キングダム ハーツ HD 2.8 ファイナルチャプタープロローグ/PS4
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2017年1月に発売されたPS4「キングダム ハーツ HD 2.8 ファイナル チャプター プロローグ」のレビューをしていきます。
本作は3DS「キングダム ハーツ3D」のリマスター版などを収録したパッケージなんですが、「III」の予習を完全にしたいファン向けの作品に感じました。
収録されているタイトルの多くは「III」のストーリーと完全に繋がっているので、出来れば「1.5+2.5」と合わせてプレイしたい作品です。
そんなPS4「キングダム ハーツ HD 2.8 ファイナル チャプター プロローグ」の良いと思った点からまずは書いていきます。
累計1,000記事突破!KENTがプレイしたゲームのレビュー記事一覧へ
- 2012年に発売された3DS「キングダム ハーツ3D」をリマスター化して収録したパッケージ。
- 新規の映像作品「~キー バックカバー」と完全新作の「0.2」も収録。
- 完全新作の「0.2」は「III」と同じゲームエンジンを使用して制作。
初リリース日 | 2017年1月12日 |
対応ハード | PS4 |
ジャンル | アクションRPG |
推定クリア時間 | 30時間(全タイトル合計) |
売上 | 初週13.3万本/累計21.8万本 |
発売元 | スクウェア・エニックス |
目次
良いところ
キングダム ハーツ3Dがリマスター化されて収録されている!
今作で目玉となるのが3DS「キングダム ハーツ3D」のリマスター版を収録していることです。
「キングダム ハーツ」シリーズのリマスター版はこれまでに数多く発売されてきましたが、今作はその中でも手の加えようが凄い!
なんと言っても3DS版は2画面×裸眼立体視×タッチスクリーン×AR機能×通信機能など本体の機能をふんだんに活かしていましたからね。
それをPS4ソフトとして落とし込むのは相当な苦労があったと思います。
何気に凄いと感じたのが、1画面&タッチ機能廃止でも不便なく楽しめること。
3DS版では上画面がメインで下画面は主にマップの役割を果たしていました。
PS4版の場合、従来のようなミニマップを追加して普通の「キングダム ハーツ」として楽しめるようにアレンジしています。
また、3DS版はタッチスクリーンをスライドすることで発動したリアリティシフトは○+△ボタン同時押しに切り替わっていました。
それ以外にもスピリット(仲間モンスター)のスキンシップはタッチスライドからスティック&ボタン操作に切り替えるなど操作性の面でかなり大胆にリメイクしています。
2012年当時にオリジナル版をプレイしていたからこそ本作がどれだけ手を加えているのかよく分かりました。
3DS版の詳しいレビューは以下の記事をご覧ください。
1時間の新規映像作品を収録!
これまでに発売された「キングダム ハーツ」シリーズのリマスターパッケージには映像作品が収録されていました。
でも、それらのコンテンツってGBAやDSで発売された作品を映像化したに過ぎないんですよ。
ところが今作に収録されている映像作品の「~キー バックカバー」は完全新規で作られているんです!
そのためか映像のクオリティが凄い!
もう少し長編化すれば映画館で映しても耐えられるくらいのレベルでこれをゲームソフトに収めるとは太っ腹に感じました。
杉田智和さんのひょうきんな演技が面白い!
そんな映像作品の「~キー バックカバー」で特に面白いと思ったのが、声優:杉田智和さんの演技!
杉田智和さんはマスター・オブ・マスターというお偉いさんの声を担当しているんですが、ノリが軽いのなんの!w
「よろぴく」とか「イラっち」とか、弟子に対して軽々しい言葉を放ってくるんですw
軽々しい言葉に対して真面目な弟子は戸惑いを見せるので、そこが本作の笑いどころなんだと思いました。
「キングダム ハーツ」シリーズのキャラクターはみな真面目の印象が強かっただけに、マスター・オブ・マスターのキャラクター性は非常に印象的です。
肝心のストーリーはマスター・オブ・マスターの弟子6人による仲間割れにスポットを当てたような感じ。
ひょんなことから6人の中に裏切り者が居ることが発覚し、犯人探しをするようになります。
一体、誰が犯人なのか?
全体的にミステリー色が強い内容で、先の展開が気になってきました。
ハイクオリティな「キングダム ハーツ」シリーズ最新作を収録!
そして今作最大のセールスポイントとなるのが「キングダム ハーツ」シリーズ最新作を収録していることです!
その名も「キングダム ハーツ 0.2 バース バイ スリープ -フラグメンタリー パッセージ-」。
PSPで発売された「~バースバイスリープ」のその後を描いた作品なんですが、過去作と比べて映像のクオリティが凄かった!
どうやら「III」と同じゲームエンジンを使って作られているようで、映像の描き込み量やスケール感が飛躍的に増しています。
今作に収録されている「3D」のリマスター版に慣れていたらあまりの進化具合に驚きますよ~!
詳しいレビューは以下の記事をご覧ください。
「III」の予習を完全にできる!
「1.5リミックス」「2.5リミックス」と立て続けに過去作のリマスターパッケージが発売された「キングダム ハーツ」シリーズ。
そちらと今作をプレイすれば「III」の予習を完全にすることが出来ます!
「III」でもソラとリクは別行動をすることになるんですが、ソラ編を深く楽しみたい場合は「3D」を。
リク編を深く楽しみたい場合は「0.2」をプレイすることで「III」をプレイした時に様々な伏線が回収されていきますよ~!
「~キー バックカバー」に関しては独立したストーリーなので、そこまで重要度は高くありません。
しかし、「キングダム ハーツ」シリーズの世界観を深く楽しみたい場合は触れておいたら得をすると思います。
惜しいところ
過去に発売されたリマスターパッケージと比べたらアッサリしている
今作は「3D」のリマスター版に映像作品と完全新作を加えたようなパッケージです。
しかし、映像作品は1時間程度。完全新作は3時間程度で終わってしまうので、過去に発売されたリマスターパッケージと比べたらアッサリしています。
それで7,000円超えなのは人によっては高く感じてしまうかも。
映像作品が中途半端
映像作品の「~キー バックカバー」はスッキリしない終わり方をします。
どうやらスマホアプリ「~アンチェインド キー」の裏側を描いているようで、そちらも合わせてプレイしないといけないんですね。
どこまでもストーリーが繋がっている「キングダム ハーツ」シリーズ。
付いていくのは非常に大変だと痛感しましたw
これ以上リマスターパッケージを出せないと思うので、出来ればスマホアプリ版のストーリーも何らかの形で楽しめるようにしてほしかった。
全体のまとめ
「III」の前にシリーズ作品のストーリーを完全に予習したい人向けのパッケージ。
収録されている作品のすべてが何かしらの作品と完全に繋がっているので、いきなり本作からプレイしても理解が追い付かないと思います(「3D」には過去作のあらすじが掲載されていますが簡素過ぎる)。
そういう意味ではシリーズファン向けの作品。
アクションゲームとしても良く出来ているので新規の方はそこだけを楽しむのも良いですが、ムービーが長すぎるのでそこがネックになってくると思います。
「III」の予習を完全にしたいファン向けの作品!
こんな人には特におススメ。
・「III」の予習を完全にしたい人。
こんな人にはおススメできない。
・新規ユーザー。
キングダム ハーツ HD 2.8 ファイナルチャプタープロローグ/お気に入り度【70/100%】
プレイした時間・・・約25時間
累計1,000記事突破!KENTがプレイしたゲームのレビュー記事一覧へ
Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
キンハー2.8は僕の場合はとりあえずナンバリングを遊んでみてからかな。
好きなディズニーワールドが少なく、どちらかというとキンハーシリーズのオリキャラがメインのシナリオが多そうなのは現段階ではあまり興味がそそりません(ーー;)
キンハー3D自体は僕にとって、システム的にトラウマ作の一つですからね。
0.2も着せ替えアクアちゃんという興味がそそるポイントがあるのですが、暗めの世界観が多いとのことなのでその点でもとりあえず「3」を一通りやってみてかな。
そういえば、ケントさんはキンハーシリーズのレビューのとき収録されてるもとのディズニー作品を簡単にリストアップされてるのでそこは毎回読んでて「おお!」ってなりました。
もともとディズニー映画が好きなのでどの作品からやろうかなという目標になりますよ。
このゲームは「III」の予習用という側面が強く感じました。
トモフミさんはディズニーワールドの探索に興味があるようですね。
そうなると、「III」が一番面白く感じます。
トイストーリーのワールドとかワクワク出来て最高ですよー♪
ディズニー作品とのコラボはシリーズの大きなセールスポイントに感じるので、リストアップは必ずするようにしています!
「III」の完全版レビューでも掲載する予定ですよー♪