

DOOM/PS4 /Xbox One / Switch (Z指定)
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2016年5月に発売されたPS4/Xbox One「DOOM(ドゥーム)」のレビューをしていきます。
本作は火星基地を舞台にしたFPSですが、グロ表現とシステムがピタッとハマったスピード感のあるゲームでした!
アナタはFPSのシングルプレイと言えばどんなイメージがありますか?
ほぼ一本道のフィールド内で遮蔽物に隠れながら進んでいくイメージを持っていないでしょうか?
今回レビューするPS4/Xbox One「DOOM(ドゥーム)」の場合、従来のFPSで見られたお決まり要素の多くをぶち破っています。
遮蔽物に隠れなくても豪快に戦えますし、マップはメトロイドヴァニアのように入り組んでいますから。
それでいてウリとなるグロ表現がゲームシステムと上手く融合していたので感心しました!
さすがFPS黎明期から続く人気シリーズ!
リブート版もただのFPSには収まっていません!
ここからはそんなPS4/Xbox One「DOOM(ドゥーム)」について詳しく書いていきます。
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- デーモンたちに支配された火星基地で繰り広げられる戦いを描いたFPS。
- 自動回復制を取り入れておらず、回復アイテムを入手しなければ体力が回復しない
- 瀕死状態の敵を近接攻撃でフィニッシュブローすることで回復アイテムを入手できる。
初リリース日 | 2016年5月19日 |
対応ハード | PS4/Xbox One/Switch |
ジャンル | FPS |
売上 | 初週0.7万本/累計1.1万本(PS4) |
推定クリア時間 | 16~20時間 |
発売元 | ベセスダ・ソフトワークス |
目次
良いところ
敵の体力をギリギリまで削るという駆け引き
本作は一般的なFPSと比べて操作感覚や戦闘スタイルがだいぶ異なります。
遮蔽物に隠れ、銃弾が鳴り止んだ瞬間に敵を狙い撃つ。
一般的なFPSはこのような戦法がセオリーとなっていますが、本作では同じようなことが出来ません。
敵はお構いなしに追いかけて襲ってくるのでカバーアクションは成立しませんし、そもそも、自動回復制を取り入れていませんから。
プレイヤーキャラクターを回復するにはライフアイテムを回収しなければいけないので、如何にして入手するのかが重要になってきます。
では、どのようにして入手するのか?
それは、敵が瀕死状態になり、青く光っている時に近接攻撃でトドメをさすことです!
無意識にマシンガンでぶっ飛ばしていたら回復をすることができないので、体力をギリギリまで削って殴らなければなりません。
多くのFPSでは敵の残り体力を意識せずに戦っていたのでこのシステムには衝撃を受けました!
ここで生きてくるのが、部位欠損やゴア表現。
実は本作、超が付くほどのグロゲーだったりします。
敵を倒すと豪快に砕けるんですが、遠距離メインでの戦いだったらよく見えないじゃないですか?
しかし、近接攻撃で倒すことを推奨するバランスだと部位欠損やゴア表現を目の当たりにするので、本作のコンセプトとマッチしたシステムに感じます。
近接攻撃でフィニッシュを決めると内蔵をえぐり取る演出が挿入されるので凄いですよ~!
このように本作はZ指定だけあってグロ過ぎるので、苦手な人には全くおすすめ出来ませんw
爽快でスピード感抜群
本作のスピード感や爽快感はかなりのものです。
移動速度は一般的なFPSと比べてかなり速く、スティックを少し倒すだけで「スルスルスル~」と高速で移動をします。
一般的なFPSで表すとダッシュ移動に相当するほどの速さ。
画面はグラグラ揺れないので、走っているというよりは滑っているかのよう。
爽快感は部位欠損やゴア表現によってかなりのものです。
敵を倒すとバラバラになりますし、近接攻撃でフィニッシュを決めると内蔵をえぐり取ったりしますから。
ただ、全体的にスピード感があって展開が早いため、ショッキングなシーンをじっくり見る余裕はありません。
そのため「何だかよくわからないけど色々飛び散っているんだな」という印象であまり怖く感じられず、派手さばかりが残りました。
そういう意味ではグロゲーが苦手な人でも案外大丈夫なのかもしれませんが、おすすめはしませんw
また、グロ=爽快感と書きましたが、それ以上に不快感を持ってしまう人も注意が必要です。
ゲームバランスが良い
スピード感があって爽快なゲームは大雑把なバランス調整であることがあります。
しかし、本作はゲームバランスが非常にしっかりしているので驚きました!
難易度は全体的に高く、ちょっとした攻撃を受けるだけですぐ瀕死状態になってしまいます。
が、敵の体力をギリギリまで削り、近接攻撃でフィニッシュを決めると体力が一気に回復して形勢逆転を決めることができるんですよ!
おかげで終始緊張感のあるバトルを楽しめました。
そんな緊張感のあるバトルにさらなる戦略性を生み出してくれるのがパワーアップアイテム。
パワーアップアイテムは攻撃力が飛躍的に高まるものから移動速度が高まるものまで色々用意されています。
しかし、効果の時間は短いため、どのタイミングで使用するのか考えなければいけません。
例えば雑魚クラスの敵と戦う場合、攻撃力が飛躍的に高まるアイテムを使用するのは勿体ないじゃないですか?
その場合、中ボスクラスの敵が出現するまで温存した方が良いでしょう。
何も考えずにパワーアップアイテムを使用すると後で後悔することになるので、立ち回りやタイミングが重視されます。
探索が楽しい
戦闘ばかりに目が行きがちですが、実は本作、探索要素も強かったりします。
大きな要因となっているのがマップデザイン。
各ステージは非常に入り組んでおり、迷路のような構造になっています。
ストーリーを進めるには各エリアを行き来して仕掛けを作動したり敵を倒すことになるんですが、脇道には大量の収集アイテムが隠されているんです。
能力をアンロックするとマップ画面に収集アイテムの位置が表示されるため、探索の難易度はそこまで高くはありません。
が、それでも仕掛けを解かないと開かない隠し扉が用意されていたりするので、探索型FPSの側面もあったりします。
充実の成長要素とお楽しみ要素
成長要素やお楽しみ要素は非常に充実しています。
成長要素は
- 武器の改造
- 主人公の身体能力アップ
- 特殊能力のセット
の大きく分けて3種類。
沢山の敵を倒したり武器を使い込むことでポイントが手に入り、様々な能力をアンロックすることになるので、まるでRPGのようなキャラクターを成長させているかのよう。
お楽しみ要素も満載で、各ステージには「ルーントライアル」というミニゲームが隠されています。
ミニゲームの内容自体は制限時間以内に特定の武器を使って一定の敵を倒すといったものばかりでバリエーションはさほどありません。
ですが、難易度が程良く、何度もリトライするほどの中毒性を持っているので、息抜きでプレイする分には良い要素に感じます。
サブモードが満載
キャンペーンモードだけでも面白いですが、それ以外にも数多くのサブモードが搭載されています。
まず紹介するのがFPSではお馴染みのマルチプレイ。
用意されているルールはチームデスマッチやドミネーションなど他のFPSによくあるものですが、
- 高低差あるマップ
- 独特な操作感覚
- デーモンの存在
によってまた違った面白さを生み出しているように感じます。
続いて紹介するのがスナップモード。
こちらはオリジナルのマップやルールを作成して独自のステージを楽しむことができるモードになります。
エディターの自由度が高い関係でクイズなど別ジャンルのミニゲームを作成することも可能で、本作の可能性をさらに広げている印象です。
最後に紹介するのがアーケードモード。
こちらは本編のステージを使ったスコアアタックゲームで、効率良く敵を倒すとスコア倍率が上がって高得点を稼ぐことが出来ます。
イメージ的には「バイオハザード」シリーズに収録されているミニゲーム「ザ・マーセナリーズ」のよう。
このように本作は数多くのゲームモードを収録しています。
キャンペーンモードだけでも一般のFPSと比べたら2倍以上のボリュームなのにサブモードも充実しているとは凄い!
ゲームとしての面白さはもちろん、コストパフォーマンスも優れています。
惜しいところ
謎なストーリー
ストーリーはハッキリ言ってよく分かりません。
日本では大して売れそうにないのに日本語吹き替えで力が入っているんですが、内容が電波なんですw
理解したところで大して面白さを感じられるものとは思えないので、細かいことを気にせずプレイするのが良いのかも。
展開が早くて混乱する
全体的にゲームスピードが速く、FPSに慣れていないと厳しいところがあります。
敵の攻撃を食らっても大した反動はないので、残り体力を見ると「え?こんなにも減っていたの!?」と驚くことがしょっちゅうありましたもんw
また、カメラの感度が高く、移動速度も速いので素早い判断ができないと大苦戦してしまいます。
これが三人称視点のゲームだったらまだ良かったんですが、本作は視界が狭い一人称視点のゲームです。
初見時は何が起こっているのか判断しにくく、大苦戦してしまいました。
探索要素も強いですし、FPS初心者には絶対におすすめ出来ません。
ロード時間が長い
全体的にロード時間が長く感じます。
リトライ時のロード時間はそこまで長くありませんが、次のステージへ移る時やキャンペーンモードからスナップモードに切り替わる時の待ち時間が長過ぎる!
キャンペーンモードからスナップモードに切り替える時は1~2分もかかるからビックリしましたよ。
せっかく色んなゲームモードを収録しているのに、モード切替時にこれだけの時間が掛かったら億劫になります。
ぼくがプレイしたのはXbox One版になります。
DOOM(ドゥーム)のレビューまとめ
スピーディなゲーム展開と派手な表現が秀逸な作品。
最初は他のFPSとの感覚の違いに戸惑いましたが、慣れてくると独特なテイストの虜になってしまい、一気にプレイしてしまいました。
ゲームモードも多く、どれも異なる面白さがあって満足度は非常に高いです。
グロ表現とゲームシステムがピタッとハマったスピーディな探索型FPS!
こんな人には特におススメ。
・爽快なFPS好き。
・探索好き。
こんな人にはおススメできない。
・FPSが苦手な人。
DOOM/お気に入り度【90/100%】
プレイした時間・・・約20時間
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ほぼ同じ意見だわ。
ストーリーは早々に理解するのやめた、、、
探索楽しかったけどマップチョット見難く感じたかなぁ、、、