
レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀/3DS / Switch
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2017年7月に発売された3DS「レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀」のレビューをしていきます。
本作は謎解きアドベンチャー「レイトン」シリーズの7作目になりますが、皮を中心にむき始めてきた新世代のレイトンでした!
これまでに6作品が発売されてきた「レイトン教授」シリーズですが、1つの区切りを迎えてしまいます。
そんな中で発売されたのが今回レビューする3DS「レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀」。
本作は主人公やストーリーが一新され、シリーズに新たな風を吹かせようとします。
その一方でスマホとのマルチタイトルになり3DSソフトならではの機能はカットされてしまいました。
ここからはそんな3DS「レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀」について詳しく書いていきます。
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- ストーリーに沿ってナゾを解いていく。
- 複数の一話完結型ストーリーを収録している。
- 3種類のスペシャルミニゲームも収録。
初リリース日 | 2017年7月20日 |
対応ハード | 3DS/Switch |
ジャンル | アドベンチャー |
推定クリア時間 | 15~25時間 |
売上 | 初週7.1万本/累計12.0万本 |
発売元 | レベルファイブ |
目次
良いところ
ナゾを解く快感
「ナゾ解明!」
「レイトン」シリーズと言えばナゾ!今作でも数多くのナゾがフィールドに隠されていて、ストーリーを進めながら解き明かしていきます。
ナゾはどれもこれも捻ったもので発想の転換が必要だけど、その分だけ解けた時の達成感が大きいです!
考えに考え、数十分間の末にクリアした時の気持ち良さと来たらね!
まるで「ゼルダの伝説」シリーズのむずかし~い謎解きを突破した時のような快感で気持ちぃぃぃぃ~んです。
個人的に好きなナゾは、タッチパネルを使って解いていくパズルタイプ。
ゲームって動かしてナンボだと思っているので、頭を使いながらガチャガチャ弄って解けるようなナゾが好きです。
ストーリーが大きなセールスポイントとなっていますが、個人的にはストーリー見たさというよりは新しいナゾ見たさで進めていました。
カトリーが可愛い
今作から主人公が一新され、若い女性キャラクター(カトリー)になりました!
彼女はレイトン教授の娘なんですが、非常に可愛くドツボです。
おてんばで天然なところがあるんだけど、やる時はやる。
そんな感じの子で、非常に上手い落とし所に感じました。
それでいて男性に媚びておらず、女性にも好かれそうなルックスで何から何まで完璧!
おまけとしてコスチューム要素があるけど、これは色々試したくなりますよ!
3DS版の場合は多くのコスチュームが最初から収録されているけど、予想以上に魅力的なプラス要素に感じました。
大人も子供も安心のストーリー
今作は一話完結型のショートストーリーで構成されています。
それぞれに緩い繋がりはあるものの一話ごとに完結するようになっていて、気軽に楽しむことが出来ました。
ストーリーの面白さはそれなり。
それぞれに意外性はあるものの刺激を求めている人は「な~んだ」と言いたくなるような展開ばかりで、大人向けではありません。
逆に言えば子供も安心して楽しめるような作りになっていて、万人向けだと思いました。
ちなみにストーリーの補完をするためのフリートークというおまけ要素も存在します。
こちらをチェックしたら本編で消化不良なところも気にならなくなるかも!?
寄り道要素が満載!
寄り道要素は相変わらず数多く用意されています。
例えば各エリアを探索することで本編とは関係のないナゾやヒントを知る時に必要な「ひらめきコイン」やコレクションアイテムが見つかるんですよ。
それぞれ「もっとナゾを解きたい!」「ヒントが欲しい!」「とにかく探索してアイテムを見つけたい!」という欲求に応えてくれて毎度のことながらも有り難い要素に感じます。
「ひらめきコイン、10枚も発見したぜぇぇぇぇぇ~!!!!」
↑探索をしていると、こんな嬉しい展開が待っているかも!?
ちなみにオブジェクトの中にはタッチをすることでちょっとしたリアクションを見せてくれるのもあるので、クリックアドベンチャーのような楽しさがあります。
ある程度進めると楽しめる3種類のスペシャルミニゲームも面白い!
スペシャルミニゲームは「ティナー」「ショップ」「めいろ」になりますが、それぞれ8~10種類のステージが用意されており、頭を使うので本編の息抜きに最適です♪
これらを楽しみながらストーリーを進めていくとまるでテーマパークを楽しんでいるかのような充実感を味わえます。
お楽しみ要素が満載!
さらにさらに!
思わず嬉しくなってしまうようなお楽しみ要素も満載です!
最大の目玉は日刊ナゾ通信。新しいナゾが1年間、1日ごとに配信され、なんと最終的には365問ものナゾが追加されるんです!
日刊ナゾ通信に用意されているタイプのナゾは18種類でその中から新しい問題が追加されるという形式ですが、それでも膨大な量に感じました。
日刊ナゾ通信のナゾを解いていくと専用のポイントが貰え、それを使って過去作の展示品を鑑賞できるんだからファンには溜まりません!
そして、ある条件を満たすと高難易度なナゾが挑戦状として追加されていきます。
いずれも本編とは比べ物にならないくらいの難易度を誇るので、ひらめき度に自信がある方は注目ですぞ!
このようにお楽しみ要素は見逃すと勿体無いくらいのボリュームを誇ります。
日刊ナゾ通信や挑戦状のナゾを含めると、収録されているナゾはなんと500問以上!
過去作でも同じくらい収録されていますが、今作のほうが僅かに多くなっています。
ユーザーに優しい作り
「レベルファイブは良い子の味方!」
という訳で今作もユーザーに優しい作りになっていて、様々な配慮を感じられました。
これまで通り漢字にはふりがなを打っていますし、ナゾには4段階のヒントが用意されていますからね。
さらにストーリーを進めることで挑戦する事になるナゾの一部はスキップする事も可能で、ゲームクリアまでの難易度は低く感じられます。
その一方で数多くのやりこみ要素を用意しているので、間口が広く、奥が深い作品に感じられました。
クリアだけなら20時間未満だけど、やり込むと倍以上楽しめますよ~。
惜しいところ
細かく分割されたストーリー
これまでの作品とは違って今作は複数の短いストーリーで構成されています。
どれもそれなりに面白く感じましたが、一話完結する毎に満足してしまい、続けてプレイする気になれません。
コミックでもそうですが、これ、一話完結型の欠点です。
もちろん、一話完結型のおかげで気軽に楽しむ事はできるけど、過去作のような壮大さ、大作感を期待したら肩透かしを喰らいます。
考えるのが面倒でやる気が出ないテキスト系のナゾ
これは完全に好みの問題ですが、考えるのが面倒でやる気が出ないナゾが目立ちました。
例えば写真のナゾ。テキストと簡単な一枚絵を見て答えを当てていく物なんですが、ゲームならではのインタラクティブ性に欠けていて勉強をしているかのようです。
もちろん、答えは計算問題を解くようなものではなく、多くはひらめきが重視されたもので面白いんですけどね。
あと、ナゾの説得力はこれまでよりもやや落ちている気がしました。
一部のナゾが解けた時は達成感よりも疑問のほうが残ったりしましたから。
全体のまとめ
主人公が一新され、新シリーズに突入しましたが、面白さの本質は変わっていません。
ゲーム性自体はいつものレイトンで、安心感があります。
その一方でスマホ版がベースになっているのか裸眼立体視やすれ違い通信は非対応になり、一話完結型の細かく分割された構成に変わって皮を中心に剥き始めている印象です。
レイトンシリーズも生誕10周年を迎えて成熟してきたので、皮を剥こうと大人の階段を登ろうとしているのかもしれません。
皮を中心にむき始めてきた新世代のレイトン!
こんな人には特におススメ。
・謎解き好き。
こんな人にはおススメできない。
・刺激的なストーリーを求めている人。
・考えるのが苦手な人。
レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀/お気に入り度【70/100%】
プレイした時間・・・約20時間
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未プレイですが、画像みたいなテキスト系のナゾはしんどいですね・・・
画面を見ながら試行錯誤する楽しさが感じられないのが辛いですね。
個人的にエピソードは逆転裁判みたいな1話完結型の方が好きなので、本作は私好みかもしれません。