どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回はSwitch → Switch2で廃止された機能を紹介します!
Switch2といえばSwitchの後継機で、同ハードのソフトを遊ぶことができます。
そのためSwitchの上位互換みたいな存在なんですが、廃止されてしまった機能もあるんですよね。
中には重要な機能がなくなっていたりするので、迂闊にSwitchを手放せない状況です。
そこで、今回はSwitch2で出来なくなってしまったことを紹介します。
本記事を閲覧することでSwitch2のことがよく分かると思いますので、興味がある方はぜひ最後までご覧ください。
Switch2で廃止された機能
ソフトメーカーの従来型ゲームカード(ほとんど全て)
廃止された機能でまず挙げたいのが、ほとんど全てのソフトメーカーの従来型ゲームカードです。
従来のSwitchソフトにはゲームカードが同梱されていて、本体に挿したらすぐに遊ぶことが出来ましたよね?
この仕様なんですが、Switch2ではほぼ全てのソフトメーカーが廃止しています。
採用しているのは任天堂くらい。それ以外の会社は8割近くが別の方式を採用しています。
それは、キーカードです。
こちらはゲームカードと良く似ていますが、実はゲームを起動するためのキー(鍵)しか入っていなくて、挿した後にゲームデータを別途でダウンロードする必要があります。
ということはインターネット環境が必要になりますし、本体の空き容量も必要だったりします。
しかもゲームデータをダウンロードした後もキーカードを本体に差し込まないと遊べないので、ダウンロード版よりも使い勝手が悪いんですね。
なぜゲームカードを廃止してこのようなキーカードを採用している会社が多いのか?
理由としては2つありまして、1つめはコストの削減です。
Switch2のゲームカードは製造コストが非常に高くなっていて、採用すると販売価格が跳ね上がる傾向にあります。
代表的なのが、「魔女ガミ」です。
こちらのゲーム、ソフトメーカーのSwitch2ソフトとしては珍しくゲームカードを採用しています。
ただ販売価格は9,240円(税込)と、ダウンロード版と比べて3,000円。Switchパッケージ版と比べても2,000円以上高くなってしまいました。
それだけSwitch2のゲームカードはコストが嵩むので、安価で済むキーカードを採用する会社が多いんですね。
2つめの理由は、ゲームカードの読み込み速度が遅いことです。
実はSwitch2のゲームカードは本体の保存メモリやMicroSD Expressカードよりも読み込み速度が遅くなっていまして、下手に採用するとテンポが悪くなってしまう恐れがあります。
どのくらい差があるのか?「マリオカート ワールド」のダウンロード版とゲームカード版で試してみたところ、本体保存メモリに入れたダウンロード版が起動に17秒。ゲームカード版が起動に26秒もかかってしまいました。
最適化している任天堂ゲームでもこれだけの差があるのですから、ソフトメーカーのタイトルだったらもっと差が出てしまいます。
だからこそ、本体の保存メモリやMicroSD Expressカードからアクセスするキーカードを採用している会社が増えているようなんですね。
繰り返しますが、任天堂製のタイトルはキーカードではなく、ゲームカードを採用しています。
ソフトメーカーのタイトルにしても「サイバーパンク2077」「ゼルダ無双 封印戦記」「魔女ガミ」。
Switch2 Editionではありますが、「牧場物語 Let’s!風のグランドバザール」「龍の国 ルーンファクトリー 」「ファンタジーライフi」などは例外的にゲームカードを採用しているので、ソフトを本体に差し込むだけで遊べます。
ただそれ以外のタイトルはほぼキーカード方式を採用しているので、ソフトメーカーのタイトルに関しては、従来型のゲームカードは廃止されたという見方が強いです。
ですので本体保存メモリの空き容量を節約したり、ソフトの本体に挿すだけで遊べるという文化は、半分廃止されたと見たほうが良いでしょうね。
今後の売上によっては変わってくるかもしれません。
キーカードは安価で販売できたり、ロード時間を実質的に早くできるというメリットはあります。
ただ初回起動時はネット接続が必要だったり、ゲームデータをダウンロードしないといけないのはユーザーから不評を買っていますから、売れにくい傾向にあるんですよね。
その結果、Switch2の市場が衰退するようだったら本末転倒ですから、Switch2用の安価なゲームカードが生まれる可能性があります。
そうすればキーカードではなく、ゲームカードで展開するソフトメーカーが増えるでしょうから、今後の展開に注目したいですね。
有機ELディスプレイ
廃止された機能で続いて紹介するのが、有機ELディスプレイです。
Switchでは通常モデルのほかに有機ELモデルが存在します。
こちらは有機ELというディスプレイが使われていまして、鮮やかな色を表現できたり、黒をより深く表示できました。
一方のSwitch2は通常のSwitchと同じ液晶ディスプレイを採用しています。
なぜ有機ELディスプレイを採用しなかったのか?理由としては、液晶ディスプレイでも綺麗に見えるようになったからです。
Switch2はSwitchよりも性能が上がっていまして、携帯モードでもクッキリ見えるようになりました。
数値で表すと720pだったのが1080pになり、画面に表示されるピクセル数が倍増しています。
さらにHDRに対応していたり、最大120fpsの映像表現が可能になったりと、綺麗にするための手段が増えているので、有機ELモデルと並べても見栄えが良いです。
もちろん、Switch2の有機ELモデルが発売されたらもっと綺麗になるかもしれませんが、現状は液晶ディスプレイでも十分だと思いましたね。
モーションIRカメラ
続いて廃止されたのが、モーションIRカメラです。
SwitchのJoy-Conには黒いパーツがありますよね?
実はこの中にはカメラが入っていまして、捉えた動きをゲームの中に伝えることができます。
すると、「リングフィットアドベンチャー」で脈を測ることができたり、「脳トレ」ではリアルじゃんけんができたり。
変わった体験を楽しめたんですが、Switch2では廃止されまして、Joy-Con2ではなくなってしまいました。
廃止された理由としては、活用頻度が低いことでしょうか。
モーションIRカメラは確かに面白い機能ではありますが、活用されたケースってほとんどなくて、指で数え切れるくらいだったりします。
それでも「リングフィットアドベンチャー」「脳を鍛えるSwitchトレーニング」「超おどるメイドインワリオ」「1-2-Switch」「Nintendo Labo」など、有名タイトルが対応しているので、Switch2で遊ぶ時は注意が必要です。
もしどうしても遊びたい場合、SwitchのJoy-Conを用意する必要があります。
実はSwitch2ではSwitchのコントローラーを使うことができまして、Joy-Conにも対応しています。
ただこちらも制約があったりするんですよね。詳しくは次の項目で語っていきます。
Joy-Con充電
続いて廃止された機能は、Joy-Conの充電です。
Switchでは側面にレールが付いていまして、Joy-Conを充電することができました。
一方のSwitch2は磁石でくっつく形式になっているので、Joy-Con2しか充電できなくなりました。
つまり、SwitchのJoy-Conは充電できないので、別売りの充電グリップやスタンド。もしくはSwitch本体を用意する必要があります。
この制約で困るのが、多人数プレイをする時ですね。
Joy-ConはSwitch2の専用ソフトでも使えたりします。
「マリオカート ワールド」「ドンキーコング バナンザ」「カービィのエアライダー」など、Switch2だけでしか遊べないゲームでも使えるので、人数分のコントローラーを用意する時に役立ちます。
ただJoy-ConはSwitch2に差し込んでの充電はできないので、バッテリーが切れている時にちょっと困るんですよね。
もしご家庭にJoy-Conがたくさんある場合、充電できるグリップやスタンドを用意しておくことをおすすめします。
Joy-Con/Proコンのスリープ解除機能
お次に紹介するのが、Joy-Con/Proコンのスリープ解除機能です。
SwitchではJoy-ConやProコンのHOMEボタンを押すことで本体のスリープを解除することができました。
これによって離れた場所でもSwitchを起動できたんですが、Switch2では対応していません。
もしSwitch2でJoy-ConやProコンを使う場合、本体の電源ボタンを直接押してから起動する必要があります。
簡単なことではありますが、離れた場所から起動できないので、地味に面倒なんですよね。
代わりにJoy-Con2やProコン2ではスリープ解除できるので、快適に遊びたい場合、そちらを使うと良さそうです。
ちなみに、サードパーティから発売されているコントローラーもスリープ解除ができるものとできないものがあります。
何気に重要な点なので、購入する場合、対応しているのか確認したほうが良いでしょうね。
パッケージの小ネタ
続いて紹介するのが、パッケージの小ネタです。
Switchソフトのパッケージには小ネタが仕込まれていることがありました。
ソフトにも寄りますが、パッケージシートがリバーシブルになっていて、中を開けると専用のイラストを閲覧できるとか。そんな遊びが隠されていました。
一方、Switch2のソフトはケースが赤くなっているので、裏面のイラストが確認しづらくなっています。
「ブレイブリーデフォルト HDリマスター」とか、10周年記念のイラストが印刷されているんですけどね。パッケージシートを取り出さないと確認できなくなりました。
なぜ変えてしまったのか?理由としては、Switchソフトと混合しないためでしょうね。
SwitchとSwitch2ソフトって見た目がよく似ているので、間違えて買ってしまう恐れがあります。
その対処法としてパッケージケースを赤くしているのだと思われますが、結果的に小ネタが確認しづらくなっているので、そこは一長一短かな。
言語設定(日本語・国内専用モデルのみ)
続いて触れたいのが、言語設定です。
Switchはリージョンフリーで、いろんな国の言語にすることができました。
これによって英語版に切り替えて遊べたりしたんですが、Switch2では制限が生まれました。
まず、日本語・国内専用モデルでは対応おらず、対応言語は「日本語」のみとなっています。
日本以外のニンテンドーアカウントとも連携できないので、海外のeショップにアクセスすることもできなくなりました。
ただその分、価格が抑えられていて、「多言語版」よりも2万円ほど安く買うことができます。
そのためこちらを買う人が多く、売上の大半を占めています。
という訳で言語設定は多くの本体で出来なくなったと見たほうが良いでしょうね。
もしどうしても言語設定をしたい場合、「多言語版」の購入をおすすめします。
こちらはマイニンテンドーストアのみで販売されていて、価格は69,980円(税込)となっています。
かなり高めですが、Switchのリージョンフリーが好きだった方はこちらのモデルを買うのが良いでしょうね。
ニンテンドーカタログチケット
続いて触れたいのが、ニンテンドーカタログチケットです。
Switchではカタログチケットというお得な商品がありました。
これは対象のSwitchソフト2本を9,980円で買える商品で、多くの任天堂ゲームで使うことができます。
購入から1年以内。Switch ONLINE加入者限定という制限はありますが、最大で8,000円くらい安く買えるので重宝されていました。
ただSwitch2ソフトは対象外なんですよね。
理由としては2つありまして、1つめはソフトの値上げです。
Switch2ソフトは任天堂ソフトも高めになっていて、マリオカートワールドのダウンロード版は8,980円(税込)。
ドンキーコングバナンザのダウンロード版は7,980円(税込)となっています。
Switchソフトは6,500円から7,600円だったので、1,000円から2,000円くらい上がってしまいました。
ここまで上がるようだとカタログチケットとの釣り合いが取れないので、Switch2ソフトは対象外にしたのではないでしょうか?
2つめの理由は、物価の高騰です。
近年は円安の影響で色んなものが値上がりしていまして、ゲーム関連も高騰しています。
そのためカタログチケット自体を売り続けるのが難しいようで、2026年1月30日をもって販売終了することになりました。
安く買えたときのことを思うと残念ですが、そうはいってもゲームソフトはまだまだコスパ抜群です。
タイトルによっては8,000円で数百時間も遊べたりしますからね。
8,000円って外出したら交通費や飲食、アトラクション代であっという間になくなってしまいますから、それと比べたら何日も遊べるゲームは本当にお買い得です。
ただ開発者の方はその分だけ苦労していると思うので、多少の値上げはやむを得ないんじゃないでしょうか?
ニンテンドーラボ VRキット
続いて触れたいのが、「ニンテンドーラボ VRキット」の対応です。
本作は2019年に発売されたSwitchソフトですが、Switch2では遊べなくなっています。
まあ起動すること自体はできるんですけどね。本作で必須となるVRゴーグルがSwitch2本体のサイズと合わないので、物理的に使えなくなっています。
同作はSwitchで遊べるVRゲームで、付属の段ボールと組み合わせることで色んな遊びが楽しめました。
ガンシューティングができたり、広大な世界を飛び回ったり。VRならではの迫力ある体験を楽しめたんですが、Switch2では遊べなくなっています。
また、ほかのゲームで使えたVRモードも対応していません。
あまり知られていませんが、「VRキット」ってほかのゲームでも使えまして、
- スーパーマリオ オデッセイ
- ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド
- 大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
などにも対応しています。
特に「スーパーマリオ オデッセイ」では専用のコースで遊べたりするので、何気に力が入っていたんですよね。
これらのコンテンツは「VRキット」がないと遊べないので、必然的にSwitch2では非対応になってしまいます。
もし遊びたい場合、Switchを残しておくと良いでしょうね。
アップデートで復活するかも?
YouTube
ここからはアップデートで復活するかもしれない機能を紹介します。
あくまでもこの動画を投稿した時点。つまり本体のバージョンが21.0.0の時点なので、22や23になったら変わるかもしれないのでその辺りはご了承ください。
まず紹介するのが、YouTubeアプリです。
SwitchではYouTubeアプリを使って動画を閲覧することができました。
Switch2でも一応、YouTubeアプリをダウンロードすることはできますが、起動した直後にエラーが出てしまいます。
公式サイトでは「対応方針をメーカー様と協議中です」となっているので、いずれはSwitch2版のYouTubeアプリが配信されそうなんですけどね。
今のところは動きがないので、廃止されたような状況です。
あとSwitchでは「Hulu」「ニコニコ」「ABEMA」「Crunchyroll」「InkyPen」も配信されていますが、いずれもSwitch2には対応していません。
そのためSwitch2ではほとんどの動画サービスを利用できないので、対応が望まれています。
ゲーム機の動画アプリって意外と使えるので、早く復活すると嬉しいですね!
それはSwitch2の仕様が影響しています。
Switch2の互換機能ってちょっと特殊で、Switch用のソフトデータをSwitch2用に動くように変換する処理をデータの読み込みと同時にリアルタイムで実行しています。
どうもこの辺りが影響しているようで、Switch2ではSwitchのソフトを遊べるとは限らないんですね。
中にはSwitch2で遊ぶとSwitchソフトが処理落ちしなくなったり、ロード時間が早くなるとか。
メリットが生まれることもありますが、動作に問題が生まれたり、対応していないタイトルが少しあるのでその辺りは注意が必要です。
iPhone/Androidとの連携
続いて紹介するのが、iPhone/Androidとの連携です。
SwitchのJoy-Conはスマホに接続することができまして、コントローラーとして使用することができました。
一方のJoy-Con2は今のところは対応していません。
Joy-Con2はマウス操作に対応しているので、スマホで使えたら面白いと思うんですけどね。
スマホ側がまだ対応していないようで、現時点ではSwitch2でしか使えなくなっています。
Steamとの連携
次に紹介するのが、Steamとの連携です。
SwitchのコントローラーはSteamにも対応していまして、Joy-ConやProコンを使って遊べました。
ただSwitch2はまだ対応していないようで、Proコン2を有線で繋いでも反応しません。
Proコン2ってProコンと比べても操作しやすいので、早く対応してほしいんですけどね。
現時点ではSwitch2でしか使えなくなっています。
日本語入力の設定(左並び・横並び)
続いて紹介するのが、日本語入力の設定です。
Switchでは日本語入力の設定ができまして、50音の並びを左からにしたり、横並びにできます。
一方のSwitch2は今のところは非対応で、右並びかローマ字入力しかできません。
もしSwitchの左並びに慣れている場合、少し不便に感じるかもしれませんね。
ぼくも左並び、結構使っていて、「あ・か・さ・た・な・は・ま・や・ら・わ」と並んでいるので、すぐにあ行やか行を入力できて便利だったんですが…
Switch2ではまだできないので、アップデートでいずれは左並びにできたら嬉しいです!
Switch2で廃止された機能のまとめ
以上!Switch2で廃止された機能でした!
こうしてみると、Switch2はSwitchを単純に強化したゲーム機ではないことがわかりますね。
間違いなくゲーム体験は進化していると思いますが、完全な上位互換ではないので、ぼくとしてはSwitchも残しておくことをおすすめします。
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