どうも!KENT(@kentworld2 )です!
本記事では書籍「ドリームキャスト コンプリート ガイドブック」をレビューします。
本書は1998年に発売されたセガ最後のゲーム機「ドリームキャスト」のカタログ本ですが、ファンはもちろんセガの偉大さを知るうえでも必読と言える内容でした!
ここからは本書を読んで良かったところなどをまとめていきます。
目次
500タイトルの情報をギッシリ収録!
本書の目玉となっているのが500タイトルにも及ぶソフトカタログ!
扱いはメジャー系・マイナー系を問わず公平で、それぞれ以下のような情報が掲載されていました。
・ディスク画像。
・4枚のスクリーンショット。
・120~150文字のテキスト。
情報量はそこまで多くありませんが、最低限の内容は理解できるレベルには達していると思います。
そのため作品に興味を持つまでの入り口としては良いなと思いました。
ちなみに限定版や廉価版は別枠で紹介されており、こちらは読み物としては簡素な内容でカタログの側面が強く感じます。
思わず「こんなに出ていたの!?」と驚いてしまう限定本体や周辺機器カタログ
ゲームソフトの他には限定本体や周辺機器のカタログも掲載されていました。
驚いたのが、限定本体や周辺機器のバリエーション。
ドリームキャストは発売から僅か2年で生産中止になったので全盛期は短めでした。
にも関わらず限定本体や周辺機器の紹介だけで30ページ近くも割けるほど出ていたとは!?
その中には見たこともないカラーリングの本体が散見され、未知の世界を見てしまいました。
ドリームキャストって国内では300万台程度しか売れていないのに、何故、これだけ多くの限定本体や周辺機器が発売されたのでしょうか?
きっと、それだけユーザー層が濃かったんでしょうね。
特殊ソフトのぶっ飛び具合がすごい!
それ以外には特殊ソフトの紹介もされていました。
例えばドリームキャスト本体にセットすると映像を楽しめる音楽CDの「MIL-CD」。
2000年以降に生産された本体では再生出来なくなっているようで短命に終わったようですが、対応しているCDが紹介されていました。
う~ん・・・定着しなかったのが残念ですねぇ。
それ以外に驚いたのが、「語り継ぐ経営 大川流」。
本作は人気ソフト「シーマン」に大幅な改変を加えたコミュニケーションゲームのようですが、コンセプトにセガイズムを感じられずにはいられません!w
だって、故・大川功氏の顔をしたシーマンが悩める社員にアドバイスをするんですよ!w
例えばマイクに向かって中裕司と言えば「一番頼りにするクリエイターじゃないですかね。セガにおいては」と反応するらしい。
2000年「CSK創業記念式典」にて300本限定で販売されたようですが、業界人向けになんちゅーゲームを売っているねん!w
セガはゲーム業界制圧を目指すDC「セガガガ」なんてゲームも発売していますし、頭のネジが1本どころか3本くらい抜けていますw
今では考えられないようなコンセプトのゲームも大量発掘!
ドリームキャストソフトは500タイトルも発売されたということでその中には面白いコンセプトも作品も散見されました。
例えば「net@versus」シリーズ。
7タイトルが同日に発売されましたが、オフラインではそれぞれ1種類のテーブルゲームしかプレイできないんです!
しかし、同時発売されたすべてのテーブルゲームがディスクに収録されているようで、オンライン対戦は違うタイトル同士でも可能らしい。
つまりアンロック商法じゃないですかーい!w
1タイトル1,900円と安いとは言え今では絶対に考えられない売り方をしていますね。
それ以外にも発売前に販売会社が倒産した「ゴルフしようよ 攻略パック」。
おまけディスクをパソコンにセットすると感染の恐れがあった「マリー&エリーのアトリエ ~ザールブルグの錬金術師1・2~」。
たった1人が手掛けた「ぼくのテニス人生」などPS1/PS2に負けじとコンセプトや販売経緯が個性的なタイトルが色々あって未プレイでも楽しく読めます♪
全体のまとめ
全体的にはコンシューマーゲームバブル時代を垣間見れる貴重な一冊でした!
ドリームキャストファンはもちろん、セガの偉大さを知るうえでも欠かせない一冊になると思います。
本書を読んで改めてセガがどれだけ偉大でおバカなのか分かりましたよ。
同時に近年のセガがどれだけまともになったのかも分かってしまい、どこか寂しい感じもしましたw
ドリームキャスト コンプリート ガイドブック (ゲームラボ選書)
セガは時代を先取りし過ぎて、ある意味凄いメーカーでしたねぇ。
ドリームキャストは、友人の家で、ファイヤープロレスのドリキャス版のを一度遊びましたねぇ。ネットに繋ぐと技やらキャラが増えるとかで、ただ、当時はネット環境が難しかったり高額だったり。まぁ、僕はサターンからPSに移った者ですがね。
個人的話なんですがね、久しぶりにゲームを買いに行きましてね、アンチャーッテッドコレクション、シェンムー、エージェントオブメイへム、シャドウオブモルドールを合計約12000円で手に入れましたねぇ。アンティルドーンは売り切れてましたねぇ。