ヨッシー ウールワールド/Wii U / 3DS
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2015年7月に発売されたWii U「ヨッシーウールワールド」のレビューをしていきます。
本作はヨッシーが主人公の2Dアクションゲームですが、20年の時を経て生まれた真のヨッシーアイランド2でした!
DS「ヨッシーアイランドDS」や3DS「ヨッシー New アイランド」をプレイして「なんか違うなぁ」と感じた方。
本作をプレイすれば「これだよ!これこれ!」と思わず唸ってしまうことでしょう。
難易度自体もシリーズ初心者から上級者まで楽しめるように調整されていますし、ようやく大勢が納得する「ヨッシーアイランド」の続編が発売された印象です。
そんなWii U「ヨッシーウールワールド」の良いと思った点からまずは書いていきます。
※2017年1月にはバージョンアップ版の3DS「ポチと! ヨッシー ウールワールド」が発売。
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- ヨッシーが主人公の2Dアクションゲーム。
- 毛糸で出来たステージをクリアしていく。
- タマゴを装備して投げることができる。
初リリース日 | 2015年7月16日 |
対応ハード | Wii U/3DS |
ジャンル | 2Dアクション |
推定クリア時間 | 8~12時間 |
売上 | 初週3.1万本/累計7.1万本 |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
毛糸の世界観
本作の世界は編み物で作られています。
ヨッシーシリーズと言えば絵本調で温かみのあるグラフィックが主流だったので、この変化には驚きました。
しかも単に毛糸で描いている訳ではありません。
網目はWii UのHD画質によってクッキリ描いていますし、炎や水も手芸で表現するなどの徹底ぶりを見せています。
おかげで従来の作品よりも手作り感が増しており、温かみがさらに増していました!
そんな温かみをさらに強調させてくれるのがBGM!
メロディ自体はおとなし目ですが、生演奏による温かさが印象的で、プレイしていると心がやすらぎます。
本作を手掛けているのはWii「毛糸のカービィ」のグッドフィールですが、同作品で培ったノウハウが活かされていますね。
これまで以上にカラフルな世界観
ヨッシーシリーズと言えばカラフルな印象ですが、今作はさらに強調されていました!
というのも原色の毛糸をベースに世界を描いているからです。
2015年当時のHDゲーム市場は暗い色がベースになったフォトリアル系が主流だったので、本作の色使いはひときわ目立ちました。
そんな色使いをさらに際立てているのがヨッシーの柄を変更できる機能!
ヨッシーの柄はamiiboとの連動を含めると100種類以上も用意されているので、
といった感じでファッションのように選択する楽しさを味わえるんです!
ヨッシーアイランドのオマージュが満載!
ここまで読んでいると、従来のヨッシー作品とは別物に感じそうですよね?
が、実際には「ヨッシーアイランド2」と言っても良いくらい過去作に似せていました!
以下、「ヨッシーアイランド」シリーズとの共通点を箇条書きでまとめていきます。
- ステージクリア型の2Dアクションゲーム。
- ふんばりジャンプ、タマゴ投げ、ヒップドロップができる。
- ヘイホー、カチカチくん、つむじくんなどお馴染みの敵が登場する。
- 探索要素が強くて収集アイテムが多い。
このように本作は「ヨッシーアイランド」に似せたゲームデザインなんですが、見た目は大幅に変わっています。
なので、システムや敵、ギミックが似偏っていてもオマージュ的な楽しさを味わえるんです!
マンネリ感もありますが、今作の場合は絵柄が大幅に変わったことで懐かしさのほうが勝っていました。
誰でも楽しめるバランス調整
ヨッシーシリーズと言えば見かけによらず難しいことでも知られています。
一方、今作は誰でも楽しめるようなバランス調整となっていました!
まず、序盤の難易度はかなり低めに設定されているので、ゲームに慣れていない人でも安心してプレイ出来ます。
加えて以下のようなすっごい救済措置も用意されているんです!
- 空飛ぶヨッシーを操作できる「エンジョイモード」にいつでも切り替えられる。
- 「パワーバッジ」でアイテムを使い放題にしたり体力を減りにくくすることができる。
- amiiboを使ってお助けキャラを召喚できる。
もはやここまで来るとチートレベルですね・・・w
探索要素が楽しい
救済措置が多いってことはゆとりゲームなの?
そんな印象を持たれそうですが、探索難易度の高さで棲み分けしていました!
前述の通り今作も探索要素が強くなっています。
その大きな要因となっているのが収集アイテム。
今作では各ステージに以下のアイテムが隠されています。
- ハッピーフラワー(5個)
- ハンコワッペン(20個)
- クラフトウール(5個)
そう、従来の作品よりも収集アイテムが5個増えているんですね!
さらに完全クリアするためにはハートを集めて体力を最大の状態にしなければならず、初見でのパーフェクトクリアは至難の技となっています。
過去作と比べて印象的だったのが、脇道の多さ。
今作は他の任天堂2Dアクションゲームと比べても脇道が多く、近づくと中が透けて見える隠し通路が多く感じました。
加えて3DS「ヨッシー New アイランド」に続いて隠しハテナ雲も多いので、1ステージを完全クリアするだけでも骨が折れます。
が、個人的に重視していた隠しステージのアンロックは「ハッピーフラワー」を集めるだけで解禁されるので面倒さは感じられませんでした。
歯ごたえ抜群の隠しステージ
アクションゲームとしての歯ごたえを味わいたい!
そんな方には条件を満たすと出現する隠しステージをおすすめします。
隠しステージは過去作と同じくチェックポイントが存在せず、ミスをすると最初からやり直しになるんです!
加えて隠しステージに登場するギミックは敵キャラクターの特性を応用するなど「ヨッシーアイランド」に通ずる歯ごたえを持ち合わせています。
この歯ごたえがまた絶妙で、「こんなの無理か!」「理不尽だ!」とまでは言えないところが素晴らしい!
そこはDS「ヨッシーアイランドDS」や3DS「ヨッシー New アイランド」との大きな違いだと思います。
惜しいところ
ややマンネリ感が強い
良いところでも挙げたように、本作は「ヨッシーアイランド」を踏襲している部分が多いです。
それは同作品をプレイした人からしたら懐かしさを感じられるのですが、同時にマンネリ感を持ってしまうこともありました。
不幸なのが、3DS「ヨッシー New アイランド」の1年後に発売されたこと。
それぞれ別の開発会社が手掛けていたんですが、運悪く発売が被ってしまったんですね。
この現象は3DS「New スーパーマリオブラザーズ 2」(2012年8月)→Wii U「New スーパーマリオブラザーズ U」(2012年12月)を彷彿しましたw
注意してほしいのが、3DS「ヨッシー New アイランド」よりはマンネリ感が薄かったことです。
敵やギミックの流用はあそこまで多くはありませんでしたし、何より今作はグラフィックがガラッと変わっています。
それでも既視感はありましたが、人によっては許容できるレベルにはなっていました。
ビーズを集めるモチベーションが弱い
ステージの至る所に転がっている「ビーズ」。
これの使い道が「パワーバッジ」しかないのは疑問に感じています。
「パワーバッジ」って初心者向けの救済措置なので、「ビーズ」を積極的に集める上級者にとってはほとんど必要ないと思うんですよ。
もし「ヨッシーウールワールド」が成長要素の強い作品でビーズを集めなければならないバランスだったら分かるんですが、そうではありませんからね・・・。
今作では残機制を廃止しているので、その代替えのつもりなのでしょうか?
でも、アイテムを集めることで挑戦できる回数が増えるのと、公式チートアイテムで楽ができるようになるのでは似ているようで全然違うと思います。
なので、「パワーバッジ」以外にも「ビーズ」の使い道が欲しかった。
例えばおまけ要素を解禁させるようにするとか。
この辺りはグッドフィールの悪い部分が出てしまった気がします。
同社が手掛けたWii「毛糸のカービィ」やWii「ワリオランドシェイク」でもやり込みプレイヤーが求めるご褒美と実際のご褒美が乖離していましたから。
色んな柄のヨッシーが存在する意義が薄い
良いところでも挙げたようにヨッシーの柄はamiiboとの連動を含めて100種類以上用意されています。
それぞれ選択できるのは良いのですが、あまり意味を感じられませんでした。
もし、本作がオンライン対応ゲームで色んな人とコミュニケーションを取れるのであればまだ分かりますよ。
でも、本作はオフラインゲームですからね・・・。
また、別売りのあみぐるみヨッシーを使った連動もイマイチでした。
あみぐるみヨッシーを連動させることでヨッシーを2体同時に操作できるという擬似的な協力プレイが可能になるのですが、積極的に使いたくなるものではなかったんですよ。
確かに難易度は下がりますが、2体とも同じ動きをするのでややこしく、同時にストレスを感じてしまいます。
観賞用としては良いけど、ゲームの特典として見るとね。
この辺りもグッドフィールらしいというか・・・w
全体のまとめ
SFC「スーパーマリオ ヨッシーアイランド」が発売されてから20年。
それまでに2作のシリーズ作品が発売されましたが、今作はそれらの作品よりもバランスが優れた良作でした!
さすがに任天堂本社が手掛けた初代には劣りますが、シリーズの中では2番手に位置付けても良いくらいのレベルです。
さすが「がんばれゴエモン」シリーズを手掛けたスタッフが集結したグッドフィール!
ようやく大勢が納得する「ヨッシーアイランド」シリーズの後継作を生み出してくれました!
20年の時を経て生まれた真のヨッシーアイランド2!
こんな人には特におススメ。
・探索好き。
・癒されたい人。
こんな人にはおススメできない。
・完璧主義すぎる人。
ヨッシーウールワールド/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・約16時間
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Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
毛糸の世界観すごく良かったですね♪
探索要素も好きな人にはたまらないですし。
二人協力プレイも楽しかったです♪
唯一気になったのが、起動時や合間のロード時間の長さや
他のヨッシーシリーズやマリオシリーズにも
当てはまるのですが、ジャンプ中意図しない箇所での
ヒップドロップ暴発によるミスが・・・。
コンフィグで下2回連続押しで変更出来れば良かったのになぁ。
ヒップドロップについては悪いところで
挙げようかなーと思ったんですが、
他の作品でも暴発する事はあったので、
今更書くのもどうかなーと思ってあえて書きませんでした。
ですが、気になっている方はまだ他にもいたんですね。
僕も暴発する事が2.3度あって困りました。
完璧主義に勧めないのは、納得ですね。
隅々まで掃除機を当ててるみたいな作業になっちゃうから。
>完璧主義に勧めないのは、納得ですね。
隠れハテナ雲が多すぎますからね。
全部探そうと思ったら苦痛になると思いました。
それなりに、楽しめそうな作品ですね。
スーファミ以来、ヨッシーはやっていないのですが。
久しぶりにやってみると懐かしさを感じられますよー。
Wii Uを買ったらぜひ!
ヨッシーはなんというか、かつてのアイランドに縛られているなぁというのを感じます。
どれもこれもアイランドの模造品の域を出ないですし。
待望の据え置きヨッシーでマンネリ感が先立つのはなんとも複雑な思い。
アイランド自体の完成度が素晴らしいのはわかるのですが、それ故に弄り難く代わり映えがしないのではないかなぁと。
N64のストーリーがあまりに変化球過ぎたのも要因の一つなのでしょうが。
過去作が良すぎると言うのも考えものですね。
>ヨッシーはなんというか、かつてのアイランドに縛られているなぁというのを感じます。
>どれもこれもアイランドの模造品の域を出ないですし。
これは凄い分かります。
Newマリオほどではありませんが、意識しているところはありますもんね。
今回は模造品としては最高品質ではないでしょうか。
次回からはまた違ったアプローチで挑んでほしいです。
個人的にamiiboヨッシーでオススメの柄は
ソニックとドンキーとピクミン&オリマーです。
ソニックの柄は体色は勿論、目の色が緑色に変わります。
(シークの場合は赤色に)
ドンキーはチャームポイントであるネクタイがよく似合ってて
ピクミン&オリマーは背ビレの方にピクミンの色が反映されいて
どのamiiboも各キャラクターの特徴がちゃんと出てるんですよ。
後、ヨッシーのフィギュア型amiiboをステージで読み込むと
ツルツルのヨッシーが使えて、ヨッシーアイランドをプレイ
してる気分にが味わえました。
俺が持ってるamiiboをフル活用したゲームに出会えて良かったです。
情報ありがとうございます。いろいろ試してみたんですね!
単に色が変わるだけではなく、
チャームポイントも再現されているのは嬉しいです。
スーパーマリオメーカーでも色んなamiiboが活用できそうで、
ここに来てamiiboコレクターが報われたと思います。
僕まだクリアしてないんですけど
ほんと気楽に進めるならいいんですが
コレクションはもう完全にイライラゲーですねw
ちょっと極端すぎるかなぁここは
まあでも全体的に面白いですしもっと売れていいと思いました
今回は1度収集アイテムを取ったら
2回目以降も引き継がれるので、
いっそ、1回ですべてを取るのではなく、
2回に分けて取ろうとしたら少しは楽になります♪
これホントに良いゲームでしたよね。
ようやくちゃんとしたヨッシーアイランドの続編が出たって感じで。
あまり売れてないのがホントに残念。
決してゲームが上手いとは言えないうちの母親が収集をやり込むくらいハマってました。
ヨッシーアイランドは150万本以上売れただけに落差が激しいですね。
うーむ・・・このままだと隠れた良作になってしまいそうだ。
完璧主義すぎる人には向かないというのは仰る通りですね。
このゲームはSFCのヨッシーアイランド以来の傑作なのですが、1つ1つのステージが長いので収集物を取りこぼさないように隅々まで探索するとドッと疲れてしまうんですよ。
なので集中力が続かず、一気に進めることができません。
スペシャルステージのアンロックに必要なフラワーだけ集めて他の収集物を無視すれば、もっとテンポよく進めるとは思うのですが、僕はそういう割り切ったプレイができず、隅々まで探索しないと気が済まないんですよ。
なのでこのゲームは焦らずマイペースに進めていこうと思います。
今作は隠しのハテナ雲がやたらと多い印象です。
強化アイテムを使えばある程度は楽になるのですが、
それでもコンプリートは難しいですよねぇ。
1ステージを2回に分けてプレイするのも良いと思います。
1回目はクリアだけを目標に。
2回目は探索を中心にやっていけば、
効率良く集められるのではないかなと。
先週スペシャルステージ以外クリアしました。
感想は、セカンドインプレッションで書かれた通り「ついに現れた真のヨッシーアイランド2」って感じでしたね、NEWでガッカリした後の口直しになりました、見た目からして外伝作みたいだと思ってレビューを見るまではノーマークでしたけどレビューをみて興味が出てきてマリメと同時にWiiUを購入してその他のゲームの購入候補の上位に入りました。
収集アイテムがかなり巧妙に隠されていて、1ワールドから初見で全て取れなかったステージがかなり多かったです。でもSFCみたいに一回のプレイで全て集めなくていいのが幸いでしたけど。
ビーズの使い道はやっぱり微妙ですね、パワーアップバッジも新しく出た時にそれぞれ一回ずつお試しに使ったきり全く使いませんでした、今後使うとしたら「見えないものが見える」バッジ位かな。
毛ッシーアミーボの連動は最初は面白かったけど操作がややっこしくなってきて(例:前後ろに並んでるときに真直ぐ舌を出すと前のヨッシーを飲み込んでしまう)だんだん使わなくなりました。
確かに見た目は外伝作っぽいので、
実際にヨッシーアイランド2なのを知った時は意外に感じました。
みなさんもそんな風に感じているのかな?
ヨッシーアイランドが好きな人は多いのでもっと知らせたいですねー。
アイテムは本当にたくさん隠されているので、
何回も同じステージに挑戦する事をおすすめします。
ビーズはライトユーザーへの配慮が行き過ぎましたね。
amiiboの連動を含めてここはもっと工夫してほしかった。
ケントさんにとっては真の「ヨッシーアイランド2」ですか。
僕は「ヨッシーアイランドリターンズ」って感じがしました。
DKRやカービィWiiのようなこれこそリブート版ヨッシーって感じです。
個人的にはこれがベストヨッシーになりました!ほんとに手作り感あふれる世界観は見ていて楽しいですよ!
newアイランドの良かった点である救済措置やミッション形式のやりこみ要素の引き継ぎ、バッジシステムも良かったなぁ。
でも前年にnewアイランドが出てたのは少しタイミングが悪かったですね〜。
newマリ2、Uよりはマシですけど2年ぐらいのインターバルがあったほうがよかったかな。
あと確かにおまけ要素がオリジナル版は微妙でしたね。3DS版はミニシアターがなかなか可愛かったですけどね。
ヨッシーアイランドリターンズですか!?
そっちの方が適切な表現かもw
ヨッシーNewアイランド以上に現代の技術でヨッシーアイランドを表現している感じがしますからね~。
何気にヨッシーNewアイランドの要素も引き継いでいるんですよね。
マンネリ感も考慮に入れるとそこは良し悪しかなぁ。
3DS版はスルーしてしまったのが悔やまれます。当時は任天堂熱が最も低下していました。
このゲームは映像を見た時に、世界観やアクションの手触りが中々良さそうだったのでどんなゲームなのか気になっていたんですよね。探索要素の濃さは中々楽しめそうですね!ヨッシーアイランドDSを終えて余裕が出てきたらプレイしたいですが
WiiU版と3DS版のどちらが良いんだろう…。と言うか今更になって赤ちゃんがいない事に気付いた!逆にどうして今まで気づかなかったんだ…!
本作は映像を見ているだけで面白さが伝わってきますもんね♪
3DS版の方が要素が多いようですね。ぼくは3DS版未プレイなので、比較レビュー出来ないのがもどかしいです。
そうそう、今作ではヨッシー単独だったりします。
ベビィマリオって居て当たり前の印象なので、気が付かないのも無理はないかもw
3DS版をプレイしました。このゲームのポチは可愛すぎて大好きです。DS版 NEW版は難易度が高いのと、ハテナ雲の場所が分かりにくかったですが、このゲームはライトユーザーも遊びやすいように作られていると思います。4-8のボス演出はSFC版のアレがありニヤリとしました。