2016年5月に配信されたPS4/PSVITA「ネバーエンディング ナイトメア」を今回はレビューします。
PS4/PSVITA「ネバーエンディング ナイトメア」は悪夢の中を探索するホラーアドベンチャーゲームです。
ダウンロード専売で、価格は約1,500円。
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- ストーリーに沿って悪夢の中を探索していくアドベンチャーゲーム。
- 強敵の気を反らして進んでいくステルス要素も存在。
- マルチエンディング形式を採用。
初リリース日 | 2016年5月3日 |
対応ハード | PS4/PSVITA |
ジャンル | アドベンチャー |
推定クリア時間 | 2~3時間 |
価格 | 1,480円(税込) |
発売元 | Infinitap Games |
良いところ
不気味過ぎるグラフィック
本作のグラフィックはまるで鉛筆だけで描かれたようなタッチになっていて、周辺には大量の縄網が描かれています。
このエドワード・ゴーリー氏の絵本に影響を受けたようなタッチがとてつもない不気味さを醸し出しており、他のホラーゲームでは見られない唯一無二の印象を感じられるようになっていました!
ポイントなのが、一部だけフルカラーで描かれている事。
例えば血は真っ赤に描かれているんです!
全編フルカラーだったら当たり前の事ですが、基本的には鉛筆画でモノクロだから赤い血が強調されていて恐怖感を生み出しています。
例えばこちら(※閲覧注意)のスクリーンショットをご覧ください。
ただでさえ不気味な白黒少女に強調された赤い血が乗っかる事でさらなる恐怖感を生み出していますよね?
こんなグラフィックでホラー体験を味わえる事こそが本作最大の魅力だと思います!
悪夢を体感できる
本作は悪夢を体感できるホラーアドベンチャーゲームです。
チャプター形式に分かれていますが、ステージ選択画面は存在せず、シームレスに進んでいきます。
ストーリーの進行は舞台が悪夢の中だけあって支離滅裂。
化物が現れたと思ったら夢オチで終わる・・・かと思いきや不思議な世界へ流れ込んでしまい、さっきまでの記憶を失ってしまいます。
完全に開発者の手の中で踊らされているような感じで、良くも悪くも途中で訳が分からなくなってしまいました笑
ちなみに本作の開発者は精神病を患った過去があるようで、本作はその時の実話をモチーフにしているそうです。
簡単なステルス要素
本作はゲームとしては非常にシンプルです。
道中には敵が存在しますが、攻撃する事は出来ず、気を反らして避ける事しか出来ません。
ですが、最低限の緊張感は味わえるようになっていて、その点はホラーゲームらしく感じました。
惜しいところ
グラフィックとマップが単調
鉛筆画のグラフィックは魅力的ですが、シンプル故に代わり映えしません。
進んでも進んでもずーっと白黒の室内なので、あまり先に進んでいる感じがしませんでした。
あまりにも代わり映えしないもんだからループしているのかと疑ってしまうこともあります(実際にループするエリアもある)。
鉛筆画でフィールドのバリエーションを持たせるのは難しかったか!?
意外と怖くない
この記事に掲載されているスクリーンショットを見てトラウマになった人はいるかも知れません。
これだけ破壊力のあるグラフィックだったらさぞ怖いゲームに仕上がっているだろう。
そう思ってプレイしてみたところ、これが意外と怖くありません。
ストーリーがよくある悪夢の範疇に収まっているのもあると思いますが、映像面の動きが弱いのもあると思います。
確かにスクリーンショットだけを見たら不気味過ぎるけど、派手に動く事はないので刺激が足りないんですよね。
例えば生身の人間がドアップで映し出され、眼球が飛び出て赤い涙が流れるようなアニメーションが挿入されたら漏らしそうになりますが、そんな演出はありませんからね。
通常のゲームパートもPS「トワイライトシンドローム」のような横スクロールのアドベンチャーゲームなので動きの面で弱いですし、もう少し工夫が欲しかった。
全体のまとめ
不気味過ぎるグラフィックで悪夢を体感できるのが魅力的の作品。
しかし、精神病を患った開発者が関わっている割には普通のホラーゲームに終わっている印象で、本作ならではの体験は意外と味わえません。
そのため物足りない印象は否めませんが、時間を置いてから本作のグラフィックを見ると「うぉ!」とビックリする事はあるので、映像面での魅力はある作品だと思います。
不気味過ぎる映像は魅力のホラーゲーム!だが、肝心の恐怖度は普通。
こんな人には特におススメ。
・ホラーゲーム好き。
こんな人にはおススメできない。
・ホラーゲームが苦手な人。
ネバーエンディング ナイトメア/お気に入り度【45/100%】
プレイした時間・・・約3時間
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Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
あーやっぱり殆ど同じ評価ですね〜。
グラフィックはかなり魅力的だったのですが…。
ゲームプレイやマップの進行が単調なのはホラー表現重視ならありだとは思うのですが、正直全く怖く感じませんでしたからねー。幾ら赤が映えるグラフィックだとはいっても、グロ表現ばかり目立つのも個人的には合わなかったかな。
それでも独特な雰囲気を持っている作品なのでプレイする価値は充分ありますね〜。
今回も同じような評価になりましたね!笑
まあ、本作も雰囲気重視の作品なのかなと思います。
見た目がかなり不気味なので、もう少し怖いゲームだったら良かったなぁとは思いますが。
映像を見て惹かれたのでしたら、セール価格だったら手を出しても良いんじゃないかと思います。
このゲームは実況動画で見たことあるのですが、ある意味個人的に凶悪なゲームですね。このゲームの雰囲気に浸って、ゲーマー人生上初代プレステの「厄 友情談義」に匹敵するレベルで気持ち悪くなりました。
その点ではある意味プレイヤーに影響を与えてくれるゲームですね。
というか開発者がかなり病んでますよね。僕の場合、悪夢?といえばダンロンやポプテピ、また元祖を辿れば「でんぢゃらすじーさん」のような不条理系なのでこういう筋が一応、世界観では通ってる不条理な流れはなかなか刺激をうけました。
ゲーム性は「トワイライトシンドローム」系なので目新しくはないけど、鬱な人がやったら自殺する怖れのあるある意味最強の雰囲気ゲーだと感じました。
このゲームの実況動画をご覧になったんですか。それはまた、度胸がありますねぇ。何だかんだで興味はあったのかな?
このゲームの開発者は精神病を患ったようなので、病んでいるのは確かだと思います。
体調が悪い時のプレイはおすすめしません。PS4では二年前に発売された作品ですが、当時はあまり良い体調じゃなかったので見送っておりました。
プレイは病みそう(^^;でしたくないけど、あの雰囲気が魅力的なので実況見ました(^^)
でもやはりゲーム性が物足りなかったですね。もっと調べられる箇所がほしいかったのと、ループする仕掛けはただでさえ違いがわかりにくいフィールドなのにループすることで視聴中にこれは飽きがくるなと感じました。
あとツッコミポイントは主人公が喘息を患っているのか?と疑うほど、がんばりメーターが足りなさすぎますよね(^_^;)あの巨大ベビーや患者?に追いかけられてるときに緊張感を出させてくれますけど、なんかわざと恐怖を煽らせるための開発者のエゴを感じてしまいました(−_−
度胸、ありますかね?こういうホラーゲームの実況は昔から好物なんですよ(^^)
実際にプレイしたら、積む可能性が高いですが。
このゲームは探索型アドベンチャーとしてみるとかなり簡素な作りです。
ホラーゲームの主人公って運動能力が低めに設定されることが多いんですよw
それは、もどかしさによって生まれる恐怖が狙いだと思いますが、本作の場合は他にやるべきことはあったと思います。
ホラーゲームって実況動画でも人気ですよね。ギャラリーとしても楽しめるのが大きいんだと思います。