【絶対おかしい】評論家に酷評されてしまった任天堂の神ゲー5選

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

海外のレビュー収集サイト「メタクリティック」。

ここでは世界中のウェブサイトからレビューを収集していて、平均値を数値化しています。

そのため面白いゲームを探す時の指標として使えるんですが、時には参考にならないこともあったりします。

神ゲーを不当な理由で酷評していたり、ビックリするほど低い点数をつけていたり。

「これ絶対おかしいだろ」と思うこともありました。

任天堂ゲームも例外ではなく、みんなが知っている神ゲーが酷評されたこともありました。

そこで、今回は評論家に酷評された理由を挙げていき、その後にぼく個人が楽しめた理由を語っていきますので、ぜひ最後までご覧ください。

カービィのエアライド

まず紹介するのが、「カービィのエアライド」です。

本作は「星のカービィ」を題材にしたレースゲームで、ワープスターに乗ってコースを走行していきます。

みなさんご存知の人気タイトルですが、評論家の間ではイマイチな評価となっています。

メタクリティックの平均スコアは61点。

カービィ本編は平均80点となっているので、かなり低いのが分かると思います。

個人的には神ゲーだと思うんですが、なぜこんなにも低評価となってしまったのでしょうか?

評論家のレビューを読んでみたところ、独特な操作システムが足を引っ張っているようです。

「カービィのエアライド」は普通のレースゲームとは勝手が違っていて、ボタンを押さなくても自動で進んでいきます。

しかも普通のレースゲームで言うアクセルボタンを押すとブレーキが掛かり、一定時間後に離すとブーストします。

この操作システムが評論家の間では合わなかったようで、40点を付けた1UPでは

大半のプレイヤーは本能的にボタンを押すことで加速すると思うだろう、逆にブレーキがかかるのは直感とは真逆の挙動。そもそもブレーキでブーストを充電するのは非現実的なことだ

と批判。

52点をつけたIGNでは

あまりにも単純で、深みや挑戦性に欠けているため、ほとんどの人はそれを嫌い、退屈に感じることでしょう。

と酷評されていました。

確かにボタンを押さなくても勝手に走行しますし、使うのはスティックとAボタンだけですので、一見すると単純そうに感じます。

ですが、細かいテクニックが山のように存在するので、ぼくは単純で退屈なゲームとは思いませんでした。

減速を最小限に留めながらカーブを曲がれる「ポンピング」、水平に着地することでスピードアップする「ナイス着地」なんてのは序の口。

ジャンプ台の先端にナイス着地してからの「ダブルジャンプ」

ハーフパイプのインコースに向かってボタン連打することで発動する「パイプダッシュ」

進行方向に向かって機体を横に曲げてプッシュしていく「横滑り」など、普通にプレイしているだけでは気付かないテクニックが山のように存在するので、ぼくはタイムアタックにハマりました!

これだけでも十分に良作な「カービィのエアライド」ですが、本作の真価を発揮するのは、「シティトライアル」での対戦だったりします。

このモードでは街中を一定時間探索してパワーアップアイテムを集め、スタジアムで勝敗を競うというルールを採用しています。

これが非常に面白く、何度も何度も繰り返し遊んでしまいました!

何故かといいますと、昨今のバトロワゲーに通ずる魅力があるからです。

街中に設置されるアイテムやマシンはランダム。

どこにどんなアイテムがあるのか?マシンがあるのかはプレイする度に変化します。

また、街中では一定時間ごとにランダムイベントが発生。

プレイヤー全員のチャージタンクが暴走したり、アイテムがバウンドするようになったり。

様々なイベントがランダムで発生するので、変化に富んだ体験を味わえます。

そのうえでスタジアムでの対戦ルールもランダムで決まるので、今回はどんなパワーアップアイテムを集めるのかを考えないといけません。

このランダム性が中毒性を高めていて、特に友達と遊んだ時はあっという間に日が暮れてしまいましたw

ですので一部の評論家で言われている単純で退屈なゲームというのはちょっと首を傾げてしまう表現ですね。

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ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊

続いて紹介するのが、「ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊」です。

本作は2009年に発売された「ポケモン」を題材にしたローグライクゲーム。

入る度にマップが変わるダンジョンを仲間と共に攻略していきますが、評論家の間では酷評されてしまいました。

「いやいや、ちょっと待てよ。空の探検隊ってポケダンシリーズの最高傑作じゃなかったけ?」

「それなのになんで酷評されるんだよ?」

と思われるかもしれませんが、

メタクリティックの平均スコアは54点。

ビックリするほど低い点数をつけられています。

個人的にもポケダンシリーズ最高傑作だと思いますが、なぜこんなにも低評価になってしまったのでしょうか?

理由としては大きく分けて2つあって、1つめは過去作からの変化が少ないことです。

本作は2007年に発売された「時の探検隊・闇の探検隊」のマイナーチェンジ版で、2年遅れて発売されました。

追加されたのはスペシャルエピソードや新主人公、パッチールのカフェなどなど。

挙げだしたらいくつかありますが、根本から印象が変わるものはそんなにありません。

そのため新鮮味の薄さが指摘されていて、49点をつけたIGNのレビューでは

2バージョンで発売しておきながら、さらにマイナーチェンジで3バージョン目の発売をするのはぼったくりだ

と酷評されていました。

2つめの理由は、ポケダン自体が海外の評論家の間では不評であることです。

ポケダンシリーズはこれまでに何作も発売されてきましたが、いずれも海外での評価は低めとなっていて、平均70点を超えたことすらもありません。

「時の探検隊・闇の探検隊」は59~60点。最高でも「救助隊DX」の69点で、かなり厳しめに評価されています。

どうもポケダンシリーズの優しいバランス調整が肌に合わないようで、ランダムで生成されるダンジョンと相まって刺激に欠けるという評価が目立ちました。

確かに「風来のシレン」などと比べたら優しいところはありますが、個人的にはそれを補って余りあるほど素晴らしいゲームだと思っています。

何故かといいますと、このゲーム、ストーリーやBGMが神がかっているからです。

どのくらい神なのかと言いますと、ポケモン史上。いや、ゲーム史に名を残すと言っても良いくらい。

本作ではポケモンたちが日本語を話し、それぞれに性格が設定されています。

おやかたとしてギルドを仕切っているプクリン、おしゃべりで口うるさいけど意外と優しいペラップ、謎のポケモン・ジュプトルなどなど。

本家よりもキャラが立っていて、思わぬポケモンに愛着を持ってしまいました。

特にジュプトルは意外な一面を持っていて、中盤以降は印象が変わりました!

その際に起こるドラマが感動的で、特に終盤の展開は涙なしで見ることはできません。

マジでね、ポケモンで泣くなんて想像も付きませんでした。

ストーリーの構成も秀逸で、ダンジョンをクリアする度に興味を引くような展開や伏線が張られたりするので、良い大人でもハマってしまう魅力があります。

本作のストーリーを担当しているのは「風来のシレン」で知られる冨江 慎一郎さんですが、いやぁ良い仕事をしていますねぇ。

ていうか、そんなにストーリーが良いんだったら、なんで海外の評論家には酷評されるんだよ?

おそらく趣向の違いなんでしょうね。

ストーリーが良いとは言っても大人向けには作られていませんから、斜に構えてしまっては楽しめないところがあります。

ポケモンが可愛いとか、そういう気持ちを持ってプレイしないと楽しめないところがあるので、ファンでもない大人が評価したらストーリーは加点ポイントにならないのかもしれませんね。

それはともかく、「空の探検隊」ですとスペシャルエピソードによって本編に登場したキャラクターの裏側が分かったりするので、シリーズ最高傑作なのは伊達ではありません。

プレミア化しているのでおすすめしにくいところはありますが、メインストーリーは「時の探検隊・闇の探検隊」とほとんど一緒なので、高くて買えない場合はそちらもおすすめです。

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マリオパーティ8

3本目に紹介するのが、「マリオパーティ8」です。

本作はマリオファミリーが活躍するパーティゲーム。

Wiiで発売されたシリーズ1作目で、国内だけで145万本以上を販売する大ヒットを記録しました!

しかし、評論家の評価はイマイチで、メタクリティックのスコアは61点となっています。

なぜこんなにも低い点数をつけられてしまったのか?

要因としては2つあって、1つめは、Wiiリモコンの操作が足を引っ張っていることです。

本作はWii初期のタイトルということでWiiリモコンのポインターやモーション機能をフルに活かしています。

選択画面ではポインター操作で決めることになったり、ミニゲームではリモコンを傾けて操作することになったり。

それまではボタンで行っていた操作をポインターやモーション機能を使わないといけなくなりました。

この点は評論家の間では不評で、52点をつけたIGNでは

前作までの不満はすべて、テンポの悪さ、シングルプレイの味気なさ、細部への配慮の甘さなどすべて残っており、マリオパーティ 8 では、Wii リモコンの反応の悪さという別の批判を加えることができます。

と批評。

操作形式が変わったことでテンポが悪化していると指摘しています。

低評価となった2つめの要因は、パーティゲームであることです。

実はメタクリティックではみんなで遊ぶパーティ系のゲームは低評価になりやすいところがあって、「マリオパーティ」で最も高いのは「スーパースターズ」の80点。

「Wii Party」に至っては68点に留まっています。

確かに一人で遊んだら物足りないところはあるので、低評価になってしまうのもわからなくはないです。

ただパーティゲームってみんなで遊ぶことで楽しさが倍増するものだと思うんですよ。

今回紹介した「マリオパーティ8」にしてもWiiリモコンの操作が良い塩梅になっていて、ぼくは楽しくプレイできました!

Wiiリモコンをパドルに見立ててボートを漕いだり、バットに見立ててボールを打ったり。

それまでは淡白に感じていたミニゲームでも爽快感を味わうことができました!

ボタン1つで遊べるのも良いと思いますが、それだと1つ1つが味気なくなってしまう恐れもありますから、ぼくは本作の操作感も好きですね。

選択画面でポインター操作強制はテンポを悪くしてると思いますが、それでも62点は低いです。

グラフィックはかなりの水準に達していますし、お楽しみ要素も満載ですので、少なく見積もっても70点は付けても良いと思うんですけどねぇ。

実際、本作が好きな方も多いようで、「マリオパーティ スーパースターズ」の人気ランキングでは4位に入るという健闘ぶりを見せてくれました!

そういう訳で点数以上の価値はある作品なんじゃないかと思います。

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ポケパークWii 〜ピカチュウの大冒険〜

お次に紹介するのが、「ポケパークWii 〜ピカチュウの大冒険〜」です。

本作は2009年にWiiで発売されたアクションアドベンチャーゲームで、ピカチュウを操作して箱庭マップを探索できるのが特徴となっています。

そんな「ポケパークWii」ですが、メタクリティックの平均スコアは62点に留まってしまいました。

評論家のレビューを読んでみますと、シンプルなゲーム内容が受け入れられなかったようです。

本作では3D空間に生息するポケモンたちと「ちからくらべ」などをして「ともだち」を増やしたり、「ともだち」となったポケモンとアトラクションに挑戦していきます。

アトラクションで選択できるポケモンはそれぞれ性能が違っていて、専用の目標スコアも存在。

目標を達成するとこの世界で使える通貨が貰えるので、いろんなポケモンで記録に挑戦できる楽しみもあります。

こうして聞くと面白そうですが、多くはミニゲームレベルに留まっていて、64点をつけたOfficial Nintendo Magazine UKは

明らかに若いゲーマーを対象としており、まさにこのゲームを最大限に楽しめるのは若いゲーマーです。他の人はすぐに飽きてしまうでしょう。

と批評。

55点をつけたGameSpotは

このポケモンをテーマにしたミニゲームコレクションは、非常に若いピカチュウファン以外の人にとっては的外れです。

と評されていますが、ちょっと待ってください!

確かにね、シンプルなゲームではありますが、もっと評価しても良いと思います。

というのも本作が発売された当時は3D空間を探索できるポケモンのアクションゲームが不足していたからです。

草原や浜辺を探索してイベントをこなしたり、みんなと記念撮影をしたり。

ポケモンの世界に浸ることができるので、ずっと遊んでしまう魅力があります。

単調なところはありますが、ポケモンたちを眺めているだけでも楽しかったりするので、疲れている時にプレイすると癒やされるんですよ。

ダッシュでポケモンに当たると吹っ飛ばせるとか。

遊び心もあるので、3Dアクションのポケモンを求めていた者としてはたまりません!

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マリオスポーツ スーパースターズ

5本目に紹介するのが、「マリオスポーツ スーパースターズ」です。

このゲームも個人的にはかなりの良作だと思っています。

なんといっても作り込まれたスポーツゲームが5種類も収録されていますからね。

これをたったの5,000円で売るなんて太っ腹ってもんじゃありません。

しかし、海外での評価はイマイチで、メタクリティックの平均スコアは62点に留まっています。

なんでなのか調べてみたところ、1つ1つの作り込みがイマイチであると感じられたようですね。

68点をつけたIGN Spainは

マリオスポーツ スーパースターにはもっと多様性が必要です。数時間プレイすると単調になってしまいます。

と批評。

65点をつけたGame Informerは

プレイすればするほど、このパッケージは価値が詰まったコンピレーションというよりも、ミニゲームのコレクションのように感じられました。

と評されました。

確かに1つ1つのボリュームは単品作品と比べたらさすがに少なめですが、それでも1本2,000円。

全部合計したら10,000円で売り出しても良いほどのクオリティです。

例えばゴルフの場合、「マリオゴルフ ワールドツアー」をベースに作られているのでシステムが洗練されていますからね。

傾斜や高低差を計算してボールをカップに入れていく戦略性、快適な早送り機能などなど。

ゴルフゲームとして完成されています。

初登場の「乗馬レース」にしても馬とスキンシップを楽しめたり、牧場内を一人称視点で自由に探索してアイテムを集めたり。

ミニゲームとして片付けるのは失礼なくらい作り込まれています。

あとはテニス。

色んなショットを打てるのはもちろん、大ジャンプしてボールを派手に打ち返せるなど、「マリオテニスオープン」と比べても爽快感が大幅に増しています。

シンプルにまとまっていますが、純粋なマリオのテニスゲームとしては最高傑作ではないでしょうか?

ゲームモードの種類も多く、

  • チャンピオンを目指していく「トーナメント」
  • 好きな形式で対戦を楽しめる「エキシビション」
  • 様々な形式のミニゲームを楽しめる「トレーニング」
  • オフライン・オンラインで楽しめる「対戦」

といった感じで色々と用意されているので、少なくとも1,000円に収めても良いクオリティじゃないですw

まあそんなに売れなかったのでオンラインではほとんど対戦できませんでしたし、ローカルプレイも人数分のソフトが必要ですので、みんなと遊べる機会は限られていたんですけどね。

土台はよく出来ているので、Switchで「マリオスポーツ スーパースターズ HD」としてリマスター化してほしいくらいです。

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全体のまとめ

という訳で評論家とユーザー評価が食い違った任天堂のゲームを紹介してきました。

こうしてみると、カジュアルなゲームは否定されがちなのがわかりますね。

シンプルだったら飽きやすいと言われ、少しでも変わった操作を取り入れようとしたら否定されてしまう。

そんな印象を持ちました。

しかし、ゲームが面白いと思うのかどうかはその人の感性や趣向によって変わっていきます。

他人にとってのつまらないが自分に当てはまるとは限りませんし、逆もしかりです。

ですので本当に遊びたいと思う場合、周りの意見は参考に留めておくと良いでしょうね。

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