真・三國無双NEXT/PSV
2011年12月に発売されたPSV「真・三國無双NEXT」を今回はレビューします。
PSV「真・三國無双NEXT」はPSVITAで発売されたタクティカルアクションゲーム、無双シリーズ1作目となる作品です。
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- 大量の敵をなぎ倒してミッションをクリアしていくアクションゲーム。
- PSVITAのタッチスクリーンを使ったミニイベントが多数収録されている。
- ストーリーモード以外にも様々なゲームモードを収録。
初リリース日 | 2011年12月17日 |
対応ハード | PSVITA |
ジャンル | 無双アクション |
推定クリア時間 | 15~25時間 |
売上 | 初週2.9万本/累計8.9万本 |
発売元 | コーエーテクモ |
目次
良いところ
据え置き機版と遜色の無いクオリティ
え?このクオリティの無双を携帯機で遊べるの!?
本作を初めてプレイした時、あまりのクオリティの高さに驚きました!
それなりのクオリティで表現された敵キャラクターが一度に100体近く表示され、必殺技のエフェクト・モーションも派手でしたからね。
しかも動作が早く、ステージ選択をしたらすぐにゲームを始められます。
本作が発売されたのはPSVITA本体と同日(2011年12月17日)ですが、ベンチマークソフトとしても有能で、マシンパワーの高さを存分に堪能出来ました!
↑ゲームを進めていくことで見られるプリレンダリングムービー。CGで作られているだけあって、さすがのクオリティです。
アクセントになっているタッチ操作のミニイベント
PSVITAと言えばタッチスクリーン!
「せっかくPSVITAで発売するのだから本体機能を活用したい!」と開発者が思われたのか、本作のメインステージでは特定の状況になるとタッチスクリーンやジャイロセンサーを活かした以下のミニイベントが発生します。
- 本体を動かして攻撃したい敵をスクリーン内に収めて制限時間以内にすべての敵をタッチする「飛襲」。
- 制限時間以内にすべての敵を何回もタッチして倒す「猛進」。
- 本体を動かして照準を敵に合わせ続ける「騎突」。
- 飛んでくるすべての攻撃をフリックして撃ち落す「斉射」。
- タイミングを見極めてシェイクする「崩落」。
- 背面タッチパッドを上から下へフリックして前進し、目標地点に到達する「突風」。
- 敵武将とフリック操作でバトルする「一騎討ち」。
さらにゲームを進めていくと以下のミニゲームをプレイする事になります。
- 本体を傾けてゴールを目指す「速駆」。
- 迫り来る敵をフリック操作で倒す「鉄壁」。
- 本体を動かして狙いを定め、敵を倒していく「射撃」。
- 背面タッチパッドで隠された文字を見つけ、ドラックしてなぞっていく「策謀」。
タッチ操作を強要させられて少し邪魔に感じる事はあるのですが、個人的にはそれ以上に無双シリーズにありがちな単調さを抑える役割を果たしていると思いました。
なので、割とポジティブに捉える事が出来ましたね。
豊富なゲームモード
本体と同日に発売されるゲームは開発期間が短くてボリューム不足。
そんな先入観で本作のゲームモードを見るとあまりの数に驚かされました!
ストーリーを追体験するモードから3GやWi-Fi通信を使って他のプレイヤーと中国大陸の制覇を競うモード、アドホックモードで協力プレイを楽しめるモード、ミニゲームをプレイしてハイスコアを競うモード、オリジナルキャラクターを作成するモード、三国志の歴史を知ることができるモード、アイテムやムービーを閲覧できるモードなど、めちゃくちゃ多いです!
さらにさらに!
プレイアブルキャラクターは驚きの65体で、PSVITAのロンチタイトルとしては十分過ぎるくらい多さです。
コーエーテクモは開発エンジンの流用が上手く、新ハードでもさほど手間をかける事なく開発できるようですが、本作ではその恩恵を存分に堪能出来ます。
中には無双のキャラクターシールを付けたり、落書きができる機能など強引に入れた感が半端ない物も散見されますが、そこはご愛嬌ということでw
惜しいところ
ステージに変化が無い
第一印象は非常に良い「真・三國無双NEXT」ですが、ある程度プレイすると中だるみを感じてしまいました。
メインとなる「演義モード」では「三国志演義」のストーリーを追体験しながらメインステージやミニゲームをこなしていくんですが、ステージ数の割りに戦うマップやミニゲームが重複していることが多く、中盤辺りまで進めて行くと同じことの繰り返しになってきます。
確かにタッチ操作の要素によって単調さが薄れているところがあるんですが、それを帳消しにしてしまうほど変化の無いステージが続くんですよね。
開発者側からしたら同じステージで戦う事になっても操作キャラクターやストーリーが違う事で差別化を図れていると思っているのでしょうが、基本的にやる事は同じだし、ストーリーに関しても特別魅力的には感じなかったので、個人的には同じような印象でした。
なので、もっと変化を感じられるように作って欲しかった。
ただ、これは長時間連続してプレイするからこそ感じてしまう事でもあると思うので、例えば1日10分程度のプレイだったら常に新鮮味を感じられそうです。
「一騎打ち」がしつこすぎる
先ほどPSVITAのタッチ操作を活かしたミニイベントを褒めましたが、唯一「一騎打ち」というミニイベントはイマイチに感じました。
このミニイベントは特定の敵武将に近付くと発生するもので、PSVITAのタッチスクリーンを使って1対1で戦う内容となっています。
が、先に進めていくと100回近くフリック操作をしなければならず、異様に難易度が高いので何回も死んでやり直しを繰り返してしまい、ゲームのテンポが崩れます(難易度ノーマルでの話です)。
このミニイベントでやられてしまっても最初からやり直しになるのではなく、ミニイベント発生直後の時点からやり直せるのがせめてもの救い。
ここでステージ選択画面からやり直しになっていたら厳しかったw
敵の数が少なくて拠点を制圧できないことがある
敵の出現数は携帯機としては非常に多いです。しかし、本作のゲーム性を考えるとこれでも少なかったりします。
と言うのも本作のメインステージでは自軍の本拠地が制圧されるのを防ぎつつ敵軍の本拠地を制圧する(勢力を0にする)事が主な目的となっているんですが、たまに目に見えている敵を一掃しても勢力が0にならず、制圧できないことがあるんですよね。
そのため無限に敵が沸いてくる入り口で待ち伏せをするなどの戦法を取らなければならず、「軍隊同士の戦いを描いた作品としてそれはどうなの?」と思いましたw
アップデートによって敵の出現数は増えましたが、それでも勢力を0にできない事があります。
画面を見ただけでは多すぎるくらいの敵キャラクターが表示されるのですが、本作のゲーム性を完成させるにはさらに沢山の敵を一度に出現させる必要がありそうです。
全体のまとめ
相変わらず単調過ぎるところはありますが、本体の機能を活かしつつ十分なボリュームとなっていて、このクオリティのタイトルを本体と同日に持ってこれたのは凄いと思います。
一度に長時間プレイすると厳しいですが、例えば携帯機らしく1日10分ずつプレイするなどしたら中だるみせず最後まで楽しめると思うので、気軽に無双を楽しみたい場合は良い作品です。
単調だが、ロンチタイトルとしては十分過ぎるほどのクオリティとボリュームの作品。
こんな人には特におススメ。
・爽快感を求めている人。
こんな人にはおススメできない。
・単調なゲームが苦手な人。
・タッチ操作が苦手な人。
真・三國無双NEXT/お気に入り度【60/100%】
プレイした時間・・・約21時間
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Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
無双NEXTはかなり好きな作品です。
一騎討ちやミニゲームはダルいんで微妙ですけどねw
vitaの無双がこれ1作で打ち止めになったのは残念に思っています。爽快感は凄かったので!
このゲームは第一印象が最高に良い作品でしたね~。
体験会で初めてプレイした時は驚きましたよ。タッチ機能を使ったシステムはどうしても好みが分かれてしまいますがw
言われてみるとVITA専用の無双はこれっきりだったのか・・・
随分懐かしいゲームですね。そんなに前じゃないのに懐かしく感じます。はじめの頃はプレイをしましたね。でもプレイをしていくとミニゲーム風のアクションが多過ぎて飽きてしまいました。でも今思えばvitaの操作を網羅してますね。
このゲームが発売されたのは6年前になるんですね~。
もう、前世代になってしまうのかな・・・本当に最初の印象が良すぎましたw