【レビュー】がんばれゴエモン3 獅子重禄兵衛のからくり卍固め [評価・感想] 「スーパーゴエモンブラザーズ」から「ゴエモンの伝説」に変貌!?

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1994年12月に発売されたSFC「がんばれゴエモン3 獅子重禄兵衛のからくり卍固め」を
今回はレビューします。SFC「がんばれゴエモン3 獅子重禄兵衛のからくり卍固め」は、
アクションゲーム「がんばれゴエモン」シリーズのスーパーファミコンでは3作目となる作品です。

良いところ

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探索要素が強い

今回のゴエモンは、前作から大幅にゲーム性が変わりました。
前作はステージ選択式の横スクロールアクションゲームに街が加わったような内容でしたが、
今作ではステージセレクトを廃止して、各マップがそれぞれ繋がるようになりました。
また、街などのフィールドマップはトップビューに変わって8方向に移動ができるようになり、
イベントをこなしつつ先に進むというRPGのような進行形式に変わっています。

アクションステージもどんどん奥に進むような感じではなく、
迷宮をグルグル回って仕掛けを解くような作りになっており、
「スーパーマリオブラザーズ」というよりは「ゼルダの伝説」に近いゲーム性になりました。
体力ゲージがハートに変わり、4つ集めるとハートの最大値が1つ増えるアイテムもありますしねw

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キャラクターを使い分けて謎を解く楽しさ

今作ではゴエモン、エビス丸、サスケ、ヤエちゃんといった
4人のキャラクターを切り替えられるようになっています。
それぞれ運動能力が異なっている他、専用の技が用意されており、
ダンジョンの謎を解くにはキャラクターの能力を使い分けなくてはなりません。

その能力も最初からすべて持っているのではなく、
イベントをこなさないと手に入らなかったりするので、
徐々に行動範囲が広がる楽しさもあったりします。
しつこいようですが、この辺りも「ゼルダの伝説」シリーズそっくり。

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相変わらずのギャグセンス

ゴエモンシリーズならではのギャグ要素は、今作でも健在でした!
オープニングのイベントからいきなりノリノリですし、
ダンジョンのギミックやボス戦でもコミカルな描写が満載で、
さらに今回はイベントシーンで笑い声が聞こえるようになった事から、
これまで以上にコミカル色が強まっています。

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さらに磨かれたグラフィック

前作でも頑張っていたグラフィックは、今作ではさらに磨かれています。
特にいんぱくと戦では一人称視点で巨大なダムに向かって歩いて行くシーンを
スーパーファミコンの拡大・縮小、回転機能を使って頑張って描かれており、
「無茶しているなー」と思いました。無茶し過ぎてドットが粗すぎですけどねw

個人的に合わない&気になったところ

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中途半端な世界観

ゴエモンシリーズと言えば、和風の世界観です。
今作でも和風の要素はしっかりとあるんですが、
近未来のステージが大半のため機械が目立つ世界観となっていて、
何だか中途半端な印象が強かったです。和風ネタは前作で出しきった感はありましたが、
やっぱりゴエモンシリーズは純和風の方が武器になると思います。

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全体的に中途半端

前作から大きくゲーム性を変えて来たのは評価したいんですが、
全体的に中途半端になったのも否めません。アクションゲームらしい、
初見殺しの罠にしても探索要素を強めた影響で減っていますし、
体力の増加によってボス戦の難易度も大幅に減っており、
アクションステージの比率が減った事によって爽快感も薄れています。
逆に探索要素やRPG要素は増えていますが、何だか中途半端に
アクションとRPGが混ざってどっちつかずの作品になっている印象です。


最高傑作だった前作からここまでゲーム内容を変えて来たのは凄いと思いますが、
それがゴエモンシリーズに最適な物だったのかと言うと疑問に残ります。
快適に遊べる配慮があったりと、アクションRPGとしての出来は悪くありませんが。

こんな人には特におススメ。
・探索好き。
・謎解き好き。

こんな人にはおススメできない。
・探索や謎解きが苦手な人。

がんばれゴエモン3 獅子重禄兵衛のからくり卍固め/お気に入り度【60/100%】
プレイした時間・・・約11時間
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12件のコメント

ゴエモンシリーズで唯一買ってクリアしたゲームですね。
小学生の頃に遊びましたが難易度は
そこまで高くはなかったけど
謎解きにことわざを使ったのがあって
意味がよくわからなかったので苦労した覚えがあります。

6点は厳しすぎるんじゃないでしょうか?
ゼルダ好きな自分としては、夢中になって遊んだ記憶があります。
自分的には、がんばれゴエモンは2と3が甲乙付けがたい完成度で9点です。
逆にこの3以降のゴエモンはイマイチのが多かったように思います。

はじめまして
ここ最近このブログを知り、たくさんの過去記事を読ませていただきました。
どの記事もゲーム内容をうまく説明していて、ゲームの良し悪しをわからない人にも理解してもらえるよううまくまとめた文章となっていて、ゲームをやりたくなってしまう魅力がどの記事からも溢れていて本当に面白いです。
自分もよくゲームをする身なので、ゲームを買うとき参考になって本当に助かっています。
しかし今回のゴエモンはプレイ済みなんで言わせていただきますがゼルダ好きの管理人さんにしては少々⭐の数が低いような気がしてなりません。
最初驚きました。
どこに⭐の理由を下げた理由があったのか、もしよろしければお教えいただければ幸いです。
あと、管理人さんいつも楽しい記事作りありがとうございます。これからも楽しみにしていますね。

怒涛のゴエモンラッシュですね!
3は素晴らしいゲームだと思うのですが、やはり舞台が未来なのが残念ですね。
そういう意味では、64の『ネオ桃山』の方が、完成度は上だと思います。

>シロマさん
このゲームが唯一のゴエモンでしたか!?
シリーズの中では異色の方なので、
他のゴエモンをプレイしたら驚くかも!?
ことわざを使った謎解きは幼いと困りますね^^;
そこは低年齢層にも配慮してほしいなぁ。

>やまかつさん
個人的には中途半端な作品に感じてしまいました。
前作よりも磨かれているところはあるんだけど、
好きだったところが変わってしまったりして、
プレイしていてモヤモヤしてしまったんですよね。
ゼルダは好きなんだけど、うーん・・・。

>MGMの名無しさん
>はじめまして
>ここ最近このブログを知り、たくさんの過去記事を読ませていただきました。
はじめましてー。
過去の記事を読んでくださってようで、嬉しいです。
長いこと続けてきた分色んなゲームをレビューしていますので、
楽しんで読んで頂ければと思います。
>しかし今回のゴエモンはプレイ済みなんで言わせていただきますがゼルダ好きの管理人さんにしては少々⭐の数が低いような気がしてなりません。
記事の悪いところで挙げた部分が大きなマイナスポイントである他、
「からくりタワー」というダンジョンがなかなかの癖者で、
大苦戦したのも大きかったです。あのダンジョンは面倒な仕掛けが多く、
しかもチェックポイントが少ないので、結構イライラしたんですよね^^;
あとはゼルダ好きだからこそ要素の1つ1つが物足りなく感じたこともあります。

>隣の飼いケルベロスさん
何だか気が付いたら連続でアップすることになってしまいました。
新作の発売も期待できない状況ですし、もう一気に放出しようかなと。
あともう少しこの謎のゴエモンラッシュは続いていきます。
ネオ桃山は中盤までしかやっていなかったり^^;

>MGMの名無しさん
>ボンボンの漫画読んでたなぁ
その作者さんが今年お亡くなりになられたようで・・・
ご冥福をお祈りいたします。

僕もゴエモンは一作、しかも弟が買ってきたヤツをやっただけなんで‥ケースの写真で「あー‥たしかコレだったようなー」と記憶だけで今書いてます
ヤエちゃんが人魚になったりサスケのチョンマゲが伸びたり‥キャラのギミックばかり覚えているなぁ
近年だとエビス丸やゴエモンの姿が変わりすぎて‥この頃のゴエモンの方が僕も好きですねぇ。悪友二人にマジメくん、(女主人公という意味の)ヒロインの四人はキャラづけが王道‥かな
ここまで書いて違うゲームだったらすみませんっ

>ナギさん
ゴエモンのゲームは色々出ていますからね。
僕も昔プレイした作品はどれだったんだろう?
とプレイをするまでは思っていました。
>ヤエちゃんが人魚になったりサスケのチョンマゲが伸びたり‥キャラのギミックばかり覚えているなぁ
この作品で合っていると思いますよー。
今のところキラキラ道中はプレイしていないので、
そちらである可能性もありそうですが。
個人的にゴエモン全盛期はこの頃だと思っています。