2005年3月に発売されたDS「パックピクス」を今回はレビューします。
DS「パックピクス」はタッチペンでパックマンを描いて戦わせるアクションゲームです。
自分が描いた絵がパックマンになる!
本作で欠けた円を描くと、なんとパックマンになって動き出してモンスターを食べてくれます!
多少下手でも動いてくれますし、画面を埋め尽くすほど大きなパックマンを描いても動きますw
自分が描いた絵がまるで生き物のように動く作品はほとんどないだけに、
この仕組みには驚かされました。
このように本作ではパックマンを沢山作ってモンスターをすべて倒す事が目的となっていますが、
パックマンは画面の端に行くと消えてしまうので、線を描いて壁を作り、
画面内をグルグル回るようにしなくてはなりません。
これが良い感じに忙しくて、従来のボタン操作では体験出来なかった楽しさを味わう事が出来ました。
様々な絵を描く楽しさ
本作で実体化する絵は、パックマンや壁だけではありません!
傘のような絵を描くと弓矢になって上に飛んで行ったり、
爆弾を描くと導火線に火が付いて爆発したりと、それ以外にも描くと実体化する絵が存在するんです。
ある程度ゲームを進めるとこれらの絵を描かなければクリアできないギミックが登場するので、
より手ごわい内容になっていきます。
ちなみに練習モードであるスケッチブックでは、
蝶々、雨雲など、本編に関係のない絵を描く事でそれらしく動く事があります。
どんな絵を描く事で動くのか、試してみるのも面白いですよ。
可愛らしい雰囲気
パックマンと言えばアメリカンな印象を持っている人が多いと思います。
しかし、このゲームのグラフィックはパステル調の可愛いデザインにアレンジされており、
BGMも可愛くなっているので、女性ウケの良いゲームになっていると思いました。
あんなに憎たらしいモンスターも、随分と可愛くなっていて倒すのが可愛そうなくらい(?)。
おまけ要素として全40種類のカードが用意されているのも嬉しい。
フルプライスのタイトルとしてはボリューム不足
パックマンを描いてモンスターを食べるのがメインと言う事で想像できる方も多いと思いますが、
やはり、フルプライスのタイトルとしてはボリューム不足の内容でした。
やり込み要素としては一応各ステージで好成績を収めたり、カードを集めることができますし、
2周目の高難易度モードも用意されているんですが、
それでもゲームシステム自体がシンプル過ぎるので、ボリューム不足です。
練り込み不足
パックマンが実体化するというシステムは、確かに斬新だった。
しかし、その勢いだけで作ってしまったのか、全体的に練り込み不足です。
単にパックマンを描いてモンスターを食べるだけではなく、いくつかのギミックが用意されていますが、
敵の種類、ギミックの種類ともにそれほど多くなくて、
長い事やっていると飽きてしまう内容である事は間違いなく、練り込み不足に感じました。
難易度も調整不足で、反射神経が要求されるゲームが苦手な人は積んでしまう可能性があります。
DSのコンセプトを見て勢いだけで作ったようなゲーム。
実際、開発期間はかなり短かったようです。DS初期にありがちなタイトルですが、
コンセプト自体は素晴らしいと思ったので、もう少し練り込んでから出してほしかった。
こんな人には特におススメ。
・DSらしいゲームが好きな人。
こんな人にはおススメできない。
・反射神経が要求されるゲームが苦手な人。
・コストパフォーマンスを重視する人。
パックピクス/お気に入り度【50/100%】
プレイした時間・・・約12時間
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こんにちは。
確かにそんな感じですけど、今でもたまに遊びますね~
どこまでパックマンと認識できるのか?と、
わざと変なパックマンをよく描いてました(笑)
特典のパックマンタッチペンはいまだに使ってます。
「パックンロール」の特典のパックマンタッチペンは未使用で持ってますね~(笑)
>くっぞこさん
おもちゃの側面もある作品なので、
たまに無性にプレイしたくなります。
下手なパックマンも認識してくれるので、
変なパックマンは僕も色々と書きました!
パックマンのタッチペンは握りやすくて気に入っています。