
1994年3月に発売されたSFC「ス-パーメトロイド」を今回はレビューします。
SFC「ス-パーメトロイド」は探索アクションゲーム
「メトロイド」シリーズの3作目となる作品です。


探索の楽しさ
「メトロイド」シリーズと言ったら”探索“ですが、
本作でもプレイヤーを悩ませるほど意地悪な所に
隠し通路や隠しアイテムが隠されており、
そう簡単には先に進ませてくれないようになっています。

もし先に進めなくなった場合、ボムをがむしゃらに置きまくったり
どこかの部屋に”ヒント”が隠されていないか確かめてみてください。
「ス-パーメトロイド」には説明書に載っていないような
クリア必須の隠し技があったりしますが、それも背景を良く見たら分かるようになっています。
コンプを目指される方はアイテムを入手しても
「もうこの辺りにアイテムは無いだろうな」とは絶対に思わないでください!
すぐ隣にあるブロックの中にアイテムが隠されていたりしますから!
ちなみにエンディングはクリアタイムによって変化するそうです。

マップ機能の追加
本作よりも前に発売された「メトロイド」の関連作にはマップ機能が
用意されておらず、迷路のような地形を自力で覚える必要がありましたが、
本作からはマップ機能が追加されたので
迷路のようなマップをしっかりと把握できるようになりました。
まあこの作品以降に発売された「メトロイド」でマップ機能は
必ず付いているので、今となっては別に大したことでは無いんですけどねw
きっと当時このゲームをリアルタイムで遊んだ人は
マップ機能がある事に感動したと思います。

古いゲーム故に不親切
マップ機能が追加され遊びやすくはなりましたが、
アイテムを入手した時の説明が英語だったり隠し技を覚えていないと
先へ進めなかったりして今のゲームと比較するとまだまだ不親切に感じる事もありました。
また、オープニングとエンディング以外ではストーリーについて
テキストでは語られないので、近年のゲームとは違って自分ですべて
攻略ルートを探す必要があるのも慣れていない人には厳しいかもしれない。
ただ、ヒントが少ない分歯ごたえはアップしているので上級者にはむしろ嬉しい事かも。

パーツの付け替えが面倒
本作では入手したパワーアップパーツの付け替えが出来、
時にはジャンプ力が高過ぎて天井に頭打って先へ進めないから
ハイジャンプブーツを外すなどの”パーツを付け換えて先へ進む場面”がありましたが、
パーツの付け換えを必要としない近年の作品をプレイした後だと面倒に感じます。
セレクトボタンを押すと武器の切り替えを行えますが、
リアルタイムで行わなければならないので
ボス戦時にはちょっと面倒に感じてしまいました。
ある程度ラストステージに潜ったら戻れない
メトロイドと言ったらアイテム回収と言うやり込み要素が用意されていますが、
本作のラストステージをある程度進むと戻れなくなってしまうため、
うっかりラストステージ中盤でセーブをしてしまったら
他のステージでアイテムの回収が出来なくなってしまいます(泣)
まあこの作品ではアイテム回収率によってエンディングに変化は無いから、
そう言う意味では気にしなくても良い事なんですけどね。
今プレイすると少しだけ不親切に感じる部分もあるかもしれませんが、
メトロイドらしく探索の醍醐味は味わえるのでファンだったらやって損は無い作品。
この作品に影響を受けた作品は多数存在するそうですし、
シリーズ初心者の探索アクションゲーム好きにもおススメです!
こんな人には特におススメ。
・探索ゲーム好き。
こんな人にはおススメできない。
・サクサク先に進めないとストレスを感じてしまう人。
スーパーメトロイド/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・約10時間
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