【レビュー】 ファミコンリミックス 1+2 [評価・感想] もう少しお題にセンスがあったら完璧！

どうも！KENT(＠kentworld2 )です！

今回は2014年4月に発売されたWii U「ファミコンリミックス 1+2」のレビューをしていきます。

本作は任天堂が発売したファミコンソフトの一部を楽しめるミニゲーム集で、出題されたお題に沿ってクリアしていきます。

結論から言わせて頂きますと、もう少しお題にセンスがあったら文句なしの良作です！

出題されるお題の多くはゲームの一部分を切り取っているのでサクッと遊べるんですが、「これ面白いのか？」と言いたくなるものがチラホラあるんですよね。

難易度の階段も適切とは言えず、調整不足に感じました。

ですが、28タイトル300種類以上ものお題を収録しているので、これ一本でファミコンゲームの歴史を振り返ることができるのは良いですね！

ここからはそんな「ファミコンリミックス 1+2」について詳しく語っていきます。

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良いところ

懐かしさを味わえる

本作をプレイして特に良いと思ったのが、短時間にファミコンゲームの歴史を振り替えれることです。

ファミコンゲームはこれまでに数多くの移植作が展開されてきたので、遊べる環境が充実しています。

しかし、難易度が高くて先のステージに進めなかったりして、全てを堪能するには時間がかかるんですよね。

その点、本作は各タイトルの一部分を切り取ったお題をクリアしていく形式なので、5分もプレイすれば色んなゲーム・ステージを遊ぶことができます。

ステージは収録作品ごとに分かれていて、それぞれ10前後のステージを用意。

基本的には先のステージほど原作の終盤部分の一部をプレイすることになり、最終ステージの多くはラスボスだったりします。

中にはエンディングの一部を見られるタイトルもあるため、未プレイの方でも原作の見どころを短時間で体感できると思いました。

今の時代、コストパフォーマンスだけではなくタイムパフォーマンスも重視されますから、各タイトルの美味しいところをつまみ食いできるのは嬉しいです！

以下は本作の収録タイトルになります。

（リミックス1）
・スーパーマリオブラザーズ
・ゼルダの伝説
・ドンキーコング
・マリオブラザーズ
・バルーンファイト
・エキサイトバイク
・アイスクライマー
・ゴルフ
・クルクルランド
・レッキングクルー
・ドンキーコングJR.
・ピンボール
・ドンキーコング３
・ベースボール
・アーバンチャンピオン
・テニス

（リミックス2）
・スーパーマリオブラザーズ2
・メトロイド
・光神話 パルテナの鏡
・リンクの冒険
・パンチアウト
・アイスホッケー
・スーパーマリオブラザーズ３
・ドクターマリオ
・マリオオープンゴルフ
・スーパーマリオUSA
・星のカービィ 夢の泉の物語
・ワリオの森

リミックス1はファミコン初期。リミックス2はファミコン後期のタイトルを中心に収録されています。

エミュレータを使用しているため再現度もバッチリで、グラフィックやBGMはもちろん、挙動や処理落ちも原作に合わせて作られています。

原作をプレイ済みの方はノスタルジーに浸れることでしょう！

今はサービス終了しましたが、メニュー画面に表示されているニンテンドーeショップマークに触れると購入画面にジャンプして原作を購入できるようになっているのも嬉しいですね。

昔見た夢が現実になったリミックスステージ

本作にはファミコンゲームそのものに新要素をプラスした「リミックスステージ」が収録されています。

こちらは操作キャラが別のゲームのキャラに差しかえられたり、画面が白黒になったり。

本編とは違う楽しさを味わうことができました。

特に操作キャラが別ゲームのキャラに差し替えられるステージは昔見た夢が現実のものになったかのようで面白いです！

ぼく、子供の頃に「マリオのステージをカービィでプレイしたいなぁ」とか夢を見ていたんですが、本作では現実にしてくれました！

それもあって個人的にはリミックスステージ目当てで進めていましたね。

中毒性が高い

最初にプレイできるステージは、ほとんどありません。

しかし、各ステージをクリアして星を集めて行くとどんどん新しいステージが解禁されていき、最終的には何百ものステージをプレイすることができます。

1ステージをクリアするまでのプレイタイムは早いと10秒程度。

サクサク進めることができるので、ついついプレイを続けてしまいます。

今はサービス終了しましたが、ポイントを溜めることでMiiverseで使えるハンコが増えて行く仕掛けも中毒性に拍車をかけていると思いましたね。

ボリュームがある

本作はダウンロード専売タイトルの「ファミコンリミックス」「ファミコンリミックス2」を1つにまとめた内容ということで、2本分のボリュームがあります。

収録されている作品は28タイトル、用意されているステージは300以上。

さらに「スーパーマリオブラザーズ」のステージを反転させた状態でルイージを操作することになる「スーパールイージブラザーズ」。

3作品のお題に挑戦して合計スコアを競う「チャンピオンシップモード」も収録されているので、これが価格（約3,000円）なのはお買い得です。

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惜しいところ

後半のステージがダルイ

後半のステージになって来ると、お題を連続でプレイして行くことになります。

中には1ステージに10以上のお題が出てきてクリアするのに5分くらいかかるんですが、ここまで長いとダルくなって来ます。

一応コンテニューを使えば何回ミスしても途中からプレイできるんですが、どうしても最高ランクを狙ってプレイしてしまいがちで、そうなってくるとミスをした時は途中で面倒になって止めてしまいがちです。

2024年に発売された「Nintendo World Championships ファミコン世界大会」みたいに体力がゼロになっても1秒前に巻き戻させるだけだったら続けてプレイしたくなるんですけどねぇ。

リミックス2のデモプレイが蛇足

リミックス2に収録されている作品の中にはデモプレイを強制的に見せられるお題が用意されていますが、ハッキリ言ってこれは蛇足です。

リミックス1のように、プレイしなくても良いデモ映像を入れておくべきでした。

難易度の階段がおかしい

基本的には先のステージへいくほど難しくなっていくんですが、一部で難易度の階段作りがおかしいと思いました。

例えば「スーパーマリオブラザーズ」。

なんと「1-1の裏バージョンをクリアしろ！」というお題がいきなり出て来ます。

裏バージョンは動きの速いメットが沢山出てくるので、いきなりプレイさせるものではないと思うんですよね。

ゴルフのお題が無理ゲー

ゲーム終盤にアンロックされる「ゴルフ」のステージ。

最終ステージはなんとアイアンでチップインさせるというお題になっています。

さらにリミックスステージでは「ホールインワン」を狙うお題が用意されており、他のお題と比べても無理ゲー過ぎると思いました。

もう少しリミックスステージのセンスが欲しかった

ここまで惜しい点を指摘したように、本作に用意されているお題はセンスがイマイチなものが散見されます。

それはリミックスステージにも言えることで、多くは難易度を安易に上げていると感じました。

操作キャラを置き替えたお題は良かったんですが、それ以外は画面にモザイクが入ったり、シルエットになったり、分割させたり。

動画編集ソフトに入っていそうなエフェクトを加えているだけなので、もう一工夫ほしかったです。

個人的にはリミックスステージ目当てでプレイしたところがあっただけに尚更。

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ファミコンリミックス 1+2のレビューまとめ

様々なファミコンゲームの美味しいところを短時間で楽しめるので、未プレイの方もプレイ済みの方もそれぞれ違った良さを感じられる作品です。

サクサク進むことから中毒性も高く、手応えもあるので、つい夢中でプレイしてしまいます。

もう少しお題にセンスがあったら文句なしでした。

こんな人には特におススメ。
・ファミコンゲーム好き。
・短時間でファミコンゲームの見どころを体験したい人。

こんな人にはおススメできない。
・完璧主義な人。

お気に入り度【70/100%】

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ファミコンリミックス1+2 – Wii U

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