

ヴァンキッシュ/PS3 / Xbox 360 / PS4
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2010年10月に発売されたPS3/Xbox 360「VANQUISH(ヴァンキッシュ)」のレビューをしていきます。
本作は近未来を舞台にした三人称視点のアクションシューティングゲームですが、TPSの新境地を開拓した良作でした!
2006年、「ギアーズ オブ ウォー」の登場によりTPS(サードパーソンシューティング)は遮蔽物に隠れながら銃を撃ち合うスタイルが定着します。
本作の場合、「ギアーズ オブ ウォー」のシステムを踏襲しつつ新要素を加えることで新境地を開拓したんです!
新要素の仕様上、オンラインでのマルチプレイモードを搭載できないというジレンマを生み出してしまいましたが、ぼくは気に入りました!
ここからはそんなPS3/Xbox 360「ヴァンキッシュ」のレビューをしていきます。
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- 近未来を舞台にしたアクションシューティングゲーム。
- ブーストを使用してハイスピードで移動することができる。
- 時間の流れを遅くして銃弾を回避することもできる。
初リリース日 | 2010年10月20日 |
対応ハード | PS3/Xbox 360/PS4/Xbox One |
ジャンル | TPS |
推定クリア時間 | 6~7時間 |
売上 | 初週5.9万本/累計14.4万本 |
発売元 | セガ |
目次
良いところ
TPSの新境地を開拓したゲームシステム
本作は3人称視点で銃撃戦を楽しめるTPSで、「ギアーズ オブ ウォー」の影響を受けて作られています。
遮蔽物に隠れて敵の弾を避けられたり、ダメージを受けても少し待てば自動で回復出来たり。
それに加えて本作ならではの独自要素を盛り込んでいます!
なんと、一定時間周りをスローモーションにしたりブーストによる高速移動ができるようになっているんです!
どちらの要素も戦闘に駆け引きを生み出しているだけではなく、カッコ良さを強調しているように感じます。
だって、各地をハイスピードでブーストしたり、アクロバティックなアクションをスローモーション再生するって映画のカッコイイシーンではお馴染みじゃないですか?
そんなカッコイイシーンを本作ではプレイヤー自らが好きなタイミングで作成できるのですから、上手く行った時は自分のプレイに酔いしれてしまいます。
でも、こんな凄い機能が使えたらゲームが簡単になってしまいそうですよね?
その辺りは問題なく、ゲームバランスはスローモーション機能やブースト機能を使用すること前提の調整になっています。
普通の人が縛りプレイなんかしようと思っても蜂の巣にされてしまうことでしょうw
というのも本作の難易度は高めに設定されているからです。
難易度ハード以上の場合、この手のゲームにある程度は慣れているぼくでも大苦戦しましたからw
ゲームオーバーになった回数は100を超えたので、プレイしている時は少しイライラしてしまいました。
でも、その分だけ達成感が素晴らしく、SOULS-Like(ソウルライク)ゲームなどをプレイしていた時のような困難を乗り越える喜びを感じたものです。
国産タイトルではトップクラスのグラフィック
「和ゲーって洋ゲーと比べて大したことないじゃん」
本作が発売された当時、和ゲーは洋ゲーよりも下に見られていました。
ですが、本作に関しては洋ゲーと肩を並べても良いくらいグラフィックのクオリティは高く感じます。
近未来をイメージした世界観は美しく、リアルタイムシーンとプリレンダリングムービーの繋がりも自然で、当時の和ゲーとしては高い没入感を維持したまま楽しめました!
フレームレートがやや低く、カクつくのは玉にキズですが、こんな凄いゲームをPS3やXbox 360で発売するとは大したものですよ。
硬派な主人公のデザインからして海外を中心に数百万本売ることを前提にして作られているように感じます。
本作はプラチナゲームズという日本の企業が開発しています。
敵がロボットだからこその爽快感
銃で敵を倒していくゲームが台頭するなか、毛嫌いする人が多いのも事実です。
毛嫌いする理由は数あれど、人を撃って血を流すという行為に抵抗を持つ人も多いのではないでしょうか?
その点、本作の敵キャラクターは大半がメカメカしいロボットなので血が流れることはないので問題ありません。
それどころか敵がロボットだからこそ破壊する爽快感があり、人対人のゲームが苦手な人でも抵抗なくプレイできることでしょう。
実際、敵をロボットにしたのは「シューターが苦手な人にも楽しんでもらいたい」との配慮もあったようです。
タクティカルチャレンジモードを収録
「好きなだけ戦闘を楽しみたい!」
そんな人におすすめしたいのがタクティカルチャレンジモード!
本モードはある程度ゲームを進めると解禁され、好きなだけ戦闘を楽しむことが出来ます。
ベースとなるのはメインゲームのステージなんですが、出現する敵キャラクターはアレンジされているので新鮮に楽しめました!
ただ、1回ゲームオーバーになるだけで最初からやり直しになるという鬼仕様で、非常にやり応えがあります。
クリアするだけでも大変ですが、本編をクリアして物足りなさを感じた人は本モードで好きなだけ楽しみましょう!
惜しいところ
マルチプレイ非対応
TPSではもはや常識と化したオンライン対戦。
ですが、本作には搭載されていません。
どうやら時間の流れを遅くするシステムがオンライン対戦との相性が悪いようで、収録を見送ったようです。
問題なのが、ストーリーモードが短めであること。
やり込み要素は高難易度クリアやタクティカルチャレンジモードくらいなので、長時間プレイするのが好きな人には向かないゲームに感じます。
敵の種類が少ない
全体的に敵の種類が少なく感じます。
赤いロボットキャラは何度を見たことかw
基本的なゲームシステムが良く出来ている関係上、飽きずに楽しめましたが、物量的には少なく感じます。
中途半端なストーリー
ラストは非常に中途半端な形で終わるので、ストーリー重視の方は不満を感じる可能性があります。
全体的にシリーズ1作目という内容に感じました。
VANQUISH(ヴァンキッシュ)のレビューまとめ
コンパクトにまとまった良作。
全体的にボリューム不足でやり込み要素も少なめですが、スローモーションやブーストアクションが痛快でぼくは好きな作品です。
あまりにも面白いので3周プレイしました!
やり込みゲーマーにとっては3周なんて当たり前に感じるかもしれませんが、色んなゲームをプレイするぼくにとっては珍しいことなのですw
というか本作は周回プレイをして見えてくるものがあるのですよ。
2周目以降は1周目では分からなかった職人的なバランス調整を感じられるようになりました。
プラチナゲームズは職人さんの溜まり場ですわ・・・
TPSの新境地を開拓した良作!
こんな人には特におススメ。
・新しいTPSを求めている人。
・ロボットアクション好き。
こんな人にはおススメできない。
・TPS初心者。
・アクションゲーム初心者。
・一回のプレイで満足してしまうゲーマー。
ヴァンキッシュ/お気に入り度【85/100%】
プレイした時間・・・約25時間
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Xbox | etc |
キャラデザインはまぁコテコテだったけど、どこか日本っぽくて割と気に入りました。
ゲームはめちゃ面白かったですね!アクション系が苦手な俺はイージーだったかな?それでやりましたけど、思ったよりもやりやすくてよかったです。
ストーリーはやはり続きが気になるので、続編は絶対作って欲しいですね!