

バトルフィールド 1/PS4 / Xbox One
2016年10月に発売されたPS4/Xbox One「バトルフィールド 1」を今回はレビューします。PS4/Xbox One「バトルフィールド 1」は第一次世界大戦を描いたFPSです。
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目次
良いところ
ドラマチックに描いたキャンペーンモード
オンラインに接続せずに1人で楽しめるキャンペーンモード。今作では第一次世界大戦の模様をドラマチックに描いたオムニバス形式になっていました!大きく分けて5つのエピソードが用意されていて、それぞれ異なる体験を楽しめるようになっています。それぞれの感想を書かせていただくと・・・
血と泥濘の先に
⇒新米戦車ドライバー、エドワーズが主人公のエピソード。戦車メインの戦闘が可能で、「バトルフィールド」らしい内容になっていました。後半からは戦車の力を借りつつステルスアクションが楽しめて、オーソドックスながらも安定した面白さがあります。
高き場所の友
⇒パイロット&ギャンブラーのブラックバーンが主人公のエピソード。戦闘機メインの戦闘が可能で、ドッグファイトが楽しめます。もはやFPSではなくフライトシューティング。ラストシーンはまるで最終章のような迫力でした。
サヴォイアに栄光あれ!
⇒エリート突撃歩兵部隊のルカ&マッテオが主人公のエピソード。拠点の制圧&防衛メインで、マルチプレイモードのコンクエストを疑似体験出来ます。序盤は鋼鉄製のアーマーを装着しているため敵を無双できるのが楽しい!
ランナー
⇒ボーア戦争における英雄、ビショップが主人公のエピソード。馬に乗っての移動が可能ですが、ゲームプレイとしてはオーソドックスで敵を倒しながら目的地まで進んでいく印象が強かったです。
記されぬ言葉
⇒女性戦士、ザラが主人公のエピソード。広大なフィールドでステルスアクションをしながら敵基地に侵入するシーンが目立ち、舞台が砂漠なのもあってまるで「メタルギアソリッドV」をやっているかのようでした。最後のエピソードだけあってラストは「バトルフィールド」史上最強の敵と戦う事になります。
それぞれのボリュームは1時間半~2時間程度。完全に独立しているのでそれぞれ深みはありませんが、独立しているからこそ定期的に山場があって中だるみしにくくなっています。前作の「バトルフィールド ハードライン」ほどではありませんが、マルチプレイの導入としては良く出来たキャンペーンモードに感じました。
洗練されたマルチプレイモード
「バトルフィールド」といったらマルチプレイ!今作でも最大64人による大規模なバトルが可能になっています。基本的な作りは過去作と大差ありませんが、これまでよりもバランスが良く、バグも少なくなって発売初期でもさほど不満を持つ事なく楽しめました!
個人的に良い!と思ったのが演出の強化。今作では敵を倒すと「シャキン(`・ω・´)」という音が鳴って気持ち良いんです!チームに貢献する事で入手できるスコアの表示も強調されていますし、演出面の強化によってスコアアタックの楽しさが増しています。
バランス面では銃を撃ってもマップに赤印が表示されなくなったところが良いなと思いました。これまでは銃を撃つことで敵に場所が知られてしまい、あっという間にハチの巣にされる事が多かったんですが、今作では仕様変更で居場所が分かりにくくなっているため理不尽さが薄れています。
逆転要素が追加されたのも嬉しい!劣勢になると巨大兵器の使用が可能になり、遠くにいる敵に強力な爆破攻撃をお見舞いできるようになりました。扱いは難しいですが、上手く行けば状況を一転出来ます。
協力プレイが楽しい
マルチプレイはフレンドとプレイする事で面白さが飛躍的に増します!分隊を組む事で広大な戦場の中でも常にフレンドと一緒に行動する事が可能で、共闘感が半端ないんです!
フレンドが倒れたら蘇生させたり、敵を見かけたらスポットして位置を共有したり、2人以上で戦車に乗って突撃したり。
相手が予測不可能な複数の人間プレイヤーだからこそ倒した時の達成感が大きく、その快感を共有できるのが最高に楽しい!
スコアを稼ぐ手段が敵を倒す以外にも豊富に用意されているところも良いですね。敵チームの制圧や仲間の蘇生、分隊命令などでもスコアを稼げるので、対人戦が苦手な人でもランキング上位に行く事は可能です。
さすがシリーズを重ねている「バトルフィールド」。マルチプレイは非常に洗練されていて、何百時間も楽しむことができます。今回は8人以上のフレンドと一緒に楽しむ機会が多かったのでこれまで以上に楽しめました!
圧倒的な映像美
グラフィックの美しさに定評のある「バトルフィールド」。今作はPS4/Xbox Oneに特化したことでこれまで以上に美しくて迫力のある映像を実現しています。
特に印象的だったのがシナイ砂漠。砂の表現や岩の質感が非常にリアルで、そのうえで細かな破壊表現や大人数でのバトルを実現しているんだから凄いですね。このクオリティのオンラインゲームを家庭用で楽しめるようになるとは凄い時代になりました。
惜しいところ
有毒ガスが厄介
今作で初登場した有毒ガス。これを使用させるとダメージを受けるだけではなく視界が悪くなり、非常に厄介です!対処法としてガスマスクの装着というものがあるけど、装着すると視界がさらに狭まって武器のエイムが出来なくなるのでデメリットもあります。
時代背景に合わせた攻撃手段ではありますが、効果が強過ぎるしやられた時の不快感が大きいので追加要素としては蛇足に感じました。味方が使っても影響を受けるので尚更。
結果発表画面が重い
マルチプレイ終了後に確認できる結果発表画面。次のマッチングを合わせてしているからか全体的に重く、項目切り替えのレスポンスが悪くて気軽に確認出来ません。しかも一番知りたいスコアボードは項目を切り替えないと確認できないし。
深みがないキャンペーンモード
キャンペーンモードは相変わらず惜しい作りです。今回はオムニバス形式でまとまっているけど、1つ1つはアッサリで物語に深く入り込むのは難しくなっています。第一次世界大戦の模様をドラマチックに描いているけど、それぞれが繋がっているわけでは無いので深みはありません。あくまでもマルチプレイへの導入であるところはこれまで通りです。
全体のまとめ
原点回帰をしつつ洗練もされた良作!舞台が第一次世界大戦に変わって不安なところはあったけど現代向けに遊びやすく調整されていますし、過去作の反省点も活かされていて過去作から完成度は確実に増しています。
こんな人には特におススメ。
・協力プレイ好き。
・ミリタリー好き。
こんな人にはおススメできない。
・1人で楽しみたい人。
バトルフィールド1/お気に入り度【85/100%】
プレイした時間・・・約30時間
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記されぬ言葉のバトルフィールド史上最強の敵は気になりますね。
4もハードラインもラストはあっさりしてからボスキャラと戦えるのなら楽しみです。