【衝撃】5年前のニンテンドースイッチを調べてみたら今とは全然違ってた!?

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は、ニンテンドースイッチの今と昔を比較していきます。

2022年3月3日、ニンテンドースイッチは発売5周年を迎えます。

この5年間、Switchは破竹の勢いで売れていき、対応ソフトも続々と発売されました。

その結果、任天堂史上、最も成功したゲーム機といっても過言ではないほどの地位を確立されていて、非常に良い流れが生まれています。

そんなSwitchの5年前はどうだったのか振り返ってみたところ・・・

あれ?こんな風でしたっけ?

発売スケジュール、世間での評価、搭載されている機能。

何もかもが今とは全然違うので衝撃を受けました。

ここからはSwitchの今と昔を比べていき、何がどう変わったのかを語っていきますので、ぜひ、最後までご覧ください。

Nintendo Switchの今と昔

世間での評判が雲泥の差

5年前のSwitchを振り返ってまず驚いたのが、世間での評判が雲泥の差であることです。

みなさんご存知の通り、今のSwitchは圧倒的な人気を誇ります。

国内の家庭用ゲーム市場では8割以上のシェア率を獲得。

全世界累計販売台数は1億台を突破して、任天堂の据え置き型ゲーム機としては最も売れたゲーム機となりました。

ユーザーからの評価も高く、当ブログで行った「任天堂ゲーム機総選挙」では1位を獲得しています。

そんなSwitchですが、発表当時の評判は決して良いものではありませんでした。

2016年10月21日。

ニンテンドースイッチが初公開され、据え置き型ゲーム機と携帯型ゲーム機を融合したものであることが判明しました。

しかし、任天堂の株価は前日比1925円安の2万5025円まで下落しています。

なぜ、下落してしまったのでしょうか?

当時、公開されたJ-CASTニュースの記事 にはこんなことが書かれています。

ただ、「持ち運び」のための兼用ゲーム機という発想は、ゲームのプレーを大きく変えるほどのインパクトはなく、想定の範囲内ともいえ、かえって「守り」の印象をもたれた可能性は否定できない。「持ち運ぶ」のであれば、スマホでも十分ということなのかもしれない。

そう、投資家にとってSwitchは期待ほどのものではなかったようで、それが株価の下落に繋がったんですね。

今思うと「先見性がないなぁ」と感じてしまいそうですが、当時はですね、そういった意見の方が目立っていました。

というのも、当時の任天堂は世間でのイメージがあまり良くなかったからです。

スマホアプリの「ポケモンGO」が社会現象になるという明るいニュースもありましたが、肝心のゲーム専用機では苦戦を強いられていました。

稼ぎ頭になるはずだったWii Uは大苦戦。

比較的健闘していた3DSもピークアウトしてしまい、ヒット作が生まれにくい状況になっていましたからね。

その一方でスマホではヒット作が多数生まれていました。

モンスターストライク、パズル&ドラゴンズ、白猫プロジェクトなど、メガトン級のヒット作が続々と誕生します。

その中にはゲーマーでもハマってしまうほどやり込み要素が強いタイトルも目立っていたので、それまでは家庭用ゲームを中心に遊ばれていた方もスマホゲームを遊ぶようになりました。

という訳で、当時は

ゲームというものはスマホで遊ぶもの。ゲーム専用機は時代遅れ。

という見方が強まっていたんですね。

比較的、ゲーム専用機が売れていた欧米市場でもPS4が主導権を握っていて、任天堂のゲームには注目が集まりにくい状況でした。

それから3ヶ月後の2017年1月13日。

ニンテンドースイッチの続報が公開され、発売日が3月3日であること。

コントローラにHD振動などの新機能を搭載していることなどが発表されます。

専用ソフトとしては「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」を本体と同日に。

「マリオカート8 デラックス」を4月28日に。

「スプラトゥーン2」を夏に。「スーパーマリオオデッセイ」を冬に。

「ゼノブレイド2」を2017年内に発売すると発表し、かつてないほどの大作ラッシュになることをアピールしましたが、これだけ凄い発表を行っても否定的な意見が目立っていました。

その証拠に、発表会が行われた2017年1月13日付の任天堂株価は前日比1,450円安と下落しています。

任天堂ファンのぼくとしてはマリオやゼルダの新作が同じ年に発売されること。

Wiiのモーション操作やDSのタッチ機能も搭載されていることが判明してワクワクしていたんですけどね。

販売価格が税別29,980円と任天堂のゲーム機としては高価であること。

ソフトメーカーの発売タイトルが控えめであることから大ヒットは難しいと思っていました。

以下は2017年1月13日に発表されたソフトメーカーのタイトルです。

  • 真・女神転生V
  • オクトパストラベラー
  • ドラゴンクエストヒーローズ Ⅰ・Ⅱ for Nintendo Switch
  • ウルトラストリートファイターズ Ⅱ ザ・ファイナルチャレンジャーズ
  • スーパーボンバーマン R
  • マインクラフト
  • ドラゴンボール Z
  • いけにえと雪のセツナ
  • ソニックフォース
  • The Elder Scrolls V: Skyrim
  • JUST DANCE
  • FIFA
  • NBA 2K18
  • レゴシティ アンダーカバー
  • ファーミングシミュレーター
  • レイマンレジェンド

アトラスからは「真・女神転生V」が。

スクウェア・エニックスからは「オクトパストラベラー」という完全新作が発表されましたが、それ以外は数年前に他機種で発売されたタイトルが目立っています。

このことからソフトメーカーはSwitchに消極的な姿勢を取っていることが露呈してしまいました。

無理もありません。当時の任天堂ゲーム機は任天堂ソフトばかりが売れる状況で、ソフトメーカーのタイトルが売れにくい状況でしたからね。

しかし、ゲーム機は色んなソフトメーカーに支持されるからこそ成功するものです。

スーパーファミコンが成功したのも、ニンテンドーDSが成功したのも、任天堂以外の色んな会社が人気タイトルを供給したことが大きかったりします。

そういう意味で当時のSwitchは任天堂ファン以外にはパンチ不足だったので、冷たい視線を向けられていました。

では、そんな状況をどうやって変えたのでしょうか?

次のテーマで語っていきます。

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発売スケジュールの濃さが全然違う

5年前のSwitchを振り返って次に驚いたのが、発売スケジュールの濃さが全然違うことです。

こちらはニンテンドードリーム2022年4月号に掲載された新作ソフト発売スケジュールです。

めちゃくちゃ細かい字で書かれていて、何が何だか分からないことになっていますよねw

一方、5年前のSwitchはどうでしょうか?

ニンテンドードリーム2017年5月号に掲載された新作ソフト発売スケジュールを見てみると・・・

なんですか、この寂しいスケジュールはw

  • 03月30日 三國志13 with パワーアップキット
  • 04月20日 みんなでワイワイ!スペランカー
  • 04月28日 マリオカート8 デラックス
  • 05月25日 ウルトラストリートファイターII ザ・ファイナルチャレンジャーズ
  • 06月01日 聖剣伝説コレクション
  • 06月29日 レゴシティ アンダーカバー
  • 春予定 ARMS

信じられないかもしれませんが、当時はこんなスケジュール表になっていました。

まあ、3週間前に「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」などが発売されたばかりというのもありますが、ちょっと寂しいことになっていますよねw

マリオカート、聖剣伝説、ストリートファイター。

名前こそはご存知の方も多いと思いますが、ここで挙がっているタイトルのほとんどは他機種からの後発移植だったりします。

完全新作はほとんどなかったので、発売日に買った者としては不安な日々を送っていました。

ところがSwitchに奇跡が起こります。

本体と同日に発売された「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」が各地で大絶賛。

Switch本体の評判も良好で、

  • 据え置き型ゲーム機と携帯型ゲーム機を瞬時に切り替えられる
  • スリープ解除からの起動が一瞬である
  • メニュー画面がサクサクと動作する

ことなどが好評を博し、口コミで人気が広がっていきました。

その結果、Switch本体の売上は発売2週目以降も好調をキープ。

そのまま「マリオカート8 デラックス」に繋げていき、夏に発売された「スプラトゥーン2」で大ブレイク。

それまでは普通に買えたSwitch本体が入手困難となり、抽選販売に参加しないといけなくなりました。

その後も

  • スーパーマリオ オデッセイ
  • 星のカービィ スターアライズ
  • 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
  • ポケットモンスター ソード・シールド
  • あつまれ どうぶつの森

などの有力タイトルが多数発売されたことでSwitchの普及台数は急上昇。

それに追随する形でソフトメーカーも新作ソフトを発売するようになり、Switchソフトの発売本数は加速度的に増えていきます。

Switchソフトの発売本数(パッケージ)
西暦 発売本数
2017年 51
2018年 156
2019年 205
2020年 212
2021年 248

2017年は51タイトルだったのに対し、2018年は156タイトル。

2019年は205タイトル、2020年は212タイトル、2021年は248タイトルも発売されました。

Switchソフトの発売本数(ダウンロード)
西暦 発売本数
2017年 148
2018年 485
2019年 584
2020年 697
2021年 1,332

ダウンロードソフトに至っては2017年は148タイトルだったのに対し、2018年は485タイトル。

2019年は584タイトル、2020年は697タイトル、2021年はなんと、1,332タイトルも配信されました。

これは、あらゆるゲーム機の発売本数を凌駕するほどの勢いで、個人では全てを揃えるのは不可能と言えるほどのタイトルが発売されています。

これだけの本数が発売された要因としては、Switchが人気なのはもちろん、任天堂がソフトメーカーへのサポートを強化したこともあったりします。

かつての任天堂はソフトメーカーへの勧誘は消極的だったんですが、Switchのソフトウェア開発キットは約5万円と安く、他社のゲームエンジンにも積極的に対応していきました。

そういったこともあってWii Uや3DSでは移植が困難だったタイトルも発売されるようになり、発売本数も増えていったんですね。

Switchが発売された当時、こんな状況になるとは誰が予想できていたのでしょうか?

少なくともぼくは予想できませんでした。

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使える機能が全然違う

続いての比較は、使える機能についてです。

今のSwitchには色んな機能が搭載されています。

プレイしているゲームの映像を録画する機能。

ゲーム映像の拡大機能。Bluetoothオーディオとの連動機能。

YouTubeやニコニコの閲覧機能などなど。

一方、5年前のSwitchはと言いますと、今、挙げた機能は全て搭載されていませんでした。

プレイしているゲームの動画を保存する機能もありませんでしたし、Youtubeやニコニコを視聴する機能もありませんでした。

こちらは5年前に撮影したSwitchのHOME画面です。

Nintendo Switch ONLINEのアイコンがなくなっていて、今よりもスッキリしていますよね。

その後、Switchはアップデートを繰り返し、少しずつ機能が追加されていきます。

動画の保存機能は2017年10月19日に追加。

当初は

  • ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
  • マリオカート8 デラックス
  • ARMS
  • スプラトゥーン2

の4タイトルしか対応していませんでしたが、その後は徐々に増えていき、今ではソフトメーカーのタイトルでも対応するケースが増えていきました。

2019年4月16日にはゲーム映像を拡大する機能が。

2021年9月15日にはBluetoothオーディオとの連動機能が追加。

発売当初よりもゲームを楽しく遊べる環境になりました。

昔とは違い、今のゲーム機はアップデートで機能が追加されていくので、発売当初を振り返ってみると全然違っていて面白いですね!

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昔はオンラインサービスが無料だった

続いての比較は、オンラインサービスの料金についてです。

今のSwitchはオンラインサービスが有料になっていまして、月々306円。もしくは年に2,400円を支払う必要があります。

一方、Switchが発売された当初はオンラインサービスが無料でした。

オンラインサービスに対応したタイトルが少なかったのもありましたが、「マリオカート8 デラックス」とか、「スプラトゥーン2」のオンライン対戦が無料だったのは有り難かったですね。

そんなSwitchのオンラインサービスが有料になったのは、発売から1年半が経過した、2018年9月19日のことです。

なぜ、オンラインサービスを有料化したのでしょうか?

大きな要因としては、サーバーの維持費が必要というものがあります。

ユーザーがオンライン上でデータを送受信するためにはサーバーと呼ばれるコンピュータが必要で、任天堂はそちらにお金を払っているんですね。

必要な金額はデータ量が多ければ多いほど増えていくので、無料では厳しかったのでしょう。

ぼく自身もサーバーを立ててブログを運営していまして、毎月、少額のお金を払っていますので、オンラインサービスが有料化するのも無理はないと思っています。

とはいえそれまでは無料だったものが有料になるのは嫌ですよね?

任天堂もそれはわかっているようで、オンラインサービスに加入された方に向けて様々な特典を用意します。

専用のスマホアプリの配信、セーブデータのバックアップ機能、ファミコンやスーファミソフトの配信などなど。

人によってはあまり恩恵を受けないかもしれませんが、無料ですとマナーの悪いユーザーが増えたり、サーバーの不具合が多発するという欠点もありますので、良いことも多いんじゃないかと思っています。

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ソフトメーカーの売上規模が全然違う

続いての比較は、ソフトメーカーの売上規模についてです。

Switchでは任天堂以外の会社からも色んなゲームソフトが発売されています。

そんな会社の総称をソフトメーカーと呼ぶんですが、5年前と今では売上規模が全然違っていたりします。

年間売上ランキングにランクインしたソフトメーカーのSwitchソフト
西暦 本数
2017年 7
2018年 18
2019年 29
2020年 36
2021年 43

※ファミ通調べ

こちらのデータをご覧ください。

これは家庭用ゲームの年間ランキングTOP100にランクインしたソフトメーカーのSwitchソフトです。

つまり、任天堂とポケモンを除いたSwitchソフトになるんですが、2021年は43本なのに対し、2017年は7本しかありませんよね?

今でこそソフトメーカーのタイトルもSwitchで遊ぶのは普通になっていますが、以前は違いました。

5年前の家庭用ゲーム機市場では

任天堂のゲーム機では任天堂のゲームを遊ぶもの。

ソフトメーカーのタイトルは他機種で遊ぶもの。

そんなイメージが強くあったので、任天堂のゲーム機では任天堂のゲームばかりが売れるという状況に陥っていました。

しかし、

  • Switch本体の完成度が高い
  • 携帯モードにすることで外でも遊べる
  • 任天堂がソフトメーカーへの勧誘を積極的に行った
  • 爆発的な勢いで売れた

全てが好循環に繋がったことでソフトメーカーのタイトルも売れるようになっていきます。

それを象徴するのがマルチタイトルの売上です。

ソフトメーカーは同一内容のゲームを同時期に、複数の機種で展開することが多くあります。

そんなゲームをマルチタイトルと総称するんですが、近年はSwitch版が一番売れるケースが増えていきました。

若年層向け、ファミリー向けのタイトルはもちろん、ゲーマー向けのタイトルでもSwitch版が一番売れるケースが増えているので、ユーザー層が広がっていることを実感します。

かつて、

任天堂のゲーム機は子供向け、任天堂以外のゲームは売れない

なんて言われていたものですが、そういった認識はもう古いのかもしれませんね。

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micro SDカードの価格が全然違う

続いての比較は、micro SDカードの価格についてです。

Switchはmicro SDに対応していまして、差し込むことでダウンロードソフトなどを保存することができます。

そんなmicro SDカードですが、5年前と今では販売価格が全然違うんですよね。

例えば128GBですと、今では平均2,000円程度で買えてしまいます。

では、5年前の2017年はどうだったのかと言いますと、なんと、5,000円以上もしました。

当時は大容量のカードを気軽に買える状況ではなかったので、Switchの空き容量に悩んでいた記憶があります。

ゲームソフトによっては何十GBもの空き容量が必要になりますからね。

しかし、2019年辺りからmicro SDカードの販売価格が大暴落。

大容量の物でも手を出しやすくなりました。

ぼくの場合、安くなったのを良いことに1TBのmicro SDカードをSwitchに差し込んでいます。

これだけの空き容量がありますと、ちょっとやそっとゲームをダウンロードしてもパンパンにならないので、精神衛生上、大変よろしかったりします。

まあ1TBになりますと1万円を超えてしまいますが、20年前は1GBのSDカードでも10万円もしましたから、その頃と比べたらめちゃくちゃ安くなりました。

おかげでSwitchの空き容量が少ないという不満が解消されたので、良い時代になったものです。

Switchではものすごい数のダウンロードソフトが配信されていますが、その背景にはmicro SDカードの販売価格が下落していることもあるのかもしれませんね。

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全体のまとめ

ここまでSwitchの今と昔を比べていき、何がどう変わったのかを語っていきました。

世間での評判、発売スケジュールの濃さ、使える機能。

オンラインサービスの料金、ソフトメーカーの売上規模、micro SDカードの販売価格。

何もかもが全然違うので、5年のうち色々と変わったことがわかりますね。

最後にニンテンドースイッチ、発売5周年、おめでとうございます!

これからもぼくらを楽しませてくださいね!

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