

アサシン クリード4 ブラック フラッグ/PS3 / PS4 / Xbox One / Xbox 360 / PC / Wii U (Z指定)
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2013年11月に発売されたPS3/Xbox 360/Wii U「アサシン クリードIV ブラックフラッグ」のレビューをしていきます。
本作はオープンワールド型ステルスアクションゲーム「アサシン クリード」シリーズのナンバリング4作目になりますが、新たな柱を作りつつシリーズらしさも残した良作でした!
前作の「III」がちょっと「あれ?」って感じだったので思わぬ出来にビックリしましたよ。
そんなPS3/Xbox 360/Wii U「アサシン クリードIV ブラックフラッグ」の良いと思った点からまずは書いていきます。
※2014年2月にはPS4版が。2014年9月にはXbox One版が発売されました。
※本記事ではPS4版のレビューをしていきます。
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▼このゲームを3行で説明すると?
・今作では船を操縦して島々を探索できるようになった。
・主人公はもちろん船のカスタマイズをすることも可能。
目次
良いところ
冒険している感が強い
今作の舞台は海賊黄金時代末期のカリブ海!
という訳でこれまでのシリーズ作品とは違って自然がいっぱいでした!
空は青く、海はエメラルドグリーン。
ロケーションは砂浜、ジャングル、洞窟、深海、遺跡と多彩で冒険好きには溜まりません!
凄いと思ったのが、シームレスに航海→上陸→探索を楽しめること。
従来の作品では航海→上陸→探索の間に最低2回はロード時間が入るものだったので感動しました!
※一部の大きい島は除きます。
島の中では宝探しや遺跡の探索も楽しめますし、プレイヤーの冒険心を刺激させる要素はふんだんに盛り込まれています。
「アサシン クリード」で必要な要素か?と言われたら意見が分かれると思いますが、個人的には冒険好きなので好意的に受け止める事が出来ました。
攻略の自由度が高いステルスミッション
「アサシン クリード」と言えば自由度の高いステルスアクション!
砦の中にいるターゲットを仕留めるために様々な手段を使って侵入し、目標を達成する。
それが本シリーズの醍醐味ですが、この点は今作でもしっかりと味わえました。
それも初期作品のような攻略の自由度を感じられるように作られていて、
ゴリ押しで進めるのか?
敵を眠らせたり、こっそり倒したりしてステルスプレイをするのか?
敵を暴走させる吹き矢を使って混乱させているうちに進入するのか?
仲間を雇って進入するのか?
など、クリア方法の選択肢が沢山用意されています。
「アサシン クリードIII」ではその辺りがイマイチで、指示に従いながらメインミッションをこなして行くことが多かっただけに原点回帰しているように感じました。
本作の海賊要素を許せたのも、シリーズとしてのアイデンティティがしっかりしていたからだったりします。
パワーアップした海戦
「アサシン クリードIII」から加わった海戦・航海の要素。
カリブ海が舞台の本作ではさらにパワーアップしていました!
ポイントなのが、船に乗って自由に移動できるようになったこと。
前作の海戦・航海はミッションの1つに過ぎず、自由に移動することは出来ませんでしたからね。
それ以外にも攻撃手段の増加、カスタマイズ性のアップ、さらには敵船に乗ってのアイテム強奪、修理など様々な要素が追加されました。
その影響でもはやミニゲームでは無くなっています。
深海の探索や銛漁もできるので、本作ではアサシンだけではなく海賊の生活も体感できると言っても過言ではないでしょう!
豊富な寄り道要素
毎回様々なサブ要素が存在する「アサシン クリード」シリーズ。
今作でも色んなサブ要素が存在するので、メインミッションの息抜きとして楽しむことが出来ます。
以下、本作のサブ要素になります。
・特定の人物、船を暗殺・略奪するサブミッション。
・フレンドとの繋がりも楽しめるシミュレーションゲームのような交易艦隊。
・船の強化に必要なお金や素材の概念。
・砦の制圧。
・深海の探索。
・50を超える島の探索。
・動物の狩り。
・隠れ家の改築。
・100のチャレンジ。
・チートの使用。
・「チェッカー」「9メンズモリス」「ファノロナ」といったミニゲーム。
・ハッキングによって入手できる様々な情報(現代編での話)
特に楽しいのが収集アイテム探し。
今作でも「アニムスの断片」「手紙」「船歌」「マヤの石」「宝箱」など色々用意されているので、様々な島を巡ってそれらのアイテムを集めるのが楽しいです!
収集アイテムの中には特定の場所からジャンプしないと取れなかったりパズルを解かなければいけなかったりと趣向を凝らしているのも嬉しい!
毎度のことですが、「アサシン クリード」シリーズって広大なフィールドを縦横無尽に動き回ってアイテムを収集するのが一番楽しいですね。
今回は宝探しも加わっているので尚更!
ちなみにマップのスケールはシリーズ最大ですが、移動面でのストレスは感じませんでした。
というのも今作ではビューポイントへのワープ機能が存在するほか、海岸にある小さいボートに触れると自分の船にワープできる機能も用意されているからです。
さらにパワーアップしたマルチプレイ
「アサシン クリード ブラザーフッド」から加わったマルチプレイは今作にも搭載されています。
今作でも他のプレイヤーをこっそりと暗殺してスコアを稼いで合計ポイントを競う基本システムは変わりませんでした。
ただ、ロケーション、衣装、BGMを本作の世界観に合わせたものに一新され、新たに自分でルールをカスタマイズできるようになっています。
カスタマイズができるのはパラメーター各種、インターフェースの表示、ボーナススコア調整、スキルの有無、マップ、ルールなど様々。
それ以外には前作から搭載された協力プレイにストーリー要素が加わったのが印象的でした。
FPSのマルチプレイに多いレベル制、アンロック制、スキル要素、お金の概念、見た目のカスタマイズは引き続き搭載されているので、これだけでも一本のゲームとして成立するほど長く楽しめます。
本編だけでも十分過ぎるくらいのボリュームなので、それに加えてこんなモードを収録するとは毎度のことながら驚かされています。
相変わらず充実のチュートリアル
シリーズではお馴染みのチュートリアルは今回も充実していました。
プレイ中定期的にヒントが表示されるのはもちろん、人物、ロケーション、歴史などデータベースは充実し、詳しいゲームのマニュアルもあるので説明書を見なくても大丈夫な作りになっています。
マルチプレイに関しても吹き替え音声によるガイドやビデオガイドが収録されていて、相変わらず痒いところに手が届く作りです。
惜しいところ
夜が暗過ぎる
昼は日差しが強くて色鮮やかな映像を楽しめるんですが、夜は一転して真っ暗になります。
ジャングルなど明かりが少ない地帯が多いからリアリティを追求するとここまで暗くなるとは思いますが、ミッションによってはあまりにも暗くて何が何だか分かりませんでした。
一応設定で常に昼にする事はできるし、鷹の眼を使えば見える事もあるんですが、前者の設定を使うとセーブされなくなり、後者の方は走りながらは使えないので有効ではありません。
ややミッションの種類に偏りがある
毎回様々なシチュエーションのミッションが用意されている「アサシン クリード」シリーズですが、今回は海戦と尾行ミッションに偏っていた気がします。
特に尾行ミッションはせっかちな僕としてはあまり好きじゃないので、連続でやることになった時はイライラしてしまいました。
この手のミッションは気が付かれないよう後ろからトロトロ歩かないといけないだけではなく、一定範囲内に近づいて盗み聞きをする必要が多く、やらされている感が強いんですよね。
1つのミッションが長過ぎる
今回も数多くのメインミッションが用意されていますが、1つ1つが長くなり過ぎな気がします。
ノーミスで隙のないプレイをしたとしても、15分はかかるような?
ミスをしてのリトライを含めたら30分以上かかることも珍しくはありません。
相変わらず特定の条件を満たさないと完全クリア認定はされませんので、やり込み好きほど困ってしまう事でしょう。
相変わらず雑なストーリー
毎度のことながらストーリーは微妙に感じました。
今作ではエドワードという前作の主人公であるコナーのおじいちゃんにあたるキャラクターが主人公なんですが、ワイルド感が強くてあまり魅力的に感じません。
彼と出会うキャラクターの描写も足りなくて端折っている場面が多く感じます。
また、現代編にしても謎の映像が飛び出したりと説明不足な点が多く、面白いものではありません。
前作をプレイしているとニヤリとする演出はいくつかありましたけどね。
マーキングの感度が劣化
これまでの作品では人物にロックオンすることでマーキング出来ましたが、今作では鷹の眼を使用して人物の方を向かなくてはいけません。
その点は良いんですが、人物の方を向いてもなかなかマーキングが発生せず、少しストレスが溜まります。
全体のまとめ
前作にあった海賊要素を強化して1つの柱を築き上げた作品!
その一方で肝心のステルスアクションもしっかりと楽しめる内容になっていて上手くまとまっています。
メインミッションにはまだまだ課題は多く感じられますが、これだけゲームの規模が大きくなっていながらもほとんど破綻無くまとめるとは素晴らしい!
新たな柱を作りつつシリーズらしさも残した良作!
こんな人には特におススメ。
・冒険好き。
・ステルスアクション好き。
・自由度が高いゲームが好きな人。
こんな人にはおススメできない。
・面倒なのが苦手な人。
・3Dアクションが苦手な人。
アサシン クリードIV ブラックフラッグ/お気に入り度【85/100%】
プレイした時間・・・約30時間
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ブラックフラッグはかなり面白い作品でしたね。
DLCも遊びましたが、今作は海が舞台ということもあって雄大さが凄まじく、いつものアサクリとは違った気分で楽しめました。
Ⅲと違って、ストーリーが明るめだったのも良かったですね。
まあ、海賊視点で見るとハッピーエンドではないんですけど。
アサクリのストーリーは、設定をしっかり読まないと分かりにくいのが欠点ですよね。Ⅲ、Ⅳは日本人には馴染みの薄い場所が舞台でしたし。
後、現代編は正直もう必要ない気がします。というか、現代編だけで一本ゲーム作って欲しいですね。設定はとても魅力的なので。