【レビュー】ロックマンロックマン [評価・感想] ファミコンゲームをここまでボリュームアップさせるか！

ロックマンロックマン Best Price!/PSP

2006年３月に発売されたPSP「ロックマンロックマン」を今回はレビューします。
PSP「ロックマンロックマン」は初代ロックマンを
リメイクしたアクションゲームです。

良いところ

新しいコース＆ボスキャラクターの追加！

オリジナル版には６体しかボスキャラクターは存在しませんでしたが、
本作には新たにボスキャラクター２体とそれに伴うステージが追加されています。
とは言え「ロックマン２」以降はボスキャラクターが８体になっているので、
むしろ追加は当たり前と言えるかもしれませんが・・・。

イージーモードの追加！

ロックマンと言ったらステージの構造、敵キャラクターの行動パターンを
死んで覚えてクリアして行くゲームですが、死んで覚えるゲームが
苦手な人も多いハズ！？本作にはそんな人のために「らくらく」と言う
敵が弱体化して足場が増えたやさしめの難易度が用意されています。
個人的にロックマンは死んで覚えてこそ楽しさが分かるゲームだと思っているんですが、
どうしても通常モードを楽しめない人はこの難易度でチャレンジすると良いかも。

チャレンジモードの追加！

本作には特定の条件、課題を与えられた上でステージを攻略する
チャレンジモードが収録されています。全部で
１００問用意されているので、クリアにはかなり時間がかかるかも？

ステージのクリエイトが可能

何と本作では自分でステージのクリエイトが可能だったりします！
クリエイト周りのシステムは「本編ではクリエイトで使えるパーツが手に入る」、
「作ったステージはネット上にアップロードする事が可能」、
「他のプレイヤーが作成したステージをダウンロードする事が可能」と
今でいうPS3「リトルビッグプラネット」に近い感じで、
クリエイトゲームが好きな人でも楽しめる作品になっていると思います。
ただし、「リトルビッグプラネット」ほど
本格的な作りでは無いので、期待し過ぎには注意です。

ボスキャラクターの使用が可能

本作ではある条件を満たすとボスキャラクターの使用が可能になります。
ボスキャラクターはそれぞれ全く違う技を持っているので、
同じステージでも新鮮に楽しめます。すべてのステージ、難易度で
全キャラクリアなんてやったら一体どれだけ時間がかかるのやら。

↑ちなみにボスキャラクターを使用した後
タイトル画面に戻るとタイトルが変更になったりします。

ファミコン版を可能な限り再現したモードも収録！

何だかオリジナル版から色々と新要素が加わっている
「ロックマンロックマン」ですが、オリジナル版のステージ構成、
画面比率、BGMなどを忠実に再現した「OLD STYLE」が用意されています。
本編と比較しながら遊んでみると楽しさ倍増かも。

個人的に合わない＆気になったところ

無駄に可愛くなり過ぎたキャラクター

主観的な意見だと思いますが、オリジナル版からちょっと
キャラクターが可愛くなり過ぎているような気がします。
数少ない女性ユーザーからしたらこのデザインの方が
良いのかもしれませんが、個人的にはあまり好きにはなれません。
あと、ロックマンの声が子供っぽ過ぎてちょっと萎えました。
売上からしてもPSPでこのデザインは無理があり過ぎると思う。

ファミコンの「ロックマン」をリメイクした作品なので
ボリューム不足を心配していましたが、「イレギュラーハンターX」とは違って
長く遊べる新要素が盛り沢山なので物足りなさは感じられませんでした。

歯ごたえのある難易度、質の高いアクションはそのままなので、
変わりに変わったキャラクター周りが気にならなければ
星９をあげても良いくらい良いゲームだと思います。

こんな人には特におススメ。
・横スクロールアクション好き。
・可愛い絵柄が好きな人。