2014年2月に発売された3DS向けのダウンロードソフトです。
基本的には2Dアクションゲームですが、
個人的に好きな3Dアクションゲームの要素も含まれているため、購入してしまいました。
本記事では本作をプレイした感想を書いて行きます。
本作はステージクリア形式のアクションゲームです。
ステージは横スクロールのものから3D系のものがあり、
さらにはボスステージ、ミニゲームステージもあるのでバラエティに富んだ構成になっています。
通常の横スクロールステージは、マリオ系ですね。
どんどん先に進んでちょっとしたアスレチックを乗り越えて行く、よくあるアレです。
3Dステージは3DS「スーパーマリオ3Dランド」を思わせるような、
一本道の立体視を活かした作りになっていました。
敵の攻撃が飛び出すように見えたり、距離感がつかみやすくなるので、
このステージでは立体視をONにしていたほうがプレイしやすいですね。
ちなみに視点変更は一部を除いて基本的には出来ず、ほぼ固定化されています。
ボス戦は行動パターンを覚えて弱点を攻撃して行く、こちらもよくある作り。
パターンを覚えないと苦戦してしまいますが、逆に覚えてしまえば一気に楽になります。
まずは敵の攻撃を避ける事から始めて、どのタイミングで弱点が出現するのか覚えましょう!
このように本作は色んなゲームの良いとこ取りをしたゲームに感じました。
どれも一定水準には達しているので、それなりに楽しく遊べましたよ。
それと色んなゲームの要素を取り入れているという事で、
退屈しない作りになっているのも良いですね!
ボスステージの中にはゲームジャンルが変化する物もあり、
最後まで色んな楽しさが含まれていると感じました。
このゲームはドイツのゲームメーカーが制作したゲームです。
という訳で言ってしまえば洋ゲーになるんですが、
良い意味で海外ゲームらしく無い丁寧な作りに感じました。
操作には癖が無いし、画面の切り替えも一瞬。難易度は丁度良いくらいだし、
難しいと思ったらミニゲームで体力や残り人数を増やす事もできる親切設計。
キャラクターの顔こそは濃いけど、オープニングの音声は吹き替えされているし、
日本のゲームをプレイする感覚で挑んでも問題ありません。
ここ数年で海外のゲームが遊びやすくなっているとはよく聞きますが、
本作をプレイしていると改めてそれを感じますね。
色んなゲームの良いとこ取りということで、逆に言えば既視感が強過ぎる気がしました。
壁キックアクションは「Newスーパーマリオ」や「ロックマン」。
ローリングアタックは「ソニック」。2段ジャンプは「ゴッド・オブ・ウォー」。
回数制限ありのアイテムは「ロックマン」。
各ステージに隠されたボーナスステージは「スーパードンキーコング」。
といった感じで、本作に用意されている大半の要素は他のゲームで見て来ましたから。
ステージのギミックにしても、特筆するほど良い!と思ったものはありませんでした。
ベルトコンベアが配置されているのも、シーソーが配置されているのも、
プロペラに掴まって移動するのも、何のゲームかは忘れましたがどこかで見て来ましたから。
収集アイテム、ボーナスステージの隠し場所にしても、
ありがちなところばかりで探索になれていたら大して探すのには苦労しません。
個人的に残念だったのがこの点。主人公の移動速度は、やや遅く感じました。
移動速度が遅い事でイライラする事はありませんでしたが、
スピードが遅いとは感じてしまい、アクションゲームならではの疾走感はありません。
また、移動速度の調整ができないのもキツイ!
3Dステージでは時々細い道をつたって行く事になるんですが、
ソロソロ歩きができないので、何度か奈落の底に落ちてしまいました。
移動速度を調整できるようにしたら操作にアナログ感が出来て楽しくなってくるし、
もうちょっとしっかり調整してほしかったなー。惜しい!
ボリュームは800円のゲームにしては十分過ぎるくらいあると思いました。
本作に用意されているアクションステージは全部で15。ボスステージは3つ。
さらにミニゲームも6種類ほど用意されており、収集アイテム集めやボーナスステージ、
裏ステージも用意されているので、すべてを極めようと思ったら10時間は遊べます。
800円と言えばバーチャルコンソールのスーパーファミコンソフト並みの価格ですが、
大抵のスーパーファミコンソフトと同等のボリューム感なので、
新作である事を考慮に入れたらこの価格はむしろ安いと言えます。
ちなみに裏ステージはゲームをクリアした後に遊べるステージで、ステージ構成がミラーになっている他、
5つの収集アイテムを集めないとゴールできないようになっていて、
より探索要素が強化された内容になっていました。
専用の看板に触れると収集アイテムの場所を教えてくれるので、
そこまで探索難易度が高い訳ではないんですけどね。
どの要素も一定水準には達しているし、飽きさせないように努力しているのも感じられます。
でも、何かが足りない。そんなゲームでした。操作には癖がありませんし、ボリュームもそこそこあるので、
この価格だったらアクションゲーム好きだったら手を出しても良いと思いますけどね。
他の名作アクションゲームで満足していたら、わざわざこれを選択する必要はありません。
こんな人には特におススメ。
・アクションゲーム好き。
こんな人にはおススメできない。
・新鮮味を求める人。
ジェットロケット プラネットアドベンチャー/お気に入り度【60/100%】
プレイした時間・・・約3時間
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3DSのDLゲーはこれといい、良い意味でカオスになってますねw
こういう洋ゲーローカライズや、専門学校生との共同企画作品、プロデューサーがゲーム実況動画を見たことが移植のキッカケになった某元フリーゲー、東方の同人ゲー作ってたところのオリジナルタイトルetc‥
個人的にはこういうカオスな雰囲気は好きですし、スマホゲー界隈で問題視されているガチャ課金のような金を搾り取る感じのシステムが無い面では結構安心して買えています(まあ、信じられないクソゲーも勿論ありますが)。
任天堂はIDも取り入れたことだし、この市場も一層大事にして欲しいなあ
私もこのソフトを買いましたが
大体同じような意見です
個人的にシンエンと言うメーカーは
日本のゲームをリスペクトしてる感じがあるので、
わりと気に入ってます
ただDSのSTGのナノスレイなどやった事がありますが
規則性の動きがまばらな気がします
今作も飛んでくる弾の間がバラバラに飛んできて、避けるのが無理な時があったり
規則性を読んで、それに伴った行動で避ける爽快性がもう一つような気がします
そういう緻密性が
もう一つですねー
このメーカーはGBAの時からグラフィックでは頑張ってきたので
そこらへんをそろそろ気配って欲しいですねー
レビューお疲れ様です。
しかしなんだな、ちょっと期待してただけにちょっと残念な感じかな。
悪いけどセールまで待とうかな(酷っ)
ちなみにドイツのメーカーというのでもしかしたらと調べてみましたが
やっぱり3DSのアートオブバランスタッチつくったとこか。
まあ残念な話ですが海外で3DSに力いれてくれるメーカーはそう多くないでしょうしね。
あれ、個人的に3DSDLゲーでもっとも好きなゲームの一つで
人にもよく勧めてるんですが(ま、500円だから合わなくてもそこまで恨まれませんしw)
ただカメラワークとか一部ステージとはいえあまりにも厳しすぎる時間制限とか
所々不親切だなって感じたことも事実なんですよ。
ミニパズルなら許容範囲のそんな所が、アクションだとより強く出ちゃったのかもしれませんね。
そういう細かい所の調整は一番時間がかかる=小さなメーカーのゲームだと不満の出やすい所でもありますし。
まあ大手でも明らかに調整不足なゲームばっかりな所もありますが(溜息)
ちなみにあっちもアークから体験版も出てたはずだからKentさんも暇があったら是非体験してみてください。
>蒼天さん
そうですね。最近になって3DSのDL市場が見逃せなくなって来ました。
毎週のように気になる作品が配信されてきて、
3DSの普及台数が増えて来た恩恵はこちらの方が味わえます。
僕もこういうカオスな雰囲気は大好きですね。
変なゲームを出せる環境というのは大切だと思います。
今後は他ハードでもインディーズメーカーのタイトルを
積極的に取り込んでいくそうなので、
こんな雰囲気が出来上がりそうだから楽しみです。
>ズンさん
確かにプレイしていてリスペクトしている感じが出て来ました。
日本の2Dアクションのお約束を色々と取り入れていますから。
>ただDSのSTGのナノスレイなどやった事がありますが
こちらは未プレイですが、文章を読んだ感じでは
今回紹介したジェットロケットプラネットアドベンチャーのような、
あともう一歩と感じる作品のようですね。
とにかくオリジナリティがもっと欲しい!と個人的には思います。
リスペクトのセンスはそれなりに良いとは思いますけどね。
>ダベットさん
このゲームは800円の価値は十分に感じられましたので、
定価で買っても問題は無いと思います。
でも、そのうちセールはやりそうですねw
今回紹介したゲームの制作会社は、任天堂ハードで積極的に
タイトルをリリースしている会社のようで、海外では貴重ですね。
うわ!アートオブバランスタッチ、
調べてみたら面白そうじゃないですか!w
文章を読んだ感じでは、粗削りな点も多いようですが(汗)
とりあえず体験版はやっておこうかなー。
僕が知らないうちに3DSのダウンロードタイトルで
どんどん魅力的なタイトルが配信されていたんだなぁ。
今後はもっとこの市場に注目して行きたいと思っています。
だからこそ今回のタイトルを購入した訳ですし、
パッケージタイトル市場も寂しくなって来ましたからね(泣)