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【レビュー】星のカービィ3 [評価・感想] 羊の皮をかぶった狼という表現が相応しい恐怖の作品

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星のカービィ3/SFC

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

羊の皮を被った狼。

外側は優しそうだけど内面は怖い人物を表現する時に使う例えです。

今回レビューするSFC「星のカービィ3」はまさにそんなゲームで、ファンシーな見た目とは裏腹に恐ろしい一面を持っていたりします。

そこが魅力でもありますが、何も知らずに手を出すと・・・

ここからはそんなSFC「星のカービィ3」について良いと思った点から語っていきます。

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このゲームを3行で説明すると?
  • カービィが主人公の2Dアクションゲーム。
  • 6体の仲間と1体の相棒と共にステージをクリアしていく。
  • 「ハートスター」というアイテムを集めるやり込み要素が存在する。
初リリース日 1998年3月27日
対応ハード SFC
ジャンル 2Dアクション
推定クリア時間 6~10時間
売上 初週1.0万本/累計7.6万本
発売元 任天堂

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良いところ

心温まるグラフィックとBGM

本作をプレイしてまず良いと思ったのが、パステル調のグラフィックです。

カービィたちが淡い色で描かれていて、過去作よりも優しい雰囲気を醸し出しています。

イメージ的にはクレヨンや色鉛筆で描いたような感じでしょうか。

スーパーファミコンと言えばカラフルなドット絵が印象的ですが、本作の場合はイラストのイメージが強く、カービィの新しい一面を見せています。

そんなグラフィックを引き立てているのがBGMです。

本作のBGMは笛のような高い音が多用されていて、パステル調のグラフィックと見事に調和しています。

ぼくが本作で最も好きなBGMは、「リップルフィールド 1」です。

疾走感のある曲なんですが、切なさも感じられて、特に後半の高い音が涙腺を刺激するんですよね。

他にも明るい曲、ほのぼのした曲など名曲が満載で、BGMに定評あるシリーズの良さを継承している印象です。

可愛さの中に潜んだ恐怖

ここまで本作の優しい一面を語っていきましたが、それは外側の話です。

内側は腹黒く、ホラーゲーム的な側面を持っていたりします。

ゲームを進めると色んな世界を冒険できるんですが、終盤のステージが不気味なんですよ。

何が不気味なのかと言いますと、まずは世界観です。

終盤のステージの中には異次元のような空間を探索することになります。

そこがもう、謎すぎて、不気味なBGMが流れるので、ホラーゲームが始まるのかと思いましたw

登場する敵キャラクターも不気味な奴が多く、プレイヤーに強烈な印象を与えてきます。

カービィによく似たキャラクターとか、壁に描かれた巨大な顔のキャラクターとか。

どんな意図で作られたのかよくわからない姿の敵が散見されます。

極めつけとなるのが、ラスボスです。

具体的には言いませんが、本作のラスボスはシリーズ史上最もグロかったりします。

特に第2形態から第3形態に変わる時の演出はホラーゲームのワンシーンなのかと思うほどグロいので驚きました。

元々、「星のカービィ」シリーズは可愛い世界観の中に1つ目の化け物が出てきたりしてギャップを感じることはありましたが、今作はその点が強調されている印象です。

個人的にはコントラストのある作品は好きなので、可愛いだけに終わっていない本作の世界観は気に入っています。

誰でもクリアできる難易度調整

「星のカービィ」と言えば、幅広い層が楽しめることで定評があります。

それは今作でも健在で、初心者でも楽しめるように作られています。

ホバリングアクションを使えば大きな穴を難なく飛び越えられますし、敵に当たっても大してダメージを受けませんからね。

敵を吸い込んでのコピー能力も健在なので、強い技を使えばボスも簡単に倒せてしまいます。

また、今作ではSFC「星のカービィ スーパーデラックス」に続いて協力プレイに対応。

ゲーム中にAボタンを押すと(カービィの体力と引き換えに)相棒のグーイが出現し、プレイヤーが操作することもできるので、ゲームが苦手な方でも安心です。

グーイの操作感覚はカービィを踏襲。

カービィのようにほおばったり、コピー能力を使えるので、分身のような感覚で操作できます。

CPUに操作を任せることもできるので、1人プレイの時も呼び出すと安心です。

まあ、足手まといになることもありますがw

ちなみにグーイは「2」でもレアアイテム(?)として登場しました

ますます賑やかになったカービィファミリー

今作では仲間キャラが6匹も存在します!

「2」に登場したリック、カイン、クーもちろん、新たにナゴ、チュチュ、ピッチが追加。

今作でもコピー能力を持ったカービィと合体することで新しい技が使えるようになるので、攻略の幅がさらに広がりました!

仲間キャラが多すぎる故に使い勝手の悪いキャラクターも多く、普通にプレイする分には使用しないこともありますが、攻略の自由度を高めたという意味ではプラスに感じます。

デザインセンスが良いおまけモード

ある条件を満たすと、様々なおまけモードが追加されます。

その多くは専用のタイトル画面やメニュー画面が用意されているんですが、センスがめちゃくちゃ良いんですよね。

文字フォントがスタイリッシュだったり、スーパーファミコンやN64に似せたロゴを表示したり。

内容自体はボスラッシュやサウンドテストなど、シリーズではお馴染みのものではありますが、タイトル画面のデザインセンスが良いことから特別感を醸し出しています。

カービィの生み親である桜井政博さんは本作には関わっていませんが、おまけモードのタイトル画面やメニュー画面には桜井イズムを感じます。

おまけ要素ではありませんが、様々な任天堂キャラがゲスト参戦しているのはビックリしたなぁ

パワーアップしたやり込み要素

シリーズではお馴染みのやり込み要素はさらにパワーアップしています。

今作ではすべてのステージに「ハートスター」という収集アイテムが存在し、様々な条件をクリアして入手することになるんですが、手応えが半端ないんですよね。

体感的には「2」のやりこみ要素を越えているように感じます。

「2」を越えるほど難解なパズルが用意されていたり、ゲキムズのミニゲームをクリアする必要がありますからね。

難易度の高さは子供には困難と言えるほどなので、コンプリートした人は50%以下なんじゃないでしょうか?

それだけ本作の「ハートスター」集めは手応えがあります。

なので、カービィは簡単だと感じている方ほど挑戦してほしいです!

ただ・・・

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惜しいところ

凶悪過ぎる謎解き

「な、なんじゃこの難しさはぁぁぁ~!?」

やりこみ要素の「ハートスター」集めはビックリするほどコンプリートの難易度が高いです。

難易度を高めている大きな要因の一つに、謎解きの難しさというのがあります。

謎解きではコピー能力で壊せるブロックを破壊する必要があるんですが、選択肢がめちゃくちゃ多いので面倒なんですよね。

8種類のコピー能力 × 6種類の仲間 = 48種類

ステージの謎を解くには48種類もの攻撃技のうちどれか1つを使う必要があります。

しかし、多くのステージでは一方通行のエリアが存在するうえ、別のステージから仲間を連れてこないといけない場合があるので、下手をしたら何十回も同じステージに入る羽目になるんですよ。

仲間キャラの増加は攻略の自由度を高めているという点では良いんですが、一方では謎解きの難易度が上がりすぎたという弊害もあったりします。

恐ろしいことにゲーム内でのヒントはほとんどなく、ステージ選択画面のアイコンを見て判断しないといけないので、「わかるか!w」と思いました。

N64「スーパーマリオ64」のパワースター集めのように1行のヒントメッセージを用意したら難易度がグッと下がると思うんですけどね~。

凶悪なミニゲーム

「星のカービィ3」の恐ろしさはこんな物ではありません!

「ハートスター」を入手するには、ミニゲームをクリアする場合もあります。

が、こちらも難易度がめちゃくちゃ高いんですよ。

どのミニゲームもルールの説明なしで進行するうえ、1問でも間違えたら最初からやり直しなので、初見プレイではまずクリアできません。

恐ろしいことに失敗したらステージをやり直さないと再挑戦できないので、ステージの終盤で挑めるミニゲームの場合、リトライするには2~3分はかかります。

ぼくの場合、正しい音を当てる5-3のミニゲームに大苦戦してしまい、10回以上もやり直しましたw

失敗する度にステージを最初からやり直してミニゲームに挑戦できるエリアまで進めて行ったのでトラウマです・・・

ハートスター集めは開発者からの挑戦状なのかもしれません

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星のカービィ3のレビューまとめ

可愛い世界観とダークな一面を併せ持った作品。

基本はいつものカービィではありますが、やり込めばやり込むほどプレイヤーに牙を向けてきます。

パッケージ画像はほのぼのとしていますが、騙されてはいけません。

このゲーム、とんでもない鬼畜ゲーだったりします。

攻略サイトに頼ったら多少は楽になりますが、ノーヒントでプレイしたら完全クリアは困難ですw

「スーパーデラックス」という最高傑作のあとに何を出すのかと思ったら、とんでもないゲームを出してきましたw

ただの可愛いゲームではないので、これからプレイする方は覚悟しておきましょう・・・

羊の皮をかぶった狼という表現が相応しい恐怖の作品。

こんな人には特におススメ。
・作業ゲー好き。
・記憶力が良い人。
・温かい雰囲気のゲームがやりたい人。

こんな人にはおススメできない。
・短気な人。

お気に入り度【60/100%】

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  1. シロマ より:

    このゲームただクリアするだけなら簡単なんですがやり込み要素はゲロムズイですよね。
    特に酷かったのはステージの最後まである仲間と一緒にゴールするだけなんですけど肝心のその仲間がそのステージにいないからいちいち別のステージから連れてこないといけないのがありました。
    殆ど自力で集めようとしたけど、どうしてもわからないのが一つだけあったから攻略本買ってしまった。
    2Pキャラのグーイや新しく追加された仲間、ナゴ、チュチュ、ピッチは個性的だし雰囲気は好きだけどこのゲーム以降出番がさっぱりないから寂しいね。

    • kentworld より:

      最終ステージ行くにはある程度やり込まないといけないから大変でした!
      この頃のカービィゲームは別のステージから仲間やらコピーを持ってくる必要があって謎解きっぽかったけど、
      面倒で分かりにくいところがありましたよね。
      このゲームから加わった仲間は今こそ復活させても良いと思います。

  2. ナスタ より:

    カービィ3の謎解きは尋常じゃない難易度でしたね〜。何とか自力でコンプできましたが、相当苦労した記憶があります。

    グラフィックとか世界観は個人的にシリーズで一番好みなので、結構お気に入りのタイトルです。

    • kentworld より:

      これはノーヒントだとかなり大変ですよね(^_^;)

      子供の頃、プレイされていたら強烈な印象が残ったと思います。

      パステル調のグラフィックは僕も好きです。スクリーンショットを見ただけでもほのぼのしますよね♪

  3. ホンマ☆トモフミ より:

    スパデラという傑作が生まれた2年後になぜかスーファミで出た残念なカービィですね(´・ω・`)

    まず言いたいのは、スパデラの後に出た本作はゲーム画面の時点でなんか地味!そしてキャラが無駄に多い!
    チュチュの操作性は面白いので良いのですが、グーイ、ナゴ、ピッチが蛇足です。グーイは性能がほぼ一緒なら色違いカービィで良かったような…。

    もっとも嫌なのが全体的にもっさりしていることです。操作してて楽しくないカービィは本作と64ぐらいですよ。

    いろいろ怒りもありますが、良い点を挙げるとしたら、BGMかな。SEはしょぼいの一言ですが、BGMの雰囲気の良さはいいです。あとは任天堂キャラが参戦していることも。
    (カービィというタイトルが冠してなくて「グーイの冒険」だったら良かったのに…)

    個人的にオススメ度は☆4/10です。良作なアクションゲームではあるにはあるのですが、スパデラの後にちょっとこれは…。

    • kentworld より:

      グラフィックはパステル調で可愛い感じですが、停止画を見ていると主張が弱い感じはします。

      仲間キャラは増やしすぎてしまいましたね。そのためか次回作以降ではほとんどいなくなってしまいました。

      桜井さんは当時、N64のスマブラを裏で作っていたと思うので、残ったメンバーで開発を進めたんでしょうね。

      HAL研究所の時系列を追ってみると複数の開発ラインを持っていることが伺えて面白いです!

      任天堂としてもあまり自信作ではなかったのか、当時はほとんどプロモーションをしておらず、いつの間にか発売されました。

  4. y.crash より:

    個人的には名作ですよ~。
    優しいタッチに音源もどこか可愛らしい。
    それでいて垣間見える狂気にギャップですよ。
    あんな音源でカッコいい曲とかマジぱねぇっす!w

    道中にいるよくわからない虫っぽいものとかあれがどういう意図か分からないのが逆に良い!

    1-2のクリア条件がまじ分からねぇ当時www
    というか、あれかなり卑猥な気がするwww ネタ的にwww

    そしてラスボスのあのいろんな意味で注意なゼロ様よ。
    あのラスボスはある意味トラウマものですけど、大好きなんですよw
    ぼすぶっちの時の背景が凄く目に悪いからVC以降は流石に修正されてましたけど、あの目に悪い方が好きなんですよwww

    • kentworld より:

      y.crashさんお気に入りの「3」を面白おかしくレビューしてみました!

      ある意味、黒い任天堂の真骨頂を垣間見れる作品ですねw

      ホント、ギャップが半端なかったです。

      1-3は強制スクロールが曲者でしたっけ?

      ラスボスは子供の頃に見たらトラウマかもしれませんねw

      カービィシリーズのラスボスって毎回、少しグロい部分があるよなぁ。よく考えたらギャップが凄いw

  5. より:

    これも又、「売り上げはイマイチでも内容を心を込めて詰め込んだゲーム」の一つですね。売っても売れなくても心を込めてこその任天堂です。
    アポロチョコ、パックンフラワー、サムス、ロボット、鬼ヶ島など色々なゲームのパロディーが有りましたね。

    • kentworld より:

      ゲストキャラが満載なので、任天堂ファンにこそおすすめの作品かもしれませんね。

      売上は色々あってカービィシリーズの中ではイマイチでした。

  6. KA より:

    当時3の存在は知っていて気にはなってましたけど結局購入しませんでした、けどカビコレに収録されてましたのでようやくプレイできました。ちなみにwiiのバーチャルコンソールでも出てましたけど要クラコンでしたから手が出ませんでした

    ハートスター集めは2の虹の雫以上に苦労しました特に5-3の音当ては何度もステージをやり直させられました、これをクリアしないと真のラスボスと戦えないので
    諦めずに何度も挑戦しましたね、その代わりにボスラッシュはパターンを読みやすいこともあって比較的に楽にクリアできました、まさかボスラッシュよりミニゲームの方が高難易度だったとは。
    100%クリアの難易度がスパデラよりも高いのでこれの0%0%0%の方がかなり威力がありそう、データが消える話は聞かないのでデータの消えやすさはどんな感じだったか気になります。

    仲間キャラの合体は2よりバラエティに富んでいて少ない種類のコピー能力を仲間との組み合わせで色々試して見る楽しみがあります。この後の仲間キャラは派生作品やサブゲームにチョイ役程度で登場するくらいで本編に登場してませんからそろそろ本編に登場してもいいなと思います。

    • kentworld より:

      「3」は未プレイの方が多いと思うので、バーチャルコンソールやコレクションでの収録は有り難いと思います。

      そう言えばWiiではクラシックコントローラがないとSFCソフトはプレイ出来ないんでしたっけ。

      僕もボス戦で苦労した記憶はありませんでした。

      本作を語る時はとにかくミニゲームの難しさが印象的で・・・なぜ、あれだけ難しくしたのかw

      セーブデータの消えやすさは話題になりませんでしたね。

      同じく「2」などでも聞きませんので、「スーパーデラックス」だけの現象だったんだと思います。

      仲間キャラの合体要素。原点回帰で出しても良いと思いますね。

  7. より:

    20周年記念パックで遊んだら、鬼のようにむずかった。ウナギはヒドいよ
    ちょっととぶけど、仲間はチュチュがいいなぁ~。

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