どうも!KENT(@kentworld2 )です!
先日発表されたNintendo Switch2。
本ハードはSwitch1の後継機で、専用ソフトを遊ぶことができます。
そのことから今後はSwitch1では実現できなかった高度なソフトが増えてくるとは思いますが、こんな声をよく聞きます。
最近Switch1を買ったんだけど、Switch2が発売されたらSwitch1のソフトは出なくなるの?
確かに新しいゲーム機が発売されると前世代のハードが急速に衰退することがありますね。
Switch1が登場した際にはWii Uは一気に姿を消しましたし、そのWii Uが発売されたときも、Wii向けソフトはあっという間に途絶えてしまいました。
そのため
「今さらSwitch1を買ってしまって、本当に大丈夫なんだろうか?」
と不安に感じる人がいても不思議ではありません。
せっかく購入したゲーム機がすぐに遊べなくなるようでは、さすがに損をした気分になりますよね?
ですが、ぼくは断言します。
Switch2が出たとしても、Switch1がすぐに廃れることはありません!
むしろSwitch1はまだまだ市場の中心に居続ける可能性が高いです。
新作ソフトも引き続き発売されて、これまでと同じように楽しめるはずです。
一体なぜそんな予想ができるのか?
本記事ではSwitch1がまだまだ続く理由を語っていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
Switch1がまだまだ続く理由
その1:圧倒的な普及台数を誇る
Switch1がまだまだ続く理由の1つ目は、圧倒的な普及台数を誇ることです。
2025年1月時点で、Switch本体は国内で約3,500万台、全世界累計で1億4,000万台を突破しています。
この数字は任天堂の家庭用ゲーム機の中でも歴代トップクラスで、あのWiiを上回る記録を達成しています。
※任天堂 第2四半期決算説明会/ 経営方針説明会 プレゼンテーション資料より引用
さらに注目すべきなのは、この売上ペースが今も鈍化していないことです。
通常、ゲーム機は発売から数年が経過すると、購入需要が落ち着いていきます。
例えばWiiやWii Uの場合、発売から5年を過ぎたあたりから市場での存在感が急速に薄れていきました。
しかし、Switchはその常識を覆しており、最近のファミ通ランキングでは1週間で4.7万台もの販売を記録しました!
この数値は全ハードの中で圧倒的なトップで、今もなお市場の中心にあることを示しています。
また、ソフト売上も非常に好調です。
例えば先日発売された「ドンキーコング リターンズHD」は発売初週で10万本を売り上げました。
同作は2010年にWiiで発売され、その後3DSに移植されたゲームの再移植版です。
通常であればリマスターやリメイク作品は売上が限定的になることも多いのですが、Switch版は過去作と同等の売上を記録しています。
この背景にはUSJのドンキーコング・カントリーが影響していると思われますが、Switchというプラットフォーム自体が持つ影響力と人気も大きいのではないでしょうか?
10年前に発売された新作「ドンキーコング トロピカルフリーズ」はWii U専売であるが故に初週3.6万本程度しか売れませんでしたからね・・・。
このようにSwitchはハードだけでなく、ソフト面でも高い販売実績を保ち続けています。
ゲーム会社にとっては非常に魅力的な市場なので、Switch2が出たからといってすぐにSwitch1を切り捨てることは考えにくいです。
正直WiiやWii Uの場合、発売から7年が経った頃にはハードやソフトがほとんど売れず、次のゲーム機へ早急に移行しなければならない状況でした。
ですが、Switchの場合は未だに勢いがあるので、急いでSwitch2のソフトを出さなくても良い状況です。
このことからWii UからSwitchへの移行のように、極端なスピードでの移行はないと予想できます。
その2:リスクを分散する必要がある
Switch1がまだまだ続く2つ目の理由は、リスクを分散する必要があることです。
任天堂は今世代から家庭用ゲーム事業を一本に集約しました。
それまでは据え置き型ゲーム機と携帯型ゲーム機の二軸で展開していましたが、Switch1でそれらを統合。
※任天堂 第2四半期決算説明会/ 経営方針説明会 プレゼンテーション資料より引用
その結果、それぞれの分野を代表するシリーズが一堂に会することとなり、任天堂が持つ最大限の力を発揮できるようになりました。
それがSwitch1が成功した大きな要因ではありますが、一方でリスクもあります。
今までは据え置き型ゲーム機が失敗しても携帯型ゲーム機の成功で挽回できました。
しかし、これからはそういったリスクヘッジができなくなりました。
つまり、Switch2が失敗した場合、任天堂の経営が傾く恐れがあるため、リスクを分散する必要があります。
その一環として、Switch1にも引き続きソフトの供給を続けるのではないでしょうか?
Switch1は一時期に比べると売上は下がっていますが、それでも依然として高い水準を保っています。
この様子だとあと2~3年は現役でいけそうなので、今後も各社が新作を出し続けるでしょうね。
確かに、Switch1とSwitch2にそれぞれ専用の新作を出すようですと、リソースが分散して良くないかもしれません。
ただ昨今は縦マルチという手法が定着しているので、ソフトメーカーに限らず、任天堂もそれを採用してくるのではないかと考えています。
縦マルチとは、新旧どちらのゲーム機にも対応しているソフトのことです。
例えばPS5の「ELDEN RING (エルデンリング)」は非常に人気がありますが、PS4版も出ています。
なぜこのような販売形式を取るかというと、リスクを分散するためです。
ゲーム機の世代交代には2〜3年かかることが多く、その間に新旧2つのゲーム機で新作を出すケースが増えています。
おそらく、Switch1とSwitch2でも似たようなことが起こるのではないでしょうか?
何と言ってもSwitch1が売れすぎましたからね。
これだけ売れているのであれば、「Switch2が出たからといって、今日からSwitch1のソフトは出しません!」という暴挙は絶対に取れないでしょう。
そのため、縦マルチなどの手法で緩やかに移行していくと見ています。
その3:Switch1ソフトはSwitch2でも遊べる
3つ目の理由は、Switch1ソフトはSwitch2でも遊べることです。
Switch2は互換機能を搭載しており、専用ソフトだけではなく、Switch1ソフトも遊ぶことができます。
もちろん一部非対応のソフトもあるようですが、基本的にはパッケージ版もダウンロード版も両方とも遊べるようになっています。
この機能はSwitch2の魅力を高めるだけでなく、Switch1の寿命を延ばす役割も果たしていると思うんですよ。
Switch2だけを持っている人でもSwitch1のソフトを遊べる訳ですからね。
Switch2が売れれば売れるほどSwitch1のソフトが売れるチャンスが増えることになるので、その需要を見越してSwitch1向けの新作が出すケースもあると思います。
Switch1のソフト開発はしやすいという声もありますし、作り慣れている企業も多いですからね。
特に体力が少ない中小企業にとってはSwitch2にすぐに移行するのは難しいでしょうから、Switch1の市場が拠り所になる可能性もあると思います。
とはいえ、いずれはSwitch2への完全移行が必要になる時期が来ると予想されます。
任天堂やソフトメーカーの大手開発会社がより高いスペックを活かした新作を投入していけば、徐々にSwitch2が市場の主流になっていくでしょう。
それでも現時点ではSwitch1とSwitch2が共存する期間が長引く可能性が高く、Switch1のソフトも今後数年間は安定した需要を保つと考えられます。
その4:Switch1で十分なことも多い
4つ目の理由は、Switch1で十分なことも多いからです。
Switch2がどんなゲーム機になるのかについては現時点では全てが明らかになっているわけではありませんが、基本的にはSwitch1の正統進化になると見ています。
据え置き型ゲーム機と携帯型ゲーム機のハイブリッド式はそのままに、画面が大きくなったり、性能が向上したり。
多くの人がイメージするようなゲーム機になると考えています。
そうなるとSwitch2専用ソフトはその性能を生かしたゲームが中心になってくるため、軽めのソフトはSwitch1でも十分に楽しめる可能性があります。
代表的な例がインディーゲームです。
インディーゲームは小規模で作られたタイトルを指す用語で、グラフィックが簡素な作品も多くあります。
こういったタイトルはSwitch1でも十分にプレイできる可能性が高いため、今後はSwitch2との縦マルチで発売されることが考えられます。
また、ユーザー自身がSwitch1で満足しているケースも多いと思います。
ゲーマー目線からするとSwitch1って、少し物足りないところが増えてきたと感じることがありますけどね。
ロード時間が長いと感じるタイトルも多いですし、画面のカクツキが気になることもあります。
それでも全く遊べないわけではないので、Switch1で十分に満足している人も多いのではないでしょうか?
広大な世界を自由に冒険できる「ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム」とか、作り込まれた96コースでレースを楽しめる「マリオカート8 デラックス」など、今遊んでも十分に楽しめるゲームが揃っていますからね。
もちろんSwitch2でも素晴らしいゲームがたくさん登場するとは思いますが、Switch1の時点で満足できるゲームが多いので、すぐSwitch2に移行する可能性は低いとぼくは思います。
その5:たくさんの事例がある
そして5つ目の理由は、たくさんの事例があることです。
これまでの市場を振り返ってみると、爆発的に売れた製品から新製品への世代交代には、移行に時間がかかることがよくあります。
具体的な例として挙げられるのが、「PS4からPS5」「Windows10からWindows11」などです。
いずれも新製品が発売されてから3〜4年が経過していますが、前世代機や前バージョンの利用者はまだまだ多いのが現状です。
この背景にはいくつかの理由が考えられます。
まずひとつ目は、前世代機が十分に高性能で、今でも使い勝手が良いこと。
もうひとつは、そもそもの販売台数が多すぎて、短期間で移行しきれないという問題です。
PS5の場合、転売問題なども影響しているとは思いますが、それでもPS4は全世界で1億台を超えるセールスを記録しており、新世代機への完全な移行には時間がかかるのが自然です。
Switch1からSwitch2への移行も、同じように時間がかかると考えられます。
任天堂の新ハードが発売されたからといって、すぐに全ユーザーが移行するわけではありませんからね。
確かに、任天堂の看板タイトルは圧倒的なブランド力を持っています。
Switch2の発売後に「スーパーマリオ」や「ゼルダの伝説」などの新作を次々とリリースすれば、移行のスピードが加速する可能性もあります。
それでもなお、Switch1の普及台数を考えると、すぐにすべてのユーザーがSwitch2に移行するとは考えにくいのが現実です。
特にライトユーザーやカジュアルゲーマーにとっては、今持っているSwitch1で十分満足できる場合も多いはずです。
例えば、週に1時間だけ「あつまれ どうぶつの森」や「マリオカート8 デラックス」を遊ぶようなユーザーであれば、わざわざ高価な新ハードを購入する必要性を感じないかもしれません。
こうした背景を踏まえると、Switch2が発売されてからも、Switch1との「新旧共存時代」がしばらく続く可能性が高いです。
具体的には、少なくとも2〜3年間は両方のハードが市場で共存して、それぞれのターゲット層に向けてソフトウェアが提供される状況が想定されます。
また、価格面の違いもこの共存を後押しする要因となるでしょう。
本記事を投稿した時点ではSwitch2の価格は明らかになっていませんが、Switch1よりも高価になるのは間違いありません。
そのためコストを抑えたいユーザーは引き続きSwitch1を選ぶ一方で、最新の体験を求めるユーザーがSwitch2を購入するといった住み分けが起こりそうです。
まあぼく自身は新しい技術やゲーム体験をいち早く楽しみたいタイプなので、Switch2が発売されたらすぐに移行したいと考えていますけどね。
ライトユーザーやカジュアルゲーマー、あるいは家庭全員で共有して使うファミリー層にとっては、Switch1で十分満足できる状況がしばらく続くでしょう。
そうなると任天堂としてもSwitch1の圧倒的な普及台数を無視することはできないので、Switch2の普及を進めつつも、Switch1と併用する戦略をしばらくは取ると考えています。
その6:今後のスケジュールが充実している
6つ目の理由は、今後のスケジュールが充実していることです。
皆さんはこれからどんなゲームがSwitch1で発売されるのかご存知でしょうか?
実は現時点でもかなり充実しています。
例えば、3月には待望の「ゼノブレイドクロス ディフィニティブエディション」が登場します。
本作は広大なフィールド探索やロボットでの空中移動など、オープンワールドRPGとしての楽しさが詰まっています。
他にも、
- 伝説の名作をリメイクした「ドラゴンクエストI&II」
- ポケモンの新たな挑戦作「ポケモンレジェンズZ-A」
- 超久々の新作となる「メトロイドプライム4 ビヨンド」
- 「イナズマイレブン 英雄たちのビクトリーロード」
- 「レイトン教授と蒸気の新世界」
などが控えています。
これだけのタイトルが発売されるとなると、Switch2が登場してもSwitch1が第一線で活躍し続けるのは間違いありません。
当プログではSwitch1の新作情報を詳しくまとめた記事も公開しているので、詳しくはそちらをご覧ください。
全体のまとめ
というわけでSwitch1がまだまだ続く理由を述べていきました!
- 圧倒的な普及台数を誇っている
- リスクを分散する必要がある
- Switch1ソフトはSwitch2でも遊べる
- Switch1で十分なことも多い
- たくさんの事例がある
- 今後のスケジュールが充実している
といった感じです。
Switch2の発表で意識がそちらに持っていかれがちですが、皆がすぐに移行するわけではないと思います。
当面はSwitch1とSwitch2が共存するでしょうから、最近Switch1を買った人も、まだまだSwitch1で遊びたい人も安心してください。
当ブログも今後はSwitch2の話題が増えると思いますが、Switch1の話題もしっかり取り扱う予定です。
これまで通りおすすめソフトや新作ソフトを紹介していきますし、8年間を振り返るような記事も投稿したいと思っています。
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