【レビュー】ナイティン’ クロス (PS4/Switch) [評価・感想] 1980年代の歯ごたえを再現したゼルダライクゲーム!

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は2020年2月に配信されたPS4/PSVITA/Xbox One/Switch「ナイティン’ クロス(Knightin’+)」のレビューをしていきます。

本作は4つの迷宮を探索していくアクションアドベンチャーゲームですが、1980年代の歯ごたえを再現したゼルダライクゲームでした!

ZELDA-Like(ゼルダライク)

ゼルダの伝説」のフォロワータイトルであることを表すゲームジャンルになります。

特徴的なのが、

  • 仕掛け満載の迷宮
  • アイテムを使い分けて行う謎解き
  • 最奥に眠るボスとの戦闘

辺り。

今作の場合は初代「ゼルダの伝説」を強く意識して作られた作品で、グラフィックはもちろん、難易度調整も当時の匂いを感じられます。

軽い気持ちで挑むと火傷しますが、これはこれで歯ごたえがあって楽しめました!

ここからはそんなPS4/PSVITA/Xbox One/Switch「ナイティン’ クロス」について詳しく書いていきます。

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このゲームを3行で説明すると?
  • 迷宮の奥へ進んでいくアクションアドベンチャーゲーム。
  • 各迷宮には様々な仕掛けが設置されている。
  • 最奥に潜むボスを倒すとステージクリア。
初リリース日 2020年2月20日
対応ハード PS4/PSVITA/Xbox One/Switch
ジャンル アクション・アドベンチャー
価格 610円(税込)
推定クリア時間 6~8時間
発売元 ラタライカゲームス

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良いところ

ダンジョンだけにリソースを割いたゲームデザイン

「ゼルダの伝説」と言えばフィールドとダンジョンの大きく分けて2つのエリアが存在します。

フィールドでは探索やミニゲームを楽しみ、ダンジョンでは謎解きや戦闘を楽しみ・・・。

このように2面性のあるゲームシリーズですが、今回レビューする「ナイティン’ クロス」はダンジョンしかありません。

それも4つしかないので、初代「ゼルダの伝説」の半分以下になります。

な~んだ、大したことないじゃん

なんてプレイする前は舐めていましたが、実際にプレイしてみると意外なくらい難しくて火傷しました!w

2つめのダンジョン辺りからマップの構造やパズルの難易度がグッと増すので、ステージクリアまでに1時間以上掛かってしまいます。

歯ごたえのある謎解き(難しい!)

前述の通り本作はビックリするくらい難易度が高いです。

まず面を喰らったのが、パズル難易度。

例によってダンジョン内ではブロックを特定の場所まで押すことで仕掛けが解けるエリアが存在しますが、難しくて10分以上詰まってしまいます。

イメージ的には「倉庫番」の中級から上級ステージに挑戦しているかのよう。

また、ダンジョンの構造は非常に複雑で、終盤になると100以上もの部屋を行き来して謎を解いていくことになります。

本作は低価格のタイトルなので、まさかここまでの歯ごたえを味わえるとは思いませんでした。

歯ごたえのある戦闘

一方、戦闘も難易度が高めに調整されています。

大きな要因となっているのが、「ゼルダの伝説」とは違って回復アイテムを所持できないこと。

至るところに設置されたチェックポイントに触れたら体力が半分まで回復しますが、ボス戦は苦戦しました。

ダンジョン内をくまなく探索することで体力を最大値を増やせるアイテムが手に入るので、強敵を倒すには主人公を強化しなければなりません。

この辺りのバランス調整は初期の「ゼルダの伝説」シリーズ作品を彷彿として懐かしくなってきました。

近頃は見た目だけ似せてゲームバランスは緩めのゼルダライクゲームが増えていますが、本作は難易度まで忠実に再現しています。

快適なリトライ

初期の「ゼルダの伝説」シリーズ作品はダンジョン内で体力が0になるとスタート地点に戻されてしまいました。

一方、本作の場合は大量に設置されたチェックポイントから再開できるので戻されることで生まれるストレスはほとんど感じられません。

この辺りは2020年のゲームらしく、快適に楽しめました。

まあ、前述の通り本作は難易度が高いので、チェックポイントが少なかったらシンドいゲームになっていたと思いますがw

謎のギャグセンス

実は本作、テキストに関してはかなりふざけています。

オープニングやエンディングではジョークを連発しますし、ボスの名前もメタフィクションネタが満載ですからw

人によっては寒く感じるかも知れませんが、ドット絵とシュールなテキストの組み合わせは昔のゲームっぽくて好きです。

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惜しいところ

パチモン臭い8bit風グラフィック

本作のグラフィックは8bit風となっていますが、パチモン臭く感じます。

8bit風と16bit風を織り交ぜたような感じで、見よう見まねで作っている印象です。

それ故に安っぽさが生まれてしまい、定価610円(税込)は妥当に感じてしまいました。

ダンジョン内の移動が面倒

終盤になってくると階層が8を超えて縦に長くなります。

その一方でエレベーターが存在しないので、下の階層に戻りたくなった時が面倒に感じました。

また、階段のグラフィックは下り階段なのか上り階段なのか分かりにくく感じます。

床の模様を暗記する謎解きが目立つ

全体的に床の模様を暗記する謎解きが目立っています。

「ゼルダの伝説」シリーズではお馴染みの謎解きですが、ちょっと多過ぎやしませんかね?

床の模様を暗記するために行き来するのも面倒なので、もう少し抑えてほしかった。

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ナイティン’ クロス(Knightin’+)のレビューまとめ

初期の「ゼルダの伝説」からダンジョンだけをスポイルしたような作品。

少々ゲームバランスに難アリですが、当時の作品に通ずる歯ごたえを味わえました。

「昔のような歯ごたえのある2Dゼルダを楽しみたい!」

そんな人にはそれなりにおすすめできる作品です。

1980年代の歯ごたえを再現したゼルダライクゲーム!

こんな人には特におススメ。
・初期の2Dゼルダ好き。

こんな人にはおススメできない。
・難しいゲームが苦手な人。
・めんどくさがり屋。

ナイティン’ クロス/お気に入り度【65/100%】
プレイした時間・・・約7時間

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