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【レビュー】リンクのボウガントレーニング [評価・感想] クラブニンテンドーの非売品ゲームみたいな作品。

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リンクのボウガントレーニング+Wiiザッパー/Wii

2008年5月に発売されたWii「リンクのボウガントレーニング」を今回はレビューします。

Wii「リンクのボウガントレーニング」は「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」を題材にしたシューティングゲームです。本製品にはアタッチメントのWiiザッパーが同梱されています。

良いところ

トワイライトプリンセスの世界を忠実に再現!

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2006年末に発売された超大作のWii/GC「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」。

今回レビューするWii「リンクのボウガントレーニング」は、この「トワイライトプリンセス」の素材を使いまわして作られています。

ハイラル平原、ゴロン鉱山、城下町、砂漠の処刑場など、同作品で見られたマップがそっくりそのまま再現されているので、ファンは必見です!

本来こういった使いまわしはあまり肯定的にみる事はできないんですが、本作はWiiリモコンのポインター操作を使ったガンシューティングである関係上、本編とは全くゲーム性が異なるためマップが同じでも手抜き感はありませんでした。

むしろプレイしていると「トワイライトプリンセス」本編がやりたくなってきます。

的を当てる爽快感

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本作はシューティングゲームという事で、画面内に出現する的を当てて行く事がメインとなっています。

的に当たった時の効果音は気持ち良く、爽快感はかなりあります!これ、ガンシューティングゲームではかなり重要な事ですよね?

シューティング初心者を配慮した作り

このゲームには大きく分けて3タイプのステージが存在します。

固定画面に出現する的を当てて行く「ターゲットシュート」。押し寄せる敵を迎え撃つ「ディフェンダー」。キャラクターをスティックで操作して敵を倒して行く「レンジャー」。

基本的にはこの3タイプのステージを一度にプレイする構成となっているんですが、徐々に操作が複雑になっていくように出来ているのでシューティングが苦手な人が少しずつ操作を覚えて行けるようになっていると思います。

作り込みが細かい

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基本的には画面内に出現する的や敵を当てて行くのがメインの本作。

実は、それ以外のオブジェクトを撃つ事でも得点が貰えたり、意外な反応があったりします。

中にはその後の展開が変わったりもしますので、2度目以降のプレイでも新鮮に楽しむことができます。

ハイスコアを獲得するため、単に的を撃つだけではなく、様々なところを狙って行きましょう!意外な攻略法が隠されているかもしれませんよ?

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惜しいところ

ボリュームが少ない

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値段からしてこの点は期待していなかったんですが、ボリュームは想像以上に少なかったです。全ステージ遊び終えるのに大体1時間くらいかな?

ステージ数は全部で27ステージとか言ってますがメインモードのスコアアタックでは1セット3ステージでプレイすることになるので実質9ステージしか無いような印象です。

本作の価値をボリュームという面だけで語ってしまうと、「はじめてのWii」と同程度。

つまり、1000円程度の価値しかないと思います。スコアアタックに燃えない人が買ってしまったらガッカリするかも?

おまけ要素

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ほぼ皆無です。値段が安いとはいえ少しはサービスしてやってもいいと思うんだけど・・・。例えばスコアアタックの画面をWii伝言板に貼る機能とか。

また、高得点を獲得しても良い事はありません。本当に淡々と各ステージを選択してハイスコアを狙って行くだけ。最終ステージをクリアした時の演出も簡素で、非常にアッサリしています。

ファミリー向けの演出で世界観が崩れた!

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このゲームは「~トワイライトプリンセス」という比較的高年齢向けのタイトルを題材にしておきながらメニューはひらがな表記だし、Miiも登場するので、世界観がぶち壊されています。

ゼルダをファミリーにアピールしたかったのかもしれませんが、ボウガンを持ったリンクのポーズといい、ちょっと媚びすぎている気が?

このゲームだけを見てもどれだけ当時の任天堂がファミリー病に侵されていたのかが分かります。

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全体のまとめ


「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」の世界を使った入門向けシューティングゲームといった印象。単純に撃って楽しいので、原作未プレイの方でも楽しめます。

ただ、本当に簡素な作りで、すぐに飽きてしまうのが残念。Wiiザッパーが付いているとは言え、約4,000円は高いです。

クラブニンテンドーの非売品ゲームみたいな作品。

こんな人には特におススメ。
・トワイライトプリンセス好き。
・ガンシューティング好き。

こんな人にはおススメできない。
・ボリュームを重視する人。
・コストパフォーマンスを重視する人。

リンクのボウガントレーニング/お気に入り度【50/100%】
プレイした時間・・・約5時間

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  1. トモフミ より:

    このゲームはノータッチです。当時から気になってはいたんですけどボリューム的に高いと感じ、前月の「マリカWii」を買って、満足してしまいました。でもやっぱりあの当時に感じた通りボリュームは少ないんですね。このゲームはクラニンなどで配信されてそうなゲームと仰られてますが、確かに1,000円で配信されていると良いようなゲームですね。(ボリューム的にあの当時でもWiiウェアあたりで出ても良いレベル)
    最後にメニュー画面のひらがな表記はダサいですね(笑)僕はあの当時、中学生だったのでそんなファミリー病みたいな姿勢をとるからWii離れしてPSPに流れたんですよ!一方でDSはあの頃、FFやDQ、FE、クロノに興味持ってましたので”離れ”は起こさなかったですね。

    • kentworld より:

      大体、想像通りの内容になっていると思います。本当にWiiウェアでも良いレベルの作品ですからw

      ひらがな表記はゼルダの世界観にあっていないと思います。
      ハードスペック的に不可能ではありませんから、ファミリー病に感じてしまいました(^_^;)
      中学生だったらもっと嫌悪感を持ってしまいそうです。

  2. C-rex より:

    「解放少女」を彷彿させるレビューですね。前にも書きましたが、解放少女は世界観やキャストが魅力的だったんですが、このゲームと同じくボリュームが少なく、ガッカリしました。
    ボリュームはある程度のバランスが必要だと思います。多すぎるのはよくないけど困るだけですが、少なすぎるのは損した感じになりますからね。まぁこのゲームはネタでしょうね。

    ファミリー病ってw相変わらず厳しいコメントですね。でも、ファミリー路線を意識しすぎたというのはあった気がしますね。僕は当時よく分からなかったんですが。
    ただ、ファミリー路線が任天堂の強みでもあるので、バランスをとれば武器になると思います。そのためにはジャイアン的な自社のやり方に合わせられる企業を取り込むというやり方をやめて、PSのようにサードパーティが入りやすい土壌を作るべきです。まぁ所詮は任天堂からゲームが好きになった素人の若造の考えなんで、説得力はないかもしれませんがね。なんにせよ、スイッチの今後には期待です(論点がズレ過ぎたw)。

    • kentworld より:

      「解放少女」懐かしい!あれは僕もプレイしましたよ。
      「GUILD 01」というゲームの1作品だから通してプレイしたらボリューム不足はそこまで気にならなかったけど、
      単品で購入したらあっという間の内容に肩透かしをくらいそうです。

      ごめんなさい、厳しいコメントに感じてしまいましたか・・・僕としてはユーモアで書いたつもりだったんですが。
      ファミリー路線は意識し過ぎていました。このゲームでゼルダの間口も広めたかったのかもしれませんが、世界観は大切にして欲しかった。

      • C-rex より:

        「GUILD 01」のゲームは「レンタル武器屋deオマッセ」もプレイしたんですが、こっちはボリュームもゲーム性も良かったです。
        余談ですが、大空翔子役の花澤香菜さんが小野賢章さんにとの交際を始めましたね。

        そうでしたか······。このコメントを書いたとき、龍が如く6レビューのコメント欄でkentさんが最後に僕の返信で書いてたコメントに納得できずにイライラしてたので、こういう感じのコメントになってしまいました。そのことはごめんなさい。今は龍が如く6の熱が冷めたし、時間も経ったので、どうでも良くなりました。

        • kentworld より:

          声優さんの交際、年頃なので妥当かなぁと思っていました。
          「GUILD 01」もプレイされていたんですね!

          また正直に書いちゃってw
          でも、そういう素直なところがC-rexさんらしいですね。

          • C-rex より:

            いえいえ、「解放少女」と「レンタル武器屋deオマッセ」をプレイしただけですw

            このまま言わなかったら、後々kentさんとの関係にヒビができそうな気がしたので、正直に言いました。本来なら言わないのがベストなのかもしれませんが、僕はネット人格のような「仮面」を作りたくないのでこういった行動にでました。

          • kentworld より:

            ありがとうございます!C-rexさんの素直な気持ちが伝わりました!その純粋な気持ちをいつまでも忘れないでください!

  3. ジョエリー より:

    ゼルダの伝説シリーズは今までプレイした事が無いと言いましたが、そう言えばこのゲームだけはプレイしました。
    ゼルダの伝説というよりはただのシューティングゲームとしてプレイしていたので忘れていました。笑
    個人的には本当に平凡なシューティングゲームという認識しかありませんでしたね。まぁトワイライトプリンセスをやった人からすれば、また違うのかもしれませんが。

    • kentworld より:

      このゲームが唯一のゼルダでしたか!
      完全に別ジャンルで、トワイライトプリンセスをやっていなければそんな感想になっても無理はないですね。
      効果音の気持ち良さとか、良いところは良いんですが、ボリュームや中毒性が足りない。

  4. 匿名 より:

    キタ━(゚∀゚)━!
    まさかのボウトレ
    これが来るということは次あたり、バトルクエストかな?
    ボウトレは北米版の名称が『はじめてのWiiザッパー』ですし、完全にオマケタイトルですよね
    ストーリーも謎解きも実質ありませんし、武器を使う関係上マスターソードも出てこない(からガノンも出てこない)
    完全に雰囲気ゲーです
    パーティーゲームとしてなら盛り上がるのでアリです

    • kentworld より:

      ニンテンドーランドの収録ゲームを単独レビューするという発想はありませんでしたw
      うーむ・・・それも良いかもしれませんね
      そうそう、海外では「はじめてのWiiザッパー」という名称で売りだされていたんですよね。
      僕もおまけゲームと言う認識でした。

  5. shiba より:

    何となくタイトルでスルーしてしまったゲームですね。
    スクショ見る限りだとけっこう面白そうです。
    スーパースコープとか大好きだったので意外に楽しめるかも?w

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