
DS「ちびっこワギャンの大きな冒険」が発売される事を記念して、僕が今までに
プレイしたワギャンシリーズ2作を2つの記事に分けてレビューしようと思います!
今回レビューするのは1994年12月にスーパーファミコンで発売された
「ワギャンパラダイス」。ワギャンシリーズは音波砲で敵の動きを止められることや、
ボス戦がミニゲーム形式になっている事が特徴の横スクロールアクションゲームです。
今までの作品と比べると、より色鮮やかなグラフィックになって
良く言えば現代風、悪く言えば子供っぽくなりました。
個人的にはこっち方が好きですね。

ストーリー性がアップした1人用モード
ステージに入る前にあらすじが流れたり、キャラクターとの会話画面が
今までの作品から増えてよりストーリー性がアップしています。
物語は今までの作品から数世代先になっていて、ワギャンの名前が
「タクト」になっており、「カリン」と言う妹が新たに登場しています。
位置付けとしては無印版ロックマンに対してのロックマンXに近いかな?
ゲームを始める前に自分の年齢を入力することができますが、
なんと設定した年齢によってアクションステージやミニゲームの難易度が変化します。
例えば年齢を3歳に設定したらとても簡単になります。
一方自分の実年齢である21歳にしたらとても難しくなりますw(そりゃそうだろう。)
99歳にしたらとても簡単になりますw(ある意味当然。)
ゲームで年齢を決めて難易度を変化させるシステムは今でも新鮮ですよね!
対戦モードのルールが変化してすごろく形式になりました。
(ミニゲームで勝った方がルーレットを回して先へ進めます。)
また、ミニゲームも前作から一新してより新鮮にゲームを楽しむことが出来ます。
チキンレースのようなミニゲームと、マリオパーティーにあった「のっかれボール」の
ようなミニゲームが楽しかった記憶があります。
従来の作品に比べて耳に残るサウンドが増えたような気がします。
ライティのステージの曲とか、ボス戦のミニゲーム中に流れる曲とか・・・
14年前の作品だけど、しっかり覚えています。当時は自転車を乗りながら
このゲームの鼻歌(この時は口笛は出来ませんでした)を歌っていたなw
音波砲で敵の動きを止めて先へ進めるゲーム性は健在ですが、
隠しルートも無くなって特殊装備も無くなってしまったので
非常に単調なアクションゲームになっています。もう敵の動きを止めて100個集めると
ボーナスステージに行ける星を集めつつ淡々と先へ進む感じ。爽快感も全く無し。
アクションゲームとしては非常に物足りない。
ミニゲームが一新されたため、あの”しりとり”も無くなっています。
まあ収録されているミニゲームはどれもそこそこ面白いから
僕はそんなにショックではありませんでしたが、しりとりファンには厳しいかも?
1994年12月の作品だと言うのにバックアップ機能は無し!
パスワードも4文字なので、インチキが出来てしまうし困ります。
そういえば僕が持っているナムコのSFCソフトはほとんどセーブが出来なかったな・・・。
今までのワギャンシリーズとイメージがガラッと変わってしまったため賛否両論な
作品かもしれませんが、僕はそれなりに楽しめました。難易度も幅広く選べて
アクションゲーム初心者にも安心な作りになっているので、星のカービィシリーズの
代わりとしても役立ちそうなゲームです。
「アクションゲームをやりたいけど、下手だからすぐ挫折しそう」と言う人は
ぜひ本作をやってみてください!ちなみにこの作品、94年の年末商戦真っ只中に
発売されたためか、はたまたファンにそっぽ向かれたのか、
テレビゲーム売上データベース によると発売週にはTOP30にすら
ランクインしていません。ワギャンってこの程度の人気だったんでしょうかね?
こんな人には特におススメ。
・アクションゲーム初心者。
こんな人にはおススメできない。
・歯ごたえを求める人。
ワギャンパラダイス/お気に入り度【70/100%】
プレイした時間・・・30時間。
※何か分からないゲーム用語を見かけたらこちら をご覧ください。
3Dの映像ばかり見ているせいか、古いのに返って新鮮に見えますね。
私はワギャンランドシリーズはプレイした事ないのですが、やってみたくなるような画面&記事です。
こういうパステルカラーの絵・・・凄く好きです。
こういうゲームがDSに向いてると思うな。