どうも!KENT(@kentworld2 )です!
2018年8月に配信されたSwitch「minit(ミニット)」を今回はレビューします。
Switch「minit(ミニット)」は1分後に死ぬ運命を背負ってしまった主人公が呪いを解く手段を求めて世界を冒険するアクションアドベンチャーゲームです。
ダウンロード専売で、価格は約1,000円。
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- 広大なフィールドを探索して謎を解いていくアクションアドベンチャーゲーム。
- 主人公の寿命は1分しかなく、死ぬとチェックポイントに戻される。
- ストーリーの進行フラグを立てることでショートカットポイントが追加される。
初リリース日 | 2018年8月9日 |
対応ハード | Switch/PS4/Xbox One |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
価格 | 1,000円(税込) |
推定クリア時間 | 2~3時間 |
発売元 | Devolver Digital |
目次
良いところ
1分という制限時間による緊張感
実は本作、2Dの「ゼルダの伝説」に酷似した作品だったりします。
トップビュー型のアクションアドベンチャーである点。
フィールドを探索してアイテムを集めて徐々に行動範囲を広げていく点など、あらゆる部分で共通点が見られますからね。
これだけだとよくあるフォロワータイトルなんですが、本作には大きな特徴があります。
なんと、ゲーム開始から1分が経過すると何が何でも死んでしまうんです!
しかし、死んでも入手したアイテムやショートカットポイントは引き継がれ、最後に訪れたチェックポイントから再開できるのでそこまでストイックではありません。
そのため「1分後に死ぬ」という制約はチェックポイントから目的地まで辿り着いて行動を起こすまでの制限時間という印象が強く感じられます。
この制限時間ですが、個人的には良い塩梅に感じられ、他のゲームでは意識することが少なかった制限時間切れにならないよう目的地まで急いで進むというゲーム性を生み出していると思いました。
実際、
- 1分では到達できないような長い通路
- メッセージの表示速度が遅いキャラクター
など制限時間の概念が存在するからこそ意図的に入れたような仕掛けも散見され、他のゲームではなかなか味わえない楽しさが存在します。
サクサクと楽しめるような気配り
「制限時間?めんどくさそう・・・」
そんな印象を持たれた方も居そうですが、様々な気配りによって個人的には面倒に感じられませんでした。
ゲームクリアまでに死んでしまう回数は三桁を超えるかも知れません。
ですが、以下のような気配りによってほとんど面倒には感じられなかったんです!
- 少ない時間で目的地へ辿り着けるようマップデザインが細かく調整されている。
- ロード時間が一切存在せずエリア切り替えが一瞬。
- Bボタンを押せば瞬時にチェックポイントへ行ける。
- 住人に近付くと自動でメッセージが流れる。
これらの気配りによってテンポは非常に良く、それが中毒性の向上に繋がっています。
超シンプルだけど作り込まれている!
こちらのスクリーンショットをご覧ください。
白と黒で構成された超シンプルなドット絵となっていますよね?
あまりにもシンプルで味気なく、正直なところ第一印象は地味に感じました。
しかし、ある程度プレイすることで実はとても作り込まれていることが分かったんです!
例えば住人に攻撃を与えるとそれぞれ専用のセリフを放ってくれるんですね。
他にもオブジェクトへの干渉、隠し通路などフィールドでできる遊びは意外なほど多く、良い意味で「ゼルダの伝説」っぽいです。
しかも脇道もいくつか用意されていて、寄り道する楽しさも存在するのだから嬉しいですね♪
メインルートかと思って探索していたら脇道であることが発覚してぬか喜びしたことも何度かありましたがw
MOTHERシリーズを彷彿とさせる妙なリアリティ
ゲーム自体は「ゼルダの伝説」シリーズっぽいですが、世界観のテイストは「MOTHER」シリーズっぽく感じました。
本作の世界観はファンタジーと言うよりは現実に近く、灯台や工場、ホテル、トラックが登場するんです!
また、テキストのテイストも「MOTHER」シリーズに近く、妙なリアリティを感じました。
音への拘り
見た目がシンプルなので意外ですが、本作は音への拘りが凄いです!
用意されている効果音は見た目からは想像も付かないほど多く、足音は細かく鳴りますし、オブジェクトに触れた時の音も色々用意されています。
さらに会話時のメッセージ音はまるで本当に喋っているかのような加工された音が使われているので、キャラクターに愛着を持ちやすく感じられました。
そしてBGM!
こちらは1990年代を彷彿とさせるメロディアスな感じとなっていて、見た目からは想像も付かないほど心に残るものを感じます。
惜しいところ
音が消える
せっかくの素晴らしいBGMなのに、ある程度ゲームをプレイすると聞こえなくなることが何度もありました。
どうやらSwitch版の場合、不具合でBGMが消えるらしい。起動時間は一瞬なので、些細なことではありますが。
英語テキストがデフォルト
ゲームを開始すると英語テキストで訳が分かりませんでした。
オプション画面で言語変更が出来たから良かったけど、日本語テキストをデフォルトにしてほしかった。
minit(ミニット)のレビューまとめ
とてもコンパクトに美しくまとまった作品。
そのためゲーム自体の欠点は少なく、内容の割に価格がやや高めなことを除けばほとんど不満がありません。
本家の「ゼルダの伝説」ではほとんど見られない制限時間の概念が人を選びそうですが、完成度は高いと思います。
1分間という制限時間が良い塩梅のシンプルなminiゼルダ!
こんな人には特におススメ。
・ゼルダの伝説好き。
・探索好き。
こんな人にはおススメできない。
・じっくり探索したい人。
・コストパフォーマンスを求める人。
minit(ミニット)/お気に入り度【70/100%】
プレイした時間・・・約3時間
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Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
初めて知ったゲームです。コンセプトはPSPの勇者30に似てますかね?時間の限られたゲームだと、プレイする際に集中力が増す感じがします。白黒ですが、よく見ると何か素敵な世界観が伝わってきますね。
確かに勇者30を彷彿します。
あちらが制限時間付きの「ドラクエ」だとしたらこちらは「ゼルダ」ですね。
制限時間が存在することで新たな面白さが生まれるんだと実感しました。
タイムアタックスコアアタックと言う本質に立ち返ったシステムは近年少ないな。
案外そういう意識を制作側が持って作るからこそテンポが良かったり、ボリュームにかまけてダラダラ作れてるとつまらなかったりしているのではないだろうか。
最近はタイムアタック、スコアアタックって避けられやすいけど、これらの概念によって楽しくなることは多いので、本作のように物語の設定を活かして取り入れて欲しいですね~。
本作の場合、制限時間によってキュッと引き締められた感じがします。
制限時間のコンセプトをコンパクトにまとめてしっかりと面白さに繋げていますよね〜。値段はクリア時間だけみれば、少し高く感じますが、このゲームはこのボリュームで良かったと思います。
見た目は地味といえば地味ですけれど、個人的にはここまでいくと逆にインパクトあると思います。僕もビジュアルから入りましたしね笑
とても上手くまとまった作品だと思いました。値段と内容はやや釣り合っていませんが、ゲーム自体の欠点は少ないです。
ビジュアルは印象には残りますよね~。これだけ少ない色数でもあれだけの世界を描けるだなぁと感心しました。ある意味、アートですね♪
なんだか個人的にPSPなどの「勇者30」を彷彿させました。
制限時間付きRPGと言えば勇者30ですもんね。僕も最初はそちらを彷彿しました。
シンプルなグラフィックながらちゃんと作り込まれていたり音にこだわりが感じられるのは好印象です。
アイテムやショートカットポイントを引き継ぐなら一分間という制限時間も大した苦にならなさそうですね。
音への拘りは見た目からは想像も付かない程でした。見た目は1970年代のゲームっぽいですが、音周りは2000年代以降の水準に感じます。
制限時間もストレスに感じさせない気配りが満載でした!
気になってたんでレビュー大変助かります!制限時間付きってのが気になってたんですよね~、これならまた今度買ってみようかな。
それは良かったです♪制限時間は本作を語るうえでは外せない要素です。サクッと楽しめるので、気軽に手を出してください♪
なるほど…1分間でどこまでいけるのか、というゲームですか。
じっくり探索したい自分(もっというとじっくり時間をかけないと、ゲームをクリアできない)だと、ストレスがたまってしまいそうですがそれはともかくとして、時間制限というコンセプトは中々素晴らしいと思います。
というのも、普通の人は時間さえあれば大体同じ結論に達しますが(知識が同じという前提で)時間制限だと、その人独自の個性が強く出るので。
自分の場合は焦って普段しないような愚かなミスをするタイプですw
そのため、他のゲームとは違ったゲーム体験ができそうですね。
時間制限というコンセプトはユニークに感じました。ストレスを感じさせない配慮も満載なので、苦手な人も触って制限時間の魅力を感じ取っていただけたら嬉しいですね♪
確かに時間があれば同じ結論に達しますね。制限時間があるとその中での行動が人それぞれ変わってきますから、そういう意味では色んな人のプレイを見たくなる作品です。
最初にこの記事を開いてスクリーンショットを見たときは地味だと思いましたが、かなり作り込まれているのは良いですね。
足音に拘っているのも探索好きとしてはモチベが上がるので好印象です。
このゲームはスクリーンショットだけでは魅力が伝わりにくいので、ちょっとレビューが大変でしたw
文面で伝わったら嬉しいです♪ 音に関しては予想以上に拘って作られていましたね。