで例えると「星のカービィ スーパーデラックス」の「洞窟大作戦」。

任天堂のゲームで例えると「ゼルダの伝説」や「メトロイド」に通ずる楽しさがあります。

そんな「たからじま」ですが、さすがストーリークリア後に出現するエクストラステージ!めちゃくちゃ難しいです!w

道中のコウモリや溶岩にぶつかると残り時間が大幅に減ってしまいますし、奥に進むのに必要な鍵も扉の前まで運ぶのに苦労します。

エクストラステージに留めておくのは勿体ないくらい面白いので、この路線で新作を出すのも良いと思いました。

やり込み要素が満載

本作にはやり込み要素が大量に存在します。

前述の「エンドレスのせのせ」「たからじま」はもちろん、

  • 課題をクリアすることで入手できる「メダル集め」
  • クリア条件が厳しくなった「ちょいムズモード」
  • コインを稼いで集めていく「コスチューム」
  • 条件を満たすことで埋められていく「イラスト」

といったやり込み要素が存在するので、長く楽しめます。

特に良いと思ったのが、課題をクリアすることで入手できる「メダル集め」です。

課題をクリアするには

  • お手本通りに物を積み上げる
  • 隠れキャラを指定した場所まで掴んで運ぶ
  • 指定された時間以内にクリアする

といった条件を満たさないといけません。

全ての条件を満たしながら各ステージをクリアしようと思ったら難易度が上昇するので、やり込み好きには溜まらないんですよ。

しかもですね、全ての課題をクリアした場合、「ちょいムズ」ステージが追加されます。

こちらは積み上げていく物が増えた高難易度バージョンになるので、全ての課題をクリアするのは至難の業です。

クリアするだけなら簡単だけど、やり込みをすると難しくなるのはHAL研究所のゲームらしいですね。

ストーリークリアだけなら2~3時間程度で終わりますが、やり込み要素を含めたら10時間を超えることでしょう。

カービィたちが登場するのはSwitch版だけですぞ

キュートなキャラクターデザイン

カービィ、キュービィなどのキュートなキャラクターを生み出したHAL研究所。

本作に登場するキャラクターもキュートで、特に「ジョブスキー」はUFOとは思えないほど可愛いですw

各ステージをクリアするとお金が貯まり、お店でコスチュームを購入できますが、「HAL研わかっている!」と思いました。

また、BGMもキュートで、特に締めの「は~たら~くUFO~♪」は湯船で口ずさみたくなるような脱力感があって良い味を出しています。

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惜しいところ

面倒なラボラトリーステージ

中盤以降に登場する「ラボラトリー」系のステージは面倒で苦手ですw

この系統のステージでは「テトリス」のようにブロックを積み上げていきます。

その際は指定された形にしないといけないんですが、どうすれば完成するのかわかりにくいですし、ちょっとでも重心が傾いたら崩れてしまうので、失敗した時は萎えました。

UFOキャッチャーやバランスゲームだけに飽き足らず、落ちものパズルの要素を盛り込んだのは面白いと思いましたけどね。

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はたらくUFOのレビューまとめ

シンプルな見た目の割に色んな面白さを盛り込んだゲーム。

パッと見はミニゲームのように見えるかも知れませんが、応用が上手く、最後まで飽きずに楽しめました。

HAL研究所は1つのアイデアを応用して色んなゲームの面白さに変換するのが上手いですね。

それぞれの面白さを突き詰めたらさらに面白くなりそうなので、「ハコボーイ」のようにシリーズ化したら面白そうです。

UFOキャッチャーとバランスゲームを上手く融合した意欲作!

こんな人には特におススメ。
・UFOキャッチャー好き。
・バランスゲーム好き。

こんな人にはおススメできない。
・めんどくさがり屋。

お気に入り度【75/100%】

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