2016年11月に配信された3DS「にょきにょき たびだち編」を今回はレビューします。3DS「にょきにょき たびだち編」はあの「ぷよぷよ」の生み親が手掛けた落ちものパズルゲームのプロローグ版です。ダウンロード専売で、価格は約800円。
目次
良いところ
好きなタイミングで連鎖する気持ち良さ
「ぷよぷよ」と言えば同じ色のぷよぷよが縦横のいずれかに4つ並んだら勝手に消えるというルールが存在しました。本作でも2つ以上並んだら消えるようになっていますが、切り替えボタンを押さないと出来ません。
つまり、自分の好きなタイミングで落ちてきたブロック(以下、にょきにょき)を消すことができるんです!
これを上手く利用すれば何十もの繋がっている同じ色のにょきにょきを一斉に消す事が可能で、気軽に連鎖する気持ち良さを味わうことができます。
落ちものブロックが一斉に消えていく頻度は「ぷよぷよ」よりも多く、より派手になっている印象です。
対戦が面白い!
「ぷよぷよ」と同じく、本作も対戦が面白いです!対戦時は相手の画面に好きなタイミングでお邪魔ブロック(にょきにょき)をお見舞いする事が可能で、状況を不利にしてゲームオーバーに導かせることが出来ます。
お邪魔ブロックは連鎖をする事でより多くお見舞いする事が可能なので、この辺りも「ぷよぷよ」と大差ありません。
お邪魔ブロック合戦になるのは落ちものパズルではありがちですが、定番だからこその面白さがありますね。
ユニークなキャラクター
ストーリーモードではユニークなキャラクターと対戦することができます。普通の人間と戦うかと思ったらモンスターみたいな格好をした相手と戦う事になったりと、「ぷよぷよ」と同じく登場キャラクターは何でもありでカオスです。
ストーリーモードでは戦う事になる相手との漫才をちょっとだけ楽しむことができるので、ちょっとした息抜きになります。
初心者でも楽しめる
このゲームは落ちものパズルにしてはハードルが低く、初心者でも楽しみやすいです。
にょきにょきを消して行くには切り替えボタンを使い分ける必要があるのでそう言う意味では「ぷよぷよ」の操作手順を複雑にしていますが、連鎖は決まりやすく、僕の場合はすぐに慣れました。
ストーリーモードは4つの難易度を用意。下の3つは落ちものパズルが苦手な僕でもすんなりとクリアできる難易度で、簡単だけど遊びやすく感じます。
最高難易度に関しては一気に難しくなりますが、それでも上級者にとっては簡単に感じそうでプロローグ版だけあって初心者向けに感じます。
惜しいところ
処理落ちが激しい
頻繁に派手な連鎖が起こるからか、処理落ちは激しい印象です。そこまで激しいエフェクトが挿入される訳ではないのでもう少し頑張って欲しかった。
3DSのマシンパワー的にも十分だと思うんですが、もしかして複雑な処理を行っているのか?白熱している時に処理落ちが発生するとじれったいです。
収録内容が簡素
プロローグ版なので収録内容は簡素です。4つの難易度から選べるストーリーモードはいずれも10~20分程度のボリューム。
それ以外にはコンピュータとの対戦、通信プレイ、スコアアタックモードを収録しているのみで、必要最低限の内容に留めていると感じました。
シリーズ1作目ですし、本格的な内容のバージョンも予定されているので実質、有料体験版みたいなもんですね。
全体のまとめ
内容が簡素で実質有料体験版ですが、「ぷよぷよ」に通ずる中毒性がある作品です。
ただ、さすがに「ぷよぷよ」全盛期と比べたらルールの美しさやキャラクター性が劣っていて、同作品の亜流の域からは抜け出せていないと思いました。
数多くの中毒性が高い落ちものパズルと比較したらまずますのレベルに感じます。
こんな人には特におススメ。
・落ちものパズル好き。
・落ちものパズル初心者。
こんな人にはおススメできない。
・ボリュームを求める人。
・落ちものパズルが苦手な人。
にょきにょき たびだち編/お気に入り度【60/100%】
プレイした時間・・・約3時間
※当ブログでこれまでにレビューしたタイトルの一覧はこちら をご覧下さい。
なるほど、フリーズするくらい爆連させられるようになったら一人前ってことですな
(^ω^)