どうも!KENT(@kentworld2 )です!
「引っこ抜かれて~あなただけに~ついて~ゆく~♪」
2001年末、「ピクミン」のCMソングが大ヒットしました。
その結果、ゲームソフトの知名度が急上昇。
ライトユーザーの関心を掴むことに成功しましたが、このゲーム、軽い気持ちで手を出したら火傷します!
見た目こそは可愛らしい感じですが、それは仮の姿。
実際にはストイックなゲームなので、実はゲーマー向けだったりします。
一体、どういうことなのでしょうか?
本記事ではGC「ピクミン」の良い点や惜しい点を語っていきます。
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- ピクミンを連れ歩いて宇宙船のパーツを集めていくゲーム。
- 30日以内に30個のパーツを集めるのが目的。
- ピクミンは最大100匹まで連れ歩ける。
初リリース日 | 2001年10月26日 |
対応ハード | GC/Wii/Switch |
ジャンル | リアルタイムストラテジー |
推定クリア時間 | 6~10時間 |
売上 | 累計56万本 |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
ストイックなゲームバランス
「ピクミン1はマゾゲー」
そう断言しても良いくらい、本作はストイックな作りです。
ゲームとしてはピクミンと一緒に宇宙船のパーツを集めていく感じなんですが、
- ゲーム内で30日が経過したらゲームオーバー
- 凶暴な原生生物が各地に潜んでいる
- 死んだピクミンは生き返らない
など、ライトユーザーには厳しい要素が満載なんですよね。
特に厳しいのが、原生生物の強さです。
例えばチャッピーという生物を倒す場合、50匹近くのピクミンで突撃しないといけません。
それ以下のピクミンで挑んでしまうと物凄い勢いで食べられてしまいます。
ピクミンは増やすこともできますが、可愛らしい仲間が食べられてしまうのは精神的にキツく、心理的に大きなダメージを受けてしまいます。
と突っ込まれそうですが、ストイックだからこそゲームプレイに緊張感が生まれていると思うんですよ。
限られた時間の中で目的をこなし、強い原生生物に立ち向かうための対処法を考えている時、ぼくは「楽しい!」って思いました。
まあ、1周目は目標を達成できず、バッドエンドになってしまいましたがw
タイムアタックが楽しい!
本作で特に楽しかったのが、タイムアタックです。
ゲームの目的としてバラバラになった宇宙船のパーツを集めるというものがあります。
宇宙船のパーツは全30個。
30日以内にすべてを集めなければバッドエンドになってしまいます。
制限時間が存在するのはストイックに感じますが、だからこそ時短の重要性を感じました。
ピクミンをたくさん連れて行くと複数の作業を並行して進めることができます。
例えばAのピクミンたちに壁を壊してもらい、その間にBのピクミンたちにはペレットを運んでもらうとか。
すると、2分かかる作業を1分に短縮できたりするので、ダンドリの楽しさを感じました。
突き詰めていくとクリア日数を大幅に短縮できるので、どこまで行けるのかチャレンジしてみるのも面白いですよ♪
ピクミンを増やすのが楽しい!
ピクミンには生死の概念が存在し、増殖もしていきます。
なので、ピクミンを増殖させていくことも楽しく感じられました!
ピクミンを増やす方法は簡単。
敵の死骸やペレットを拠点(オニヨン)に運ぶことです。
ピクミンが多いほど作業時や戦闘時は便利なので、増やして損をすることはありません。
なので、ピクミンを増やすのはまるでお金を溜めていくかのような気持ち良さを味わえました。
時間に余裕があるなら危害を加えない敵もどんどん倒してオニヨン号まで運んでいきましょう!
ピクミンを使い分ける楽しさ
ピクミンは赤・青・黄の3種類が存在します。
単なる色違いではなく、それぞれに以下のような特徴があるんです!
名前 | 特徴 |
赤 | 炎に強く、攻撃力が高い |
青 | 水の中に入っても溺れないうえに溺れているピクミンを助けてくれる |
黄 | 爆弾岩を扱えるうえに高くに飛ばせる |
各ステージの仕掛けを解くにはそれぞれの特性を活かす必要があるので、パズル的な楽しさも感じました。
特に最後のエリアは各ピクミンの特性を活かした構造になっているので、1日クリアを目指そうと思ったら燃えます。
チャレンジモードが楽しい
そして本作で最も熱いのがチャレンジモード!
チャレンジモードは本編とは独立したサブモードで、制限時間以内にピクミンを何匹増やせるのかを目指していきます。
言ってしまえばスコアアタックゲームなんですが、短時間で楽しめるうえにルールが分かりやすいので大ハマリしました!
あまりのハマりようにプレイタイムは本編を遥かに上回る勢いです。
比率で表すと本編が2割なのに対しチャレンジモードが8割になりましたw
できる限り効率良く作業を進め、1秒たりとも無駄にせず、1匹でも多くのピクミンを増やす。
これを追求していくのがとにかく面白く、当時は自分の限界に挑戦していました。
↑こちらはぼくが叩き出した自慢のスコアです。
もし、これを上回るスコアを叩き出していた場合、あなたは上級者と言っても過言ではないでしょう。
現実味のある世界観
本作の風景はデフォルメされたキャラクターとは対象的に現実的なタッチとなっています。
透明感のある水、水草、ゴツゴツした岩、コケ、草。
まるで庭園の一部を切り取ったかのような風景で、現実味を感じられました。
そんなフィールドをよりリアルにしてくれるのが敵キャラクター(原生生物)の生態です。
敵キャラクターは単に突っ立っているだけではなく、生態も描かれているので本当に生きているかのようでした。
例えば小チャッピーはチャッピーの近くをウロウロしているとか、コガネモチは草むらに隠れているとか。
細かい設定も色々と用意されており、ネーミングが昆虫っぽいので、実在する生き物なのかと錯覚してしまいます。
ぼくは子供の頃、昆虫採集にハマっていたので、本作をプレイしていると当時の思い出が蘇ってきます。
惜しいところ
ステージ数が少ない
完成度が非常に高いピクミンですが、用意されているステージは非常に少ないです。
なんと、たったの5つしか用意されていません。
しかもそのうち2つはとても狭いので、力を入れたステージはたったの3つしかないんです。
確かに力が入っている3ステージの密度は濃いけど、それでもボリュームは少なく感じました。
やり込みの見返りが少ない
本作をやり込んでも報酬はほとんどありません。
返ってくるのは自分が叩き出したスコアのみ。
ストーリーが追加されるなんてことはありません。
2001年に発売されたハイエンドゲームとしてはあまりにも割り切っています。
ぼくは限られた時間の中でピクミンを増やす遊びにハマったのでハイスコアを更新し続けましたが、一方では古臭くも感じました。
スコアアタックやタイムアタックに魅力を見出だせない場合、メインモードを1周プレイするだけで終わってしまう恐れがあります。
全体のまとめ
「引っこ抜かれて~あなただけに~ついて行く~♪」
本作が発売された当時、このような歌詞のCMソング(ストロベリー・フラワー/愛のうた)が流行りました。
そのため普段はゲームをプレイしないようなカジュアル層にも注目を集めた作品ですが、肝心のゲーム内容はかなりストイックだったりします。
直感的ではない操作感。
油断しているとあっという間に全滅するシビアなゲームバランス。
常に絡んでくる制限時間。
土台となるのがリアルタイムストラテジーというパソコンで人気のゲームジャンルなのもありますが、ストイックな要素が多く、油断していると大火傷します。
かくいうぼくもあまりのストイックさに驚きましたが、コツを掴んでからは大ハマリしました!
何が楽しいのかって、限られた時間の中でピクミンを集めたり、宇宙船のパーツを集めることですよ!
あまりにも楽しいので、気が付いたらチャレンジモードをプレイしてしまうような生活を半年くらい送ってしまいました。
メインモードをクリアしたから次のゲームに移りたかったのにw
上手く行けば7時間程度でクリアできてしまうほど小規模な作品ですが、一度ツボにハマればとんでもなく高いリプレイ性を感じられる作品です。
さすが世界の宮本茂!21世紀に入っても職人気質なゲームを生み出してくれました!
非常に人を選ぶ作品ですが、個人的には数あるゲームキューブソフトの中でも特に気に入っています♪
見かけによらずストイックなトラウマ製造機!
こんな人には特におススメ。
・効率化を求めるのが好きな人。
・自然好き。
こんな人にはおススメできない。
・同時に物事を考えるのが苦手な人。
・ボリュームを重視する人。
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Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
ピクミンを何匹殺しても気にせずひたすらクリアだけを目指せばそれほど難しい訳ではありませんが
可愛らしいピクミンが無惨に食い散らかされるのを黙ってみているに忍びなく死んではリセット、死んではリセット、を繰り返したら初回クリアするまでに300時間ほどかかりました
なので個人的にお腹一杯のゲームです
そうなると、FEでもノーミスクリアを目指してしまうタイプでしょうか?w
続編もプレイしているとなったら大変な時間を持っていかれそうですねw
ピクミンって今考えるとゲームデザインが凄まじく綺麗ですよね
とても無駄のない構成していると思います!
ゲームでいわゆる効率厨と呼ばれるタイプの人はピクミンをお勧めしたいですねw
可愛い見た目とは裏腹に超効率重視のゲームです
さながらブラック企業の社長になっている気分を味わえますw
前のゲーム性の話の元記事で、ゲーム性を上げると一般性が下がるという部分がありましたが、今作はゲーム性が強すぎて一般性が下がってる部分がある気はしますね〜
その代わりに短期間クリア、不殺プレイ、ピクミンの数を増やしまくるプレイなどプレイングの幅の広さが素晴らしく、やり込んでしまうプレイヤーが多いのも納得のゲームです!
改めてピクミンのゲームデザインを見ると実に芸術的ですね!
各要素の筋が通っていて宮本さんのゲームらしいです。
そうそう、効率厨には最高のゲームになるんですよw
ぼくも効率は求める方なので上手く行った時はめちゃくちゃ気持ち良かったです♪
しかし、本作はゲーム性を高めすぎる要素があるので人を選ぶんですよね・・・
その代表例が制限時間だと思います。
制限時間があることで生まれる駆け引きもあると思うんですが、一般的には受け入れられなかったのが歯がゆいです。
その悔しさから生まれたのが次回作なんですね。
初代ピクミンは時間制限があるので大変でした。
一度ゲームオーバーになった時は、トラウマになりました。
初代のダイオウデメマダラは最強です。最後の宇宙船パーツであるへそくり金庫を食べてしまっているので倒さなくてはいけないのですが、救済措置としてへそくり金庫は回収しなくても一応エンディングを迎えることが出来るが真エンディングを迎えるためには回収しなければならないです。
2では元ラスボス(笑)に、なんであんなに弱くなってしまったのか?残念でした。
あはは、一度ゲームオーバーになってしまいましたか。
そうなると、かなり前からやり直しになってしまいますもんね・・・
初代のダイオウデメマダラは大苦戦しましたよ。さすがに初見でクリアは無理でしたねぇ。
それだけに倒せた時の達成感は素晴らしかった!
1が難しすぎたからか2は色々と簡単になっていましたねw
ピクミンって雰囲気が良くて一見すると緩そうなんだけど、実はかなり人を選ぶゲームなんですよね( ̄▽ ̄;)
僕もゆるい雰囲気に惹かれて2や3に手を出したことがあるのですが、時間の概念が好きになれなかったなぁ。
あとアメボウズ、クイーンチャッピー、クマチャッピー、ヘビガラスと恐ろしいボスキャラがたくさん出るので個人的にホラーゲームの側面もありますよ。
地下世界は奥へ行けば行くほど恐ろしいです。
当時は少し難癖をつけてましたけど、僕は3DSの「Heyピクミン」ぐらいがどちらかというとおもしろいかな。
あの広告展開によって多くの人が興味を示すきっかけが生まれましたが、ゲームのコンセプトと噛み合っていないのが不幸でしたねぇ。
そうそう、妙にグロテスクな面があるんですよ。
これでもマイルドにしている方だと思いますが、ゲームデザインを含めて尖った作品でしたねぇ。
でも、ぼくはそういう尖ったところに魅力を感じていました。
ピクミンのじめじめ湿る空気清浄機
???大水源辺りの話をしているのかな?
今日も運ぶ、戦う、増える、
そして食べられる~♪
あのCMソングは印象に残りますよねぇw
記事でも触れていますがピクミンはアクションゲームと
分類はされていますが内容的にみれば実質的に
リアルタイムストラテジーというジャンルといえますね
当時のコンシューマーゲーム界では割とマニアックな
ジャンルだったとは思いますがそこは任天堂
シビアながら魅力的なゲームに仕上げてきた感じですね
リアルタイムストラテジーの認知度は低いのでAIアクションと表記しているんですね。
確かに本作をプレイするまでにリアルタイムストラテジーには魅力を感じていませんでした。
それだけに本作が作り上げた功績は大きいです。
発売前は製作者のインタビューなどで、「誰でも遊べる簡単操作のアクションゲーム」みたいなことを盛んにうたっていたのですが、実際プレイしたらかなり難しかったです。しかも1、2回プレイしたくらいでは、本当のおもしろさがわからないんですよね。
数年後に、6日でコンプリートクリアという動画を見ました。残り1秒でお宝コンプリートという場面で鳥肌が立ちました。プレイヤーがとてもうまいのはもちろんですが、それを可能にするゲームバランスがすごい。このまま埋もれてしまうのはもったいないので、ぜひVRでリメイクを。
従来のリアルタイムストラテジーと比べたらこれでも簡単なのかも知れませんが、それでもかなり難しいですよねw
そこは任天堂としては想定外だったかも。
このゲームのハードルが高くなっている要因に1~2回程度のプレイでは本当の面白さがわからないところですね。
6日クリアは本当に凄い。そんなに短縮出来るものなのか!?
確かにVRだと映えそうなシリーズですね。
3よりこっちが好きです。難易度の絶妙な高さと、歯ごたえの有る生物のお陰で、程良くスリル有る冒険出来ますからね。初代だから1章で冒険終わるの納得行きますし、どんどんすんなり出来るようになってく爽快感が3よりも有ります。
ぼくも1が一番好きかなー。どうしても時代に合わせて丸くなる部分ってあるので、怖いもの知らずで作られた1は尖った魅力がありますよね。
なので、ツボにはまれば最高のゲームになります。
自分は子供ですがあそんだことがあります。パーツは29こ集めました。よく原生生物にピクミン食べられてたなぁ。ちなみにGC版です