
リズム天国 ザ・ベスト+/3DS(パッケージ版) / (ダウンロード版)
2015年6月に発売された3DS「リズム天国 ザ・ベスト+」を今回はレビューします。
3DS「リズム天国 ザ・ベスト+」は人気音楽家、つんく♂さんがプロデュースしたリズムアクションゲームです。
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目次
良いところ
大ボリュームのリズムゲーム
本作に収録されているリズムゲームは、なんと100種類以上!
これはGBA「リズム天国」の倍以上となるので、かなりのボリュームだと思います。
何故、これだけボリュームアップ出来たのでしょうか?
それは、これまでに発売された歴代シリーズ3作を”ベースと”し、それぞれのリズムゲームを厳選して収録しているからです!
完全新作となるリズムゲームは30種類に留まっていますが、歴代シリーズのリズムゲームを70種類収録してゲームタイトル通りベストアルバムの側面が強い作品なんですね。
そのためシリーズ経験者は懐かしさを。本作からプレイされる方は圧倒的なボリューム感を味わえます。
リズムに乗る楽しさ
「リズム天国」と言えばミニゲーム風のリズムゲーム!
という訳で今作でも様々なシチュエーションのミニゲームを楽しみながらリズムに乗る楽しさを味わえます。
例えばリズムに合わせてボールをキャッチしたり、丸太を切ったり。
見た目こそはミニゲームっぽいですが、どれも楽曲のリズムに合わせてボタンを押さないと成功しないように作られています。
大半のリズムゲームは1つか2つのボタンしか使用しませんが、そのシンプルさを甘く見ていると火傷しますよ~。
より親切な作りに
実は「リズム天国」シリーズって微妙に不親切だったりします。
新しいリズムゲームをプレイする前に練習できるのは良いんですが、どのタイミングでボタンを押せば良いのか表示されませんし、ポーズメニューに「リトライ/やりなおし」の項目がなかったりしますからね。
しかし、前作から4年のインターバルを置いて発売された今作ではようやくその辺りの不親切さが改善されました!
練習モードで何度もミスをしたら下画面にボタンを押すタイミングのガイドが挿入されるようになり、本番では「やりなおし」の項目が追加されました。
さらに同じリズムゲームに何度挑戦してもクリアできない場合はスキップできる機能も追加され、ボタンを押すタイミングの遅い・早いの判定も下画面に表示されるようになったので、過去作で感じられた不親切な印象は見事に払拭されています!
これまでの作品では何度か「あれ?これじゃあダメなの?」と思う事があったけど、今作ではほとんどありません。
「リズム天国」も時代の流れに合わせて遊びやすくしてきたんですね。
おまけ要素が満載
リズムゲーム100種類!
これだけでも十分ですが、おまけ要素もこれまでの作品と同じく沢山用意されていました!
すれ違い通信を使った新しい遊び。リズムゲームを連続してクリアする協力プレイモード。
やぎに餌を食べさせる謎のピンボールゲーム。アワード機能などなど。
このようにサブ要素も満載なので、リズムゲームの種類と相まって相当な充実感を味わえます。
すれ違い通信を使った携帯機らしい遊び
おまけ要素の中でも特筆したいのが、すれ違い通信を使った遊びです!
すれ違い通信機能ですれ違った相手とはリズムゲームで勝負する事になり、勝つとコインなどのアイテムが貰えます。
いずれもヤギに餌を食べさせるピンボールゲームで使用する事が可能なんですが、このピンボールゲームが地味に面白いんです!
ピンボールゲームで上手くヤギに餌を食べさせるとゲージが溜まってレベルアップしていき、一定数レベルが上がるとご褒美が貰えるので、なんかやり続けてしまうんですよね。
もはやリズムゲームとは関係ありませんが、チマチマとできる点は携帯機との相性が良く、ソーシャル性が重視された近年の流行に沿った形になっていると思いました。
惜しいところ
序盤の印象がイマイチ
序盤にプレイできるリズムゲームはいずれも非常に短いです。
短い事でお手軽感はあるのですが、「あれ?もう終わり?」といった印象でリズム感を掴む前に終わってしまい、消化不良な印象が強くありました。
そんな序盤のイマイチな印象をさらに強めてくれたのが、今作から加わったストーリー要素の酷さ。
僕はストーリーを重視することは少ないんですが、本作の場合、スキップしたくなるほどイマイチなんですw
それもそのハズ。前置きで自らが「大したストーリーではない」と白状しているくらいですからね!w
そのためストーリーはおまけ程度で見たほうが良いのですが、ゲームのテンポを悪くしているので無視出来ませんでした。
まあ、中盤以降はリズムゲームの歯ごたえが増して面白くなってきましたけどね♪
リズムゲームの内容が重複し過ぎ
リズムゲームを100種類以上収録とアピールされていますが、実際にはそこまでありません。
これは過去作にも言える事なのですが、難易度強化バージョンと複数のリズムゲームを組み合わせたリミックスもカウントしての100種類なんですよね。
今作ではそれがより強く出ていて、例えば「カラテ家」系のリズムゲームだけで5種類もありました!w
さすがにここまで来ると100種類以上収録も誇大広告な気がしてしまう。
もちろん、過去作と比べたら確実にボリュームアップしているんですけどね。
全体のまとめ
シリーズの集大成的な作品。
100種類収録と言っても重複しているリズムゲームが多く、実際にはそこまで収録されている印象はありませんが、お買い得感があるのは間違いありません。
過去作よりも親切になっており、すれちがい通信を使った遊びやストーリー要素を追加するなどチャレンジングな一面も見られ、これ一本で「リズム天国」シリーズの魅力を感じ取ってもらえると思います。
過去作を”ベースと”したリズム天国の”ベスト”アルバム!
こんな人には特におススメ。
・音ゲー好き。
こんな人にはおススメできない。
・集中力がない人。
・過去作で満足した人。
リズム天国 ザ・ベスト+/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・約10時間
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改善点は良さそうな仕様にみえるな。
こう言うのは良作の要素と思う。
ストーリーはテンポを崩すのが勿体ない様だな。
サクサク系には一番残念そうな所か。
まあベスト感はありそうだな