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【レビュー】ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD ~Wii版とSwitch版の違いを徹底解説~


ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD/Switch

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は2021年7月に発売されたSwitch「ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD」の比較レビューをしていきたいと思います。

本作は2011年に発売されたWiiソフトのリマスター版で、完全新作ではありません。

ですが、Wii版から色んな部分が変更されているんですよね。

その中には意外と知られていない変更点があったりするので、本記事ではWii版とSwitch版の比較レビューをしていきます。

後半になるほどマニアックな解説をしていますので、興味がある方はぜひ、最後までご覧になってください。

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このゲームを3行で説明すると?
  • 2011年に発売されたWiiソフトのリマスター版。
  • 1080p/60fpsに最適化された。
  • ボタン操作モードが新たに追加。
初リリース日 2021年7月16日
対応ハード Switch
ジャンル アクション・アドベンチャー
売上 初週15.9万本
推定クリア時間 40~50時間
発売元 任天堂

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解像度

まず最初に比較するのが、解像度です。

Wii版はSD画質でしたが、Switch版はフルHDになりました。

具体的に言うと、画面を構成している小さい点の数が倍以上に増えています。

Wii版では横720×縦480ピクセルでしたが、Switch版の場合、TVモードでは横1920×縦1080ピクセルに。

携帯モードでは横1280×縦720ピクセルとなっていて、Wii版と比べてクッキリ表示されるようになりました。

イメージ的には視力が倍増した感じでしょうか。

本作は水彩画調のグラフィックなので、Wii版の少しボヤケた映像も味があったと思うんですけどね。

クッキリ表示されるSwitch版の方がパッと見は美しく感じます。

ちなみにキャラクターのモデリングとか、根本的な部分はWii版から変わっていません。

基本的には10年前のデータを流用しているので、Switchソフトを基準にすると粗く感じる部分があります。

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フレームレート

続いて比較するのが、フレームレートです。

Wii版では30フレームでしたが、Switch版は60フレームになりました。

具体的に言うと、1秒間のうちに動く絵の数が倍増しています。

ちょっとしたことのように見えるかもしれませんが、実は、ゼルダ史の中では大きな出来事だったりするんですよ。

なぜなら3Dゼルダで60フレームに対応したのは今作が初になるからです。

2Dゼルダを含めると「神々のトライフォース2」などがありますが、3Dゼルダではなかったので、感慨深いものがあります。

ついに3Dゼルダも3Dマリオのように高フレームで遊べる日が来たのかとね・・・。

何でもかんでも滑らかに動けば良い訳ではありませんが、「スカイウォードソード」の場合、コントローラを振って主人公との一体感を味わうゲームです。

滑らかに動いてくれた方が操作する楽しさが増すので、フレームレートの向上は嬉しいですね。

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モーション操作

お次に比較するのがモーション操作です。

Wii版はWiiリモコンとヌンチャクを使ったモーション操作を採用していましたが、Switch版は2本のJoy-Conを使って行います。

Wii版とSwitch版、どちらが操作しやすいのか?

ぼくは断然、Switch版ですね。

全体的に遅延がなくなっていて、直感性が増しています。

本作はJoy-Conのジャイロセンサー、モーションセンサーをフルに活かした操作形式となっています。

剣を構えている時にJoy-Conを横に振ると横切りが。縦に振ると縦斬りが発動。

ロフトバード、ビートルなど空飛ぶキャラを操作する際はJoy-Conを傾けて行うんですが、通常時は思った通りに動いてくれます。

何気に嬉しいのが、Wii版よりもコントローラ周りのしがらみがなくなっていることです。

Wii版の場合、WiiリモコンにWiiモーションプラスとヌンチャクを装着しないと遊べませんでした。

全てを装着した状態の重量は200g以上。

床に置いて遊ぶのであればまだしも、本作ではコントローラを振り続ける必要があるので、長時間遊ぶと疲れてしまいました。

その点、SwitchのJoy-Conは2本合わせても100g程度なので、モーション操作をしやすくなっています。

また、2つのJoy-Conにコードを繋げる必要はなく、完全無線となっているので、手を広げて遊びやすくなりました。

唯一惜しいと思ったのが、長時間遊び続けているとジャイロセンサーのソフトウェア補正を行う必要があることです。

Yボタンを押すだけで完了するとは言え、補正を行わないと思うように操作できなくなるので、もう少しなんとかならなかったのかと思いましたね。

ところで、本記事で使っているJoy-Conはオリジナルデザインの「スカイウォードソード エディション 」だったりします。

左のJoy-Conはハイリアの盾を。

右のJoy-Conはマスターソードをモチーフにしているんですが、カッコいいですよね。

個人的には左のJoy-Conに印刷されているハイラルの紋章が気に入っています。

ちなみにSwitch本体に装着した場合、左のJoy-Conは青と認識され、右は紫と認識しました。

一方、「スカイウォードソード」側は左のJoy-Conはネオンブルー。

右のJoy-Conはネオンレッドと認識するので、操作説明の時は混乱します。

まあ、この程度の変更でしたらアップデートで改善できると思うので、数日後には直っているかもしれませんが。

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ボタン操作

続いてはSwitch版で追加されたボタン操作について。

Switch版では新たにボタン操作モードが追加されました。

ボタン操作モードの場合、Joy-Conを振る必要がないので、モーション操作が苦手な人には有り難い追加ですね。

何気に嬉しいのが、ゲームプレイ中に変更できることです。

こういった操作形式の変更ってタイトル画面でしかできないケースもあるので、ゲーム中のオプションから変更できるのはユーザーに優しく感じます。

ただ、ボタン操作モードの操作感は良いとは言えません。

例えばボタン操作モードで剣を振る場合、右スティックを振りたい方向に倒す必要があります。

「ブレワイ」の感覚で遊んでいるとYボタンで攻撃するもんだと思ってしまうので、最初は面を喰らいました。

また、剣を振りたい方向にスティックを倒してもワンテンポ遅れて発動したり、そもそも、発動しなかったりします。

そのため戦闘時はスティックをガチャガチャ倒してしまいがちで、モーション操作モードよりも大味な印象です。

ロフトバードの操作感とか、ボタン操作モードの方がやりやすいと思うこともあるんですけどね。

基本的にはモーション操作モードの方がやりやすいので、ボタン操作モードは任天堂が仕組んだ罠と思ってしまいましたw

ちなみにSwitch Liteで遊んだ場合、初期状態だとボタン操作モードになりますが、別売りのJoy-Conを接続したらモーション操作でも一応、遊べます。

Proコンでも遊べますが、こちらはボタン操作モードしか対応していません。

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カメラ操作

続いての比較はカメラ操作について。

Wii版の場合、カメラを自由に動かすことはできませんでしたが、Switch版は自由に動かせるようになりました。

しかもカメラの速度を4段階の中から選択したり、ジャイロセンサーを使っての操作にも対応しています。

これは地味に嬉しい改善です。

Wii版ではカメラを自由に動かすことができず、方向転換する度にZボタンの注目機能を使ってカメラが正面に向くよう調整していましたからね。

あまりにも日常的に調整していたので、Switch版でもカメラ操作を使わずに注目機能ばかり使う癖が付いてしまいましたw

そんなカメラ操作ですが、キャラクターを見上げるようなアングルに調整することもできます。

ということはですね、ゼルダ姫のスカートの中も覗けるようになったんですよ。

試しに覗いてみたところ・・・

太ももまでしか描かれていませんでした。

というか、生足ではなく、タイツを履いているので、パンツが見えてもあんまり嬉しくないですw

はぁ・・・「時のオカリナ」の再来ですよ・・・。

まあ、それはともかく、カメラ操作が追加されたことで好きなアングルに調整できるようになったのは嬉しいですね。

注意したいのが、ボタン操作モードでカメラ操作をする時です。

ボタン操作モードでカメラ操作をする場合、Lボタンを押した状態で右スティックを動かさないといけません。

これは右スティックに剣を振る操作が割り当てられていることが影響しているのだと思いますが、ちょっと煩雑ですね。

カメラ操作をする場合、Lボタンをつい押さずに右スティックを倒してしまいますから・・・。

先程、ボタン操作モードはイマイチだと言いましたが、それは、カメラ操作が煩雑なのも大きかったりします。

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ゲームのテンポ

続いてはゲームのテンポについて。

Wii版の場合、ゲームテンポがやや悪く感じましたが、Switch版は改善されています。

改善されている点は大きく分けて5つあって、1つめはイベントシーンをスキップする機能の追加です。

Wii版でも2周目以降はスキップできましたが、1周目はできませんでした。

「スカイウォードソード」って実はイベントシーンも多くって、合計すると2時間近くも用意されています。

2時間と言えば映画一本分です。

ですので、初めての方はともかく、Wii版を何周も遊ばれた方にとっては1周目からスキップできるのは地味に嬉しい改善ではないでしょうか?

2つめは早送り機能。

Switch版はメッセージの早送り機能が追加されました。

Wii版はメッセージの表示速度がやや遅く、同じ人に間違えて話をかけた時はややストレスを感じたので、地味に嬉しい改善です。

具体的に言うと、イベントシーンでBボタンを押すとメッセージをページ送りできるようになりました。

イベントシーンの中にはスキップできないものもあるので、そういう時にメッセージの早送りは便利ですね。

3つめはチュートリアルの簡略化です。

Wii版のチュートリアルは操作方法などの説明が過保護なくらい挿入されたので、テンポが悪く感じました。

例えば冒頭でホーネルにダッシュやジャンプの操作を教わります。

Wii版の場合、ダッシュで段差を登った時にホーネルから声をかけられて足止めされました。

この時、6ページ分のメッセージが挿入されましたが、Switch版ではカットされたのでテンポが良くなっています。

4つめは、2回目以降に挿入される素材アイテム入手シーンの排除です。

本作では新しい素材アイテムを入手すると説明文が挿入され、その後、「集めたもの」の画面に加算されるシーンが挿入されます。

が、Wii版の場合、起動する度に挿入されるので、色んな素材アイテムを入手していくと何度もゲームを止められたんですよ。

Switch版の場合、2度目以降は挿入されない仕様に変更されているので、テンポが良くなりました。

5つめはロード時間の短縮。

Switch版のロード時間はWii版よりも短くなっています。

試しにスカイロフトの道場から屋外へ出てくるシーンを比較してみましょうか。

すると、Switch版は2.6秒。Wii版は5.3秒となりました。

Wii版も遅くはないんですが、過去作よりも間があったので、短縮されているのは嬉しいですね。

イベントシーンのスキップ機能、メッセージの早送り機能。

チュートリアルの簡略化。

2回目以降に挿入される素材アイテム入手シーンの排除、ロード時間の短縮。

これらの改善によってSwitch版はテンポの良さが大幅に向上しています。

特に冒頭1時間のテンポがかなり良くなっているので、初心者の方にもおすすめしやすくなりました。

あえて言わないようにしていましたが、「スカイウォードソード」ってスロースターターなところがあるんですよ。

冒頭の1時間にストーリーやゲームシステムを丁寧に説明しようとしているので、本質的な面白さを感じるまでに時間が掛かってしまうんですよね。

Switch版はその点が改善されているので、Wii版よりも第一印象が良くなっています。

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オートセーブ

続いての比較はセーブ機能について。

Wii版の場合、セーブは鳥のモニュメントで行う形式を採用していました。

10分か20分くらいに1回の間隔でセーブできる機会があるとは言え、手動で行う形となっているので、今となってはやや不便なところがあります。

一方、Switch版はオートセーブ形式を採用。

鳥のモニュメントなどに近づくと自動でセーブされるようになりました。

また、鳥のモニュメントに振れると3つのセーブファイルを開けるようになり、データの複製がしやすくなっています。

Switch版もダンジョンの再挑戦はできないので、お気に入りのダンジョンに挑む前には個別でセーブファイルを作っておくと後から便利かもしれませんね。

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amiibo

続いてはamiiboについて。

Switch版はamiiboに対応していて、ある程度進めると使えるようになります。

対応しているamiiboはゼルダ&ロフトバード

地上で使用すると大空へワープすることができます。

また、大空で使うと以前、ワープ機能を使った地上の場所まで戻ることができます。

本来、ワープは鳥のモニュメントに触れないと行えないので、快適性が増している印象です。

個人的にWii版は地上でのワープ移動が面倒だと思ったので、amiiboにはお世話になっています。

ただ、amiiboを使わないとワープできないのはどうかと思いました。

ゼルダ&ロフトバードのamiibo。税込み2,750円もしますからね。

おまけ要素とは言え、人によっては魅力的な機能でしょうから、ゲーム内に実装した方が良いと思いました。

例えば入手条件が難しいレアアイテムの機能にするとか。

まあ、amiiboのゼルダも可愛いので良しとしましょうかね。

通常のamiiboよりも値段が上がっていますが、その分、完成度は高いです。

ゼルダが装着している小物とか、ロフトバードの毛並みとか、細かい部分まで作り込まれています。

さすがにスカートの中は作り込まれていませんでしたけどねw

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廃止された要素

ここまでSwitch版で強化された点を中心に紹介してきましたが、一方ではWii版から廃止された要素もあったりします。

1つめがシーカーストーン。

Wii版ではスカイロフト道場の左端にシーカーストーンが設置されていました。

で、振れると130以上のヒント映像を視聴できたんですが、Switch版では丸ごと廃止されています。

何故、廃止されてしまったのでしょうか?

おそらく、ヒント映像に頼るのではなく、SNSで情報交換をしてくださいってことなんでしょうね。

2つめがスピーカー。

Joy-ConはWiiリモコンとは違い、スピーカーが搭載されていないので、コントローラから音が鳴らなくなりました。

アイテムを使った時にコントローラから音が鳴ると臨場感が生まれたんですけどね。

さすがにHD振動の周波数ではスピーカーの音を再現できなかったようです。

3つめが25周年ロゴ。

Wii版では冒頭のイベントシーンでゼルダ生誕25周年ロゴが挿入されましたが、Switch版は廃止されています。

Wii版から10年が経っているので、まあこれは当たり前ですよね。

ただ、騎士学校の創立は25周年のままとなっていて、当時の名残は伺えます。

ゼルダ35周年、盛大に祝ってほしかったなぁ。

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ゼルダの伝説 スカイウォードソードHDのレビューまとめ

ここまで「スカイウォードソードHD」の比較レビューをしていきました。

簡単にまとめると

  • Wii版を丁寧にブラッシュアップ
  • 大幅な変更はないが、Wii版の良さを壊さずに再現している

といった感じです。

Wii版よりも遊びやすくなっているので、新規の方にもおすすめしやすくなりました。

当ブログでは以前、「スカイウォードソード」初心者に向けた記事を投稿したので、良かったらそちらもご覧になってください。

また、Wii版「スカイウォードソード」のレビュー記事も投稿しています。

本編の詳しいレビューはこちらで行っていますので、もっと「スカイウォードソード」のことを知りたい方はそちらもご覧になってください。

こんな人には特におススメ。
・スカイウォードソード未プレイの人。

こんな人にはおススメできない。
・オープンワールド形式のゼルダを求めている人。

お気に入り度【90/100%】

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