
コロコロカービィ/GB
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
続編を出したら大化けするんじゃないか?
ぼくがそう感じているゲームの1つにGB「コロコロカービィ」があります。
本作はゲームボーイ本体を傾けて遊ぶ玉転がしゲームで、カートリッジには動きセンサーが内蔵されていました。
本体を傾けて遊ぶという発想は今となっては珍しくありませんが、当時としては斬新で、夢中で遊んでいた記憶があります。
しかし、ゲームボーイというハードの制約上、表現に限界を感じたので、続編を出したらさらに面白くなると思うんですよね。
ここからはそんなGB「コロコロカービィ」の良いと思った点から語っていきます。
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- GB本体を傾けてステージをクリアしていくアクションゲーム。
- 各ステージには様々な仕掛けが設置されている。
- 30種類以上のステージと5種類のサブゲームを収録。
初リリース日 | 2000年8月23日 |
対応ハード | GB |
ジャンル | アクション |
推定クリア時間 | 5~8時間 |
売上 | 初週17.4万本/累計55.4万本 |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
世界初「動きセンサーカートリッジ」を搭載!
本作最大の特徴は、ゲームボーイ本体を傾けて遊ぶ操作を採用していることです!
各ステージで本体を傾けてみましょう。
すると、画面上にいるカービィも傾きに合わせて転がり、本体を跳ね上げるとカービィがジャンプします!
このような操作感覚は当時としては珍しく、本体とコントローラが一体化した携帯機の利点を感じました。
ちなみにゲームキューブの周辺機器である「ゲームボーイプレイヤー」を使えばテレビ画面に映してプレイできますが・・・・
ゲームの特性上、ゲームキューブを持ち上げてプレイしなくてはなりません!w
おまけに上下の移動が反転していたり、本体とコントローラが分離していることからボタンを押しにくいので、とんでもない鬼畜ゲーへと大化けしますw
様々なギミックを用意
玉転がしゲームって面白そうだけど、10時間以上プレイすると飽きてしまいそうですよね?
本作の場合、その辺りの対策はバッチリで、様々なギミックによって飽きさせない工夫がなされています。
跳ね上げアクションを使って連続で飛んでいくエリアがあったり、本体を傾けることで左右に移動できるシューティングエリアを用意していたり。
単なる玉転がしゲームにならないように工夫して作られているので、単調な印象は全くありません。
ステージの種類は30以上。
ボス戦も用意されているので、1周クリアするだけでもある程度のボリューム感を味わえます。
様々なやりこみ要素
カービィと言えばやり込み要素が充実していることでも定評あります。
今作も例に漏れず、完全クリアは簡単には達成できません。
各ステージには「レッドスター」と呼ばれるオブジェクトが隠されていますし、動きセンサーの特性を活かした5種類のサブゲームも収録されていますからね。
また、「レッドスター」を全て集めた後にはエクストラレベルという難易度が上昇したモードが解禁。
通常のモードよりも制限時間が短くなっているので、緊張感のある玉転がしを楽しむことができます。
個人的に好きなやりこみは、タイムアタックです。
本作ではタイム制・スコア制を採用しているので、各ステージには制限時間が存在し、スコアも表示されるようになっています。
なので、やり込んでいくと、
如何に早く、如何にスコアを稼ぐのか?
といったゲームらしい駆け引きを味わえるんですよね。
そんな駆け引きを強調しているのが、アイテムを切り替えるシステムです。
本作には
- 50個集めると1UPする「星のかけらパネル」
- 残りタイムが3秒加算される「タイムパネル」
といった2種類のアイテムが存在します。
この2つは対となる効果を持っているんですが、カービィをジャンプさせることで切り替わるようになっているんですよ。
ということはですね、
今は残り人数を増やすべきか?残りタイムを増やすべきか?
といった駆け引きが生まれるので、状況に応じてアイテムを切り替える楽しさを感じました。
タイムアタックをする場合、最短ルートの確保はもちろん、「タイムパネル」をできる限り入手できるように本体を跳ね上げる必要が出てくるので、ゲームの奥を深めています。
特に難易度が上昇したエクストラレベルでは制限時間が短い関係でこのような駆け引きが強調されているように感じました。
ゲームボーイソフトの限界に挑戦している!
本作が発売された2000年。
ゲームボーイ末期になるので、同ハードの限界に挑戦しています。
グラフィックの描きこみは言わずもがな。
ゲームボーイソフトとしては珍しく、ボイスも収録されていたりします!
ステージ開始時には「大乱闘スマッシュブラザーズ」でお馴染みの「はぁい!」というカービィを聴けますし、タイトル画面では「コロコロカービィ!」というチルドレンボイスを聴けるので、初めてプレイした時は驚きました!
圧縮しているので音質はよくありませんが、当時の時点でカービィのボイスは定着しつつあったので、ゲームボーイソフトでも聴けたのは嬉しかったです。
嬉しいと言えば、初代「星のカービィ」のリスペクトが見れるのも良いですね。
本作のBGMは初代のアレンジ版が多く、コピー能力も登場しません。
また、エクストラモードが復活を果たしているので、随所で初代のリスペクトを感じました。
惜しいところ
もっと立体感が欲しかった
本作はゲームボーイカラー専用ソフトである関係上、グラフィックはドット絵で描かれています。
3Dポリゴンによる立体的な表現ではないので、高低差はほとんどありませんし、ステージ構成も直角的なものとなっています。
ゲームが複雑化しそうですが、玉転がしゲームとして発売するからには、もう少し立体感が欲しかった。
ステージも縦スクロール中心なので、この辺りを改善したらさらに面白くなりそうな気がしています。
エクストラレベルと通常レベルを切り替えられない
ある条件を満たすとプレイできるエクストラレベル。
通常レベルよりも難易度が高く、上級者には熱いんですが、一度入ると通常レベルに戻れなくなるのが気になりました。
通常レベルは通常レベルなりの緩さがあるだけに、いつでも切り替えられるようにしてほしかった。
幸いにもセーブデータを最大3個まで作成できるので、通常モードを楽しみたい場合は別データを作れば良いんですけどね。
通常レベルで終盤のステージをプレイする場合は少し時間が必要になるので、やや不便に感じます。
傾けた時の画面が見にくい
ゲームボーイ本体を傾けると、反射によって画面が見にくくなるので困りました。
昔の携帯機ってバックライトが付いていないので、明るい場所じゃないとプレイしにくいんですよ(汗)
一応、ゲームボーイアドバンスSPでプレイすれば少しは明るくなりますが、カートリッジの差込口が逆なので、上下の操作が反転してしまいます。
現状、明るい画面で快適にプレイできる環境はないので、ジャイロセンサーを搭載している3DS向けに調整したバーチャルコンソール版を配信してほしかった(泣)
コロコロカービィのレビューまとめ
ゲームボーイで楽しむ玉転がしゲームとしてはこれ以上ないほど良くできた作品。
個人的には「星のカービィ」シリーズの中でもかなり好きな作品だったりします。
ゲーム機の表現力が上がればまだまだ進化できそうですし、今は動きセンサー、物理演算と玉転がしゲームとの相性が良さそうな技術も生まれているので、カービィじゃなくても良いので似たようなコンセプトのゲームを発売してほしいです。
一応、本作の続編としては2002年にゲームキューブで「コロコロカービィ2」が発表されていましたが、紆余曲折を経て発売中止となってしまったんですよね・・・。
なぜ発売されなかったのか(泣)
こんな人には特におススメ。
・玉転がしゲーム好き。
・タイムアタック好き。
こんな人にはおススメできない。
・体感ゲームが苦手な人。
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GBPでのプレイ動画を観たがかなり鍛えられそうだな。
当時はカラーを持っていなかった為未プレイだが、画面と一体の加速度センサーは直感的で良いとは思う。
Wii以降の画面と切り離された状態ではどうしても脳内の補間が必要になるからな。
GBAコントローラーでTVを使う2の計画はある意味無くなって良かったのかも知れない。
パッケージ的にはカービィの顔はまだ原型留めている、だろうか。