

ゴーストリコン ワイルドランズ/PS4 / Xbox One (Z指定)
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2017年3月に発売されたPS4/Xbox One「Ghost Recon Wildlands(ゴーストリコン ワイルドランズ)」のレビューをしていきます。
本作は麻薬抗争が激化したボリビアが舞台のアクションシューティングですが、みんなで旅行も楽しめるオープンワールド型共闘ゲームでした!
パッと見はよくある硬派なアクションシューティングゲームに見えるかも知れません。
ですが、
大自然がいっぱいのボリビアが舞台、最大4人での協力プレイ対応
といった2大要素によって複数人で旅行を疑似体験できるゲームに化けたんです!
UBI特有のテンプレミッションによって単調さは感じられましたが、当時としては唯一無二の魅力を感じました。
ここからはそんなPS4/Xbox One「ゴーストリコン ワイルドランズ」の良いと思った点からまずは書いていきます。
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- ボリビアを舞台にしたオープンワールド型のアクションシューティングゲーム。
- 各エリアに潜むボスを倒していく。
- ボスが潜む拠点は好きな方角から潜入できる。
初リリース日 | 2017年3月9日 |
対応ハード | PS4/Xbox One |
ジャンル | TPS |
推定クリア時間 | 25~35時間 |
売上 | 初週9.0万本(PS4) |
発売元 | UBIソフト |
目次
良いところ
大規模な世界で完全協力プレイ対応
本作は最大4人でのオンライン協力プレイに対応しています。
しかもこれ、おまけではないんですよ。
メインミッションの最初から最後まで最大4人同時プレイができるんです!
さらに凄いのが、舞台となるボリビアが広大であること。
今どき、最大4人でのオンライン協力プレイができるゲームは珍しくありません。
でも、多くのゲームは共闘できるマップが細切れな広場や細長い道に限定されていたんですよ。
そんな中で本作は都道府県1個分に相当する広さのフィールドで協力プレイができるんです!
例えば目的の場所まで全員が同じ車に乗って移動するのはもちろん、それぞれが別の乗り物に乗って別行動を取ることだって出来てしまいます。
かつてのオープンワールドゲームは制約によってそんなことは出来なかったので技術の進歩に驚きました。
様々な自然が存在するボリビア
本作の舞台になっているボリビアには様々な自然が存在します。
草原、山脈、雪原、塩湖、ジャングル、鉱山、川、湖 etc…
もはや「大自然の幕の内弁当」と言っても良いような舞台で、ドンパチだけではなく観光する楽しさも味わえました。
そう感じられた大きな要因となったのがグラフィックのクオリティ。
PS4/Xbox Oneソフトとして見てもかなりの高水準なので、HUDを非表示にしたら本物と区別が付かなくなってしまいますw
「超広大なマップの中で最大4人での協力プレイに対応しているのにここまでキレイなグラフィックにできるとは!?」
初めてプレイした時はそんな衝撃を受けました。
さすが世界の中でもトップクラスの技術力を誇るUBIソフト!
世界各地を美しく再現する点に関しては右に出る者がいません。
複数人プレイで化ける移動時間
本作で挑戦することになるミッションをクリアするには様々な拠点を行き来しなければなりません。
その際には車やヘリを使って数kmの移動をする必要があります。
車の場合、グネグネ曲がった山道を走行することになるので目的地まで数分かかることも珍しくありません。
「グランド・セフト・オート」シリーズによくあるシチュエーションですが、正直なところ個人的には苦手です。
いや、景色を眺める楽しさはあると思いますが、何度も繰り返していると飽きてしまうんですよ。
しかし、最大4人での協力プレイに対応している本作の場合は違いました!
というのも全員が同じ車に乗って目的地まで行けるからです。
そうなるとカーチェイス時以外はドライブ感覚で楽しめるので、ボイスチャットを通じてプレイしている場合はトークが捗る捗る!
「あ!街が見えた!」
「今PSストアでセール中だけど何を買う?」
こんな感じでボリビア観光の話をしたりゲーム雑談を楽しめるので、退屈な移動時間もむしろ楽しくなってきました!
先程「複数人で旅行を疑似体験できるゲーム」と書きましたが、その大きな要因となったのが移動時間の長さなんですw
攻略の自由度が高いミッション
肝心のミッションは攻略の自由度が高く感じました!
基本的には隠密行動で敵の拠点に潜入して目的をこなしていくんですが、好きな方角から潜入できるんですよ。
なので、「12時の方角から攻めるか?」「いや、5時の方角から攻めるか?」なんて選択をすることも出来ます。
さらに
- 遠くからスナイパーで敵を一層してから潜入する。
- 車やヘリで強行突破する。
なんてこともできるので、同社が手掛けた「ファークライ」シリーズや「アサシン クリード」シリーズに通ずる試行錯誤を楽しめました。
嬉しいのが、そんな自由度の高いミッションを最大4人で協力して行えること(←しつこいw)。
特にフレンドとボイスチャットで意思疎通しながらプレイするとミッションごとに戦略を立てることができるので共闘感を味わえました。
アクションシューティングの協力プレイでお馴染みの蘇生システムも存在しますし、フレンドとプレイしたら楽しさ倍増です!
さらに自由度を高める育成要素
このように攻略の自由度が高いPS4/Xbox One「ゴーストリコン ワイルドランズ」。
そんな自由度をさらに高めてくれるのが育成要素になります。
育成はポイントを使って特殊能力をアンロックする形式なんですが、スキルツリー状なので様々なプレイスタイルを選択できるんです。
え?RPGみたいに育成をしないとクリアできないのかって?
ご安心ください。本作はアクション重視のバランス調整をしているので、プレイヤースキル次第ではほとんど育成しなくてもクリアできるようになっています。
そのためフレンドとのレベル差があってもプレイヤースキルが互角だったら”おんぶにだっこ”にはならず、たまにしか一緒にプレイしなくても対等に楽しめるんです。
レベルでステータスが大きく変化するゲームの場合は対等に楽しめない場合があるので、協力プレイのハードルが低くて助かりました。
寄り道する楽しさ
オープンワールドマップには様々なランドマークや拠点が存在します。
その多くはクリアに直接関係ないんですが、ついつい寄り道したくなりました。
というのも各エリアにはゲーム進行を有利にする以下のようなアイテムが隠されているからです。
- 物資ポイント
- 資源ポイント
- 新武器
- 機密情報
プレイヤースキル次第でカバーできるとは言え、これだけ多くのアイテムが隠されているのであれば無視出来ません。
ぼくらの場合、上記のアイテムに気を取られてメインミッションそっちのけてクリアに関係ない拠点を探索してしまうことが何度もありましたw
だって、目の前に物資・資源ポイントがあると本能で欲しくなっちゃうんだもん///
個人的に合わない&気になったところ
ミッションのバリエーションが少ない
ミッションのバリエーションは少なく感じました。
目的地まで進む→隠密行動で敵の基地に侵入→目的を果たす
基本的にはこれの繰り返しなので、だんだんとパターン化していきます。
もちろん、複数の拠点をはしごしたり、見つかったら即アウトみたいな制限を設けるなど多少の工夫はしていますよ?
しかし、全体的にはどこから攻略しても良いよう無造作に設計されているような気がしました。
閉塞感のある迷路みたいな基地、複数の部屋で構成された仕掛け満載の基地。
こういった手作業で作られている拠点は本作には見られません。
無造作に建物や敵が設置し、そのどこかにターゲットや捕虜を隠す。
なんて姿勢が見え隠れするような作りのミッションばかりでコピペ感がします。
この辺りは「大規模なオープンワールドマップ」「協力プレイ」が裏目に出ている気がしました。
いくら人海戦術で作られている欧米のAAA級タイトルであれど、ここまで大胆な仕様だと不確定要素が多すぎて思い切ったギミックを設置できないのでしょう。
協力プレイならまだしも、1人でプレイしたら他のゲームと比べて単調に感じます。
チェックポイントが少ない
チェックポイントは少なく感じました。
例えば敵の基地まで乗り込んでターゲットに近付くとします。
そこで見つかってやられたらどうなると思いますか?
なんと、最初からやり直しなんです!
チェックポイントがあったとしても1回程度で、10分以上前に戻されることはザラです。
この辺りも「大規模なオープンワールドマップ」「協力プレイ」が裏目に出ている気がしました。
だって、こんな仕様で安易にチェックポイントを増やしたらハマりバグが生まれるかも知れませんから。
ですが、特にソロプレイヤーの場合は厳しく感じます。
ぼくの場合、複数人でプレイしたからまだ良かったもののミッション失敗時はみんな「あぁ~」とガッカリしていましたw
バグが多い
このようにデバッグ作業を減らそうとする姿勢が垣間見れるPS4/Xbox One「ゴーストリコン ワイルドランズ」。
その甲斐もむなしく大量のバグに遭遇してしまいました。
例えば・・・
- フレンドと同期が出来ておらず摩訶不思議な動きを取る。
- 当たり判定がおかしくなる。
- 乗り物要請の出現ポイントが不自然なくらい離れてしまう。
- ミッションを進行不能になる。
なんてバグに遭遇してしまったんですよ。
ほとんどは笑えるバグなのでフレンドとプレイしたらネタになりますが、ゲームとしての品質を下げているいます。
1人でプレイしたら微妙
このように欠点も目立っているPS4/Xbox One「ゴーストリコン ワイルドランズ」。
全体的に協力プレイありきで作られているので、1人でプレイしたら微妙です。
点数を付けるとしたらせいぜい60~70点くらい。
というのも1人プレイでお供する3人のAIには簡単な指示しか出せないんですよ。
それ故にフレンドとプレイした時のような共闘感を味わえず物足りなく感じました。
そのうえミッションがテンプレなので、これを30時間以上1人でプレイするのはキツイですw
全体のまとめ
ハイクオリティで美しいオープンワールドマップで最大4人でのステルスアクションを楽しめるよう注力した作品。
それ以外の部分は穴だらけなので、人によって評価が分かれやすく感じます。
個人的には仲の良いフレンドとボイスチャットを通じてプレイする分には良い作品だと思いました。
「友達と一緒にオンラインでPS4/Xbox Oneソフトを一緒に楽しみたいなぁ」
なんて人は選択肢の1つに入れてみてください。
目的地までの長い移動時間中は雑談トークも捗るのでコミュニケーションツールとしても優れています。
みんなでボリビア旅行も楽しめるオープンワールド型共闘ゲーム!
こんな人には特におススメ。
・協力プレイ好き。
・バックパッカー。
こんな人にはおススメできない。
・ソロプレイヤー。
・アクションシューティングが苦手な人。
ゴーストリコン ワイルドランズ/お気に入り度【75/100%】
プレイした時間・・・約35時間
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