どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は「ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー」のレビューをしていきますが、まずはひとこと言わせてください!
いやぁ空いた口がふさがりませんでしたw
本来だったら3本くらい作れそうな題材を1本に凝縮しているので、充実感が半端なかった!
1回観ただけでは全てを把握するのは難しいので、2回も3回も観ちゃいましたw
そのくらい、100分の中にネタが詰め込まれています。
ただ何でもかんでも詰め込んでいるので、消化しきれていないところがあると思いました。
しかも本作、それまでは伏せていた衝撃的な設定が明かされるので、とあるキャラクターに思い入れがあると、受け入れるのが難しいところもあったりします。
そういう訳で「満場一致の傑作映画」ではなく、「楽しい映画だけど、人を選ぶところがある」と感じました。
一体どういうことなのか?本記事では「ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー」を観て感じたことを語っていきます。
ネタバレにならないようストーリーの核心はボカして語っていきますが、察してしまうところはあると思いますので、その辺りはご了承ください。
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- 人気アクションゲーム「スーパーマリオ」を題材にしたCG映画の2作目。
- 「マリオギャラクシー」など歴代シリーズをモチーフにしている。
- ヨッシーやロゼッタ、チコなどが初登場。
目次
良いところ
21世紀のマリオネタが満載
本作で特に良かったのが、21世紀のマリオネタを「これでもか!」と詰め込まれていることです!
今回もイルミネーションと任天堂の共同制作なんですが、とにかく画面の隅から隅までネタだらけ。
マリオオタクほど「ねぇこれ気づいた!?」って得意げに語りたくなるシーンが連発します。
舞台はほうき星の天文台に、ヘブンズドア、アッチーニャ砂漠、マイナスワールド。
これだけでもテンション上がるのに、背景や小道具にも細かいネタが仕込まれています。
キャラクターもロゼッタ、チコ、ヨッシーはもちろん、パマタリアンや星ウサギ、モックといった脇役も登場。
BGMにしても人気曲が1フレーズだけ使われていたりして、油断してると見逃しますw
さらにシチュエーションもニヤけるポイントだらけで、ハンマーブロス戦に、球体マップのアスレチック、ファイアフラワーでの暗がり探索など、「この流れ、あのステージじゃん!」ってなる瞬間が何度もありました。
体感としては、「マリオ検定の実技試験をやらされてる」感じですね。気づけるかどうかで満足度が変わるタイプの作りです。
で、前作との大きな違いなんですが、今回は21世紀以降のネタがかなり多いです。
タイトルにもなっている「マリオギャラクシー」はもちろん、「オデッセイ」や「ワンダー」あたりの要素もガッツリ入っており、前作よりも若い世代が反応するネタが目立っています。
さらにニコニコ動画で話題になったあのネタまで拾ってくるあたり、「それ公式認定するんだ!?」っていう驚きもありますw
それ故にファミコンやスーファミ世代ですと、ちょっとわからないネタがあるかもしれませんが、最新のゲームも遊んでいるものとしては嬉しかったです。
マリオって「スーパーマリオブラザーズ」が入口になっているところがあって、どうしてもファミコンの「3」くらいまでのネタばかりになりがちなんですよね。
今作ではその壁をぶち破っている印象で、21世紀のマリオゲームネタも惜しみなく使われています。
「オデッセイ」でキャプチャーした恐竜に、「ワンダー」で戦ったワンダークッパJr.。さらに1作しか出ていないあの変身マリオも登場します。
こうして聞くとファミコン・スーファミ世代は満足できない映画だと感じるかもしれませんが、大事なところではしっかり拾っています。
特に終盤のシーン。ここは「あ、それやっちゃうの!?」って声が出るくらい、原作再現がガッツリ入っています。
この一発で、「昔からのファンも大切にしていますよ」と言われている感じがしましたね。
あとトレーラーにも出ていた「USA」ネタ。
ラスボスのマムーに、ボスのキャサリンやドン・チュルゲなど、しっかり原作に沿った描写がされていました。
「USA」ネタでさらに驚いたのが、マリオではない“あのキャラ”の活躍。違和感なく溶け込んでいるどころか、しっかり見せ場が用意されていて、「ここまでやるか!」と感じました。
前作でも思いましたが、昔はドットや記号的だったキャラクターたちが、フル3Dで“生きている存在”として動き回るのを見ると、やっぱりグッとくるものがありますね。
特に「3D」や「4DX」など、映画館だからこその環境で鑑賞すると、さらに楽しくなります。
ぼくの場合、「3D版」も視聴しましたが、星くず祭の降っていくる星や恐竜に襲われるシーンとかの立体感がスゴくって、迫力が段違いです!
家族愛を描いたストーリー
ストーリーはシンプルながらもキャラクターの心情をしっかり描いています。
まあ評論家からは相変わらず厳しい声が目立っていますけど、少なくとも原作よりも心理描写はしっかりあるので、そこは映画らしいですね。
特に大きいのが、ピーチ姫の描写です。
彼女はキノコ王国のお姫様ではありますが、出自は不明で、物心が付いた頃にはキノコ王国にいました。
今作ではそんな彼女の謎が明かされ、ストーリーの起承転結にもなっているので、綺麗にまとめていると思いました。
「いやぁまさかそんな設定にしてくるとは!?」原作を知っていると思うこともありますが、一本のストーリーとしてみるとあの設定は上手いと思いましたね。
あとはクッパとクッパJr.。クッパの息子を思いやる気持ちと、クッパJr.のお父さんに忠実な姿勢。
その辺りも描いているので、悪役なんですけど、どこか感情移入したくなります。
特にクッパの描写は冷酷非情な悪役ではなく、きちんと人情を持ったお父さんといった印象で、発言の節々で相手を思いやる気持ちを感じることができました。マリオRPGとかでも感じましたけど、クッパって実は良いやつですよね。
ほかにもマリオとルイージに、ロゼッタとチコ。みんな愛する家族がいて、その人たちのことを思って行動する。
何度も観ていると、キャラクターの心理描写がわかってくるので、そこは映画という媒体を活かしています。
感心したのが、前作の伏線を回収していることです。
ピーチ姫がチラッと触れた、自分の出自が不明なことに、マメキノコで小さくされたクッパに、最後の最後に登場したヨッシーのタマゴ。
全て今作に繋げているので、前作から続けてみると、地続きに感じられて面白かったです!
今作も最後の最後には次回作の伏線みたいな描写がありますけど、次はどう繋げてくるのか?今作の伏線回収を見ていると期待しちゃいます!
マリオの相棒としてしっかり活躍しています。
前作で登場しなかったことが不思議に感じるくらい、自然に溶け込んでいます。
あとめちゃくちゃ可愛い!原作よりも質感が細かくなっていて、リアルにはなっているけど、アニメらしい可愛さも残されています。
なんか、久しぶりにヨッシーの可愛さに目覚めた気がしますねw
舞台が宇宙であるからこその表現
タイトルにもある通り、今作は宇宙も舞台になっています。
この点が表現の幅を広げている印象で、前作以上にぶっ飛んだことをやっています。
特に大きいのが、マリオゲーム以外の任天堂キャラクターが登場することです。
前作でもマリオが「パルテナの鏡」を遊んでいたり、背景に「パンチアウト」の額縁が飾られていたりと、マリオゲーム以外のネタはありました。
今作ではもう少し踏み込んだ扱いで、「ピクミン」のドルフィン号が着陸したり、「スターフォックス」のフォックスが活躍します。
特に「スターフォックス」は専用のアニメーションが挿入されたり、フォックスがバリバリ喋るほどの優遇ぶりで、「急にどうした!?」と思いました。
この点に関して否定的な意見もあるとは思いますが、任天堂ゲームを広く愛しているものとしては、彼の参戦は嬉しかったです。
「スターフォックス」って近年は新作が途絶えてしまい、シリーズ存続の危機を迎えていますからね。
それが今回の参戦で今後にも期待できるようになった。イチファンとしてはその事実が嬉しいですし、フォックスさん、めちゃくちゃカッコいいですw
吹き替え版の声優は竹内栄治さんと原作とは違う方が担当しているんですが、めっちゃイケボで、カッコよく活躍するので、今作でファンになった方も多いんじゃないでしょうか。
うーん、一番の見せ場はマリオたちに譲っているので、そこはしっかりしていると思いました。
あくまでも活躍するキャラの1人といった印象で、前作のドンキーコングみたいな立ち位置にとどめています。
今回の映画で間違いなく知名度が上がったでしょうから、熱が冷めないうちに新作を出してほしいですね。
気になったところ
いろんな物を詰め込みすぎている
全体的にいろんな物を詰め込みすぎている印象です。
そのため密度は凄いことになっていますが、映画はゲームとは違って尺が決まっています。
容器のサイズが固定なので、その中に何でもかんでも詰め込みすぎると、弊害もあると思いました。
特にそれを感じたのが、好きなゲームのネタが登場したときです。
「あ!この変身マリオ、好きなんだよなぁ」と思ったら次のネタが挿入されて、消化不良のままで終わってしまう。そう感じることが何度かありました。
特に「ギャラクシー」ネタは、タイトルになっている割には配分が少ないと思いました。
確かに舞台は同作に登場したステージが出てきますし、終盤には「ギャラクシー」ファン感涙の演出がありますけどね。
ほかのマリオゲームネタとか、「スターフォックス」などマリオゲーム以外のネタも満載なので、「マリオギャラクシー」ネタだけを求めると、コレジャナイ感じがするかもしれません。
あと、詰め込みすぎという意味では、もう少し間が欲しいところがあります。
特に最後のシーンは気が付いたらエンディングになっていたので、余韻に浸る暇すらもありませんでした。
今作は家族愛をテーマにしていますけど、展開が駆け足なので、1回観るだけではみんなの心情をハッキリ感じ取るのは難しいです。
そういう意味でも、繰り返し見ることで良さが分かる映画だと思いましたね。
注意点
原作の「マリオギャラクシー」とは別物
今作はゲーム版にはなかった設定が追加されています。
解釈によってはゲーム版「マリオギャラクシー」を否定するような感じになってしまうので、一部で賛否が分かれています。
個人的にも「え?その設定を入れたら、原作のあれはどうなっちゃうの?」と思うこともありました。
「マリオギャラクシー」は一見すると宇宙を舞台にした楽しい3Dアクションゲームなんですが、世界観の作り込みも素晴らしく、作中に登場するロゼッタの絵本を読むことでいろんな発見があります。
彼女がどのようにして生まれたのか?どんな家系なのか?ステージをクリアするだけではわからないような設定が示唆されているので、考察をすることで世界観をより楽しむことができました。
だからこそ「マリオギャラクシー」はいまでも人気なんですが、今回の映画版では衝撃の設定が追加され、前提が変わってしまいました。
ただ「マリオギャラクシー」の銀河には、いろんな巡り(世界線)が存在します。
Switch版の「マリオギャラクシー2」で追加された絵本でも、ゲーム版と映画版。それぞれ違う世界線であることを示唆するような描写がありました。
そう考えると、ゲームはゲーム。映画は映画と切り分けて考えたほうが良い気がしますね。
ただWeb版「ニンテンドードリーム」に掲載された宮本茂さんのインタビューによりますと、
映画で作った設定も今後のゲームではできるだけ沿っていきたいと思います。
と話されているので、今後ゲームでも「マリオギャラクシー」の世界を描くとしたら、映画版の世界線が基準になりそうです。
なんでも、今まではキャラの設定を細かく決めすぎると、次に作るゲームの自由度が下がってしまうから、あえて作り込みすぎないようにしてたみたいなんですね。
ただ、今回の映画をきっかけに「設定を広げるのも面白い」と感じたようで、今後は映画で作った設定もゲームに反映していくようです。
正直、ちょっと気まぐれに感じますが、先ほども話したように、「マリオギャラクシー」には色んな世界線が存在します。
過去のゲーム版は過去のゲーム版という解釈もできますし、そもそもロゼッタの絵本に書かれていたことは、あくまでも示唆です。
公式から明言されたわけではないので、ファンの想像力に委ねられるところがありました。
それが今回、公式からハッキリした設定が作られた。
長年、正解だと思われていた設定とは違うので、ちょっと受け入れるのに時間がかかりますけど、今回の設定を反映することで、今後どんなマリオゲームが作られるのか?楽しみでもあります。
あの2人に関係を持たせることで、それまで孤立していたあのキャラクターたちが、マリオファミリーと密接な関係になりますからね。
全体のまとめ
ここまで「マリオギャラクシームービー」について語っていきました!
簡単にまとめると
- 前作以上に濃厚なジェットコースターファンムービー
- 細かいところを見ると気になる点もあるが、シンプルに考えると楽しい映画!
といった感じです。
「マリオギャラクシー」の映画としてみると、いろいろ思うこともありますが、マリオ・任天堂全般が好きでしたら、とても楽しいファン向けの映画に感じます。
1回目はもちろん、2回・3回と観ていると、最初は気が付かなかった小ネタが見つかったりするので、噛めば噛むほど味が出てくる映画だと思いましたね。
今回の映画をきっかけに、ゲームの方でもいろんな進展があるでしょうから、前作同様ターニングポイントになりそうな気もしています。
本記事の動画版

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