肉弾/PS3
どうも!KENT(@kentworld2)です!
今回は2010年11月に発売されたPS3「肉弾」のレビューをしていきます。
本作はリアルファイトを体感できるPS Move専用の格闘アクションゲームですが、ガチな男性ゲーマー向け筋トレゲームでした!
フィットネスゲームの多くはカジュアルな雰囲気を醸し出していますよね?
一方、今回レビューするPS3「肉弾」は女性が寄り付かないほど硬派な雰囲気となっています。
それは見かけ倒しではなく、ゲーム自体もガチガチに作られていました!
フィットネスゲームにありがちな単調さは感じられましたが、本作をやり込めばガチで鍛えられますよ~!
ここからはそんなPS3「肉弾」の良いと思った点からまずは書いていきます。
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- PS Moveを使ってリアルファイトを繰り広げるアクションゲーム。
- パンチ以外にもチョップ、ずつき、スイングなど発動可能。
- キャラクターの強化やアンロック要素も用意。
初リリース日 | 2010年11月18日 |
対応ハード | PS3 |
ジャンル | アクション |
推定クリア時間 | 5~10時間 |
売上 | ランキング圏外 |
発売元 | SIE |
補足 | PS Moveが最低1本は必要 |
目次
良いところ
筋トレ効果になる
本作はリアルファイトをして敵を倒していくのが目的のゲームです。
ルールとしてはボクシングに近いのですが、本作ではパンチ以外にも
チョップ、ずつき、スイング
なども可能で、本気の殴り合いゲームと言っても過言ではありません。
操作はPS Move2本を使って行うため(デュアルショック3があれば1本でも可能)、プレイヤーと操作キャラは一心同体といっても過言ではありません。
PS Moveを右に突き出したらスピードに合わせた右パンチを。PS Moveを左に突き出したらスピードに合わせた左パンチを放ってくれます。
素早く前に突き出すことでより攻撃力が高いパンチ攻撃が可能になるので、本気で敵を倒したい場合は本当にパンチをお見舞いするかのように突き出さなくてはなりません。
試合終了後にはどれだけカロリーを消費したのかも表示されます。
一試合で大体10キロカロリー前後消費するので、室内で遊ぶ体感型ゲームとしてはかなりの消費量です。
僕はゲームクリアまでに累計約1,400キロカロリーを消費しました!
1,400キロカロリーってご飯約6杯分。夜ご飯まるっと抜きにできるくらいの消費量ですよ!
そう考えるとかなりダイエット効果があります。
ただ、本当にガチで殴る感じで操作しなければならないので、体力がない人はすぐ呼吸困難に陥りますし、翌日には筋肉痛になるので注意しましょう。
ゲーマーも満足できるシステム
この手の体感ゲームってカジュアルな作りであることが多いんですが、本作はゲームシステムもガチなゲーマー仕様です。
基本的には1戦1戦繰り返していくだけなんですが、徐々に新しい技を覚えることが出来ます。
また、成長要素も存在して、スキルポイントを使って能力を高めることも可能。
能力を高めないと後半に登場する敵にパワー負けしてしまうので、能力強化は重要です。
能力の強化は普通に戦っているだけでは全くされません。
トレーニングで良いスコアを出さないと強化できないので、ここは妙にリアルですw
それ以外にも
- 対戦時のスタミナゲージ
- 必殺技(ダディ・ムーブ)の威力を高めるレイジゲージ
- レイジゲージを高める挑発
- キャラクターのカスタマイズ要素
- 条件を満たすことでアンロックされるブースター
- 怪我の要素
- オンライン対戦
- 2人でのローカルプレイ
と細かい要素が多く、体感型ゲームに多いカジュアルな作りではありません。
これだけのゲーム性があったら対戦は駆け引きが熱くなります。
例えば「挑発でレイジゲージを高める」→「必殺技(ダディ・ムーブ)をお見舞いして大ダメージを与える」なんてことが出来ますから。
単に殴るだけではなく、色んな戦いが楽しめるようになっています。
バカ真面目なパートナー
パートナーのおっちゃんは口が悪く、スパルタですが、バカ真面目で逆に笑えます。
新しい技を覚えた時はPS Moveを実際に持って本気でお手本を見せてくれますよ。
本人には悪いのですが、おっちゃんのバカ真面目なアクションや台詞は良い息抜きになれましたw
惜しいところ
セットアップが面倒
PS Move専用ということで例によってプレイ開始時にはセットアップ・キャリブレーションを行う必要があるのですが、本作でも面倒でした。
簡単に手順を説明させていただきますと・・・
- PS Moveをキャリブレーションする
- 何度かパンチをする
- PSカメラに映らない場所へ移動する
- PS Moveを持ったまま手を横に伸ばしてアゴのしたにPS Moveのスフィアを置く
なんてことをしないといけませんから。
しかも対戦する度に「PS Moveを持ったまま手を横に伸ばしてアゴのしたにPS Moveのスフィアを置く」という動作をしないといけないので面倒です。
この手のゲームにしては起動時のロード時間も短くはありませんし、プレイするまでのハードルは高く感じます。
ゲーム展開が単調
1人用のオフラインモードはひたすら敵と1戦1戦繰り返していくだけなので単調です。
全部で12のエリアが用意されているんですが、その中で9戦して10戦目にボスと戦うだけですから。
あとはトレーニングミニゲームでステータスを高めたり習得した新しい技の練習をするくらい。
惜しいのが、トレーニングミニゲームのバランス。
ミニゲーム自体は単調なゲームプレイのアクセントにはなっていますが、ミット打ちだけ難易度が低いんですよ。
そのためスキルポイントを稼ぎやすいので最終的にはこればかりをやってしまいました(←ダメ人間)。
もう少しミニゲームの難易度バランスは調整しても良かったんじゃ?
5種類あるミニゲームをまんべんなくプレイできる調整だったら少しは飽きにくくなったのに惜しい。
必殺技を出しにくい
もう1つ単調になりがちなのは、必殺技(ダディ・ムーブ)を出しにくいことです。
必殺技は状況によっては敵に大きなダメージを与えられるのですが、それぞれ技の出し方が似ているんですよ。
そのため沢山の技を覚えると使い分けるのが難しく、しかも判定が厳しいので結局がむしゃらにパンチをして勝利するというパターンになりがちでした。
オンライン対戦ではこうはいきませんが、コンピュータ戦ではステータスさえ上げてしまえばある程度ゴリ押しが通用してしまうのは勿体ないです。
これだけ沢山の細かい要素が存在するだけに尚更。
全体のまとめ
体感ゲームの中ではかなりの筋トレ・ダイエット効果のある作品。
ゲームとしての作りは体感ゲームらしくまだ課題は多いのですが、それなりに楽しく筋トレ・ダイエットができるというのは大きな利点です。
プレイするまでのハードルは高いのですが、トレーニングマシンを購入できない人は手を出して良いかも!?
ただし、かなりガチで男性向けなので気をつけましょう。
ガチな男性ゲーマー向け筋トレゲーム!
こんな人には特におススメ。
・ゲームで筋トレしたい人。
こんな人にはおススメできない。
・極端に体力不足の人。
・狭い部屋に住んでいる人。
・男臭いゲームが苦手な人。
肉弾/お気に入り度【65/100%】
プレイした時間・・・約10時間
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