
毛糸のカービィ/Wii / 3DS
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2010年10月に発売されたWii「毛糸のカービィ」のレビューをしていきます。
本作は毛糸の世界を舞台にした2Dアクションゲームですが、任天堂らしい手触り感溢れるデジタル玩具でした!
え?言っていることがよく分からないって?
本作はゲームジャンル的には2Dアクションなんですが、本質はそこではないと思ったんですよ。
「毛糸のカービィ」の本質、それはデジタル玩具です!
とにかくゲーム的な駆け引きよりも手触り感を重視していて、触っていると心が温かくなってきます♪
プレイしている時はまるで手触り感のあるおもちゃを触っているかのようでした。
そんなWii「毛糸のカービィ」の良いと思った点からまずは書いていきます。
※2019年3月には追加要素を加えた3DS「毛糸のカービィ プラス」が発売。
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- ステージクリア型の2Dアクションゲーム。
- 毛糸を使って敵を倒したりギミックを動かしながら先に進んでいく。
- 一部のエリアでは様々な乗り物に変身することもできる。
初リリース日 | 2010年10月14日 |
対応ハード | Wii/3DS |
ジャンル | 2Dアクション |
推定クリア時間 | 6~10時間 |
売上 | 初週9.2万本/累計50.0万本 |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
手触り感溢れるグラフィック
今作の舞台となっているのは毛糸の世界!
と言うことで今作のカービィは「毛糸」で描かれており、これまでの作品とは違って”吸い込み”ができない代わりに毛糸を使ったアクションが可能になっています。
今作ではこのアクションを使って先へ進む感じになっていますが、ステージの至る所に毛糸の世界ならではの手触り感溢れる演出・ギミック用意されていました!
例えば毛糸をボタンに引っ掛けると背景をめくることが出来たりして。
温かい雰囲気のBGMといい、プレイしていると優しい気持ちになれます。
ぼくはフォトリアルで硬派なゲームもよくプレイするので、本作を触っている時は良い息抜きになりました!
アトラクション性を強調させるギミック
ステージの中にはカービィが変身して先に進むエリアもありますが、良いアクセントになっていると思いました!
何故なら2Dシューティングゲームのように目の前の敵をガンガン倒すことができるから!
通常のエリアは爽快感よりもギミック重視の作りなので、2Dシューティングエリアは緩急が取れています。
それ以外にもWiiリモコンの傾き操作やポインター操作を使って進む場合もあり、通常のステージとは異なる駆け引きを楽しめます。
手触り感溢れる演出といい、通してプレイするとまるで1つのアトラクションを体感しているかのようです。
任天堂は手触り感を非常に大切にしていますが、本作はその究極体に達しているようにも感じられました。
開発はグッドフィールですが、任天堂イズムを随所に感じられて「これぞ任天堂のゲーム!」と声を大にして言いたくなってしまいます。
素晴らしい初心者への配慮
カービィと言えば初心者への配慮!
今作ではある意味、究極体と言えるほど初心者への配慮がバッチリでした!
なんと、今回のカービィは穴に落ちたりダメージを受けてもミスにならず、ステージクリア時の評価対象になる「ビーズ」を落とすだけなんです!
そのためゲームが苦手な人でもストレス無く楽しめると思います。
操作方法が描かれた看板が沢山設置されたチュートリアルステージも健在ですし、アクションゲーム初心者にこそおすすめしたい作品です。
やり込み要素が満載!
毛糸のカービィはヌルゲー?
確かにクリアだけならヌルゲーですが、豊富なやり込み要素によってゲーム好きもある程度の遊び応えを感じられるようになっています。
以下、本作に存在するやり込み要素です。
- 各ステージには3つの宝箱が隠されている。
- ステージクリア時に金・銀・銅・木の4段階で評価されるシステムを採用。
- ビーズを使ってアイテムを購入できる。
- アイテムは部屋に飾ることができる。
- 全5種類・100ステージのミッションを収録。
このように本作はやり込み要素が数多く存在します。
なので、全ステージの高ランククリアを目指したり、全ミッションクリアを目標にプレイしたらそれなりに長く楽しめました!
協力プレイにも対応!
「毛糸のカービィ」はどのステージも2人で一緒に冒険出来ます。
なので、家族や友達とプレイすることもできるんですね。
個人的におすすめしたいのが、恋人と一緒にプレイすることです。
ロマンチックな演出が満載なので、聖なる夜に相方と一緒にプレイしたら素敵な時間を過ごせるかもしれません。
相棒は毛糸に絡めて持ち上げることもできるので、たまにちょっかいを出してみるとさらに盛り上がるかも!?
個人的に合わない&気になったところ
ミッションのバリエーションが少ない
ミッションは大きく分けて5種類存在し、全100ステージ用意されています。
が、バリエーションが少ないためこれだけを集中的にやると少し単調に感じてしまうかもしれません。
ミッション数はそのままにもう少しバリエーションを増やしてほしかった。
また、男性ゲーマーとしてはミッションクリアのご褒美が部屋に飾れる「ぬの」だとあんまり嬉しくないw
Wii「ワリオランドシェイク」のご褒美といい、グッドフィールはもう少しプレイヤーが貰って嬉しいものを考えてほしいな~。
全体的にメリハリがない
全体的に音楽がおとなし目で、アクションゲームにありがちな派手さをあまり感じられませんでした。
爽快感重視のゲームではありませんし、基本難易度も低いので、いきなりドカーンと面白くなるゲームではないと思います。
これはゲームのコンセプト上、仕方が無いことだと思いますけどね。
お姉さんが絵本を読む演出が恥しい
本作のストーリーは絵本を読むような感じで進んでいきます。
が、お姉さんが絵本を読むように喋る演出が含まれているので、当時、お兄さんだった僕はとても恥ずかしい気持ちになってしまいました。
プレイしているところを後ろから見られたら恥ずかしくて穴に潜ってしまいます///
僕はこのように感じたので、当ブログのメイン層(20~30代男性)がプレイしたら同じように感じてしまうかもしれません。
全体のまとめ
ゲーム的な駆け引きよりも手触り感を重視した作品。
ぼくが任天堂好きな理由の一つに手触り感というものがあるので、本作をプレイしている時は「あぁ・・・任天堂好きだなぁ」と常に感じていました。
ただ、「星のカービィ」ファンには微妙かもしれません。
何故なら本家シリーズとは違って爽快感がなく、コピー能力によって生まれる攻略の自由度もないからです。
「星のカービィ」というIPを使用していますが、その先入観でプレイすると物足りなく感じてしまうかも?
個人的には「星のカービィ」シリーズとは割とフラットな付き合い方をしているのでそこは気にならなかったんですけどね。
どちらかと言うと「星のカービィ」シリーズファンよりも手触り感を重視している任天堂ファンや多感な子供の方がおすすめです!
任天堂らしい手触り感溢れるデジタル玩具!
こんな人には特におススメ。
・アクションゲーム初心者。
・癒しを求めている人。
こんな人にはおススメできない。
・恥ずかしがり屋さん。
・クリアしたら満足してしまうタイプのゲームファン。
・カービィで爽快感を求める人。
毛糸のカービィ /お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・約20時間
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