
ギアーズ オブ ウォー/Xbox 360 (Z指定)
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2007年1月に発売されたXbox 360「Gears of War(ギアーズ オブ ウォー)」のレビューをしていきます。
本作は人間と地底生物の戦いを描いたTPSですが、洋ゲー嫌いのぼくが洋ゲー好きになるきっかけを与えてくれた傑作でした!
実はぼく、かつては洋ゲー嫌いな人間だったんです。
地味な見た目、地味な演出、大雑把なバランス調整。
洋ゲーに付き纏うあらゆる要素が嫌いで、ましてやリアル系のアクションシューティングゲームになると大の苦手でした。
だって、登場人物はむさ苦しいおじさんばかりですし、ロケーションは廃墟ばかりですから。
「それよりは爽やかな世界の中で美形キャラを動かせるゲームをやりたい!」
なんて思っていたんですが、本作をプレイしてから価値観が大きく変わりました。
「今の洋ゲーはこんなにも凄いのか!?」と。
ここからはそんなXbox 360「ギアーズ オブ ウォー」の良いと思った点からまずは書いていきます。
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- 三人称視点のアクションシューティングゲーム。
- 銃で敵を倒しながら仲間と共に目的地まで進んでいく。
- 最大8人によるオンラインマルチプレイモードも収録。
初リリース日 | 2007年1月18日 |
対応ハード | Xbox 360 |
ジャンル | TPS |
推定クリア時間 | 6~8時間 |
売上 | 初週3.4万本/累計6.8万本 |
発売元 | マイクロソフト |
目次
良いところ
自然な操作感を実現したカバーポジション
本作は三人称視点のアクションシューティングゲーム(以下、TPS)になります。
3D空間を移動し、銃を構えて敵を撃ち倒す。
洋ゲーではよくあるタイプのゲームですが、画期的なアクションを取り入れていたんです!
それがカバーポジション!
従来のTPSは立ちながら銃弾を放つのが常識でした。
ところが本作の場合、遮蔽物に隠れながら銃弾を放つことができるようになったんです!
しかも遮蔽物から遮蔽物までボタン一つでスッと移ることも出来ます。
あまりにもスッと動けるので、まるで遮蔽物に吸盤が付いているかのよう。
この操作感覚が非常に心地良く、意味もなく遮蔽物に張り付きたくなりますw
このようなアクションが行えるようになったことで攻撃と防御の駆け引きを味わえるようになりました。
「今は遮蔽物に隠れるべきなのか?それとも頭を出して銃弾を放つべきなのか?」
両者がカバーポジションを取っている場合、常にこんな駆け引きが生まれます。
そのうえで従来のTPSで見られた狙い撃つ楽しさも兼ね揃えているので、同ジャンルの時代が動いたように感じました。
戦闘をさらに面白くする調味料が満載!
「ギアーズ オブ ウォー」が素晴らしいのはカバーポジションだけではありません。
それ以外にも戦闘をさらに面白くする魅力が満載なんです!
代表的なのがアクティブリロード。
多くのTPS/FPSでは銃弾を放つと定期的にリロードして弾薬を装填しなければなりません。
本作もその点は同様なんですが、リロードした後にタイミング良くボタンを押すと攻撃力を高めることができるんです!
逆に失敗するとリロードの時間が延びてしまうので、新たな駆け引きを生み出すことに成功しています。
シンプルにまとめた操作形式
「TPSは操作が煩雑そう・・・」
そんなイメージを持たれる方も居そうですが、本作の場合はそんなことありません。
少ないボタンで多彩なアクションを行えるのでまどろっこしさは感じられませんでした。
- 戦場で身を隠す”カバーポジション”
- 敵の攻撃を緊急回避する”ローリング”
- 素早く移動する”ローディラン”
- 低い障害物を乗り越える”マントル”
ザッと本作に登場するアクションを挙げてみましたが、どのようなボタンを押せば使用できると思いますか?
なんと、すべてAボタンとスティックの組み合わせで行えてしまうんです!
従来のTPSではそれぞれ異なるボタンに割り振るものだっただけに1つのボタンに機能を集約させるとは驚きました。
リアルタイムで展開される仲間との共闘
「ギアーズ オブ ウォー」は1人で戦うゲームではありません。
数多くの仲間と共に戦っていくゲームなんです!
キャンペーンモードでは仲間と共に行動していきます。
協力して敵を倒したり、瀕死状態の仲間を蘇生したり、協力して仕掛けを解いたり。
状況によってはリアルタイムでの会話も繰り広げられるので、常に共闘感を味わえました。
そんな共闘感をさらに強調してくれるのが協力プレイ。
なんと、本作のキャンペーンモードではオンライン・オフライン問わず2人での協力プレイができるんです!
ぼくはオンラインのフレンドとボイスチャットを通じて楽しみましたが、めちゃくちゃ盛り上がりました。
なんてやり取りを行うことができるので、1人でプレイするよりもずっと楽しく感じます。
素晴らしいローカライズとストーリー
先程、ぼくは洋ゲーに出てくるむさ苦しいおじさんは苦手だと書きました。
本作に関してもそれは例外ではなく、超苦手と言えるレベルでした。
だって、他の洋ゲーと比べても登場人物がガチムチですからw
とにかく手足が太い!太すぎる!w
スレンダーなボディに憧れている者からしたら全然スタイリッシュには見えません。
そのうえで顔にはシワや傷、汚れが目立っているので第一印象は最悪でした。
しかし、最高のローカライズとストーリーによって印象が一変。
今ではみんな好きなキャラクターになりました。
まずローカライズに付いてですが、日本語吹き替えに対応しているのはもちろん、言葉のチョイスが絶妙なんですよ。
例えば以下のやりとりをご覧ください。
マーカス「わかった、じゃあプランBで行こう。…プランBは何だ?」
ドム「あ?ねぇよそんなもん 」
どうでしょう?行き当りばったりな2人の天然っぷりが垣間見れて愛着が持てませんか?
それでいて声優さんの演技が秀逸で、ガチムチのおっさんにも感情移入してしまうほどの魔力を感じます。
一方、敵側であるローカストの吹き替えも最高でした。
「人間だ!」「苦しい」「死ね!」「グランドウォーカーめ!」
こんな感じで簡単な台詞を野太い声で発するので、思わずモノマネをしたくなってきます。
最近のゲームに登場する敵は知能が高くて口が達者なので逆に新鮮でしたw
ストーリーにしても王道ではありますが、仲間との絆が描かれていて見どころが多く感じます。
キャンペーンモードのムービーシーンは何回も見直したくなったので、ギャラリーモードが欲しかった。
圧倒的に綺麗なグラフィック
「これがXbox 360の底力なのか!?」
初めて本作をプレイした時、あまりの美しさに驚きました。
灰色成分は強めですが、豪雨時に見られる水の表現や開放感のある空の表現は異次元と言っても良いくらい。
キャラクターのモデリングにしても粗さを感じられず、1作目にして完成形に達しています(※)。
改めて記事に貼ったスクリーンショットを見てください。このゲーム、海外では2006年末に発売されたんですよ?
あなたが同時期にプレイしていたゲームと照らし合わせてみたらどれだけ異次元なのかよく分かることでしょう。
ぼくですか?ぼくは同時期、Wiiの「Wii Sports」をプレイしていましたw
それから3年後、周りの評判に釣られて手を出した形になります。
※注:ヒロインなのにゴリラ顔のアーニャは除く。
充実のオンラインプレイ
前述の通り本作はオンラインでの協力プレイにも対応していますが、対戦モードも用意されているんです!
対戦モードでは最大8人と同時にプレイすることが出来ます。
これが最高に楽しくって、当時はフレンドと夜の9時から朝の6時までプレイしていました!
何が面白いのかと言うと、カバーポジションによる隠れんぼができるからですw
死角に上手く隠れ、間近に迫ってきた敵をチェンソーでミンチにする。
なんてことができるので、ボイスチャットで相手のリアクションを確認できる状態でプレイすると最高に盛り上がります。
惜しいところ
腹6分目のキャンペーンモード
ストーリーを進めていくキャンペーンモードは最高に楽しいんですが、個人的には腹6分目でした。
つまり、ボリューム不足なんです。
街、屋敷、列車などチャプター毎の見どころはありますが、中盤だと思っていたところが実は終盤だったなんてギャップがありました。
武器の種類も少なめで、この辺りはイチから構築した1作目らしく感じます。
1周プレイするだけでは物足りなかったので3周プレイしました。もちろん、最高難易度でもクリアしましたよ。
全体のまとめ
TPSの歴史はもちろん、ぼくの価値観まで変えてしまった記念碑的な作品。
ぼくは周りの評判に釣られて購入したんですが、当初はあまり乗り気じゃなかったんですよ。
「評判が良いからとりあえず買ってみた」
そんなテンションだったんですが、2周目をプレイする頃には虜になっていたんです。
そして、洋ゲーが好きになり、Xbox 360というゲーム機にも愛着を持つようになりました。
それまでのぼくは任天堂っ子でカラフルポップなゲームを主食にしていたので、これは物凄い価値観の変化に感じます。
TPSというゲームジャンルにも大きな影響を与えました。
本作の登場以降、遮蔽物から遮蔽物へ移動できるカバーポジションを取り入れたゲームは大量に発売されましたから。
アンチャーテッド、トゥームレイダー、ヴァンキッシュ、メタルギアソリッドV etc…
あまりにも普通に使われているので、「ギアーズ系」などの名称を作りたくなりましたw
Xbox 360という日本ではマイナーなゲーム機から生まれた関係で知名度は高くありませんが、もっと日本でも高く評価されるべきです。
洋ゲー嫌いのぼくが洋ゲー好きになるきっかけを与えてくれた傑作!
こんな人には特におススメ。
・TPS好き。
・ハリウッド映画好き。
・ネット環境がある人。
こんな人にはおススメできない。
・グロ表現が苦手な人。
・3D酔いが激しい人。
ギアーズ オブ ウォー/お気に入り度【95/100%】
プレイした時間・・・約50時間
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ギアーズ2、俺も買うのでもし機会があったら対戦でもしましょうね~
俺はかなり下手ですけどね
でも、土曜はトライなんですよね
トライとはかぶって欲しくなかったなぁ