2018/09/09/7:00 | ゲームレビュー

新・ロロナのアトリエ はじまりの物語~アーランドの錬金術士~【レビュー・評価】雰囲気に重点を置いた初心者向けのゆるゆるRPG

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新・ロロナのアトリエ はじまりの物語 ~アーランドの錬金術士~PS3 / PSVITA / PS4 / Switch / 3DS

2013年11月に発売されたPS3/PSVITA「新・ロロナのアトリエ はじまりの物語~アーランドの錬金術士~」を今回はレビューします。

PS3/PSVITA「新・ロロナのアトリエ はじまりの物語~アーランドの錬金術士~」は新米錬金術士のロロナがアトリエを運営していく錬金術RPGです。

元ネタは2009年6月に発売されたPS3「ロロナのアトリエ ~アーランドの錬金術士~」。

2015年6月には3DS版が。2018年9月にはPS4/Switch版が発売。

良いところ

トトリやメルル基準に刷新された世界観

わぁ・・・良いなぁ♪

ゲームを起動すると、そこには夢の世界が広がっていました。

世界観は中世ヨーロッパのファンタジー系。ですが、綺麗な部分だけを描いており、メルヘンチックにアレンジされているんです!

それでいてBGMはほんわかしており、世界観と上手くシンクロしています。

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そんな世界を彩るのが魅力的なキャラクター!

どのキャラクターも美男美女なんですが、一味違うんです!

例えば女性の場合、ピンクを基調にした髪色や服装のうえに愛くるしい顔立ちで綺麗というよりはプリティという表現が適した感じなんですね。

所謂萌えキャラクターにカテゴライズされますが、ここまでピンクを基調にしたデザインは意外と見たことがなく、唯一無二の良さを感じます。

一方、影が薄くなりがちな男性キャラクターも負けてはいません。

若者はスタイリッシュに描き、年長者は渋めに描かれているのでこれはこれで魅力を感じました。

キャラクターデザインは岸田メルさんが担当していますが、この方の美的センスは相当なものだと思います(変態ですがw)。

しかし、2009年に発売されたオリジナル版ではポリゴンモデルが変にデフォルメされていたせいで原画の魅力をスポイルしていたんですよね。

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その一方で今回のリメイク版はオリジナル版から4年後に発売されただけあって間に発売された「トトリのアトリエ」や「メルルのアトリエ」基準に刷新されているため原画の魅力をしっかり再現しているんです!

おかげでイベントシーンの魅力も増したと思います。

それにしても同一ハード(PS3)でオリジナル版とリメイク版が発売されるとは

各採集地を探索する楽しさ

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肝心のゲーム部分は限られた期間の中で各地で探索するのが面白かった!

本作の主人公となるロロナは新米錬金術士で、ひょんなことからアトリエでさまざまな課題をこなしつつ運営していくことになります。

課題の期間は3ヵ月。この期間を過ぎたら即アトリエ閉鎖になるうえ、3年間に渡って課題が提出され続けるんです!

そんな課題を達成するために必要不可欠なのがアイテム。

様々なアイテムを調合し、課題をクリアしていくことになります。

しかし、お目当てのアイテムを入手するには各地で素材を拾って調合しないといけないんですね。

そのため各地を探索する必要があるんですが、時には強敵と戦わなくてはなりません。

これを限られた期間内にこなすのが面白く感じられました!

しかも本作の場合、「トトリのアトリエ」や「メルルのアトリエ」とは違って各エリアの全長がやや長い関係で冒険している感を味わえたのが嬉しかったです。

やり込み甲斐がある延長戦

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本作は「ロロナのアトリエ」のリメイク版になりますが、単にグラフィックを刷新しただけではありません。

リメイクにあたって新たにもう1年楽しめる延長戦が追加されました!

しかも単に1年長く楽しめるだけではなく、新ストーリーや3つの新マップ、新イベントが追加されるのだから嬉しいですね!

難易度はクリア後のお楽しみだけあって高め。

敵と互角に戦うにはレベルを上げ、装備を強化し、厳選した素材で調合したアイテムが必要になり、ゲームをやり込む必要があります。

そしてお楽しみなのがイベントシーン!

延長戦ではストーリーの関係上、同世代のロロナ、トトリ、メルルが一緒になるんです!

本来なら彼女たちは世代が異なるので、一番輝いていた頃の状態で夢の共演を果たせるのはファンとしては夢のようなものだと思います。

あと、とあるイベントシーンではロロナが際どい格好をさせられるので、そういう意味でのファンサービスもありますw

ファンサービスが充実している

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ファンサービスはこれだけではありません!

ゲームをクリアすることで解禁されるおまけモードはとても充実しており、各キャラクターのファンは必見です!

また、リメイクにあたってコスチュームが追加され、新システム・機能として部屋のインテリア、アイテム栽培、BGM変更機能も追加されました。

特にBGMは過去作品から様々な曲を用意しているのでサービス満点です!

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個人的に合わない&気になったところ

自由度が低く、作業的

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各地を探索して制限時間以内に様々なアイテムを採集!

こうして書くとワクワクしますが、中盤までは行動範囲が狭く、やれることも少なめです。

そのため自由度が低く感じられ、与えられた課題をせっせとこなすだけに感じました。

それでも1周目はそこそこ楽しめますが、2周目からはキツイです。

もう少し序盤の歯ごたえが欲しかった

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中盤までの難易度は恐ろしく低いです。

難易度を落としている大きな要因がステルクという男剣士が仲間になること。

彼は恐ろしいほどの強さを誇るので冒険の良い助っ人になりますが、それが緊張感を弱めていると思いました。

また、主人公のロロナも装備によってはすぐに強くなり、敵から受けるダメージは大抵1になります。

そのためコマンドバトルシステムを採用している本作ではボタン連打でなんとかなってしまい、自由度の低さと相まって中盤までは縛りプレイをしないとゲームプレイにメリハリが生まれません。

もう少し動きが欲しかった

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キャラクターモデリングはリメイク版と比べて大きくパワーアップしました。

しかし、戦闘シーンは地味なうえ、イベントシーンでは大半が立ち絵のイラストを使った物なのでもう少しポリゴンモデルの動きが欲しかった。

せっかくクオリティが大幅アップしただけに惜しい。

全体のまとめ

全体的に緩い作りで中盤までは今までプレイした作品の中でもかなりの低難易度に感じました。

また、イベントシーンも少なめなのでストーリーやキャラクターで補っているとは思えず、リメイクされているとは言え全体的には「トトリのアトリエ」や「ロロナのアトリエ」ほどの中毒性を感じられません。

ただ、世界観やBGMに関してはアーランドシリーズの中で最も気に入ったので、雰囲気ゲーとしての魅力はあると思いました。

ですので、難しいことを考えずゆる~く楽しむ作品という印象です。

雰囲気に重点を置いた初心者向けのゆるゆるRPG。

こんな人には特におススメ。
・シリーズファン。
・癒されたい人。

こんな人にはおススメできない。
・面倒くさがり屋。
・作業ゲーが苦手な人。

新・ロロナのアトリエ はじまりの物語~アーランドの錬金術士~/お気に入り度【55/100%】
プレイした時間・・・約20時間

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コメント広場の住人(18)

  1. ラウル より:

    アーランドシリーズは、アトリエシリーズの中でもギャグ要素が特に強い印象がありますね。
    ロロナのアトリエではロロナとハゲルのやり取りに毎回笑ってました。

  2. ホンマ?トモフミ より:

    ロロナのアトリエは3DS版やってちょっと微妙でしたけど、今月発売される123ではそれぞれPS3版のクオリティーの傑作版なので買おうかどうか迷ってしまいます(^_^;)
    ルンファク好きな母にも勧めできる内容なのでう〜ん(>_<)

    ゲーム自体は最初、導入のストーリーが長いと感じて「どうだろ〜」と思いましたけど、ある程度自由にかつ説明も丁寧なので、これは!というピンとくる面白さではないけど、何度もシリーズ展開されるほどの良作って感じはしました。

    3DS版はやっぱりどうしてもあの3頭身がちょっと微妙なのと中古対策でセーブデータ初期化できないなど不便な点が多くて微妙なところもあったのですが、次のSwitch/PS4は完全版なので期待してしまいます。

    • kentworld より:

      今度発売になるPS4/Switch版はパフォーマンス周りも快適でしょうから、遊びやすくなっていると思います。お母様に触ってもらったらどんな感想になるのか気になるw

      ストーリー要素はこれでも控えめで導入部分が終わったらイベントシーンが少なめなんですよ~。導入部分が長いのは、アトリエ運営の動機付なんでしょうね。

      3DS版はあのSD等身に抵抗がありましたかw

      • ホンマ🍀トモフミ より:

        ロロナは3DSで体験済みなのもあるので発売日あたりではトトリを買うかメルルを買うかのどちらかにしようと考えてます。一気に買ったら、大出費&積みゲー化の未来が見えてますので(笑)
        どの子も可愛いんだよなぁ( ̄∇ ̄)
        アホの子、ロロナ。毒舌家、トトリ。ちょっと地味なお嬢様、メルルとキャラ付けが上手いなと思いました。

        • kentworld より:

          3タイトルを一気にプレイするのは大変ですからねw

          トトリやメルルはロロナとは全然印象が違いました。こちらは難易度がかなり高いんですよー。

          これら3タイトルはキャラクター性も含めてある程度の差別化がなされています。

  3. オレオレンジ より:

    アーランドシリーズはSwitch版が相次いで発売されるので、それを買おうかと思ってます。

    アトリエシリーズは初代シリーズの1と2以外は、PS3版の黄昏三部作しかやったことがないので、どんな雰囲気なのか楽しみです。
    Falloutシリーズに影響を受けたという、黄昏シリーズの寂しい世界も、あれはあれで良いものですが。

    • kentworld より:

      来週、3タイトル同時発売されるんですよね~。

      個人的には作品を重ねる毎に完成度が高まった印象です。黄昏シリーズとは違った華やかさを楽しんでください♪

  4. メトロキシド より:

    時間制限があるので、課題をどう効率よくこなしていくのか…という点は無さそうですね(難易度が低いらしいので)
    そこらへんがあれば中々探索ゲームとしての特性も持てたような気がしますけどねw

    そこらへんはともかく、気になっている作品の一つでしたが歯ごたえは少なめですか…あまり歯ごたえがあるゲームは好みでないので、おお?と思いましたが、難易度はドラクエ(最近の)と比べてどうでしょうか?
    (それと同じくらいでしたらおそらく楽しめそうと思いますw)

    • kentworld より:

      制限時間要素は苦手な方が多いので、極力嫌われないように難易度を落として調整されていると思いました。

      歯ごたえに関してはトトリ、メルルになると飛躍的に上がってきます。個人的にはこちらの方が楽しめましたね~。

      近いうちにレビューしますので、本作との違いを感じ取ってみてください!

      ドラクエもシリーズによって難易度が異なりますが、それらと比べてもロロナのアトリエは低いと思います。クリア後にはそこそこ難しくなってきますけどね。

  5. 天火星 より:

    アトリエシリーズは一度やってみたいんですよね、作業ゲーは好きな方なので気になります!ケントさんのレビューを見る限りだとギャグ要素とかもあって、相性は良さそうなのでスイッチ版かPS4版を購入予定リストに入れておきますね!

    • kentworld より:

      個人的にアーランドシリーズは好きになれました!ギャグ要素は大きな加点ポイントです♪ 今後、トトリとメルルもレビューしていきます!

  6. marumax より:

    このゲーム、コエテクの主力タイトルの1つなので気になっていたんですが、RPGなので手を出し辛かったんですよね…。でも、この記事を見る限りだと難易度も低いらしいし、何と言っても探索と言うキーワードに心惹かれる…!購入スケジュールが落ち着いたら手を出してみたいですね!…と言うか、リマスター版が出るのか!これは気になる…!

    • kentworld より:

      難易度は本当に低いので、RPGが苦手でもクリア出来ると思います。

      このゲームでRPGのコツを掴むというのも良いかも知れません。

      リマスター版は9月20日に発売されるので、それに合わせてレビューしてみました♪

  7. より:

    この当時の任天堂は、何回言うんだ、という感じかもですが路頭に迷っていて、ゲーム情勢は暗闇状態でしたね。で、これが出た日と同日に、3Dランド2的なマリオ出したと。USA要素も入ってますが(笑)あの四人がプレイヤーな部分が(笑)アトリエに於いてはメルルPlusが確か出て、エスカロジーが出て、という感じだったでしょうか?
    この当時はWii Uにも期待していましたが、何年待っても期待通りになる所かどんどん迷って何処かに行ってしまい、極限までゲームが少なくなり、で、2014年辺りから予め買っておいたトロフィー付きのプレステハードでアトリエシリーズを始めた、という流れでした。

    • kentworld より:

      懐かしいですねぇ・・・僕は新ロロナと3Dワールドで大忙しでしたよw

      当時は当時で個人的には充実していたので、複数の機種を持ってそれぞれ楽しむのが一番だと思います。

      過去は過去なので、未来を充実させていきましょー!

  8. より:

    今回のアーランドリマスター版は、Vita版の全ての機能の他、フィールド移動中にLスティックを押し込むと、移動速度を早くしたり元に戻したり出来るようになりました。で、ロロナとトトリはモーション速度はそのままですが、メルルのみ何故か移動モーションの速度も上がります(笑)草歩く時の足音がパサパサパサパサうるせえ(笑)
    戦闘中も同じくLを押し込むと、戦闘の行動が、コマンド選択時含め常に早くなるようになりました。テンポ良く行動出来るので上記の二つの機能はナイス。
    しばらくはスイッチのアーランドで時間潰れそうです(笑)

    • kentworld より:

      ほぉ・・・そんな追加要素があるのですか!?

      ベタ移植ではないんですね。

      良い情報を知れました。ありがとうございます!

      移植作品はオリジナル版との比較をするのも楽しいですよね。

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