どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2021年1月に配信されたSwitch「Super Meat Boy Forever (スーパーミートボーイ フォーエバー)」のレビューをしていきます。
本作は肉塊の主人公・ミートボーイが活躍する2Dアクションゲームの2作目ですが、今作もとんでもないマゾゲーです!w
もうね、クリアまでに1,000回はリトライしましたからw
これだけリトライの数が多いと苦痛に感じることもありますが、瞬時に再挑戦できるテンポの良さによってついついプレイを続けてしまいます。
10年前に配信されたXbox 360「スーパーミートボーイ」とは違い、キャラクターが自動で走行するようになりましたが、今作もめっちゃ面白いです!
ただ、前作をクリアした人向けに作られている印象で、軽い気持ちで手を出すのは危険だと思いました。
ここからはそんなSwitch「スーパーミートボーイ フォーエバー」の良いと思った点から書いていきます。
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- ステージクリア型の2Dアクションゲーム。
- キャラクターは自動で走行する。
- プレイヤーが行える操作はジャンプ、ヘッドスライディング、パンチのみ。
初リリース日 | 2021年1月28日 |
対応ハード | Switch |
ジャンル | 2Dアクション |
価格 | 2,110円(税込) |
推定クリア時間 | 3~4時間 |
発売元 | Team Meat |
目次
良いところ
簡略化された操作システム
今作ではオートランシステムを採用しているので、主人公はゲームを始めると勝手に進みます。
プレイヤーが行えるのはジャンプ、パンチ、ヘッドスライディングの3種類のみ。
アナログスティックや十字ボタンによる操作は廃止されているので、前作よりも操作システムが簡略化されています。
一見するとカジュアルゲームになったように見えますが、とんでもない!
今作もバリバリゲーマーに向けたマゾゲーとなっています。
まず大きいのが、ステージに設置されている回転ノコギリの多さです。
ステージ1の段階でそこら中に回転ノコギリが散らばっているので、ちょっとでもジャンプのタイミングを誤ったら最後。
主人公のミートボーイがミンチにされてしまいますw
2つめは、壁の存在です。
壁にぶつかると進行方向が逆転するほか、空中でぶつかるとズルズルと滑るように落下していき、そのタイミングでジャンプすると壁キックが発動します。
中盤以降はこれらの特性を活かしたステージ構成になっていき、複雑化するので、カジュアルとは口が避けても言えませんし、面白さがスポイルされているとも思えません。
むしろ、面白さの本質が際立っているように見えます。
圧倒的なテンポの良さ
今作もテンポがめちゃくちゃ良いです!
ワールド選択時こそはロード時間が挟まりますが、それ以降は全くと言って良いほど存在せず、サクサク楽しめます。
特にリトライの待ち時間は一瞬で、ミスをした時の反省をする暇がないほどw
また、チェックポイントも非常に多く、ミスをしてもホンの少し前から再開できるので、ちょっとやそっとミスをするくらいでは全く苦痛に感じません。
むしろ、気軽にリトライができる分、中毒性が増している印象で、続けてプレイしてしまいます。
前作をプレイした時も思いましたが、高難易度×爆速リトライのコンボが圧倒的な面白さを生み出している印象です。
BGMも前作に続いてノリノリですし、「スーパーミートボーイ」シリーズのアイデンティティは失われていません。
ギミックのバリエーションが凄い
本作はスタートからゴールを目指していくステージクリア型のアクションゲームです。
ステージ構成は比較的オーソドックスで、基本的には左から右へスクロールしていく形式となっています。
各ステージを通してプレイして思ったのが、ギミックのバリエーションが凄いことです。
もうね、1-1、1-2と進んでいく毎に新しいギミックが出てきますから。
ギミックのバリエーションが凄いアクションゲームは任天堂製タイトルでよく見られますが、本作で凄いのはオートランアクションでそれをやっていることです。
アナログスティックや十字ボタンによる操作は廃止されているので、プレイヤーが行える選択肢は通常のアクションゲームよりも少ないんですよ。
プレイヤーが行えるのはジャンプ、パンチ、ヘッドスライディングのみなので、本来ならそんなに多くのギミックが思い浮かばないと思うんですよね。
ところが本作の場合、少ないアクションの特性を応用したギミックが盛り沢山なんです!
例えば空中に敵が居るとしましょう。
ぶつかったらミスになってしまうのでパンチをしますよね?
すると、もう一回パンチを繰り出せるようになります。
パンチを繰り出すと飛距離を稼げるので、二回も行えると大きな穴を飛び越えることができるじゃないですか!?
ほかにも
- パンチを繰り出すことで「動く壁」
- ジャンプして掴まることで高いところまで行ける「フック」
- 入手することでロックされた扉を開けられる「鍵」
- 入ることで遠くまで飛んでいける「砲台」
- ジャンプやヘッドスライディングをすることで消えたり実体化する「スイッチ床」
といった面白いギミックが満載で、先のステージに進むほどパズル色が強くなっていきます。
上達を実感できるボス戦
各ワールドの最後にはボスが待ち受けています。
いずれもチェックポイントが設けておらず、ノーミスで倒さないといけません。
最初は「これ無理ゲーじゃん?」と思いましたが、攻略の手順を1つ1つ覚えてからはアラ不思議。
あれだけ苦戦していたボスを難なく倒せるようになるので、上達を実感できました。
ボス戦でもプレイヤーが行えるのはジャンプ、パンチ、ヘッドスライディングに限定されているので、イメージ的にはリズムアクションゲームでフルコンボを達成するような感じでしょうか。
覚えゲーではありますが、頭ではわかることを体に少しずつ叩き込む感覚は昔のゲームっぽくて好きですw
ブラックユーモアが満載!
今作もブラックユーモアが多数盛り込まれています。
一見すると可愛い見た目をしたゲームに見えるかもしれませんが、黒い描写が多いんですよね。
主人公は回転ノコギリなどにぶつかると血のようなものが飛び散りますし、表情はオーバー過ぎるくらい変わります。
極めつけとなるのがムービーシーン。
今作でもワールド選択時、ボス戦などでムービーシーンが挿入されますが、ネタ要素が満載なんですよw
特にワールド選択時のシチュエーションは任天堂のレトロゲームをモチーフにしたようなものばかりで、元ネタを知っていたらニヤリとせずにはいられません。
スーパーミートボーイフォーエバーにハマってしまったw
ランアクションゲームでキャラが勝手に進むけど、予想以上にできることが多くて難しいw
だけど、リトライが一瞬でチェックポイントが多いから続けてやりたくなってしまうんだよな。OPに任天堂ゲームのオマージュが満載でニヤリとしてしまうw pic.twitter.com/zlJvtLFQ0e
— KENT for ゲームレビュー/紹介 (@kentworld2) February 3, 2021
↑ワールド選択時のムービーシーンを動画にしてみました。
どうでしょう?スーパーファミコンで発売された某RPGのオープニングシーンにソックリじゃないですか?w
ボス戦のムービーシーンに至っては短編アニメーションとして成立するくらいの尺となっていて、気合を感じられました。
元々、「スーパーミートボーイ」のキャラクターデザインには惹かれていましたが、今作のムービーシーンは前作よりも躍動感が増しているのでもっと好きになれましたね。
↑こちらは前作のムービーシーン。
今、見るとキャラクターの表情が地味に感じます。
この10年、「スーパーミートボーイ」のファンアートが大量に出回ったので、公式も影響を受けて今作では可愛くデフォルメしたのかもしれませんね。
タイムアタックが楽しい
今作はタイムアタックが楽しい作りとなっています。
繰り返しプレイすることで上達を実感できるゲームデザインなのもありますが、一番大きいのが、各ステージで目標タイムに達するとダークワールドという裏面へ行けることです。
プレイできるステージが1つずつ増えるとなったら楽しさが増しますよw
タイムアタックにしてもタイムを縮めるためのテクニックが至るところに隠されていて、レースゲームのような魅力を感じます。
例えば空中パンチを繰り出すことで少しだけ速く進めたり、ジャンプのタイミングを工夫することで近道できる場合があるんですよ。
イメージ的には空中パンチはレースゲームで言うドリフトターボ。近道はショートカットでしょうかw
惜しいところ
やり込み要素のハードルが高すぎる
今作のやり込み要素はハードルが高すぎます。
まず、各ステージで目標タイムに達すると裏面のダークワールドに行けるんですが、1-1の段階で無理ゲーだと思いました。
目標タイムに達するには多少のミスすらも許されませんし、ダークワールドの難易度もバカ高いですからね。
ぼくの場合、1-3までが精一杯ですw
それ以外にも収集アイテムを集めることで使用キャラが増えるなどのご褒美が用意されていますが、コンプリートをするのは難易度が非常に高く感じます。
本来ならこういう要素はやりたい人だけがやれば良いと思いますよ。
でも、本作はゲームクリアだけではやや物足りないんですよね。
ゲームクリアまでのプレイタイムは約4時間。
定価が2,000円以上のタイトルとしては、もう少し長く楽しみたいのが正直なところです。
だからこそ、やり込みをしたくなるんですが、ハードルが途端に上がるので相当な気力が必要だったりします。
完全に中級者以下を置いてきぼりにしているので、できればハードルをもう少し下げるようなやり込み要素を用意してほしかった。
ステージが長い
終盤のステージは長過ぎるような気がしました。
前作とは違い、今作は1つ1つのステージが長く設定されています。
そのため難易度が上がる終盤のステージは1ステージクリアまでの時間が掛かるんですよね。
隠しステージになるとリトライの回数がさらに増えるので、そういう意味でもやり込みが億劫になってしまいました。
チェックポイントが多く用意されているとは言え、タイムアタックをする場合はミスが許されないのでこれはキツイw
↑こちらは前作のステージセレクト画面です。
今作と比べたら小分けされているのがわかりますよね?
前作も前作で1ステージが短すぎると思いましたが、終盤になるとリトライの回数が増えるので丁度良いくらいの長さだと思いました。
Super Meat Boy Forever (スーパーミートボーイ フォーエバー)のレビューまとめ
オートランアクションになったことで前作よりも簡単になったと思いがちですが、実際には前作以上のマゾゲーとなっていますw
ステージは前作よりも長くなり、より凶悪な仕掛けが増えているので、クリアまでに何体のミートボーイがミンチにされたことかw
操作システムこそは簡略化されていますが、前作をやり込んだ人向けの難易度調整となっているので、面白いけど人を選ぶ作品という印象です。
個人的には中級者レベルなので、クリアまでは楽しめましたが、やり込みをするほどの気力は生まれませんでした。
そのためやや消化不良という印象で、満足度は前作よりも下になっています。
本作に興味がある場合、前作の「スーパーミートボーイ」から手を出した方が良いでしょうね。
1,000回ミスは当たり前!前作プレイヤー向けのマゾゲー!
こんな人には特におススメ。
・マゾゲー好き。
こんな人にはおススメできない。
・2Dアクションゲーム初心者。
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こんにちは〜。
初めまして?
こちらの動画で、
https://www.youtube.com/watch?v=AS2bGKb-k9g
仁井谷正充さんに興味を持ちまして、「にょきにょき」のゲームをプレイしている側の人はどんな感想を持っているんだろうと興味を持ち、検索したところkentさんのブログにたどり着きました?
https://kentworld-blog.com/archives/nyokinyokitabidati-review.html
とても面白い記事でした。とても参考になりました。
ミートボーイめちゃ気になってるゲームです(^o^)
また、気づいたら他の記事もたくさん拝見していました。kentさんの歴史、暖かい人柄にも感動しました。
これからブログやyoutubeの方にこっそりちょこちょこお邪魔させていただきます。
とても楽しいコンテンツをありがとうございます。
微力ながら活動応援しております。