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【レビュー】マルコと銀河竜 [評価・感想] 密度の濃さに全振りした新感覚のノベルゲー!

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回はSwitch「マルコと銀河竜」のレビューをしていきます。

本作は文章を読み進めていくのが中心のノベルゲームですが、これはとんでもない作品です。

ストーリーのスピード感とか、用意されているCG絵の量とか。

何から何まで従来のノベルゲーとは一線を画しているので、新境地を開拓していると思いました。

イメージ的にはボタンを押して読み進めていくアニメのような感じでしょうか。

スピード感も凄いので、ノベルゲーなのにジェットコースターのような体験を味わえました。

スピード感を重視するあまり掘り下げが足りていないように感じますが、軽い気持ちでプレイする分には良い作品です。

ここからはそんなSwitch「マルコと銀河竜」の良いと思った点から語っていきます。

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このゲームを3行で説明すると?
  • 16歳の少女マルコが主人公のノベルゲーム。
  • 幼い頃に生き別れた母親を探し求めるのが目的。
  • 1,000枚以上のCG(1枚絵)を収録。
初リリース日 2022年4月28日
対応ハード Switch
ジャンル アドベンチャー
価格 2,480円(税込)
推定クリア時間 6~10時間
発売元 ヒューネックス

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良いところ

笑いあり感動ありの宝探し

「マルコと銀河竜」のストーリーをひとことで表すと、笑いあり感動ありの宝探しでしょうか。

主人公のマルコは幼少時の記憶を失っている16歳の少女で、宝物を盗むトレジャーハンターとして活躍しています。

ストーリーはそんな彼女を中心に展開されていき、まだ見ぬ宝ものである「母親」を探し求めるのが目的となっています。

現実離れした展開も多々ありますが、”母親探し”というテーマは一貫して描かれていて、結末見たさで進めていました。

個人的に好きなキャラクターは、アルコと非常食です。

アルコは銀河竜で、マルコと一緒に行動を共にしています。

ですが、お腹がいっぱいになると美少女になったり、天然キャラだったりと、謎が多いんですよね。

そのミステリアスな一面とマルコとの友情描写が魅力的で、さすがメインヒロインだと思いました。

一方の非常食はコロッケやブタのような見た目をしたネタキャラw

名前通りマルコの非常食として行動を共にしていますが、フワフワした感じのキャラで憎めないんですよねw

ちなみに本作は美少女ゲームにカテゴライズされるので、登場キャラの大半は女性です。

ですが、性的な描写はほとんどないので、女性キャラ中心のギャグコメディとして楽しむことができました。

この手のゲームって恋愛とか、セクシーな描写を目当てに買われるイメージを持たれている方もいるとは思いますが、本作は比較的広い層におすすめできる作品です。

圧倒的な物量のCG

本作で特筆したいのが、圧倒的な物量のCG(1枚絵)です。

ゲーム画面は文章と立ち絵を中心で構成されています(いわゆるノベルゲーって奴ですね)。

この手のゲームはストーリーが非常に長いことからグラフィックを使い回す傾向にあり、新規のCGは見せ場となるシーンでたまに盛り込むくらいに留めておくのがお作法となっていました。

ところが本作の場合、ボタンを2~3回押すごとに新しいCGが挿入されます。

そのCGも手抜きなんてことは決してなく、細かいところまで描きこまれているので、正気なのかと思いました。

だって、プレイヤーが1枚のCGを見ている時間は5秒前後なんですよ?

描いている人は数日かけているでしょうから、全く割に合わないでしょう。

本作ではそんなCGが次から次へと挿入されるので、他のノベルゲームにはない感覚を味わえました。

登場キャラの細かい感情とか、現在地とか。

挿入されるCGの数に比例して情報量が増しているので、想像を補ってくれます。

用意されているCGは1,000枚以上。

あの「シュタインズ・ゲート」のCGが100枚ちょっとだったことを考えると、どれだけの物量なのかよくわかると思います。

さらに凄いのが、ストーリーの合間に挿入されるカートゥーン調のアニメです。

こちらは戦闘など動きのあるシーンで挿入されるんですが、アニメならではの表現が満載なんですよ。

階段を登っていくシーンでは製作者の名前が描かれていたり、戦闘シーンでは画面分割の表現を使用したり。

製作者のセンスがふんだんに盛り込まれていて、芸術作品の域に達しています。

収録分数も長く、1つ辺り5分近くもあったりするので、カートゥーンアニメ好きも必見です!

8bit風のBGMも最高

圧倒的な充実感

ここまで本作の特徴をザッと語っていきました。

笑いあり感動ありの宝探し、圧倒的な物量のCG、カートゥーン調のアニメ。

従来のノベルゲーにはない魅力が詰まっていますが、何時間でエンディングを迎えると思いますか?

なんと、10時間未満で終わってしまいます!

これはノベルゲームとしては非常に短い時間になるんですが、その分だけ充実感が凄いんですよ。

ぼくがそう感じた理由は大きく分けて2つあって、1つめは演出に力を入れていることです。

先程も触れたように本作に収録されているCGの数は非常に多く、ボタンを2~3回ほど押すだけで新しい絵が挿入されます。

そのうえでカートゥーン調のアニメが定期的に挿入されるので、ノベルゲームとしては破格の充実感を味わえるんですよね。

2つめは、スピード感を重視したストーリーです。

本作のストーリーは物凄いスピードで進んでいきます。

さっきまで宇宙にいたのかと思ったら公園のグランドにいるとか、展開がコロコロ変わります。

普通だったら30分かけて描くところでも10分くらいにまとめているので、その分だけ密度が増していると思いました。

力が入った演出、スピード感を重視したストーリー。

この2点が本作の充実感を強めている印象で、クリアまでのプレイタイムが短くても満足感を味わえました。

Switch版の価格は2,480円(税込)となっていますが、開発費を考慮に入れたら安すぎなんじゃないでしょうか?

実際、先行発売されたパソコン版は通常版の定価が8,000円を超えていたようなので、Switch版が如何に安いのかがわかると思います。

(まあ、プレイタイム=ボリュームという価値観も根強いので、約8,000円で販売したパソコン版は高いと言われていたようですが)

ボタンを押して読み進めていく心地良さ

本作には選択肢が1つしか用意されていません。

また、全ての文章を音声で読み上げてくれるので、オートモードにして最初から最後まで進めることもできます。

こうして聞くと

ゲームじゃなくてアニメにしたら良いじゃん

と思われそうですが、ぼくはゲームならではの魅力も併せ持っているなと思いました。

ゲームならではの魅力。それは、ボタンを押して読み進めていく心地良さです。

ゲーム中にボタンを押すと任意のタイミングで文字送りができます。

つまり、自分のペースでストーリーを進めることができるんですが、ボイスを最後まで聞かずにポチポチ進めた時の心地良さがたまらないんですよね。

前述の通り、本作は充実感が凄いことになっています。

新しいCG絵が次から次へと挿入されますし、ストーリーのスピード感が凄いですからね。

なので、ボイスを最後まで聞かずにポチポチ進めていくと、ジェットコースターに乗っているかのような快感を味わえるんですよ。

オープニング主題歌の「飢餓と宝玉」も疾走感があるので、この曲が挿入されるシーンは自分自身も突き進んでいるかのような感覚を味わえました。

ボイスを最後まで聞かずに進めるのは勿体ないと感じられる方もいるかもしれませんが、めちゃくちゃ心地良いので、騙されたと思って試してみてください。

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惜しいところ

描写不足のシーンが多い

ストーリーはスピード感を重視しているので、描写不足のシーンが目立っています。

なぜ、アルコは銀河竜から美少女になるのか?

なぜ、アニメシーンではカートゥーン調になるのか?

そういった説明をせずにストーリーが進んでいくので、最初の頃は頭の中にクエスチョンマークがたくさん出てきました。

特にオートモードでプレイすると受動的になりがちなので、置いてきぼりを食らう可能性が高いです。

実際、ぼくも1周目はオートモードでプレイしましたが、途中から訳がわからなくなりましたw

しかし、ボタンを押して進めていくと印象が一変。

能動的な姿勢でプレイできたので、展開の速さについていけました。

まあ、それでも各キャラクターの掘り下げが足りていないので、疑問に感じることも多々ありましたが。

処理が重いシーンがある

これはSwitch版の話ですが、一部で処理が重く感じました。

ボタンを押しても反応が遅かったり、スクロール時にカクカクしたり。

そこまで頻繁には起こらないので致命的ではありませんが、処理落ちに敏感な人は注意が必要です。

個人的にはCG絵を鑑賞できるモードのスクロール速度が気になりました。

前述の通り、本作には1,000枚以上のCGが用意されているので、CG絵を鑑賞できるモードではサクサク動いてくれないと困ります。

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マルコと銀河竜のレビューまとめ

密度の濃さに全振りした新感覚のノベルゲー!

10時間以上プレイして初めて面白さがわかるノベルゲームが多いなか、本作は1時間未満でわかるようになっています。

今の時代は動画を倍速で見るとか、イントロを飛ばすとか、せっかちな世の中になっていますから、そこに一石を投じる作品ではないでしょうか?

反面、描写不足のシーンが多いので、キャラクターの掘り下げとか、ストーリーの整合性を重視すると微妙に感じるんじゃないかと思いました。

プレイされる場合は難しいことを考えずにボタンをポチポチ押して進めていくのをおすすめします。

すると、ジェットコースターに乗っているかのようなスピード感や心地良さを味わえるので、そこにゲーム的な魅力を感じました。

Switch版ですと2,480円と安いので、軽い気持ちで手を出してみてはどうでしょうか?

こんな人には特におススメ。
・短時間に濃厚な体験を味わいたい人。

こんな人にはおススメできない。
・文字を読むのが苦手な人。
・ストーリーの整合性を重視する人。

お気に入り度【75/100%】

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