
ルイージマンション2/3DS
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2013年3月に発売された3DS「ルイージマンション2」のレビューをしていきます。
本作はルイージが主役を務めるアクションアドベンチャーゲームの2作目ですが、前作から大幅にボリュームアップした反面、似て非なる作品になってしまいました。
GC「ルイージマンション」と3DS「ルイージマンション2」。
一見すると同じようなゲームに見えますが、それぞれ全く異なる特性を持っています。
一体、これらの作品は何が違うのでしょうか?
ここからはその辺りも含めて3DS「ルイージマンション2」の良いと思った点からまずは書いていきます。
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- ルイージを操作してお化け屋敷を探索するゲーム。
- 掃除機を使ってお化けを退治したりアイテムを集めるのが目的。
- 最大4人で楽しめるマルチプレイモードも収録。
初リリース日 | 2013年3月20日 |
対応ハード | 3DS |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
推定クリア時間 | 15~25時間 |
売上 | 初週28.0万本/累計100万本 |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
前作からボリュームが大幅に増量!
2001年に発売されたGC「ルイージマンション」。
日本国内では初となるルイージが主役のゲームソフトになりますが、価格と内容が釣り合っていませんでした。
つまり、2001年に発売されたフルプライスのゲームソフトにしては圧倒的にボリューム不足だったんですよ。
一方、今回レビューする3DS「ルイージマンション2」はそんな欠点を吹き飛ばすほどのボリューム感がありました!
なんと、前作から屋敷の数が4倍以上になっているんです!
しかも差別化が図られているので水増し感もありません。
植物だらけの屋敷、機械だらけの屋敷、雪で覆われた屋敷。
ゲームを進めていくとこのような屋敷を探索することになりますが、マリオのゲームシリーズらしく自由な発想で作られています。
探索が楽しい!
ルイージマンションと言えば屋敷の探索!
掃除機(オバキューム)で家具を片っ端から吸い込んでアイテムを集めることに面白さの重点が置かれていますが、今作もその辺りは健在でした!
しかし、前作同様単に掃除機を振り回していれば良い訳ではありません。
中には一筋縄では見つからない隠しアイテムもあるので頭を使う必要があります。
加えて探索を積極的にすることで追加ミッションがプレイできるようになったので、能動的にプレイすることで生まれる楽しさは失われていません。
これも固定視点によって死角を生み出しているからこそ感じられる楽しさに感じました。
様々なシチュエーションのボス戦
ここまで読んでいただけたら本作は探索が楽しい作品であることは分かると思います。
しかし、探索要素がメインだとメリハリに欠けてしまうのも確かです。
本作の場合、様々なシチュエーションのボス戦を用意することで上手く緩急を作っていました!
各ボス戦はシチュエーションが全く異なっており、時には別ジャンルのゲームをプレイしているかのような感覚になります。
「ルイージマンション」を探索型アドベンチャーゲームという先入観でプレイしているとボス戦ではビックリするかも!?
マルチプレイが面白い!
なんと本作、マルチプレイモードも収録されているんです!
本編だけでも前作比300~400%のボリュームなのにこれは凄い!
気になるマルチプレイモードの内容ですが、最大4人で3種類のルールを楽しむことが出来ます。
どれも一見すると協力プレイのように見えるんですが、実際にはオバケやアイテムの奪い合いをするゲームでしたw
誰よりも多くのオバケを吸い込み、アイテムを手に入れる。
そんなスタンスでプレイすると一気に楽しくなってきます。
嬉しいのが、オンラインプレイはもちろん、ダウンロードプレイにも対応していること。
おかげで人数分の本体さえあればゲームカード1枚でローカルプレイを楽しめます。
このように本作はマルチプレイゲームとしても優秀なので、本編をクリアしても残しておく価値を感じられました。
惜しいところ
ミッションクリア形式になったことで生まれた様々な弊害
さあ!屋敷を探索するぞー!
そんな気持ちでプレイしたらゲームの仕様に面を喰らいました。
というのも本作はミッションクリア形式になっているからです!
そのため屋敷の中を自由に探索することは出来ず、マップに表示された目標に向かって進んでいくことになるんです。
そのせいで探索の自由度が下がっているうえ、多くのミッションでは目的地付近で邪魔が入るから遠回りさせられた気分になってしまいます。
にも関わらずゲームオーバーになったら最初からやり直し&中断セーブ不可能なのだから溜まったもんじゃありません!
この仕様によって何度か20分以上も前の状態に戻されることがあったので萎えてしまいました。
確かにゲームオーバーのリスクが大きいことで緊張感が生まれているところはあると思います。
しかし、同じところを行ったり来たりする探索型アドベンチャーゲームの本作でそれをやる必要はあったのでしょうか?
前作のGC「ルイージマンション」は屋敷の中を自由に探索出来ただけにこの仕様変更には面を喰らいました。
※アイテムの「金のホネ」を手に入れると一度だけ復活することは出来ます。
前作から変更された操作性
前作の場合、懐中電灯や掃除機の向きをCスティックで自由に調節することが出来ました。
その一方で本作の場合は高さを調節することしかできないんです!
それ故に吸い込みをしている最中は左右にライトや掃除機を向けることができないので、そんな時に敵が真横に動くと凄い困ります!
前作のGC「ルイージマンション」はゲームキューブの2本スティックを活かしたゲームでした。
その一方で続編の今作はスティックが1本しかない3DSで発売になることで操作がやりにくくなっています。
人によっては2本のスティックを使用する方がやりにくく感じるかもしれませんが、個人的には1本のスティックで操作する今作の方が煩雑に感じました。
ぼくはこう感じているので、2本スティックがあるWii Uで発売するかせめて別売りの「拡張スライドパッド」対応にしてほしかった。
前作で出来たことが出来なくなっているのは痛いです。
※本作はNew3DSシリーズのCスティックには対応していません。
全体のまとめ
前作から大幅にボリュームしていますが、実際には別ゲーでした。
良くも悪くも携帯機での発売が大きな影響を与えていて、見た目だけを似せた前作の類似作になっています。
なので、前作が好きな人でも今作を楽しめるとは限りません。
個人的には前作から大幅にボリュームアップしているのは良かったんですが、進行形式や操作形式の仕様変更が合いませんでした。
前作をそのまま肥大化するだけでも良かったのに・・・。
大幅にボリュームアップした前作の類似作!
こんな人には特におススメ。
・探索ゲーム好き。
・ルイージファン。
こんな人にはおススメできない。
・ゲームが苦手な人。
・せっかちな人。
ルイージマンション2/お気に入り度【60/100%】
プレイした時間・・・約17時間
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僕がはじめて遊んだことのあるルイマンです♪
マリオシリーズとしてみると本作は雰囲気ゲー色が強く、加えて3D機能もあって没入感もあり探索ゲームとしてはなかなかおもしろかったですよ。
しかしミッション形式で自由な探索ができないのはせっかくの雰囲気ゲーとしての良さを阻害してると思いました。オヤマー博士の電話もうざかったな〜。下画面にミッションが表示される簡素なものでよかったと思います。
あと操作性やストロボもはっきり言って気持ちいい操作性だとは思いませんでした。実際にケントさんもおっしゃってるように2本のスティックの操作性が良かったという声を良く聞くのでそこはSwitch版のルイマン3や3DSのルイマン1のキーコンフィグに期待したいところです。
他にも海外スタッフが作ったためか難易度が高めなのに関わらずはじめからやり直しやら中断セーブできないやら嫌なところが多いですが、決してクソゲーではなく任天堂のゲームとしては雰囲気がとてもよい凡作だと感じました(^^)
序盤と2つ目の植物屋敷はとても楽しみました♪