どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は「Nintendo Switch 2 のひみつ展」のレビューをしていきますが、まずはひとこと言わせてください!
このゲーム、有料説明書なんかじゃないです!
Switch2の機能やテクノロジーを見たり触ったり感じたりできるソフトってことで、
「つまり説明書なんだろ?」
「それが980円ってどうなんだよ?」
と突っ込まれそうですが、実際にプレイしてみたところ、これは有料で売るべきクオリティです!
用意されているコンテンツが膨大ですし、ミニゲームも満載なので、むしろ安いと思いましたw
本記事ではそんな「Switch2のひみつ展」をプレイして感じたことを語っていきますので、興味がある方はぜひ最後までご覧ください。
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- Switch2のひみつを体験できるゲーム。
- 12種類の展示エリアを移動できる。
- 20種類のミニゲーム、14種類のテックデモ、200種類以上のひみつを収録。
初リリース日 | 2025年6月5日 |
対応ハード | Switch2 |
ジャンル | ミニゲーム集 |
価格 | 980円(税込) |
推定クリア時間 | 10~15時間(全要素クリア) |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
中毒性抜群のミニゲーム

本作で特に良いと思ったのが、ミニゲームの遊びごたえが凄いことです。
ゲームを進めると、Switch2の機能を活かしたミニゲームを遊ぶことができます。
マウス操作で鉄球を避けたり、HD振動2を活かした神経衰弱に挑戦したり。
全部で20種類用意されているんですが、このミニゲームが意外なくらい面白いです。
どれもSwitch2じゃないと体験できない操作性になっていますし、触り心地が良いので、クリアを目指そうと頑張ってしまうんですよね。

そんな中毒性をさらに高めているのが、高難易度メダル。
各ミニゲームでは結果に応じてメダルが貰えるようになっているんですが、1個目はともかく、2個目や3個目になりますと、かなりのプレイスキルが要求されます。
特に3個目に関してはプロゲーマー級の反射神経や勘が求められるので、任天堂の挑戦状に感じました。

例えばこちらの型ハメパズル。
マウス操作で型を掴んで対応する穴の中にハメていくんですが、3個目のメダルは10秒以内にクリアしないと貰えません。
ぼくの場合、何回やっても15秒が精一杯でしたw
しかもミニゲームの中には高難易度バージョンもあって、そちらはゲーム自体が難しくなっています。

例を挙げると、最初に遊べるトゲトゲよけの最終バージョンはシューティングゲーマーもビックリの鬼難易度に変貌を遂げていますw
具体的には2体のUFOを操作しながら大量の鉄球を避けて、そのうえでスターを一定数まで集めないといけません。
これ、クリアさせる気がないでしょうw
体感的には「ブラストドーザー」のプラチナメダルくらい難しいですw
このように本作はゲーマーでも満足できるよう手応えのある遊びも用意されているので、全てのメダルをコンプリートしようと思った場合、ついムキになって遊んでしまうんですよね。

その際に良いと思ったのが、リトライが手軽であることです。
+ボタンを押せば一瞬で最初からやり直せるので、気が付いたら同じミニゲームを数十回くらい再挑戦しちゃいましたw
一人用ゲームですけど、みんなと交代でプレイしたら盛り上がるので、ある種のパーティゲームとしても良いかもしれません。
Switch2の新機能を体感できる

先ほども触れたように、本作ではSwitch2の新機能を体感できます。
マウス操作はもちろん、
- HD振動2
- 4k画質
- タッチスクリーン
- カメラ
- ジャイロセンサー
など、本体の機能を活かしまくっているので、Switch2になってゲーム体験がどう変わったのかを実感できました。

いくつか紹介すると、1つめはフレームレートクイズ。
これは1秒間に何枚の絵が動いているのかを当てるクイズで、2つの映像を比較して当てていきます。
フレームレートってゲーマーの間ではお馴染みの用語ですけど、一般の方に説明するのは難しかったりしますから、それをクイズで体験できるのは面白いと思いました。

2つめは角度感覚。
これはテーブルモードで指定した角度まで倒していくゲームです。
指定した角度と実際の角度のズレが小さければ小さいほど高スコアとなるんですが、Switch2ってテーブルモードの角度も認識するんですね!?初めて知りましたw

3つめは顔まね。
これはカメラを使ったゲームで、指定した表情になるよう自分の顔で調整していきます。
これが意外と難しくて、目の向きとか眉毛の高さが思うようにできなかったりするので、顔トレにもなると思いましたw
任天堂って昔、「大人のDS顔トレーニング」というゲームを出していましたけど、Switch2でまた出してみるのも良いんじゃないですかねw

こんな感じで本作のミニゲームは本体の機能を活かしまくっています。
加えてテックデモという新機能を体感できるおもちゃみたいなものも14種類収録されているので、Switch2の凄さを実感することができました。
ガジェット的な魅力もあるので、友達に触らせて反応を確かめてみるのも楽しいかも!?
任天堂ネタが満載

本作には任天堂ネタが数多く存在します。
特に印象的だったのが、「スーパーマリオブラザーズ」の1-1を4k解像度で遊べることです。
これはテックデモとして収録されているデモで、あのマリオがドットバイドットで表示されます。
4k解像度でそれをやった場合、画面がめちゃくちゃ小さくなるので、原作よりも難しくなりましたw
しかも地下エリアに入るとか、1UPキノコを見つけるみたいなチャレンジも存在するので、テックデモなのにずっと遊んでしまいます。
任天堂ファン。特にマリオファンですと、これだけでお釣りが返ってくるんじゃないでしょうか?

任天堂ネタでほかに印象的だったのが、ひみつコーナーの小ネタです。
ここではSwitch2に隠されたひみつを明かしてくれるんですが、サラッと歴代任天堂ネタを盛り込んでいるので、昔からのファンとしてはニヤリとするんですよね。
64DDのマウスやGBのポケットカメラなど、昔の任天堂製品が写真付きで紹介されます。
関心したのが、忘れがちな製品も余すことなく紹介していることです。
例えばカメラを使った遊びところでは
- ゲームボーイのポケットカメラ
- Wiiリモコンのポインター
- ニンテンドーDSi
- ニンテンドー3DSのARカード
- Wii Uゲームパッド
- SwitchのモーションIRカメラ
- マリオカートライブ ホームサーキット
といった感じでズラーッと紹介するので、ちょっとした歴史を振り返ることができましたw
「あれが入ってない!」とか突っ込まれないよう全部入れたんですかねw
Switch2の凄さを分かりやすく学べる

本作ではSwitch2の凄さを分かりやすく学ぶことができます。
舞台となる会場を歩き回っていると、至るところに秘密が隠されています。
そちらに触れるとSwitch2の機能に関する解説文を閲覧できるんですが、書かれてある情報が凄いです!
各パーツの基本的な情報はもちろん、熱対策みたいな工夫も書かれてあるので、Switch2がどれだけ考えられて作られたのかよく分かりました。
このゲーム機、相当計算されて作られているみたいで、技術の結晶みたいなことになっています。

ただコンピューターの話ってなんか難しそうですよね?
本作ではそんな人でも分かるよう、噛み砕いて教えてくれます。
一度に表示される文字が少なめだったり、動画も一緒に挿入されたり。
普通だったら1ページで済ませそうな解説でも8ページとか使って分かりやすく説明してくれるので、1つ1つの工程をしっかりと覚えられます。
しかも「ひみつ」の最後には強調したいポイントをまとめて、「なので」みたいな接続詞だけを表示して言葉を強調するとか。
子供でも理解できるよう徹底されているので、発信者としても感動しました!

極めつけとなるのが、「ひみつクイズ」。
これは周辺にある「ひみつ」をすべて読み終えると挑めるクイズで、書かれてあることを頭に叩き込めたのか?
確認することができるので、流し読みで済まされないよう考えられて作られています。
長時間文字を読んでいると、サラッと流してしまうことがありますから、「ひみつクイズ」で再認識できて助かりました。
ちなみに「ひみつクイズ」には任天堂ネタに関する問題もサラッと出てきます。
せっかくなので1問紹介しましょうか。

次のハンドル操作を使ったゲームのうち最も古いのはどれでしょう?
- ドライブゲーム
- レーシング112
- マリオカートWii
- Nintendo Labo Toy-Con 03: Drive Kit
全て任天堂製品になりますが、どれが正解なのか?実際に答えを聞くまで知りませんでした!w
探索しながらSwitch2のパーツを知れる

本作では12のエリアを探索できます。
ただ最初に探索できるのはAのエリアだけで、条件を満たしていくと、ほかのエリアへ行けるようになります。
その条件とは、各エリアにあるスタンプを全て集めることです。

スタンプは各パーツの近くに隠されています。
Aボタンといったお馴染みのものから、プレイヤーランプみたいな普段はあまり気にしないパーツの近くとか。
Switch2に搭載されているあらゆるパーツの近くにあって、スタンプを押していくと、各パーツの名前が埋められていきます。
そのため探索しながら各パーツの名前を覚えられるほか、次のエリアへ行くための目標としても機能しているので、つい集めたくなりましたw
スタンプを集めないと要素が解禁されないってことで賛否が分かれるかもしれませんが、ゲームって要素を順番に解禁していくことが醍醐味だったりしますから、個人的には好きな形式です。
惜しいところ
一部ミニゲームが荒削り

本作に収録されているミニゲームの中には荒削りなものがありました。
個人的に惜しいと思ったのが、「スピードゴルフ」です。
このゲームではJoy-Con2に内蔵されたジャイロセンサーとマウス操作を組み合わせてパターゴルフを行います。
ただ角度と力加減の調整が意外と難しくて、何度も圏外に転がってしまいました。
コースに壁を設置して、転がった時に跳ね返るようにするとかしても良かったと思うんですが、どうでしょうか?

あとは肩輪走行カー。
マウス操作とジャイロセンサーを使ってマシンを操作していきますが、ちょっとでもJoy-Con2が浮いたらマシンが傾くので、移動と使い分けるのが難しいです。
目標タイムに到達しようと思った場合、ちょっとでも壁に当たると不可能になるので、もう少し操作しやすいと良かったですね。
全体的にジャイロセンサーとマウスを使った操作のゲームは癖が強い印象で、可能性は感じましたけど、万人ウケするのは難しいと思いました。
ミニゲームのスタッフがお節介

ミニゲームのスタッフはちょっとお節介です。
1個目のメダルを取ったあと、ゲームをやめると、スタッフの方が…
もう少し続けたら2個目のメダルを取れるかもよ?
みたいなことを言って「続ける」「やめる」といった選択肢が挿入されます。
この時、「続ける」にカーソルが移動しているので、適当にボタンを押すとまたミニゲームが始まるんですよね。
始まるまでは演出が挿入されるので、ほかのミニゲームを遊びたい場合、お節介に感じました。
せめて「やめる」にカーソルが移動していたら良かったんですけどねぇ。
注意点
100%クリアには周辺機器などが必要

本作はSwitch2の様々な機能を体験するゲームです。
その中には別売りの製品を買わないと体験できないミニゲームもあるので、Switch2本体だけでは100%クリアすることはできません。
必要になる製品は4kテレビ、Switch2 Proコン(もしくはJoy-Con 2 充電グリップ)、USBカメラ。
どれもミニゲームやテックデモで必要になることがあるので、持っていないと遊べなかったりします。
ただ持っていなくてもメダルを貰える隠し要素があるので、ミニゲームが遊べないせいで先に進めないとかはありません。
問題は100%の表記が出ないってことですね。
この辺りが気になる場合、お金がかかるゲームに感じてしまうかもしれませんので、そこは注意が必要です。
Nintendo Switch 2 のひみつ展のレビューまとめ

ここまで「Nintendo Switch 2 のひみつ展」について語っていきました。
簡単にまとめると、
- Switch2のひみつを楽しく学べるデモンストレーションソフト!
- 有料だが、その分だけの遊びごたえがある!
といった感じです。
本体にプリインストールされていないこと、別売りの製品がないと100%楽しめないことなど、販売方法に賛否が分かれがちなタイトルですが、実際にはガチで作られています。
一通りプレイするだけでも10時間は掛かりますし、メダルをコンプリートしようと思った場合、余程のプレイヤースキルがないと不可能です。
本作の価格は980円ですけど、むしろ安いと思いましたw
Switch2に隠されたひみつを楽しく学ぶことができるので、本体を購入された方はぜひダウンロードしてみてください。
本作を遊んでいると、Switch2が如何に工夫して作られたのか?実感できるので、クリアする頃にはSwitch2の見方が変わりました。
こんな人には特におススメ。
・本体の機能を活かしたゲーム好き。
・短時間で遊べるアクションゲーム好き。
こんな人にはおススメできない。
・Switch2の機能に興味ない人。
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