【レビュー】メダルオブオナーウォーファイター [評価・感想] 少々壊れているけど見所は多い!

2012年11月に発売されたPS3/Xbox 360「メダルオブオナーウォーファイター」を
今回はレビューします。PS3/Xbox 360「メダルオブオナーウォーファイター」は
現代戦を舞台にしたミリタリーFPSです。

良いところ

53
タッグプレイが楽しい

全世界のプレイヤーと協力・対戦をするマルチプレイモードでは
青チーム、赤チームに分かれて箱庭マップで戦うことになるのですが、
そのチームの中からさらに2人1組の分隊を組むことになります。分隊を組むと・・・

・敵にやられても一定時間経過後、相棒の後ろから復活できる
(相棒が敵と抗戦中は復活にかかる時間が延長される)。
・相棒の前でボタンを押すと体力の回復・弾薬の補給ができる。

・相棒とスコアを共有して上位入賞を目指す。
・相棒がやられると、相棒を倒した敵を一定時間透視できる。。
・相棒は常に透視できる。

↑このように、様々なメリットを感じられるようになっています。
そのためこれを上手く活かせば相棒とのチームワークを楽しむことが可能で、
激しい銃撃戦の中で共に助け合って生き残り、戦うことによる共闘感を味わえます。
ボイスチャットをできるような仲の人とやると楽しさ倍増ですね!

・・・逆に言うと、野良でボイスチャットを使ってのコミュニケーションが
取れない場合は、不便に感じてしまうことも多いけど。
出来ればボイスチャット以外の意思表示を用意してほしかったところですね。

54
生き残ることの楽しさ

マルチプレイモードではある程度敵に倒されずスコアを稼ぐと
サポートアクション」というものを使用することが出来、
迫撃砲、誘導ミサイルなど、派手な武器・兵器を使用することができるようになります。

これは「コールオブデューティ」シリーズにあるキルストリークに近いものなんですが、
本作の場合前述の分隊システムによって生き延びやすくなっているので
ますます協力プレイが重視されるようになっていて、
2人で体力や弾薬を回復・補充し合いながら
生き延びていくのが凄くドキドキ感があって面白いのですよ。

上手く敵に倒されず、スコアを稼いで強力な「サポートアクション」が
使えるようになった時の嬉しさはヤバイです!ちなみにゲームスピードは
「コールオブデューティ」シリーズよりも「バトルフィールド」シリーズに
近い感じとなっており、マップの広さは両シリーズの中間程度になっています。

そのため展開が速すぎて反射神経が重視されすぎているというほどではなく、
敵を倒さなくても仲間の援護でポイントが入り、何回も繰り返すと
「サポートアクション」が使用できるようになるので、ハードルは
「コールオブデューティ」シリーズや「バトルフィールド」シリーズよりも低いと思います。
・・・あくまでも相棒としっかり連携が取れたらの話ですが。

56
音響が凄い!

本作は「バトルフィールド3」と同じゲームエンジンを使用しているためか、
銃声音の響きが凄く良いと思いました!自分が発する弾の音、
遠くの敵が発する弾の音。それぞれの音量が凄くメリハリあって、
臨場感が半端無いです。良いヘッドフォンを使ったら、
それこそ戦場に行った気分を味わえるでしょうね。

55
充実のカスタマイズ機能

マルチプレイモードでは兵士の種類はもちろん、
武器の各パーツまで細かく変更することが可能で、
どの国の兵士にするのかも選ぶことが出来たりします。

カスタマイズできるものの種類はも他のFPSと同じく
スコアを稼いで経験値を溜め、レベルを上げることでどんどん増えて行くので、
お気に入りの武器を使えない場合はどんどんレベルを上げよう!

58
カーチェイスが楽しい!

1人用のキャンペーンモードでは何度か車に乗ってのカーチェイスを行うことになりますが、
それの出来が予想以上に良くて驚きました。まず、走行することになるコースの背景。
これが凄く作りこまれていて、例えば大都市の中を走り回って高速道路に乗ったりもするんです。
一瞬で通り過ぎてしまうような場所でさえもここまでしっかり描くのか・・・。

単に走るだけではなく、時には敵に見つからないよう
隠れながら走行していくシーンがあったのもGood!
ちなみにキャンペーンモード自体はよくある現代戦のミリタリーFPSで、
カーチェイスシーンを除くと突出したものは感じられませんでした。
というか他作品にそっくりな展開が多い気がする。

個人的に合わない&気になったところ

60
バグが多い

・戦場に出ている時、メニュー選択キーの反応がなくなる事がある。
・銃をリロードするボタンを押しても、リロードをする
 アクションを取らないことがちょくちょくある。
・試合終了後の結果画面が出ず、30秒くらい真っ暗になることがある。
・画面に文字が表示されたまま消えなくなった。

↑このゲームをプレイして発見したバグの数々。
小さいものから大きいものまで色々ありますが、これだけのバグを
残して発売するのはいかがなものか。見切り発車感のある作品です。

57
オフライン専用には辛い内容

オフラインで楽しめる一人用のキャンペーンモードは5時間程度で終わるほどの内容で、
残りはオンライン専用のマルチプレイゲームのため
オフライン専用には辛い内容だと思います。ローカルでの対戦プレイも出来ませんしね。

59
もう少し工夫がほしかった扉システム

キャンペーンモードでは何度かドアを破壊して突撃するシーンが用意されていますが、
どんな手段でドアを壊すのか選択できるようになっています。
壊せる手段はドア破壊直後、スローモーションになっている間に
敵をヘッドショットで一定数倒すことで増えて行くので、
何度も登場することになる「開かないドア」を壊す楽しみが増しました。

ただ、どんな手段でドアを開けようがその後の展開が変化することは無く、
単に演出が変わるだけなのは残念。実績・トロフィーにすべての手段でドアを壊すと
解除・獲得できるものがあるので、それ目当てでしかやる必要が無いんですよね。
出来ればゲーム展開が変わるように作って欲しかった。
似たり寄ったりになりがちなミリタリーFPSのキャンペーンモードで
新しいシステムを取り入れたのは評価したいんですけどね。

ごちゃごちゃしたマルチプレイのメニュー画面

マルチプレイのメニュー画面は全体的にごちゃごちゃしており、
他のFPSと比べてまとまりが無いように感じました。
初めてあの画面を見たときは、複雑なパソコン用ゲームかと思ってしまった。

マッチングがイマイチ

マルチプレイモードではサーバーブラウザーで人がいる部屋を探そうとしても
ほとんどの部屋が0人だったりして、発売直後でもなかなかマッチングできませんでした。
また、フレンドとパーティを組んでゲームに参加しようとしても
ちょくちょく別々の部屋に流されたりして、試合を始まるまでに少々手間がかかる気がします。


雑な部分が目立つのは残念ですが、FPSのマルチプレイでは珍しいタッグプレイの導入や
キャンペーンモードでのカーチェイスなど見所は多く、似たり寄ったりになりがちな
ミリタリーFPSの中では差別化出来ているほうだと思いました。
ただ、それ故に好みが分かれるので、手を出す場合は
自分に合っているのか良く確認することをおススメします。

こんな人には特におススメ。
・フレンドとの協力プレイゲームを探している人。

こんな人にはおススメできない。
・FPSに慣れていないソロプレイヤー。

メダルオブオナーウォーファイター/お気に入り度【70/100%】
プレイした時間・・・約30時間
※当ブログのゲームレビューの採点についての方針はこちら をご覧下さい。

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2件のコメント

このゲームはAmazonで新品が安く売っていた時に衝動買いしました。
ボックスアートが凄くカッコいいので以前から気になっていたんですよ。
カーチェイスは本当によく出来ていましたね。
まさに映画の主人公を体験している気分でした。
ストーリーは時系列やプレイキャラがコロコロ変わるので入り込みにくかったです。
ムービーは人物のモデリングがリアルで実写のようでしたね。
映像は全体的に白くぼやけた感じで綺麗とは言い難かったですが。
僕がこのゲームで1番気に入っているところはリーンというシステムです。
遮蔽物の陰から体を傾けて銃撃できるので狙い撃つ楽しさがグンと増しました。
要するにTPSのカバーアクションをFPSに持ってきただけなのですが、これまでのFPSにありそうで無かった便利なシステムでした。
最近ではウルフェンシュタイン ザ・ニューオーダーでも同じようなアクションが採用されているので嬉しかったです。
もっと多くのFPSで採用して欲しいシステムですね。

>チキさん
この時期にこのゲームに関するコメントをされるとは!?ありがたやー。
カーチェイスシーンは映画好きのチキさんにはたまらないとおもいます。
FPSでこういったシーンの作品は珍しいのではないでしょうか?
ストーリーはもう忘れてしまいましたw
コールオブデューティシリーズもそうですが、
時系列や操作キャラがコロコロ変わるから分かりにくいですよねぇ。
FPSって立ちながら銃を撃つ印象で、
TPSとは戦い方が異なりますもんね。
個人的にもカバーアクションの方が
ヒット&アウェイをしやすく、遊びやすく感じています。
僕もこういう遊びをもっとFPSで取り入れて欲しいな♪
このゲームはマルチプレイメインの印象ですが、
キャンペーンモードでも意欲的な要素がありましたね。