どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回はSwitch後継機の価格が本当に5万円を超えるのか?議論していきます。
Switchの後継機と言えば今期中にアナウンスすると言われていて、発表秒読みと言える段階に達しています。
一体どんなゲーム機になるのか?非常に楽しみですが、一方では不安な点もいろいろあります。
特に大きいのが価格です。
一説では5万円や6万円を超えると言われていて、Yahooニュースなどでもしょちゅう記事になっています。
YouTubeチャンネル「KENT for 任天堂ゲームレビュー」のコメント欄でも
Switch後継機は5万円から6万円台が妥当
仮に安くするとしたら、それに見合っただけ性能が低くなる
などの意見が寄せられていて、高くなるという見方が強まっています。
ただ個人的にはそこまで高くはならないと思っているんですよね。
任天堂の社風を考えますと、5万円以上で販売するのは考えにくいです。
そこで、今回はSwitch後継機が高くなると言われている理由をまとめていき、個人的な見解を述べていきます。
本記事を閲覧することで後継機の発表が待ち遠しくなると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
Switch後継機が高くなりそうな理由
その1:円安の影響による物価上昇
Switch後継機が高くなりそうな理由としてまず挙げられるのが、円安の影響です。
近年は円安の影響でいろんな物が値上がりしていて、マクドナルドのハンバーガーは110円から170円に。
すき家の牛丼も350円から430円になりました。
その影響はゲーム業界にも広がっていて、PS5の通常モデルは当初の54,978円から79,980円に。
Xbox Series Xは当初の54,978円から66,978円に値上げされました。
値上げ前との差額は12,000円から25,000円になるので、物凄い差ですよね。
ただ円安や転売を考慮に入れるとやむを得ないところがあったりします。
いま日本円の価値は他の通貨と比べて下がっていて、1ドルと交換するとしたら150円以上もします。
2020年辺りは1ドル100円から105円だったので、当時と比べたら1.5倍も上がってしまいました。
そうなってくると昔のような感覚で値段をつけることができないので、換算レートに合わせた価格設定をしないといけません。
日本で暮らしている者としては、昔のままの価格設定で売って欲しいんですけどね。
それをやってしまうと日本だけが安くなってしまい、海外への転売が増えてしまうという懸念が生まれます。
日本で15,000円で買って海外で25,000円で売るとか。
そんな感じで金儲けができてしまうので、日本だけ安くするのも問題なんですね。
そういうこともあってSwitchの後継機は、少なくとも1ドル105円とか110円みたいな計算で売ってこないと見ています。
参考に任天堂が発売した「アラーモ」は海外では99.99ドル。日本では12,980円で販売しました。
レート換算すると1ドル約130円。
これをSwitch後継機に当てはめると、399ドルだったら51,870円で、499ドルだったら64,870円。
ということになるので、現行Switchと比べたらだいぶ上がってしまいます。
まあ日本人の収入が物価の上昇に比例して上がっていたら良いんですけどね。
現状は比例して上がっているとは言えない状況なので、世間からしたら任天堂の最新ゲーム機が5万円以上になると聞いたら高いと感じる人が多いと思います。
まとめると
- 円安の影響で色んな物が値上がりしている
- ゲーム機もここ数年は値上がりしている
- 日本だけ安くすることもできるが、それをやったら海外への転売が増えてしまう
といった感じですね。
そういったことを考慮に入れますと、Switchの後継機は199ドルとか。
よほど安い値段で売らないと、日本円にした時の価格は高くなるという見方が強まっています。
その2:性能アップしないといけない状況
Switch後継機が高くなりそうな2つめの理由は、大幅に性能アップしないといけない状況であることです。
任天堂のゲーム機は性能よりもアイデアを重視して作られていますが、そうはいってもずっと同じ性能ではやっていけません。
だからこそWiiからWii Uになった時は性能がグーンと増しました。
あれから10年以上が経ってWii UからSwitchへ世代交代しましたが、性能に関しては当時から大きく上がっているとは言えません。
それによって他の陣営と比べて性能が1世代から2世代先を越されてしまいました。
さすがに次世代も同じ水準だと厳しくなりますから、今回は性能も大きく上げないといけない状況に差し掛かっています。
ただ性能を上げると価格も比例して高くなるものです。
現行のSwitchは通常モデルが32,978円。
有機ELモデルが37,980円ですけど、この価格設定でトントンだと後継機は1万円から2万円高くなることを覚悟しないといけません。
参考にSwitchとよく似た見た目のスチームデックは
- 256GBモデル 59,800円
- 512GBモデル 84,800円
- 1TBモデル 99,800円
といった価格設定になっています。
正直、携帯機としては高いと感じますが、このゲーム機、Switchよりも一世代性能が上なんですよ。
そのうえで逆ザヤと言われていて、これ以上安くするのが難しい状況だったりします。
まあスチームデックとSwitchは根本的な構造が違うので、後継機がこのくらい高くなるとは限らないんですけどね。
それでも携帯機でPS4クラスの性能にすると6万円はしそうだと言われています。
携帯型ゲーム機って性能を高くするとバッテリーも大きくしたり、ファンを搭載しないといけませんから、想像以上にコストがかさみます。
かといって性能を抑えすぎると、現行Switchから大して変わらない。
ということになってしまうので、Switchの後継機は性能が1世代分上がる代わりに、値段も5万円を超えるという見方が強まっています。
なので5万円とか6万円とかになるのは妥当と見られているんですね。
Switch後継機がそこまで高くならない理由
その1:コストを抑える手段が多い
ここまでSwitch後継機が高くなりそうな理由を挙げていきました。
まあ平たく言うと円安とか、性能アップの影響を受けて5万円以上になるといった感じなんですが、ぼくはもう少し安くなると思っています。
理由としては3つありまして、1つめはコストを抑える手段が多いことです。
Switchって今ではスタンダードになっていますが、見方を変えると色んな周辺機器を融合したゲーム機でもあるんですよね。
本体のディスプレイに
- 8,228円のJoy-Con
- 6,578円のドック
- 1,650円のJoy-Conグリップ
- 1,650円のHDMIケーブル
合計すると2万円近くの周辺機器をセットにしています。
ということは、本体自体は1万円ちょっと。
仮に後継機が2万円くらい上がったとしても、本体だけなら3万円程度で販売することもできると見ています。
まあそこまで極端なことはしてこないとは思いますが、すべて同梱したパッケージのほかにJoy-Conなどをカットしたパッケージも出してきそうな予感です。
というのもSwitch後継機は現行Switchとの互換性を持たせていることが公式発表されたからです。
現時点では細かい仕様はわかりませんが、現行Switchのソフトを遊べるのであれば、少なくともJoy-Conも使えるようにしてくると見ています。
それだったらいまSwitchを持っている人は本体だけを買い替えても差し支えはありませんから、Joy-Conをなしにして価格を抑えたモデルはあり得る気がしますね。
コストを抑える手段としては他にも、ドックを別売りにすることもできそうです。
Switchってドックに本体を差し込むことでテレビに映せますけど、この機能って必ずしも必要だとは思わないんですよ。
人によってはテレビやモニターを持っていないでしょうから、そういう人に向けてドックなしのモデルを発売するとか。そんな形で価格を安くする可能性もありそうです。
まあSwitchって据え置き型ゲーム機と携帯型ゲーム機のハイブリッドというのがコンセプトなので、それを否定することにはなりますけどね。
その点は世間で十分に浸透したので、選択肢としてドックなしのモデルを発売するのはアリだと思います。
話をまとめると、
- Switch後継機は現行Switchとの互換性がある
- それを利用してJoy-Conやドックなしのモデルを発売したら価格を抑えられるんじゃないか?
といった感じですね。
価格を予想していきますと、フルセットのパッケージを49,800円。Joy-Conなどをカットしたパッケージが39,800円。
このくらいの価格設定なら任天堂のゲーム機としてはギリギリ納得できるラインだと思います。
その2:大量生産によってコストを削減できる
2つめの理由は、大量生産によってコストを削減できることです。
Switchの後継機は絶大な期待を寄せられています。
なんといっても前世代機のSwitchは全世界で1億4,600万台。ソフトは13億610万本も売れましたからね。
この売上はDSやPS2に迫る台数で、近年では最も成功したゲーム機と言っても良いくらいヒットしました。
今回の後継機はそんなSwitchの遺伝子を継承したゲーム機になるので、相当期待されているんですよ。
ここまで期待が高いようだと累計売上はわかりませんが、初動売上に関しては歴代最高を更新しそうです。
しかも昨今は転売が社会問題になっていて、欲しい人の元へ行き渡らないケースが増えています。
それもあってSwitchの後継機はなんとしても過去最大規模の台数を発売の時点で用意しないといけないんですね。
任天堂もその辺りはわかっているようで、2023年 (※PDF)にはこのようなコメントを残しています。
新しいハードウェアを発売する時の転売対策に関しては、まずはお客様の需要を満たせる数を生産して出荷することが最重要だと認識しています。その上で、それ以外にも何か可能な対策がないか検討していきます
加えて2024年5月7日の決算発表会 (※PDF)では
現時点では一昨年までのような半導体部品等の供給不足は起きていないことから、半導体部品等の供給が後継機種の発売に際して大きな問題になることは想定していません。
と仰っているので、半導体不足の影響でたくさんの本体を確保するのが難しいってことにはならなさそうです。
話をまとめると、
- 転売対策に関しては需要を満たせる数を生産して出荷することが最重要だと認識している
- 半導体部品の供給が後継機種の発売に際して大きな問題になることは想定していない
といった感じです。
これらの理由によってSwitch後継機は発売直後から物凄い台数を用意してくると見ています。
そうなってくるとある程度はコストを抑えることができるでしょうから、その分だけ価格を抑えてくると思うんですよね。
その3:任天堂は3DSの立ち上げ失敗を経験している
3つめの理由は、任天堂は3DSの立ち上げ失敗を経験していることです。
3DSって日本では人気のイメージがありますけど、実は当初は苦戦していて、発売1年目辺りは先行きが危ぶまれていました。
今となっては信じられないかもしれませんが、当初の3DSって25,000円で販売されていたんですね。
この25,000円は当時の携帯型ゲーム機としては高いという見方が強くありました。
ただDSってSwitchと同じくらい成功を収めたゲーム機で、当時としては絶大なブランド力があったんですよ。
しかも3DSには魅力的な機能やソフトが充実していたので、任天堂は
「25,000円でもやっていけるだろう!」
と思っていたようなんですが、実際には期待ほどの売れ行きにはなりませんでした。
それもあって半年後には15,000円に値下げをして、そこから一気に盛り返したんですが、みなさんこう思いませんでしたか?
だったら最初から安くしても良かったんじゃないか?と。
当時は量産効果が十分に出ていない段階でしたので逆ザヤ状態になってしまったようですが、ゲーム機というものは勢いが非常に重要です。
一度でも勢いが落ちてしまうと、
ゲーム機が売れない⇒ソフトが売れない⇒ソフトメーカーが新作を供給しなくなる
という悪循環に陥ってしまうので、多少赤字になったとしても本体を多く売る必要があります。
幸いにも任天堂は過去最高の資金を持っています。
企業としての体力は十分にあるので、多少強引でもSwitch後継機を安く販売することはできると思うんですよね。
そのうえで3DSの立ち上げ失敗を経験していますから、高い値段で売ってチャンスを逃すなんてことは考えにくいです。
全体のまとめ
という訳でSwitch後継機がそこまで高くならない理由を挙げていきました。
- コストを抑える手段が多い
- 大量生産によってコストを削減できる
- 3DSの立ち上げ失敗を経験している
といった感じですね。
高くなりそうな理由はたくさんありますけど、一方では安くできる手段もいろいろあります。
任天堂はアイデアで解決する企業です。
これまでにもたくさんの困難に出会ってきましたけど、それらはアイデアで解決してきました。
例えばゲーム&ウオッチって1980年に5,800円で発売されましたよね?
でも5年くらい早く出そうとしたら10万円になるところだったようです。当時の電卓がそのくらいしていましたからね。
それが量産効果でどんどん安くなったから、それを応用してゲーム&ウオッチを作って、5,800円で売り出した。そしたら大ヒットした訳です。
こんな感じで任天堂はアイデアで解決してくる企業ですから、今回もそんなことを裏でやっていると期待しています。
Switch後継機が正式発表されるまであと何日かわかりませんけど、任天堂でしたらやってくれる!いまはそう思っています。
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