Kick & Fennick(キック&フェニック)
2015年8月にPSVITA向けダウンロード専用タイトルとして配信された
少年とロボットが活躍する2Dアクションゲームです。価格は約800円。
PS Plusのフリープレイで最後までプレイしたので、本記事でレビューします。
本作はステージクリア型の2Dアクションゲームです。
最大の特徴は、大きな銃を使ったアクション。
主人公は少年という事で大きな銃を使うと反動で大きく吹っ飛ぶのですが、
この反動を利用して大ジャンプすることができるんですよ。
通常のジャンプアクションゲームってジャンプボタンを押して穴を飛び越えていくものですが、
このゲームの場合は進行ルートの反対方向に向かって弾を発射する事でジャンプできるので、
他のジャンプアクションゲームとは操作感覚がかなり異なります。
ちなみに空中でも一度だけ弾を発射できるので、2段ジャンプも可能です。
ジャンプする方向は発射した角度によって変化して
銃を構えている最中はスローモーションになるため、絶妙なジャンプアクションが求められました。
一方で、銃は攻撃の役割も果たします。敵がいたら数発お見舞いしてやりましょう!
敵は体当たりしかしてこないので、戦闘の難易度は低め。
あくまでもジャンプアクションメインの作品に感じられました。
PSVITA専用のダウンロード専用タイトルという事でタッチスクリーンを使っての操作も可能。
スティックを使っての照準移動が苦手な人はそちらを使うのも良いと思います。
グラフィックは2Dアクションゲームながらもフルポリゴンで描かれていて、
奥の背景までしっかりと描かれているのが好印象。
カメラアングルもダイナミックで、スクリーンショットだけを見ると3Dアクションにも見えます。
実際には平面移動しかできないんですけどね。
ストーリーはよくある少年とロボットの絆を描いたものでした。
最後までプレイすると、心が少しだけ温まります。
キャラクターにはボイスは付いておらず、そもそも喋らないのですが、
しぐさや表情だけである程度のストーリーが判断できるのは万人が楽しめて良いですね。
キャラクターデザインは海外の作品だけあってそちら寄り。
主人公の少年はパッと見可愛いけど、よく見ると人形のような不気味さがあって微妙。
もう少し日本向けにアレンジしたら一気に印象がアップするんだけどなぁ。
ある程度ゲームを進めると、ジャンプアクションの歯ごたえがかなり増してきます。
とにかく絶妙な角度からジャンプしないと細い隙間を通れなかったり、足場に届かないんですよ。
でも、ダメージを受けたり、奈落の底へ落ちたとしても体力がなくならない限りは
ほんの少し前からやり直しになるだけなので、気軽に再挑戦が出来ます。
体力にしても数十回ミスをしても耐えられるくらいはありますしね。
トライ&エラーの楽しさは備わっている作品に感じました。
本作に収録されているステージは、全部で45。
1ステージ5分くらいのボリュームなので、そこそこ多い方だと思います。
でも、ギミックのバリエーションが少ないのでこんなにも要らなかったなー。
一応、ゲームを進めるとベルトコンベア、ワープゲート、トランポリン、ボス戦などのギミックが登場して
その中には「地面に着くまでは2回しかジャンプできない」というルールを上手く応用したものがあって
光るものは感じられたんですが、いかんせん同じギミックを引っ張り過ぎてダレて来るんですよね。
思わず「いつまでそのギミックで引っ張るの?」と突っ込みたくなるくらい。
しかも背景もずーっと似たような近未来風だし。
惜しくも可愛いキャラクターが登場する良質な2Dアクションゲームにはなれなかった作品。
作りは丁寧なんですが、ボリュームの水増しが残念でした。
こんな人には特におススメ。
・ジャンプアクション好き。
こんな人にはおススメできない。
・飽きやすい人。
・ジャンプアクションが苦手な人。
Kick & Fennick(キック&フェニック)/お気に入り度【50/100%】
プレイした時間・・・約5時間
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