あの機能がもう使えない!?Nintendo Switchで廃止された6つの機能

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

Switchは発売されてから様々な機能が追加されました。

動画撮影やBluetooth、ボタン割り当ての変更などなど。

挙げだしたらいくつかありますが、一方では削除されてしまったものもあります。

その中にはみんなが使っていたあの機能や任天堂の名作ゲームを遊べるあの隠し機能など、削除するのは勿体ないくらいの神機能があります。

そこで、今回はなぜ消えてしまったのかも含めて語っていきます。

本記事を閲覧することでSwitchの歴史が垣間見えると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

Switchで廃止された機能

その1:1本のソフトを2台で同時にプレイできる機能

まず紹介するのは、1本のソフトを2台で同時にプレイできる機能です。

これまでは1本のダウンロードソフトで2台同時に遊ぶことができました。

やり方については後で説明しますが、本来なら2本購入しないとできなかったことが1本だけで可能だったので、とてもお得な機能だったんですよね。

特に「スプラトゥーン」や「あつまれ どうぶつの森」などを家族で楽しんでいた方には重宝されていました。

しかし、2025年4月30日。バーチャルゲームカードの実装によって廃止されてしまいました。

これはダウンロードソフトをパッケージソフトのように扱える機能で、Aの本体からBの本体へ手軽にセットできるなど、メリットもたくさんあります。

ただその代償として、1本のソフトを2台で同時にプレイすることができなくなってしまいました。

まあHOME画面から左上のアイコンを選択し、ユーザー設定内の「オンラインライセンスの設定」をオンにすることで従来の仕様に戻すことはできますけどね。

それでも2台同時プレイは基本的にはできなくなっています。

以前は、1台目の本体を「いつも遊ぶ本体」に設定して、購入者ではない他のアカウントでソフトを起動。

2台目のSwitchで購入者がソフトを起動することで2台同時プレイが可能でした。

しかし、バーチャルゲームカードが導入された際に配信された更新データをインストールすると、この方法が使えなくなってしまいました。

一応、起動自体は可能ですが、一定時間後に強制終了してしまいます。

そのため、少なくとも1本のソフトを2台同時に起動して「スプラトゥーン」のオンラインモードをプレイすることはできないので、活用していた人にとっては残念な廃止です。

なぜ廃止されたのでしょうか?

理由として考えられるのは、任天堂にとってメリットが薄いからでしょう。

本来なら2本購入しないといけなかったものが1本で済んでいたわけですからね。

任天堂としては1本でも多くソフトを販売したいでしょうから、Switch2が発売されますし、このタイミングで廃止に踏み切ったのではないでしょうか?

ただ、Switch2では「おすそわけ通信」という新機能が追加されるので、これが代替になるかもしれません。

「おすそわけ通信」とは、みんなにソフトおすそわけして一緒に遊ぶことができる機能で、2台どころか3台、4台同時プレイができます。

現時点では対応ソフトが6タイトルとかなり少ないのが現状ですが、今後対応タイトルが増えていけば、2台同時起動の代わりとして機能していくのではないかと期待しています。

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その2:ゴールドポイントの受け取り機能

続いて紹介するのは、「ゴールドポイントの受け取り機能」です。

これまではパッケージソフトを本体に差し込むことで、ゴールドポイントを受け取ることができました。

まあソフト購入から1年以内という条件はありましたが、購入金額1%分のゴールドポイントが付与されたので、少しだけお得でした。

というのも、ゴールドポイントはダウンロードソフトなどの割引に使うことができたからです。

実質的には還元サービスなので、安いダウンロードソフトを購入する際などに重宝しました。

しかし、2025年3月25日をもって、ゴールドポイント付与が終了。

2025年3月24日までに発売されたパッケージソフトであれば今でもゴールドポイントの受け取りはできますが、「ソフト購入から1年以内」という条件があるため、終了は時間の問題です。

また、ダウンロードソフトに関しては、ポイントの付与自体がすでに終了しています。

こちらは5%の還元があってさらにお得だったのですが、惜しくも終了してしまいました。

なぜ終了したのでしょうか?

理由として考えられるのは、円安の影響が大きいということです。

先ほども少し触れましたが、近年は物価が上昇しており、基本的には製品を安く販売することが難しくなっています。

特に現物のゲームカードやパッケージソフトには製造コストがかかるため、還元率を高くすると、任天堂側の負担が大きくなってしまいます。

加えて、最近ではトランプ関税の影響で、さらに価格が上がる可能性も出てきています。

こうした状況も踏まえ、任天堂はSwitch2の発売に合わせてゴールドポイントの付与機能を廃止する判断に至ったのではないでしょうか?

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その3:Twitter(X)への投稿機能

続いて紹介するのが、Twitter(X)への投稿機能です。

この機能、個人的にはめちゃくちゃ良いと思っていたんですが、残念ながら削除されてしまいました。

Switchの文化を築いたと言っても過言ではないので、もうホント残念です。

Twitterは短文でのコミュニケーションがメインのSNSで、そのお手軽性から日本人の約半数が利用するほどの人気を博しています。

任天堂もそれは認めているようで、2010年からは公式アカウントを開設。

SwitchにもTwitterとの連携機能を搭載しまして、スマホなどを開かなくても短文を書いたり、スクリーンショットや動画を付けて投稿することができました!

バトロワで1位になったシーンを自慢したり、ヘンテコなシーンを共有したり。

ゲームを遊んでいる時に起こるドラマをTwitter内で気軽に共有することができました。

すると、不特定多数の方に自分が撮った画像や動画が目に入り、面白かったらいいねやリツイートで拡散。

場合によっては数百万人もの人に注目されました。

特に動画投稿機能は自動再生機能と相まって人気が爆発。

Twitterをスクロールするだけで面白動画が自動で流れてきましたので、「スプラトゥーン」や「ゼルダ ブレワイ」関連のツイートがよくバズっていました。

すると、それまで興味がなかった人でも興味を持つようになり、シリーズデビューを果たすという現象が各地で発生。

スプラやブレワイがロングセラーとなるきっかけの1つとなりました!

そんなTwitterとの連携機能ですが、2024年6月を持って削除。

「アルバム」からTwitterへの投稿ができなくなるのはもちろん、「スプラトゥーン2」や「3」にある広場のポストからTwitterへの投稿機能も廃止。

「スプラ2」に至ってはイラストの投稿機能自体が廃止されてしまい、広場でユーザーが描いたイラストを閲覧することができなくなりました。

なぜ、こんなにも素晴らしい機能を削除したのでしょうか?

理由としては大きく分けて2つありまして、1つめは維持費が掛かるからです。

任天堂はTwitterが提供する「Twitter API」を使用することで、Twitterが保有する様々なデータにアクセスできるようになりました。

Switchの連携機能はこのAPIを使って実現していたんですが、2023年からは有料化。

任天堂は莫大な月額料金を支払うことになりました。

その料金は月額ウン千万円と言われていて、年間で億単位の料金が必要になってきます。

まあその分だけの利点があったら良かったんですが、よほど高いのか、任天堂以外のゲーム機もTwitterへの連携機能を削除しました。

PSハードは2023年11月をもって、Xboxハードは2023年4月をもって削除しています。

そのためSwitchに限らずいろんなゲーム機の動画やスクリーンショットのツイートが流れてくる頻度が減ってしまいました。

2つめの理由は、イーロン・マスク氏によるTwitterの買収があったことです。

2022年頃、Twitterはイーロン・マスク氏に買収され、様々な方針転換がありました。

名称がTwitterからXに変更されたり、有料プランが追加されたり。

根本的な部分が変わりました。

APIの有料化もその一環で、任天堂がSwitchとの連携機能を削除する要因になっています。

まあ画像をスマホに移行する機能は残されていますし、パソコンやキャプチャーボードを使えば簡単に投稿できます。

なので連携機能がなくなったからといってTwitterにSwitchソフトの画像や動画が共有されなくなることはありません。

ぼく自身も最近はパソコンやキャプチャーボードを使って投稿していましたので、特別不便になった気はしないです。

ですが、多くの人はSwitchから直接Twitterへ投稿できるからこそ利用していました。

そこにワンクッション挟んだら利用する人が減ってしまいますから、Twitterでみなさんの楽しいゲーム映像を見る機会が減ってしまうのは確実です。

友達が「ゼルダ ティアキン」で作ったヘンテコな乗り物とか。

そういうものが流れてくる機会が減るでしょうから、個人的にはそこが残念ですね。

というか、Twitterって改悪しまくってないか?

いやもうホント使いにくくなっていますね。

広告収入が貰えるプランが追加されたことで無駄なインプレッション稼ぎをする人が出てきたり、他人の「いいね」欄が見れなくなったり。

「なんでここ変えるんだよ!」っていう改悪が続いています。

だから別のSNSに移れたら良いんですが、そうはいっても依然としてTwitterを利用している人が多いので、みなさんとの交流用として渋々利用しています。

Twitterが一般化してから10年以上。

一時はこのまま一定の地位を保つのかと思われていましたが、どうも最近は様子がおかしいので、先行きが怪しまれています。

Switch2ではどうなるんだろうな?

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その4:SNSのフレンドおすすめ機能

続いて紹介するのが、SNSのフレンドおすすめです。

SwitchではTwitterやFacebookと連携することで知り合いである可能性がある人を表示する機能が存在ました。

一見すると大したことに感じないかもしれませんが、実はこの機能を活用することでSwitchからSNSを利用することができました。

やり方を説明していきますと、まずは「マイページ」「フレンドになれるかも?」の「Twitter」もしくは「Facebookと連携」を選択。

その後、カーソルをアイコンに移して決定ボタンを押すと、ログイン画面に入ります。

この状態でアカウント名とパスワードを入力すると・・・

TwitterやFacebookを閲覧できるようになります!

まあ動画再生はできませんし、外部サイトに飛ぶこともできませんが、SwitchでSNSを閲覧できるということで重宝していたんですけどねぇ。

残念ながら2024年6月を持って削除されてしまいました。

削除された理由としては先ほども触れたAPI使用料が影響しているでしょうけど、色々と残念ですねぇ。

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その5:人気ゲームの動画キャプチャー機能

続いて紹介するのが、人気ゲームの動画キャプチャー機能です。

Switchではキャプチャーボードを長押しすることで最大30秒の動画を撮影できます。

この機能なんですが、実は一部のゲームでは使えなくなってしまいました。

代表的なのが「フォートナイト」や「デッドバイデイライト」です。

これらのタイトルはオンライン重視の対戦ゲームで、幅広い層に人気を博しています。

しかし、「フォートナイト」は2018年9月のアップデートで。

「デッドバイデイライト」は2021年7月のアップデートによって動画キャプチャー機能が削除されました。

どちらも面白シーンを撮影できたら面白いと思うんですが、なぜ削除されたのでしょうか?

理由としては、Switchの負担を軽減するためだと思われます。

動画撮影機能を搭載しますと、その分だけのリソースを割かないといけません。

そうなるとゲーム側の処理が重くなってしまい、満足に遊べなくなってしまいますので、泣く泣く削除したのだと思われます。

「フォートナイト」と「デッドバイデイライト」。

どちらもクロスプレイに対応していまして、色んな機種のユーザーと遊ぶことができます。

その場合、どの機種でも問題なく遊べるようにしないといけませんから、その一環でSwitch版の動画撮影機能は削除したのでしょうね。

ただ「フォートナイト」に関してはモバイルアプリ「POSTPARTY」と連携することでSwitch版の動画をキャプチャーすることができるようになりました。

エピックアカウントの連携など、多少の手間は掛かりますが、パソコンなしでSwitch版の動画撮影できる選択肢を設けてくれたのは嬉しいですね。

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その6:ファミコン版「ゴルフ」の搭載

続いて紹介するのが、ファミコン版「ゴルフ」の搭載です。

実はかつてのSwitchにはファミコン版「ゴルフ」をプレイできる裏技が存在しました。

やり方としては

  • Switchの日付を7月11日に設定する
  • ジョイコンを縦に持ち、両腕を同時に平行に前に突き出す

といった感じですね。

成功すると故・岩田元社長の「直接!」というボイスが流れ、ファミコンの「ゴルフ」が起動しました。

同作は1984年に発売されたスポーツゲーム。

3回ボタンを押すことで飛距離やカーブの調整ができるシステムが特徴的で、後のゴルフゲームに大きな影響を与えました。

そんなファミコンの「ゴルフ」を遊べる裏技が何故、Switchに搭載されていたのか?

理由としては、7月11日は岩田元社長の命日で、ファミコンの「ゴルフ」は彼が初期に手掛けたゲームだからだと思われます。

岩田元社長は「ゲーム人口の拡大」を基本戦略として位置づけ、DSやWiiを大ヒットに導かせるなど任天堂の業績に大きく貢献をした偉大なお方です。

開発チームはそんな岩田元社長への敬意を込めて、彼がファミコン初期に手掛けたゴルフをSwitch本体に仕込んだものだと推測されます。

しかし、この裏技のデータは2017年12月に行われた本体更新で削除されてしまいました。

本体更新前だったとしても

  • 一度もネットに繋いでいない本体じゃないといけない
  • 少しでもJoy-Conを突き出す位置が違うと起動しない

と条件が非常に厳しく、ネット上ではできなかった人も多数見受けられました。

ユーザーの解析によりますと、「ゴルフ」が内蔵されていたことは事実で、Switch発売当時は多くのメディアで取り上げられていたんですけどね。

ハッキングの足がかりになるのを恐れたのか、現在は見る影もありません。

ただ、ファミコンの「ゴルフ」は2024年7月にSwitch ONLINEに追加されました。

それまではアーケードアーカイブス版しか遊べなかったので、裏技廃止のことを思うと感慨深いですね!

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全体のまとめ

以上!Switchで削除された機能でした!

こうしてみると、時代の影響を受けて廃止された機能が目立っていますね。

円安による物価の高騰とか、SNSのパワーバランスの変化とか。

外部からの影響で泣く泣く廃止された機能が多くあります。

ただその分だけ便利な機能が追加されていることも忘れてはいけません。

ファミリーアカウントにソフトを貸せるようになったり、スクショや動画をアプリに転送できたり。便利になっているところはなっています。

最近は厳しいご時世になってきましたが、任天堂もめげずにサービスの向上を追求してほしい。いまはそう思っています。

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