
ピクミン3/Wii U
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2013年7月に発売されたWii U「ピクミン3」のレビューをしていきます。
本作はピクミンを引き連れて戦うAIアクションゲームシリーズの3作目ですが、原点回帰をして前々作の路線に戻りました!
つまり、「ぼくが好きなピクミン」になって戻ってきてくれたんですね。
思わず「そうだよ!これがやりたかったんだよ!」と口に出してしまいましたw
そんなWii U「ピクミン3」の良いと思った点からまずは書いていきます。
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- ピクミンを連れ歩いて惑星に隠されたフルーツを探していくゲーム。
- 制限時間の概念が存在して食料が底を尽きるとゲームオーバーになる。
- Wii Uゲームパッドを使った操作はもちろんWiiリモコン&ヌンチャク操作にも対応。
初リリース日 | 2013年7月13日 |
対応ハード | Wii U |
ジャンル | リアルタイムストラテジー |
推定クリア時間 | 10~20時間 |
売上 | 初週9.4万本/累計23.5万本 |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
かえってきた段取りよく作業を進める気持ち良さ
「ピクミン」の本質は何なのか?
色んな意見があると思いますが、ぼくは「効率良く作業をこなして時短する駆け引き」だと思っています。
例えばAのピクミンに壁を壊してもらっている間にBのピクミンには橋をかけてもらったりとか。
これらの作業を並行して進め、上手く行った時の達成感。これがたまらないんです!
しかし、このような駆け引きが生まれるのは制限時間があること前提だと思っています。
前作の場合、制限時間が存在しない地下洞窟ステージの攻略がメインだったのでこのような楽しさが薄れていて残念でした。
ぼくが好きなピクミンはもう楽しめないのだろうか?
そう思ってから約9年。
ついに発売された「ピクミン3」は原点回帰を果たしていたんです!
つまり、「限られた時間の中で効率良く作業をこなして時短する駆け引き」を楽しめる作品に戻ったんですね。
個人的には前々作が好きだったので原点回帰してくれたのが非常に嬉しかったです。
歯ごたえがある!
さらに嬉しかったのが、難易度まで原点回帰してくれたこと!
前作で弱体化していた生物は再び強化され、1作目のような歯ごたえを感じられるようになりました。
特にラスボスの道中では追いかけられる恐怖も味わうことができるのでドMにはたまりません!w
こうして書くとライトユーザーは敬遠しそうですが、救済措置も強化されているので前々作ほど難しくはありません。
具体的に言うとリトライの融通が効くようになったんです!
前々作は制限時間が存在しながらも前日までしか戻れませんでした。
ところが今作の場合、「過去に戻る」を使えばかなり前からやり直せるようになったんです!
しかも沢山のフルーツを回収すればゲームオーバーになるまでの日数を延ばすことも出来ます。
任天堂のゲームはいつしか基本難易度を上げつつも救済措置も強化する手法を取り入れましたが、本作でもその辺りを踏襲しているんですね。
より美しくなったグラフィック
グラフィックのクオリティは前作から大幅にパワーアップしています。
この9年間、ゲームキューブからWiiへ。WiiからWii Uへ世代交代を果たしたので当然といえば当然ですが、それでもグラフィックの強化は嬉しいですね♪
前作の時点で映像面は完成されていたので、パッと見は大差ないように感じるかも知れません。
でも、よ~く見ると被写界深度の表現が追加されて質感が細かくなっているのが分かると思います。
そんな映像美を堪能できるのが新搭載のカメラモード!
カメラモードにすると主観視点で辺りを見渡すことができるので作り込まれたポリゴンモデルをじっくり見ることができるんですね。
試しにピクミンたちを眺めてみたところ滑らかで驚きました!
これだけ沢山のピクミンを同時表示しているのに滑らかな表現ができるとは!?
この時、Wii UのマシンパワーがWiiからどれだけ進化したのか実感しました。
ピクミンの動きも細かくなっていますし、表現面の進化はプレイすればするほど実感します。
探索が面白い
今作の目的は5つのステージを探索してフルーツを集めること!
しかし、いずれのステージも広大なうえに制限時間が存在します。
そのため効率良く作業をこなして仕掛けを解いたり探索しなくてはなりません。
ポイントなのが、タイムアタックと探索の両方を楽しめるようになったこと。
今作ではすべてのフルーツを集めなくてもゲームをクリアすることは出来ます。
なので、タイムアタック・探索といった2つのプレイスタイルを選べるようになったんですね。
今作と同じ路線で作られた前々作の場合はパーツをすべて集めることがクリア条件だったのでより自由度が高まりました。
ミッションモードが面白い!
「ピクミン」をストイックに楽しみたい!
そんな方に向けて本編とは別にミッションモードが用意されています。
ここには大きく分けて3種類のミッションが用意されているんですが、いずれもストイックなプレイを楽しめました!
あまりのストイックさにむしろこっちが本編なんじゃないかと思うほど。
例えば「お宝を集めろ!」では複数の主人公を切り替えながら作業をする場面が本編よりも多いので忙しいのなんのw
嬉しかったのが、「原生生物を倒せ!」では前々作で大ハマリしたチャレンジモードに近い楽しみ方が出来たこと。
このミッションでは限られた時間の中でステージに生息する生物を倒して得点を稼ぐことになります。
攻略の自由度もそれなりに高く、試行錯誤する楽しさもあるので前々作ほどではないもののハマりました!
やっぱりピクミンはこうでなくちゃね♪
ビンゴバトルモードが面白い!
さらに嬉しかったのが、対戦モードも収録されていること!
対戦モードは前作から追加されましたが、今作では「ビンゴバトルモード」という形で続投しました。
ルールは簡単。4×4マスに表示された絵柄と同じアイテムを拠点まで持っていき、相手よりも先に一列揃えることです。
面白いのが、マップはTV画面には表示されず、ゲームパッドの液晶画面のみに表示されること。
そのため定期的にTV画面から目をそらしてゲームパッドの画面を見る必要に迫られて2画面による不便さをゲーム性に活かしています。
ステージ数も12種類と多く、サブモードとは言え意外なくらい力が入っていたから驚きました!
お助けアイテムの要素もあるので実力が同じくらいの友達と対戦したら前作の「2Pバトル」並に盛り上がります。
惜しいところ
ピクミンがはぐれやすい
今作ではピクミンがはぐれやすく感じました。
その大きな要因となっているのが橋の仕様変更。
これまでの作品で橋を作る場合、橋の近くにピクミンを投げれば勝手に作ってくれました。
ところが今作の場合、「カケラの山」の近くにピクミンを投げなければ橋を作ってくれなくなったんですね。
困るのが、「カケラの山」と橋の距離が遠い時。
ピクミンは作成モードに入ると「カケラの山」と橋を往復するようになるのでそれぞれの距離が遠いと主人公と離れ離れになりやすいんです。
あと、ステージの高低差が前作よりもあるためピクミンが引っ掛かってはぐれてしまうこともよくありました。
主人公とピクミンが離れ離れなると日没時にはぐれたピクミンが死亡するので地味に困ります。
ピクミンと離れ離れになるケースが妙に多いなぁ。
そう感じた時は大抵ここまで挙げた変更点が原因でした。
隊列を操作出来なくなった
これまでの作品ではピクミンの隊列をある程度操作することが出来ました。
ところが今作ではそれが出来なくなっているんです!
代わりにピクミンが一斉に突撃するアクションや回避移動できるアクションが追加されているんですが、やはり隊列を操作できないのはもどかしいです。
ある程度移動していると葉っぱピクミンとの距離が遠くなるのでそういう時に隊列を操作できると良かったんですが・・・。
新たに追加されたロックオン機能も反応が遅くて使いにくいですし、前作よりも快適性が落ちています。
タッチ操作以外でマップをスクロールしたかった
TV画面をメインにプレイしている場合、ゲームパッドにはマップが表示されます。
マップを表示してくれるのは便利ですが、タッチしないとスクロールできないのは面倒です。
何故、スティックでスクロールできるようにしなかったのでしょうか?
あと、Wiiリモコン&ヌンチャクでプレイしていてもゲームパッドの電池が切れたらプレイを中断させられるので困りました。
Wiiリモコン&ヌンチャクスタイルでプレイしている場合、ゲームパッドは必ずしも必要ではないだけに足を引っ張られている感じがします。
全体のまとめ
前々作の仕様に戻して原点回帰を図った作品。
それ故にストイックな作りに戻ってしまったので再び好みが分かれる作品になってしまいました。
制限時間の概念は邪魔に感じられるでしょうし、スコアアタックやタイムアタックに魅力を感じられない人も多いでしょう。
救済措置があるとは言え、ハッキリ言って時代に合った作品ではありません。
実際、今作を楽しめなかった人は多く見かけました。
だからこそ次回作の「4」をどういう路線にするのか迷っているんだと思いますが、個人的に今作の路線は大好きです!
制限時間の概念が復活したことで「限られた時間の中で時短する駆け引き」が戻ってきてくれましたからね!
過去作と比べていくつか気になる部分はありましたが、また「ぼくが好きなピクミン」を楽しめたことは忘れません!
12年ぶりにかえってきたぼくが好きなピクミン。
こんな人には特におススメ。
・ストイックなプレイをしたい人。
・段取りよく作業を進める気持ち良さを味わいたい人。
・1作目に挫折した人。
こんな人にはおススメできない。
・1周プレイだけで満足する人。
・同時に複数の作業ができない人。
ピクミン3/お気に入り度【85/100%】
プレイした時間・・・約40時間
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Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
はい、3があまり楽しめなかった人です。
僕にとってはピクミンの本質は宝さがしだったのでそれがすべてフルーツ🥭に変化したのは残念でした。
あの任天堂グッズがお宝として出るのがおもしろかったのに。
なので次回作?のHeyではお宝が復活して嬉しかったですよ。
あとはパイロットが3人もいて、各3人をきりわけなければならないのは面倒でしたよ〜。
トライフォース3銃士の一連の操作を一人でやるようなもんですよ。
スーマリ3Dワールドのような4人協力プレイがあれば、おもしろそうです。
噂されてる次回作の4は2の要素とケントさんのようなファンもいるので1と3の要素をうまくかけあわせたようにならないかなと思います。
そこで煩雑になってしまうかもしれないですが、うまく作ってほしいですなぁ。