【レビュー】カニノケンカ -Fight Crab- [評価・感想] ネタゲーに見せかけた本格対戦アクション!


カニノケンカ -Fight Crab-/Switch

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は2020年8月に発売されたSwitch「カニノケンカ -Fight Crab-」のレビューをしていきます。

本作はリアルなカニ同士が戦う対戦アクションゲームで、当初はネタゲーとしてみました。

ところが実際にプレイしてみたところ、これは対戦アクションとしても十分に楽しめるゲームであることがわかったんです!

1人用のキャンペーンモードもやり込み要素が多く、見ているだけでも楽しめるので、もしかしたら今後、流行るかも知れません。

ここからはそんなSwitch「カニノケンカ -Fight Crab-」について詳しく語っていきます。

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このゲームを3行で説明すると?
  • 武器を持ったカニ同士が戦う対戦アクションゲーム。
  • 相手を3秒間転倒させたら勝ち。
  • 相手にダメージを与えることで転倒させやすくなる。
初リリース日 2020年8月20日
対応ハード Switch
ジャンル 対戦アクション
推定クリア時間 3~5時間(キャンペーン)
発売元 マスティフ

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良いところ

カニ同士が武器を持って戦う絵面のインパクト

本作を語るうえで欠かせないのが、絵面のインパクトです。

リアルなカニが武器を持って戦う。

ゲーム好きの成人男性はもちろん、普段、ゲームをプレイしないおばあちゃんも興味を引くような絵面で、ぼくはそこに魅力を感じました。

しかも使用できる武器は剣、盾、ビームソードなど、世界観を無視したものも存在します。

また、戦場は都市、スーパー、子ども部屋などカニが生息していそうにない舞台も多く、バカゲーらしいシュールさを感じられました。

こういうゲームはプレイするのはもちろん、後ろから眺めるだけでも楽しめるのが良いですね!

Joy-Conの加速度センサーによる一体感

本作はSwitchだけではなくSteamでも配信されているマルチタイトルです。

ですが、ぼくはSwitchならではのタイトルに感じました。

というのも本作はJoy-Conの加速度センサーを使った操作にも対応しているからです。

戦闘時にJoy-Conを両手に持ち、傾けてみましょう。

すると、傾けた方向に合わせて操作しているカニのハサミが動きます。

一応、左右のスティックを使ってカニのハサミを動かすこともできますが、傾き操作の方がやりやすく感じました。

操作が難しいとストレスに感じてしまうので、個人的にはSwitch版をおすすめします。

ユニークな操作形式

前述の通り本作では2本のスティック。あるいはJoy-Conの加速度センサーを駆使してカニのハサミを操作していきます。

そうなると移動はどうやって行うんだ?って感じですよね?

本作の場合、移動はオートで行われ、十字キーを押すことで押した方向へ進んでいきます。

この操作形式にしたことで細かな動きができないカニの特性を上手く再現しているように感じました。

また、移動しながら正確な角度にハサミを振ることができるようになったので、そういう意味でもよく考えられている印象です。

ボクシングに近いゲーム性

戦闘での勝利条件は、相手を3秒間転倒させることです。

しかし、画面上に表示されるゲージのパーセンテージが低い状態では転倒させにくくなっています。

そのため相手を武器で叩くなどしてダメージを与え、パーセンテージを増やし、転倒させやすくしなければいけません。

イメージ的には「大乱闘スマッシュブラザーズ」みたいな感じでしょうか。

相手の攻撃はガードできるので、左右のハサミを動かして攻防を繰り広げている時の感覚はボクシングに近く感じました。

多彩なプレイアブルキャラクターと武器

本作には23体のカニがプレイアブルキャラクターとして登場します。

「カニってこんなにも種類があるのか!?」って感じですねw

しかも48種類の武器が登場し、左右のハサミに装備することができます。

組み合わせの種類は1,000を超えるので、この時点で戦略性が生まれているのではないでしょうか?

さらに凄いのが、使用できるスキルが多彩であることです。

  • 衝撃波を放つ「カニハメハ」
  • 武器の攻撃力がアップする「エンチャント」
  • エネルギー弾を放つ「カニタマ」

など、ゲームを進めていくことで使用できるスキルが増えていきます。

これらのスキルはダメージを受けることで溜まるゲージが満タンになった時にしか使用できないので、戦略性を高める役割も果たしている印象です。

繰り返し楽しめるキャンペーンモード

本作にはステージクリア型のキャンペーンモードが搭載されています。

1周クリアまでのプレイタイムは3時間程度と短いんですが、リプレイ性が高く、繰り返し楽しんでしまいました。

大きな要因となっているのが、RPG要素と難易度選択です。

キャンペーンモードのステージをクリアしていくとお金が貯まります。

すると、新しいカニや武器が購入できるほか、操作しているカニのステータスを強化することもできるんですね。

全てのカニを購入し、限界まで強化する場合、相当なお金が必要になるので、繰り返しプレイしなくてはなりません。

また、難易度はノーマルに加えてハードが用意されており、ゲームをクリアするとさらなる高難易度モードが追加されます。

クリア後にはエクストラステージも追加されるので、一見すると少ボリュームに見えるかも知れませんが、実は長く楽しめるように作られているんです!

充実の対戦モード

このように本作は1人でも十分に楽しめますが、メインとなるのが対戦モードです。

Switch版の場合、対戦モードは

  • ローカルプレイ
  • 画面分割プレイ
  • オンライン対戦

と幅広く用意されています。

そのうえオンライン対戦はランクマッチ、フリーバトルの2種類を用意。

マッチング中にキャンペーンモードをプレイすることもできるので、かゆいところに手が届く作りに感じます。

AAA級タイトルであるならまだしも、インディーズゲームでここまで作り込むとは恐れ入りました!

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惜しいところ

慣れないうちは大雑把になりがち

本作はアナログ感が強いゲームです。

攻防は加速度センサーやスティックを使った細かい操作が可能ですし、カニやオブジェクトは物理演算処理がなされていますから。

その一方で攻撃の手段は少なく、ゲージが溜まらない限り、基本的にはハサミを振るのみです。

それ故に慣れないうちは適当にハサミを振ってしまいがちで、戦闘に勝ったとしてもピンときませんでした。

この感覚は格闘ゲームでレバガチャ(ボタンやレバーを適当に押す)を多用して勝利した時に近く感じます。

また、物理演算処理がなされている関係でカニやオブジェクトの挙動がおかしくなり、理不尽な展開になることもありました。

ダメージを与えた時の爽快感があるので適当にプレイしてもそれなりに楽しめますが、奥深さに気が付かないとすぐに飽きてしまうかも知れません。

個人的にはキャンペーンモードをやり込んだことで奥深さに気が付きましたが、最初は奥深さに気が付きませんでした。

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カニノケンカ -Fight Crab-のレビューまとめ

インパクト抜群の見た目から出落ち感が強いゲームかと思いましたが、意外としっかりしています。

その作り込みはeスポーツの競技項目に挙げても良いレベルです。

見ているだけでも楽しめる関係上、実況動画やSNSとの相性も抜群で、きっかけ次第ではブレイクするかも知れません。

ネタゲーに見せかけた本格対戦アクション!

こんな人には特におススメ。
・カニ好き。
・ボクシング好き。
・バカゲー好き。

こんな人にはおススメできない。
・すぐに飽きる人。

お気に入り度【80/100%】

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