どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2016年5月に配信されたPS4/PSVITA「Downwell(ダウンウェル)」のレビューをしていきます。
本作は井戸の中を下っていく2Dアクションシューティングゲームですが、ぼくの3連休を丸々潰すほどの中毒性を持ったとんでもない作品でした!
まさか2018年にこんなファミコンチックなゲームに大ハマリするとは思いませんでしたよw
そんなPS4/PSVITA「Downwell(ダウンウェル)」の良いと思った点から書いていきます。
※本作は約500円のダウンロード専売タイトルになります。
※2019年1月にはSwitch版が配信されました。
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▼このゲームを3行で説明すると?
・ガンブーツを使用することで少しだけ浮遊して弾を発射できる。
・ステージクリア制で体力が0になったら最初からやり直し。
目次
良いところ
連続で敵を踏み潰していく気持ち良さ
プチッ!プチッ!プチッ!
みなさんは2Dマリオでパタパタなどの敵を次から次へと踏み潰していく気持ち良さを味わったことはありますか?
敵を踏み潰すことで高く飛び上がり、その反動を活かして隣にいる敵を次から次へと連続で潰していくのは爽快ですよね♪
今回レビューする「Downwell(ダウンウェル)」ではそんな気持ち良さを存分に味わえるんです!
何故かと言うとステージ構成が下へ下へと下っていく形式になっているから。
上手く行けば10体、20体。いや、100体以上を着地せず連続で倒すことが出来ます。
ガンブーツによって現実的になった100体以上の敵を着地せず倒す快感
え?100体以上の敵を着地せず踏み潰せるの?
2Dマリオの感覚で見ると懐疑的に感じてしまう人も居るでしょう。
しかし、ガンブーツというアイテムによって不可能ではなくなりました!
ガンブーツを使用すると弾を発射し、衝撃で少しだけ浮き上がります。
そのため操作キャラの下に居る敵を倒すことができるうえ、落下速度を緩めることができるんですね。
本作ではこのガンブーツの特性を駆使して下へ下へと下っていき、着地せずどれだけ敵を倒せるのかに面白さが集約されていると思いました!
何故なら着地せず連続で敵を倒すことで以下のようなボーナスが入るから。
▼コンボを決めることで貰えるボーナス一覧
コンボ数 | ボーナス |
8コンボ | 100ジェム |
15コンボ | 100ジェム+ガンブーツの電力1UP |
25コンボ | 100ジェム+ガンブーツの電力1UP+HP1回復 |
特に有り難いのが、ガンブーツの電力とHP。
ガンブーツには制限があり、電力が0になると弾を発射出来なくなるんです。
電力を供給するには着地するか敵を踏み潰さなければなりません。
そのため電力の最大値が多いほど制限なく弾を発射できるので便利なんですね。
ですので、コンボで最大値を増やせるのはとても助かります。
HPに関してはもっと重要で、なんと、0になると1-1からやり直しになってしまうんです!
それでいて回復できる機会は限られているので、コンボで1回復する有り難みは非常に大きく感じます。
細かいテクニックによって奥深くなったコンボシステム
ガンブーツがあるからといって着地せず100体の敵を倒すって無理でしょ!w
そう感じられる方もいると思いますが、細かいテクニックを使えば不可能ではありません。
例えばステージの到るところで見られる小さなオブジェクト。
これらを踏み潰すことで少しだけ浮遊し、ガンブーツの電力も供給できるので、周辺に踏み潰せる敵が居ない場合は重宝するんですね。
横穴の入り口にあるバリアもコンボを継続するうえではとても重宝します。
何故かと言うとバリア内では着地してもコンボが継続されるからです。
これらの細かいテクニックによって100コンボが現実的な物となり、ボーナス目当てで狙いたくなります。
敵を狙い撃つ楽しさ
ここまで敵を踏みつけることばかりにスポットを当てていましたが、一方で狙い撃つ楽しさもしっかりあります!
個人的に大きいのが、弾を発射する時の「バババババッ!」という効果音。
非常に爽快なので、例え敵に当たらなくても空撃ちしたくなるくらい(電力が無くなるのでむやみに使用出来ませんが)。
そんなガンブーツの弾はアイテムによって軌道を変化させることが出来ます。
強力なタイプほど電力を大量に消費するため一長一短なので、状況に応じて使い分けなければいけません。
このように本作は2Dシューティングの色も実は強かったりします。
踏むか撃つかを瞬時に考える面白さ
2Dアクションゲームのように敵を踏み潰して倒しても良いし、2Dシューティングのように弾を発射して倒しても良い。
このように本作で敵を倒すには大きく分けて2通りの方法が存在します。
しかし、それぞれに存在するデメリットによって片方だけで攻略することは不可能なんです。
撃って倒す場合
⇒遠くの敵を倒せるけど、電力によって無限に撃てない。
踏んで倒す場合
⇒踏むことでガンブーツの電力を供給できるけど、狙いにくい。
このようなメリット・デメリットが混在するうえ敵によっては片方の攻撃しか通用しない場合もあるので、どのような方法で敵を倒すのか臨機応変に対応しないといけないんです(もちろん逃げるという手もあり)。
今は撃つべきか?それとも踏むべきか?
このような駆け引きが楽しめることでより奥深い作品になっていると思いました!
適度に存在するランダム要素
実は本作のステージはランダム生成だったりします。
そのためプレイする度に地形が変わるので、ステージ構成を暗記するという攻略法は通用しません。
また、ステージクリア時に入手できるボーナスアイテムや横穴の内部もランダムで決められるので、全体的にローグライクゲームのような運の要素も含まれていると思いました。
運が悪いとゲーム難易度が大きく上がってしまいますが、逆に下がることもあり、それが希望に繋がってリトライの意欲が高まることもあります。
超ストイックなゲームオーバー時のペナルティ
1周クリアに掛かる時間は15~20分程度。
しかし、残り人数は1人固定のうえ、ゲームオーバーになったら最初からやり直しなんです!
そのためラスボス戦でゲームオーバーになろうが容赦なく1-1からやり直しになります。
15~20分程度とは言え、それまでに3×4の12ステージを攻略することになるだけにこれは痛い!
ですが、個人的にはこのストイックなゲームデザインに惹かれました!
ゲームオーバーになったら容赦なく1-1からやり直しになるからこそ終盤のステージでは緊張感が生まれますし、回復アイテムなども重宝するようになりますからね。
思えばファミコン時代はこんなゲームばかりでした。
「今日こそクリアするぞ!」と思ってもゲームオーバーになって1-1まで戻されて心が折れ、次の日にリベンジしたものです。
そんなアーケードスタイルのファミコン風ゲームが2016年になっても楽しめるとは感激しました!
クリア時の達成感が半端ないハードモード
ラスボスを倒してゲームをクリアすることで大きな達成感を味わえるでしょう。
しかし、本作の本番はここからで、新たにハードモードが出現するんです!
内容の方はノーマルモードをベースに難易度を上げたような感じ。
敵の出現率が上がり、新たな強敵が出現するようになります。
普通のゲームだったらさほど惹かれませんが、本作の場合はハードモードをプレイすることでさらに魅力が際立ちました!
一番大きいのが、敵の出現率が上がってコンボが繋がりやすくなったこと。
上手く行けばノーマルモードでは考えられないくらいコンボが決まるので、大量のボーナスを入手出来て爽快なんです!
しかし、敵の攻撃は激しいのでそう簡単には行きません。下手にコンボを決めようとしたら返り討ちに遭うでしょう。
いかにして敵の攻撃をかいくぐり、着地せず連続で敵を倒せるのか?
これを徹底するには高い反射神経と学習能力が求められ、相当な練習が必要になります。
だからこそラスボスを倒した時の達成感がとてつもなく大きかった!
その大きさは計り知れないもので、思わず嬉し泣きをしてしまうくらい。
僕がゲームでこんなに泣いたのは初めてですよ!w
現代的なアンロック要素
ゲームオーバーになったら1-1からやり直しなのかよ!?
現代のゲームに慣れているとそんな拒否反応を持たれるかも知れません。
確かにデスペナルティは厳しいですが、アンロック要素によってある程度のモチベーションを維持できるようになっていました。
本作ではゲームオーバーになると成績に応じてポイントが溜まり、一定数溜まると様々な要素がアンロックされます。
多くはゲーム表示(パレット)を変えるオプション機能的なものですが、パワーアップアイテムもアンロックされることもあるのでプレイすればするほど有利になっていくんです!
それでもクリアは困難ですが、良い塩梅になっていると思いました。
惜しいところ
人を選ぶデスペナルティ
ハッキリ言いましょう。
個人的に本作で気に入らないところはありません!
シンプルにまとまっているからこそスキがなく、完璧と言っても良いほどの内容です。
ただ、人によってはアーケードスタイルなのが合わないと思います。
ゲームオーバーになったら1-1からやり直しなのは苦痛に感じる人も居るでしょうし、そもそも8bitのグラフィック・BGMがチープに感じるかも知れない。
ストーリー性も皆無に等しいので、アンロック要素があるとは言えモチベーションを保てないかも知れない。
個人的にはストイックなファミコンゲームから入った人間なので、本作をプレイしていると当時ハマっていた頃を思い出しましたが。
全体のまとめ
ストイックなデスペナルティ。適度なランダム・アンロック要素。そして癖になるガンブーツアクション!
いずれの要素も上手く調和していて、シンプルながらも完成度が非常に高い作品。
2016年5月配信当時もハマってノーマルモードをクリアしましたが、2018年9月の3連休にプラチナトロフィー狙いでやり込んだらまたハマってしまいましたw
そのハマり方は尋常ではなく、3連休を丸々本作に費やしてしまったくらいですw
おかげで購入したばかりの新作ゲームをプレイする暇がありませんでした!w
余談ですが、本作を制作したのはもっぴん氏ただ1人なんですよね(しかも製作時は学生だったらしい)。
まさか、たった1人の学生によって作られたワンコインゲームに僕の3連休が潰されるとは!?
僕の3連休を丸々潰すほどの中毒性を持った古典的なファミコンゲーム!
こんな人には特におススメ。
・ファミコンゲーム好き。
・アーケードスタイルのゲーム好き。
こんな人にはおススメできない。
・デスペナルティが厳しいのに絶えられない人。
Downwell(ダウンウェル)/お気に入り度【100/100%】
プレイした時間・・・約25時間
僕はゲームとの出会いって人間関係とか彼女作りに置き換えて妄想することもあるんですけど、ケントさんにとってダウンウェルくんは親友のような相性の良さですね(笑)
確かにこのストイックな作りとランダム生成のステージは2Dアクション版「風来のシレン」といっても過言ではないですね。ケントさんはシレン(不思議のダンジョン系)も好きって言ってたのでそこも相性抜群です。